東京都の2次元児童ポルノ規制にちばてつやさんらが反対の記者会見
対象あいまい…紛糾 都の「漫画・アニメ児童ポルノ」規制
児童ポルノ:日弁連が「単純所持」禁止…規制で方針転換
「性暴力を奨励」か「表現の自由」か 凌辱系ゲーム“外圧”で制作禁止に波紋
最近レビューばっかり書いてますが、タマにはニュースも。
とゆーことで。今日の記事は、読んだ方はできればコメントとかでご意見をお聞かせいただけると嬉しいです。
さて児童ポルノ。
児童ポルノ規制法(もしくは都青少年健全育成条例改正案)、皆様反対ですか?賛成ですか?
ぐりはですね、基本は賛成ですが、今のところは賛成とはいえない派です。
具体的に申しますとー。健全な青少年を育成する社会を築くためには、今の現状を放置するのは断じてまかりならんと強く思うわけです。世の中にあまりにもエロ情報が氾濫し過ぎてる。氾濫してたっていいんだけど、もーちょっと大人は子どもの目を気にするべきでしょう。しかも氾濫してる情報が加速度的に過激になってってる。そんなもの子どもにはぜんぜん必要ないってくらい過激で、そのうえ嘘まみれである。必要ないだけでなく不正確な情報を押しつけられる(誰も押しつけてはいないとゆー方もおられましょーが、子どもの好奇心に対して無防備過ぎる現状は「押しつけ」に等しいとぐりは思います)子どもはかわいそうです。
たとえば、いまどき繁華街にでもどこにでもあふれてる水商売/性風俗系のアルバイト情報サイトの広告。あんなもん真っ昼間からジャカスカと大音響で、もしくは駅のホームの真ん前にデカデカと出さないでほしい。ぐりには子どもはいないけど、あんなの誰の子どもにも見せたくないです。
それからケータイサイトのエロいバナー広告もやめてほしい。電車の中吊りからエロいグラビア広告が消えたことがありましたが、あれはどっかの人権団体が抗議してなくなったそーで、それも「女性の乗客に対するセクハラだ」と何度いっても通らなかったのに、「子どもの教育上よろしくない」というと一発で通ったそーです。エロバナーもそのスジで規制してほしい。
あと、ぐりは現物中身はみてないんですけど、エロいコミック本を書店で入り口とかレジ前とか平台に陳列すんのもやめてほしい。もー直視にたえらんないよーな過激な絵柄の極彩色の表紙が視覚的にキモイとゆーのはさておいて、あんなものが小中学生の目に入るとこに堂々と置かれてるのが許せん。
人間にはエロは必要なものだけど、未成熟な子どもには(それほど)必要とは思えないし、必要だとしても、量や内容はやっぱし規制されてしかるべきと思うです。
じゃあ逆に、賛成とはいえない根拠とは。
「わいせつ」とは何であるかが曖昧なまま規制するのはチョーアブナイ。「表現の自由」を侵害することになりかねません。
本来なら民主主義に検閲はあっちゃいかんものです。今の法案ではわいせつの定義が曖昧すぎますから、ぶっちゃけなんだってお上のやり放題になりかねない危険性があるわけです。そもそも児童ポルノとはなんぞやとゆー定義がちゃんとしてないのに規制しよーとゆーのは、法律としてまったく意味がないんじゃないでしょーかねー?
