【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

桜紀行⑥~黒田の「百年桜」~

2013-04-24 | 折々の花~桜編~
「御室の桜が散り始めたころ、この桜が満開になりますねんわ・・・」と「おーらい黒田屋」の店主がおっしゃってました。


幹の太さ:2.8m
高さ:約6m
樹齢:約100年

桜は春日神社の門前にあります。

山国荘の領家が藤原氏であった関係で、奈良の春日大社を勧請したお社だそうです


八重と一重が混在する珍種の桜の木




円山公園の枝垂れ桜などの桜守として知られる佐野藤右衛門さんが大阪造幣局の桜の一般公開「通り抜け」百年(昭和58年1983年)を記念して黒田の「百年桜」の若木2本を同局に植樹され「黒田百年」と名付けられました。(通り抜けの始まり明治16年1883年)
そういうことで、造幣局の「黒田百年」に逢いに行ったのは4月17日のこと


だったんで、それじゃぁホンモノに逢いに行こうかな・・・っと。

道路に渡って向かい側から撮ってると、鳥居の右側に、またまた見事な八重桜
「松月」とのこと





「樹の心」   高田敏子

花の季節を 愛でられて
花を散らしたあとは
忘れられている さくら
忘れられて
静かに過ごしている樹の心を
学ばなければいけない
忘れられているときが
自分を見つめ
充実させるときであることを
樹は 知っている

 道草さんよりいただきました。


【おまけ】
常照皇寺から東に、国道477号を行くと下黒田、宮、上黒田を通り、左京区花背へと出ます。いずれも大堰川(上桂川)上流域の狭い谷あいに開けた集落です。宮地区は、近世以前は黒田宮村と称していました。黒田卿の氏神である春日神社の脇にかつて桜の大木がありましたが、明治6年の台風により倒れ、これを惜しんだ村びとが、一本の八重桜を跡に植えました。通常の桜と思い何気なく植えたものの、これが一重と八重の混じり咲く珍しい種とわかり、昭和42年「百年桜」と命名されて大切にされています。当時、樹齢およそ100年であることと、明治百年にあたることによる名前です。
典型的なヤマザクラの変種。花は紅色大輪で、手毬のように固まり咲く。一重・八重・旗弁のあるものが混じる。八重一重といわれる類です。




黒田の「百年桜」への道
ウチからだと、府道22号を国道1号に出て京都市内から西の鯖街道と呼ばれた国道162号(周山街道)を紅葉の名所高雄を横目に・・・北上、道の駅ウッディー京北(左手)の交差点(国道477号と交差)を右折、道なりに2~30分進むと道路わきに大きな桜の木が見えてきます。
こう言うと簡単ですが、わんちゃん的にはスッゴイ難所を運転、高雄を過ぎると周山街道もクネクネのカーブ道、時々後ろから来る車にせっつかれチャンスをうかがっては脇によけるの繰り返し、帰りしなもういっぺん通らなアカンかなぁと思い他の道、花背から市内に・・・と聞けばもっともっとスゴイらしい。常照皇寺に寄ったり(ここの桜は遅かった)しながら帰ると、別にぃ~ってカンジ、けど、ちょっと・・・
行きしなには気づかなかった景色が



クサノオウ(瘡の王)ケシ科:有毒植物

シャガ(射干、著莪)アヤメ科






もう何年も前のこと、免許取って初めて一人、車で信楽の「都しだれ」に逢いに行った時の、国道307号の宇治田原のあのカーブ道を思いだしました、その時帰りは宇治田原の手前で木津に抜けたんでした。
川岸の桜並木に思わぬ出会いすっごく感動したこと、記憶にあります。
信楽の「都しだれ」こちら