【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

植物観察会~河川敷の竹藪で~2013.3.28

2013-04-13 | 木津川市植物同好会
生憎と観察会の日の予報は雨模様になるかも?
「雨降りですけど、観察会はあるんでしょうか?」
「ハイ、観察会は行います、雨の中ででも花は咲いてますからね」っと、以前の経験から・・・
雨具を用意の上、参加しました。参加者13名、熱心な方たちです。
長靴履いて合羽を着て観察会の始まりです。
集合場所から民家の横を通り目的地に向かいます、所々畑が残っておりその畦道にはカラスノエンドウ、スズメノエンドウ、ナズナ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ等々足元に見ながら・・・
ここでカラスノエンドウとスズメノエンドウの実の違いをカラスノエンドウは一つの実に5個ぐらい種が入っててスズメノエンドウは2個、っと教えていただきました(果実は5月ごろかな?)
カラスとスズメの間をいくカスマグサもアリなんですよ。

H先生がスイバの葉っぱを手に取られて10円玉にこするとみるみる10円玉がキレイになりました、スイバのシュウ酸が作用したそうです「茶びん磨きにも効果ありますよ」とも、おっしゃってました。
黄色い花のノボロギク、花は閉じたカンジのままで終わるそうです。
アメリカフウロの葉っぱが地面にピチャッと。
ちょうどそのころ雨が降りだしました、傘をさして観察会は続行です。
ヤマネコノメソウを観察、細くて黒っぽいネコノメのような種のところに雨が入って溜まると種がピョンと飛んで増えていく・・・っと、教えていただきました。
ここでわんちゃん的には大発見!ヤマネコノメソウの種はネコの眼のように細長いモンと思ってました、が、写真を見るとちっちゃいちっちゃい種が細長く集まってるんですね・・・

10分ほど歩くと堤防へ到着、
ヒメウズを観察、オダマキの仲間、ちっちゃいですが花も葉っぱもオダマキとソックリ。
堤防から河川敷の竹藪に下りて行きました。
カテンソウ(その時点では雨降りで咲いてませんでした)
セントウソウ(別名オウレンダマシとも、セリバオウレンに似てるから)と観察。
ミヤマカタバミが・・・
お天気が良かったらパッと開いていたんでしょうに、観察会の日は、ほとんどが半分閉じてました、でも、日あたりが良すぎてもアカンそうで、杉の林床など、栄養状態良好の所が良いそうです。
ニリンソウの様子をちょこっと見に行きました、群落の株は元気に育っています、日当たりの良い暖かいところが居心地の良い条件、ニリンソウ楽しみですねぇ。
少し後戻りしてから脇道へ入っていきます。
セントウソウとヤブジラミが混生してました、この二つの見分けが難しいです、葉っぱと花で見分けるんですが・・・
セントウソウの葉っぱの先は丸みをおびている、ヤブジラミの方は葉っぱの先が尖っている等々教えていただきながら両方を見比べつつ・・・
テンナンショウとウバユリの若葉をチラッと横目で・・・
アオキの新芽が目につきました、アオキは赤い実が生りますが、雄株と雌株があると教えていただきました。
昔、ヨーロッパで庭木にしたけど、キレイな赤い実が生らない・・・
雄株と雌株があったと後で知ったそうです・・・
再び来日して60年ぶりに赤い実に出合った、っというエピソードをお話しされました。
ヤエムグラ(昔、軍国少年たちは勲章草と呼んで胸に飾ったそうです)
テイカカズラの蔓がビッシリ
カテンソウを一株見っけ、雄しべが五つ開ききって花粉が飛ぶ・・・夏には白い花がいっぱい咲くそうです
クサニワトコ(別名:ソクズ)人参の花に似てる、標本にしたら黒くなって臭いにおいがする、っとMさんに教えていただきました。
キチジョウソウがあっちにもこっちにも、その中にヤブランが混じってました。
ユキワリイチゲの小群落、株は以前より増えていました(ウレシイ事です)お天気が思わしくなくぜ~んぶ蕾状態(スッゴク残念)
辺り一面キチジョウソウがビッシリです。
腐葉土に絶好という環境の散策道、けど、ここは竹藪(マダケ)腐葉土にはケヤキやコナラの落ち葉が良いと教わりました。
河川敷の竹藪の中をぐる~っとまわって、本道に出たところでフユノハナワラビに出合いました。
ムラサキケマンの若葉、セントウソウ、ヤブジラミと入り混じってました、どの葉っぱも良く似てるんですよねぇ・・・
オドリコソウ(白花)の群落が2~3か所、花の頃(5月上旬)が楽しみです
カラシナがちらほら咲きかけてました「これぐらいの時が、おひたしや一夜漬けが美味しいんですよ」
「今夜のおかずの一品に」って摘んでらっしゃる方もおられました
堤防に上がり観察会は終わりです、集合場所まで戻る途中でイヌナズナに出合いました。
観察会の日は雨模様だったんでカメラはバッグにしまったマンマ、ちょうど、記録係がわんちゃんだったんでメモ取りに集中し、後日(4月4日)観察会に不参加だったお二人を誘ってお花の撮影に行ってまいりました。

カラスノエンドウ(烏野豌豆)マメ科 花の長さ:1.5cm~2cm


 
スズメノエンドウ(雀野豌豆)マメ科 花の長さ:3~4mm
カスマグサ(かす間草)マメ科 花の長さ:5mm
 
ノボロギク(野襤褸菊)キク科


ヤマネコノメソウ(山猫の目草)ユキノシタ科




ヒメウズ(姫烏頭)キンポウゲ科
 

カテンソウ(花点草)イラクサ科




セントウソウ(仙洞草) セリ科 別名:オウレンダマシ


ミヤマカタバミ(深山片喰)カタバミ科




アオキ(青木)ミズキ科
 
左:雄花 右:雌花

ヤエムグラ(八重葎)アカネ科


ムラサキケマン(紫華鬘)ケシ科
 

ユキワリイチゲ(雪割一華) キンポウゲ科
 



イヌナズナ(犬薺)アブラナ科


河川敷の竹藪に下りる土手に大木 
オオシマザクラ(大島桜)バラ科



桜餅の葉っぱなんですよね?