『在日一世の記憶』 小熊英二/姜尚中編
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1911〜36年生まれの在日韓国/朝鮮人1世52人にインタビューしたライフ・ヒストリーを生年順に収録したノンフィクション。
な、長かった・・・新書版でP781ページ。ほとんど辞書なみの分厚さです。途中で何回か挫折して、ぜんぜん違う本10冊くらい読んじゃったりしてね。けどそーゆーときに勢いで読んだ本がまたつまんなかったりすんのさ・・・白洲次郎はハマったけどさー。
ちなみにぐりは在日3世で、1世にあたる祖父母は1903〜13年生まれ。この本に登場する1世たちのいちばん古い世代より弱冠年長で、来日時期もかなり早かったらしい。来日当時の詳しい事情はよくわからないけど、いずれ両親にも聞いてみたいとは思っている。今までにも何度か聞いたことはあるけど、両親にとって辛酸を嘗め尽くした自分の子ども時代や、祖父母の若いころの苦労話は思い出すだけでもつらく、到底舌先滑らかに話せるものではないようで、インタビューにもかなりの根気がいるものと思われる。
逆にいうと、この本に登場する1世の「記憶」はまだ語るに堪えうる内容でしかないということもできる。
読んでてものすごく気になったんだけど、人選がどう考えても異常に偏っている。民団や総連、民族学校など日本の在日コリアンの民族運動に深く関わった人ばかりがやたらに目立つし、それ以外でも文化人や経済的に成功した人、つまりいわゆる“勝ち組”が大多数を占めている。もちろん、在日コリアンがどれだけ勤勉でも、そんな人ばかりではないはずである。
取材当時存命中の1世のインタビューをできる限りたくさんとりたい・載せたい気持ちはわからないではないけど、こんなに偏ってたのでは、これ1冊で「在日とは」みたいなことをわかったような気分になられても困るなーとゆー気もする。
ただ、朝鮮半島〜在日コリアン〜日本の歴史的関わりは非常によくわかる、いい資料ではある。一資料としては誰にでもオススメできる良書であることは間違いない。巻末の用語解説なんかよくできてます。
この本を読むにあたって姜尚中氏の『在日』も読んでみたんだけどー・・・無茶苦茶つまんなくてビックリしたわー。実はぐりの母は姜尚中氏の大ファンでこの本も絶賛してたんだけど・・・何がおもろいんやろ?これ?
この『在日』と『記憶』のつまらなさはある意味完全にカブッてます。理屈っぽすぎるんだよね。頭でっかちなの。いろんな人のインタビューをせっかく集めたのに、編集するポイントが頭でっかちだから、どれもこれも個性がなくなっちゃって、全体になんか似た感じになっちゃってる。
そーゆーとこがすごいもったいないなーと思いましたですー。
後日付記:
橋下知事、朝鮮学校視察へ 「北朝鮮は暴力団と同じ」
高校無償化:大阪府知事「北朝鮮と一線を」 朝鮮学校支援で条件提示
はしもっちゃんはこの本読んだ方がいいかもね・・・。
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1911〜36年生まれの在日韓国/朝鮮人1世52人にインタビューしたライフ・ヒストリーを生年順に収録したノンフィクション。
な、長かった・・・新書版でP781ページ。ほとんど辞書なみの分厚さです。途中で何回か挫折して、ぜんぜん違う本10冊くらい読んじゃったりしてね。けどそーゆーときに勢いで読んだ本がまたつまんなかったりすんのさ・・・白洲次郎はハマったけどさー。
ちなみにぐりは在日3世で、1世にあたる祖父母は1903〜13年生まれ。この本に登場する1世たちのいちばん古い世代より弱冠年長で、来日時期もかなり早かったらしい。来日当時の詳しい事情はよくわからないけど、いずれ両親にも聞いてみたいとは思っている。今までにも何度か聞いたことはあるけど、両親にとって辛酸を嘗め尽くした自分の子ども時代や、祖父母の若いころの苦労話は思い出すだけでもつらく、到底舌先滑らかに話せるものではないようで、インタビューにもかなりの根気がいるものと思われる。
逆にいうと、この本に登場する1世の「記憶」はまだ語るに堪えうる内容でしかないということもできる。
読んでてものすごく気になったんだけど、人選がどう考えても異常に偏っている。民団や総連、民族学校など日本の在日コリアンの民族運動に深く関わった人ばかりがやたらに目立つし、それ以外でも文化人や経済的に成功した人、つまりいわゆる“勝ち組”が大多数を占めている。もちろん、在日コリアンがどれだけ勤勉でも、そんな人ばかりではないはずである。
取材当時存命中の1世のインタビューをできる限りたくさんとりたい・載せたい気持ちはわからないではないけど、こんなに偏ってたのでは、これ1冊で「在日とは」みたいなことをわかったような気分になられても困るなーとゆー気もする。
ただ、朝鮮半島〜在日コリアン〜日本の歴史的関わりは非常によくわかる、いい資料ではある。一資料としては誰にでもオススメできる良書であることは間違いない。巻末の用語解説なんかよくできてます。
この本を読むにあたって姜尚中氏の『在日』も読んでみたんだけどー・・・無茶苦茶つまんなくてビックリしたわー。実はぐりの母は姜尚中氏の大ファンでこの本も絶賛してたんだけど・・・何がおもろいんやろ?これ?
この『在日』と『記憶』のつまらなさはある意味完全にカブッてます。理屈っぽすぎるんだよね。頭でっかちなの。いろんな人のインタビューをせっかく集めたのに、編集するポイントが頭でっかちだから、どれもこれも個性がなくなっちゃって、全体になんか似た感じになっちゃってる。
そーゆーとこがすごいもったいないなーと思いましたですー。
後日付記:
橋下知事、朝鮮学校視察へ 「北朝鮮は暴力団と同じ」
高校無償化:大阪府知事「北朝鮮と一線を」 朝鮮学校支援で条件提示
はしもっちゃんはこの本読んだ方がいいかもね・・・。