【わんちゃんの独り言】

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ありがとう 700系:東海道新幹線【カモノハシの引退】

2020-03-10 | デジカメ日記
この春、各界各層の人々から晴れ舞台を奪い続ける新型コロナウイルス。引退する新幹線までもが同じ憂き目に遭った。去る8日に予定されていた700系の東京―新大阪ラストランが中止に追い込まれた。
先頭車両の顔立ちから「カモノハシ」と呼ばれた。登場したのは1999年の春。車内の静けさ、騒音の小ささ、故障の少なさが評価され、東海道新幹線の主役の座を占めた。


記事内の写真は3月1日(日)京都駅12番線から次男撮影。




「それ以前の新幹線の車輌とは設計思想が異なり、最高時速の塗り替えにこだわりすぎませんでした」と京都鉄道博物館の岡本健一郎さん(45)。
高速鉄道の車両としては完成度が高く、『新幹線の進化の最終形』と呼ぶ人もあるそうだ。
新幹線の歴史をふりかえれば、車両の顔立ちは劇的に変わってきた。当方(天声人語の記者さん)が子供時代に初めて乗ったのは『団ごっ鼻』と呼ばれた初代0系。こちら、後に続くモデルもその外観から『サメ100系』こちら、『鉄仮面300系』こちら等と呼ばれた。単なる交通機関ながら、愛称が広まるところが新幹線たるゆえんだろう。
700系は今後も山陽新幹線の新大阪―博多を主にこだま号として走るが、東海道の東京―新大阪では今月1日で営業走行を終えた。新幹線網の花形と言われる区間である。会社勤めにたとえるなら、第一線を退いた猛烈社員の心境か。
700系は引退しても、同じ系統のN700Aは東海道新幹線の主力で、今夏にはN700Sもお目見えする。
21年間の手堅い仕事ぶりで一門の栄華の基盤を築いた。
長きにわたる力走、お疲れさまでした。朝日新聞 朝刊2020.3.8 天声人語





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