【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

桜紀行⑤~造幣局通り抜け~

2013-04-20 | 折々の花~桜編~
「あぁ~あ また通りぬけぇ~~」「造幣局ちゃうねんでぇ~~」みたいな・・・
グラウンドゴルフの時です、打ったボールがホールポストの芯に当たらずその狭い空間をホンマに器用にスルーして転がって遠くに行ってしまう瞬間・・・あぁ~あデス

その造幣局の桜の通り抜けに行ってきました(4月17日)。
桜は約125品種、約400本です。


今年の花は「天の川(あまのがわ)」


「天の川」の傍には
造幣局では、通り抜けの桜に親しみを持っていただくため、数多くの桜の品種のうちから一品種を「今年の花」として選び毎年ご紹介しています。という、看板と
「天の川」についての解説板
「天の川」は、東京荒川堤にあった里桜で、樹姿がほうき状となり、淡紅色の花が上向きに咲く珍しい品種で、花弁数は10~20枚です。

今年の桜の通り抜けには、新たに「八天桜(はってんざくら)」が登場。


「八天桜」は、長崎県佐世保市木風町(きかぜちょう)に群生していた桜で、佐世保市八天岳の「八天宮」にちなんで、この名が付けられました。花は蕾のうちは淡紅色で、開花すると白色に近く、花弁数は約120枚です。

楊貴妃(ようきひ)
昔、奈良にあった名桜で花色も優れた豊満な桜ということから中国の楊貴妃を連想して世人が名付けたと言われている。花は薄紅色で花びらは20枚内外です。
っと、「楊貴妃」には説明板が・・・
奈良公園猿沢池のほとりに楚々と咲く「楊貴妃」、わんちゃんのお気に入りベスト3の一つ、どうも水の便が悪いらしくなかなか大木にはならずに枯れてしまい、苗が植樹され今の「楊貴妃」は何代目になるのでしょうか
「楊貴妃」の大木が造幣局に居るのでぜひぜひ会いたかった。けど、花の時季には遅かった・・・
けど、うさこさんから造幣局の「楊貴妃」の写真をプレゼントいただきました

楊貴妃



うさこさんのご主人さんも17日に造幣局の桜の通り抜けに行ってらしたそうです。

それにもう一つの桜 「黒田百年」 が気になってました、入り口でお尋ねしてその木の前に・・・


「遅かりし・・・」

ガッカリしました、けど、気を取り直してポチャッとカワイイ桜たちをいっぱい撮ってきました。

花染衣(はなぞめい)


北海道松前町の浅利政俊氏が作出した桜で、花見時の衣裳といわれている花染め衣(はなぞめごろも)のイメージからこの名がつけられた。

兼六園菊桜(けんろくえんきくざくら)




金沢市兼六園にある有名な桜で花は薄紅白色で花弁数は多いモノで300~350枚あり日本で最も花弁数の多い珍しい桜です

紅笠(べにかさ)


北海道松前で育成された八重桜で花はその名にふさわしく薄紅色の大輪である。

紅手毬(べにてまり)


大手毬、子手毬と同様の八重桜で、多数の紅色の花が手毬のように枝に密生して咲くのでこの名がつけられたと言われています。

市原虎の尾(いちはらとらのお)


京都洛北市原にあった八重桜で花梗短く枝先に咲く有様は虎の尾のようで、花は薄紅白色の10弁で先端が割れている。

朱雀(しゅじゃく)


昔、京都朱雀にあった有名な桜で、花径約4㎝花弁は10枚前後の薄紅色で外弁はやや濃い紅色、花梗(かこう)⇔花柄、が長く花はやや垂下して咲く

松前(まつまえ)


北海道松前町の桜見本園で浅利政俊氏が「いと括り」の実生から選抜した美しいサトザクラです、花は蕾の時は濃い紅色、開花後は紅色、花径5~5.5㎝と大輪花で花弁数35~42枚である。

水晶(すいしょう)


花は白色で小輪ですが、気品高く花の外側は僅かに薄紅色、散る間際になると中心が紅色を帯びる。花弁数は20~50枚で、先端に切れ込みが多く変化に富んでいる。

大手毬(おおてまり)





説明板の毛毬がちょっと気になりました、ネットから毛毬の写真を拝借・・・

大島桜(おおしまざくら)


伊豆七島から自生するところから、その名が付けられたと言われ潮風や煙害に強いため海岸、工業地帯に多く植えられており、花は大きく一重の白色で芳香がある。

普賢象(ふげんぞう)




室町時代から知られている有名な桜で花の中から二つの変わり葉が出て、ソレが普賢菩薩の乗った象の鼻に似ているところからこの名が付けられた。

平野撫子(ひらのなでしこ)


京都の平野神社境内にある桜で花弁が撫子の花のように切込みがあるところからこのながついた、花は大輪の薄紅色で花弁数は40枚内外です

妹背(いもせ)




京都平野神社境内で代表的な名桜で、薄紅色の花が咲き、時に一つの花梗に二つの果実のつくことがあるのでこの名が付けられた。

林一号(はやしいちごう)


仙台の植木屋、林氏が最初に育成した新しい八重桜で花びら数は25~30枚ある、花は淡い薄桃色。

箒桜(ほうきざくら)


「ヤマザクラ」と「シナミザクラ」との間に生じた桜と考えられる、竹ぼうきを逆さに立てたような樹形を作る、花径3㎝ほど薄紅色の長楕円形で花びら数は20~30枚。

「御殿の櫻」   金子みすゞ
御殿の庭の八重ざくら、
花が咲かなくなりました。
御殿のわかい殿さまは、
町へおふれを出しました。

青葉ばかりの木の下で、
剣術つかひがいひました。
「咲かなきや切つてしまふぞ。」と。

町の踊り子はいひました。
「私の踊りをみせたなら、
笑つてすぐに咲きませう。」

手品つかひはいひました。
 「牡丹、芍薬、芥子の花、
みんな此の枝へ咲かせましよ。」

そこで櫻がいひました。
「私の春は去(イ)にました、
みんな忘れたそのころに、
私の春がまた來ます。

道草さんからいただきました。

【おまけ】