規制する行政の方もそーですけど、アンチ規制派の方々の主張を拝聴してますと、みなさんホントに児童ポルノがどーゆーもんなのかはわかってないんですよね。そこ問題だと思います。一度、警察で押収した児童ポルノとか、見た方がいいですよ。マジで。
よく新聞とかネットのアンチ報道で、芸術作品や家族写真の類いも規制されるのはおかしい!とゆーよーなご意見を伺いますが、児童ポルノってそんなもんじゃないです。あのー、ここだけの話、ぐりもちょろりと見てしまったことがあるんですが、涙とまらなかったです。今でも思い出すだけで気分がわるくなるし、泣きたくなります。ぐりは死体写真の本や手術写真の本を持ってるくらい悪趣味な人間ですが、それでもあれは我慢できない。それくらい残虐です。
実写がどーとかアニメがどーとか、マンガがどーとかの問題じゃない。あんなものがこれほど大量に、無制限に世の中に充満してるのは明らかにおかしいんです。
とはいえ、非実在青少年のエロが全部ダメとはぐりは思わない。
たとえば規制反対派のひとりでもある萩尾望都さんの作品に『残酷な神が支配する』とゆー傑作がありますが。これは児童虐待をテーマにした非常に重い、シリアスな物語で、17歳の主人公が義父に虐待されるシーンが何度も登場します。全然エロくはなくてむしろグロテスクなんだけど、性行為は性行為に違いない。
もしこの作品が規制対象になるとしたら、ぐりもちょっとそれはどーか?と思う。文学的に芸術的にすばらしい作品だし(第1回手塚治虫文化賞優秀賞受賞)、中学生以上の子どもたちにも読んでほしいと思うくらいの良い作品だから。
だってさ、思春期の青少年の関心の大部分はセックスと恋愛なんだから、それを彼らの娯楽鑑賞物から根こそぎごっそり排除しちゃうなんて、それそのものが不健全なんじゃないかなあ。なんぼかはあっていいと思う。
けどそこはやっぱし、量と質のコントロールはあって然るべきだと思うのね。
間違ってほしくないのは、行政は何もメディアを弾圧していじめたり、袖の下をもらって私腹を肥やすために規制しよーとしてるんじゃないんです。あくまでも、子どもの人権を守り、青少年の健全な育成のために、規制が必要なんです。
子どもの人権を守り、青少年を健全に育成することは、社会の将来のためにとっても大切なことです。何しろ、社会の将来は子どもたちにかかってるんですから。
だからここは、アンチ規制派と行政側が歩み寄って、何が子どもに有害で何が有害でないのか、とっくりと話しあうべきなんじゃないでしょーか。そこで、児童ポルノとはこーゆーもので、青少年に有害なメディアとはこーゆーものであると、きちっと厳格にお互いに完全に納得できるルールをつくるべきだと思うんです。ルールのなかでだって、いいもの・おもしろいものはつくれるはずだし、それが創造性の真の自由であるはずだと思う。
お互い納得してない規制なんて、絶対によくないと思う。でも、規制も絶対に必要です。だから、仲良くしてください。お願いします。
対象あいまい…紛糾 都の「漫画・アニメ児童ポルノ」規制
児童ポルノ:日弁連が「単純所持」禁止…規制で方針転換
「性暴力を奨励」か「表現の自由」か 凌辱系ゲーム“外圧”で制作禁止に波紋
最近レビューばっかり書いてますが、タマにはニュースも。
とゆーことで。今日の記事は、読んだ方はできればコメントとかでご意見をお聞かせいただけると嬉しいです。
さて児童ポルノ。
児童ポルノ規制法(もしくは都青少年健全育成条例改正案)、皆様反対ですか?賛成ですか?
ぐりはですね、基本は賛成ですが、今のところは賛成とはいえない派です。
具体的に申しますとー。健全な青少年を育成する社会を築くためには、今の現状を放置するのは断じてまかりならんと強く思うわけです。世の中にあまりにもエロ情報が氾濫し過ぎてる。氾濫してたっていいんだけど、もーちょっと大人は子どもの目を気にするべきでしょう。しかも氾濫してる情報が加速度的に過激になってってる。そんなもの子どもにはぜんぜん必要ないってくらい過激で、そのうえ嘘まみれである。必要ないだけでなく不正確な情報を押しつけられる(誰も押しつけてはいないとゆー方もおられましょーが、子どもの好奇心に対して無防備過ぎる現状は「押しつけ」に等しいとぐりは思います)子どもはかわいそうです。
たとえば、いまどき繁華街にでもどこにでもあふれてる水商売/性風俗系のアルバイト情報サイトの広告。あんなもん真っ昼間からジャカスカと大音響で、もしくは駅のホームの真ん前にデカデカと出さないでほしい。ぐりには子どもはいないけど、あんなの誰の子どもにも見せたくないです。
それからケータイサイトのエロいバナー広告もやめてほしい。電車の中吊りからエロいグラビア広告が消えたことがありましたが、あれはどっかの人権団体が抗議してなくなったそーで、それも「女性の乗客に対するセクハラだ」と何度いっても通らなかったのに、「子どもの教育上よろしくない」というと一発で通ったそーです。エロバナーもそのスジで規制してほしい。
あと、ぐりは現物中身はみてないんですけど、エロいコミック本を書店で入り口とかレジ前とか平台に陳列すんのもやめてほしい。もー直視にたえらんないよーな過激な絵柄の極彩色の表紙が視覚的にキモイとゆーのはさておいて、あんなものが小中学生の目に入るとこに堂々と置かれてるのが許せん。
人間にはエロは必要なものだけど、未成熟な子どもには(それほど)必要とは思えないし、必要だとしても、量や内容はやっぱし規制されてしかるべきと思うです。
じゃあ逆に、賛成とはいえない根拠とは。
「わいせつ」とは何であるかが曖昧なまま規制するのはチョーアブナイ。「表現の自由」を侵害することになりかねません。
本来なら民主主義に検閲はあっちゃいかんものです。今の法案ではわいせつの定義が曖昧すぎますから、ぶっちゃけなんだってお上のやり放題になりかねない危険性があるわけです。そもそも児童ポルノとはなんぞやとゆー定義がちゃんとしてないのに規制しよーとゆーのは、法律としてまったく意味がないんじゃないでしょーかねー?
