『近松物語』
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=htsmknm-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B000SM2NNM&fc1=000000&IS2=1<1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>
もうこれが!これが観たかったんだよ!!香川京子様!!
近松門左衛門の浄瑠璃を原作にした悲恋物語なんだけど、これもある意味かなり社会派なドラマになっている。
ヒロインおさん(香川京子)と手代の茂兵衛(長谷川一夫)はひょんな成りゆきで不義密通の疑いをかけられて逃避行に奔るのだが、その道程でほんとうに恋に堕ちてしまう。茂兵衛にはもともと「手の届かない主の若い後妻」という憧れの気持ちはあったにせよ、ふたりの恋はお互い以外に味方がないという特異な状況によって生れた感情だったが、彼女たちの真実、ことの実際の事情を大局で知る者はほとんどおらず、また知ろうとする者もいない。みなが手前勝手に興味本位で、あるいは初めから疑いの目で彼女たちを罪人に貶めようとする。その上そうした第三者たちにはまるで罪の意識がない。自分に害さえ及ばなければ真実などどうでもよいのだろう。そして彼ら「群集」はとくに悪人でもない。むしろひとりひとりはごくふつうの善男善女である筈なのに、なんの悪意もなく、簡単に他人を罪人にすることができてしまうのだ。彼らは不義密通がなぜ「罪」なのかを考えることもなく、ふたりの罪がほんとうに不義密通であるかどうかも考えない。
そんなこんなはおいといても。とにかく!とにかく!!香川京子!!!だよ!!!!←落ち着け<自分
もおおおおお、とにかくすんごいキレイ!!!!可憐で妖艶で高雅でたおやかで凛としていて、女性に求められる美の全てを体現してます。笄髷(たぶん先笄)に人妻らしく眉をおとして歯を染めた特異なスタイルがまたメチャクチャ似合ってる。造形的に美しいだけじゃない。鈴を転がすような妙なる美声としっとりして頼りなげな喋り方、ほっそりした身体の線で能弁に語るような繊細かつ大胆な身のこなし、世間知らずで決して理知的ではないけれど意志が強くまっすぐで情深いキャラクター、何もかもが女のかわいさ、かっこよさ、女とはこうあるべし!!みたいな理想をそのまま表現している。スーテーキー。
一方の長谷川一夫はメイクがおかしい。ひとりだけすんげえ白塗り&クッキリ目張り。いくら傷を隠すためったってな〜(長谷川は1937年に暴漢に襲われ顔に大怪我を負った)。巨匠・溝口とスター長谷川の力関係が如実にみえてビミョーに興醒めでしたです。
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もうこれが!これが観たかったんだよ!!香川京子様!!
近松門左衛門の浄瑠璃を原作にした悲恋物語なんだけど、これもある意味かなり社会派なドラマになっている。
ヒロインおさん(香川京子)と手代の茂兵衛(長谷川一夫)はひょんな成りゆきで不義密通の疑いをかけられて逃避行に奔るのだが、その道程でほんとうに恋に堕ちてしまう。茂兵衛にはもともと「手の届かない主の若い後妻」という憧れの気持ちはあったにせよ、ふたりの恋はお互い以外に味方がないという特異な状況によって生れた感情だったが、彼女たちの真実、ことの実際の事情を大局で知る者はほとんどおらず、また知ろうとする者もいない。みなが手前勝手に興味本位で、あるいは初めから疑いの目で彼女たちを罪人に貶めようとする。その上そうした第三者たちにはまるで罪の意識がない。自分に害さえ及ばなければ真実などどうでもよいのだろう。そして彼ら「群集」はとくに悪人でもない。むしろひとりひとりはごくふつうの善男善女である筈なのに、なんの悪意もなく、簡単に他人を罪人にすることができてしまうのだ。彼らは不義密通がなぜ「罪」なのかを考えることもなく、ふたりの罪がほんとうに不義密通であるかどうかも考えない。
そんなこんなはおいといても。とにかく!とにかく!!香川京子!!!だよ!!!!←落ち着け<自分
もおおおおお、とにかくすんごいキレイ!!!!可憐で妖艶で高雅でたおやかで凛としていて、女性に求められる美の全てを体現してます。笄髷(たぶん先笄)に人妻らしく眉をおとして歯を染めた特異なスタイルがまたメチャクチャ似合ってる。造形的に美しいだけじゃない。鈴を転がすような妙なる美声としっとりして頼りなげな喋り方、ほっそりした身体の線で能弁に語るような繊細かつ大胆な身のこなし、世間知らずで決して理知的ではないけれど意志が強くまっすぐで情深いキャラクター、何もかもが女のかわいさ、かっこよさ、女とはこうあるべし!!みたいな理想をそのまま表現している。スーテーキー。
一方の長谷川一夫はメイクがおかしい。ひとりだけすんげえ白塗り&クッキリ目張り。いくら傷を隠すためったってな〜(長谷川は1937年に暴漢に襲われ顔に大怪我を負った)。巨匠・溝口とスター長谷川の力関係が如実にみえてビミョーに興醒めでしたです。