規制する行政の方もそーですけど、アンチ規制派の方々の主張を拝聴してますと、みなさんホントに児童ポルノがどーゆーもんなのかはわかってないんですよね。そこ問題だと思います。一度、警察で押収した児童ポルノとか、見た方がいいですよ。マジで。
よく新聞とかネットのアンチ報道で、芸術作品や家族写真の類いも規制されるのはおかしい!とゆーよーなご意見を伺いますが、児童ポルノってそんなもんじゃないです。あのー、ここだけの話、ぐりもちょろりと見てしまったことがあるんですが、涙とまらなかったです。今でも思い出すだけで気分がわるくなるし、泣きたくなります。ぐりは死体写真の本や手術写真の本を持ってるくらい悪趣味な人間ですが、それでもあれは我慢できない。それくらい残虐です。
実写がどーとかアニメがどーとか、マンガがどーとかの問題じゃない。あんなものがこれほど大量に、無制限に世の中に充満してるのは明らかにおかしいんです。
とはいえ、非実在青少年のエロが全部ダメとはぐりは思わない。
たとえば規制反対派のひとりでもある萩尾望都さんの作品に『残酷な神が支配する』とゆー傑作がありますが。これは児童虐待をテーマにした非常に重い、シリアスな物語で、17歳の主人公が義父に虐待されるシーンが何度も登場します。全然エロくはなくてむしろグロテスクなんだけど、性行為は性行為に違いない。
もしこの作品が規制対象になるとしたら、ぐりもちょっとそれはどーか?と思う。文学的に芸術的にすばらしい作品だし(第1回手塚治虫文化賞優秀賞受賞)、中学生以上の子どもたちにも読んでほしいと思うくらいの良い作品だから。
だってさ、思春期の青少年の関心の大部分はセックスと恋愛なんだから、それを彼らの娯楽鑑賞物から根こそぎごっそり排除しちゃうなんて、それそのものが不健全なんじゃないかなあ。なんぼかはあっていいと思う。
けどそこはやっぱし、量と質のコントロールはあって然るべきだと思うのね。
間違ってほしくないのは、行政は何もメディアを弾圧していじめたり、袖の下をもらって私腹を肥やすために規制しよーとしてるんじゃないんです。あくまでも、子どもの人権を守り、青少年の健全な育成のために、規制が必要なんです。
子どもの人権を守り、青少年を健全に育成することは、社会の将来のためにとっても大切なことです。何しろ、社会の将来は子どもたちにかかってるんですから。
だからここは、アンチ規制派と行政側が歩み寄って、何が子どもに有害で何が有害でないのか、とっくりと話しあうべきなんじゃないでしょーか。そこで、児童ポルノとはこーゆーもので、青少年に有害なメディアとはこーゆーものであると、きちっと厳格にお互いに完全に納得できるルールをつくるべきだと思うんです。ルールのなかでだって、いいもの・おもしろいものはつくれるはずだし、それが創造性の真の自由であるはずだと思う。
お互い納得してない規制なんて、絶対によくないと思う。でも、規制も絶対に必要です。だから、仲良くしてください。お願いします。