『グッド・ガール』
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=htsmknm-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B000B84MZU&fc1=000000&IS2=1<1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>
ジャスティン(ジェニファー・アニストン)はテキサスの田舎町に住む30歳の主婦。結婚して7年になるのに子どももなく、平凡な夫(ジョン・C・ライリー)との退屈な生活にわけもなく苛立つ日々を送っている。ある日勤め先のスーパーで新しいレジ係の文学青年(ジェイク・ギレンホール)とふとしたきっかけで親しくなり、急速に不倫関係に発展するが・・・とゆー、一種のブラック・コメディですね。これは。
おもしろかったですよ。ちゃんと。ぐりは海外ドラマも含めてほとんどTVをみないので演技してるジェニファー・アニストンをみたのは初めてだけど、演技ウマイね。いい女優さんだと思う。
この映画、一部では評価もされてるけど日本ではどーなんですかね?ヒットしたのかな?けっこうよく出来てるし、ぐりはいい映画だと思います。単純なラブコメでもないし、ありきたりのメロドラマでもない。笑えるところもいっぱいあるし、考えさせられるところもある。
タイトルは「グッド・ガール」、日本語では「良い子」みたいな意味だと思うんだけど、この物語は「良心」や「正義」、「誠実さ」や「正直さ」の意味について影の側面からアプローチしている。
平和な家庭、平穏な毎日、健康な生活、それは幸せの象徴には違いない。でも人はそれだけでは満足できない厄介な生き物だ。かといって夢や愛情だけでも満たされはしない。現実の世界を生きている人間は、それぞれに自分や社会と折りあいをつけ、どこかで妥協を許しながら生きている。ヒロインは若い愛人との関係によって自分がほんとうに直面している「世界」を改めて認識するのだが、それはいってみれば彼女が真の「大人の女性」として歩きだすための一歩でもあり、「少女時代(の残骸)」を完全に捨て去るための一歩でもある。
ただのコメディ映画としては登場人物たちが支払わされる対価があまりにも大き過ぎるのではないか?という見方もあるだろうが、ぐりは逆に、一般社会でいう「幸福」の意味を逆説的に問うという意味ではわかりやすい物語だと思いました。家族ってなんだろう。夫婦ってなんだろう。子どもってなんだろう。宗教ってなんだろう。人種差別ってなんだろう。健康ってなんだろう。愛ってなんだろう。
どれも一言でストレートには語れない。「語れない」ということを、この映画では正面からすっぱりときってみせているんではないだろうか。
そしてかつ、銃やセックスや暴力が氾濫するお気楽な「大人のファンタジー」の毒気たっぷりなパロディーでもある。
コレぐりはもちろん(笑)ジェイク目当てで観たんだけど、いやあ、ヘタレだ。もおおお、これ以上にヘタレなキャラはありえない!とゆーくらいのぶっちぎりなヘタレっぷり。純粋でロマンチストだけど精神的に幼稚で両親ともうまくいっていない。なぜかいっつもぶすくれてて、人妻との情事に溺れだすととりとめもなく溺れる、カラダばっかり大きな未成熟な男の子。目つきがヤバくて、歩き方や仕種や声のトーン、喋り方も子どもっぽい。笑ったり泣いたり酔っぱらったり暴れたり、かわいかったりエロかったり鬱陶しかったりイッちゃってたり、表情も豊か。一体誰なんだコイツは?つーくらいの熱演です。最後はちょっと可哀想だったね。この人左利きなのかな?それともこれは役の設定なのか。
結構マジメにつくられたきちんとした映画だと思います。ただし女性をターゲットにしたエンターテインメント映画としてはやや問題があったかもしれない。ヒロインや愛人の自己愛が強烈すぎて女性にはイマイチ共感しにくいから。もしかして監督は女嫌いなのか(笑)?
みんなが大好きなお涙ちょうだい純愛映画なんかとはもろに対極にあるよーなお話だけど、むしろぐりはこんな映画の方が好きかもしれない。いいと思います。
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ジャスティン(ジェニファー・アニストン)はテキサスの田舎町に住む30歳の主婦。結婚して7年になるのに子どももなく、平凡な夫(ジョン・C・ライリー)との退屈な生活にわけもなく苛立つ日々を送っている。ある日勤め先のスーパーで新しいレジ係の文学青年(ジェイク・ギレンホール)とふとしたきっかけで親しくなり、急速に不倫関係に発展するが・・・とゆー、一種のブラック・コメディですね。これは。
おもしろかったですよ。ちゃんと。ぐりは海外ドラマも含めてほとんどTVをみないので演技してるジェニファー・アニストンをみたのは初めてだけど、演技ウマイね。いい女優さんだと思う。
この映画、一部では評価もされてるけど日本ではどーなんですかね?ヒットしたのかな?けっこうよく出来てるし、ぐりはいい映画だと思います。単純なラブコメでもないし、ありきたりのメロドラマでもない。笑えるところもいっぱいあるし、考えさせられるところもある。
タイトルは「グッド・ガール」、日本語では「良い子」みたいな意味だと思うんだけど、この物語は「良心」や「正義」、「誠実さ」や「正直さ」の意味について影の側面からアプローチしている。
平和な家庭、平穏な毎日、健康な生活、それは幸せの象徴には違いない。でも人はそれだけでは満足できない厄介な生き物だ。かといって夢や愛情だけでも満たされはしない。現実の世界を生きている人間は、それぞれに自分や社会と折りあいをつけ、どこかで妥協を許しながら生きている。ヒロインは若い愛人との関係によって自分がほんとうに直面している「世界」を改めて認識するのだが、それはいってみれば彼女が真の「大人の女性」として歩きだすための一歩でもあり、「少女時代(の残骸)」を完全に捨て去るための一歩でもある。
ただのコメディ映画としては登場人物たちが支払わされる対価があまりにも大き過ぎるのではないか?という見方もあるだろうが、ぐりは逆に、一般社会でいう「幸福」の意味を逆説的に問うという意味ではわかりやすい物語だと思いました。家族ってなんだろう。夫婦ってなんだろう。子どもってなんだろう。宗教ってなんだろう。人種差別ってなんだろう。健康ってなんだろう。愛ってなんだろう。
どれも一言でストレートには語れない。「語れない」ということを、この映画では正面からすっぱりときってみせているんではないだろうか。
そしてかつ、銃やセックスや暴力が氾濫するお気楽な「大人のファンタジー」の毒気たっぷりなパロディーでもある。
コレぐりはもちろん(笑)ジェイク目当てで観たんだけど、いやあ、ヘタレだ。もおおお、これ以上にヘタレなキャラはありえない!とゆーくらいのぶっちぎりなヘタレっぷり。純粋でロマンチストだけど精神的に幼稚で両親ともうまくいっていない。なぜかいっつもぶすくれてて、人妻との情事に溺れだすととりとめもなく溺れる、カラダばっかり大きな未成熟な男の子。目つきがヤバくて、歩き方や仕種や声のトーン、喋り方も子どもっぽい。笑ったり泣いたり酔っぱらったり暴れたり、かわいかったりエロかったり鬱陶しかったりイッちゃってたり、表情も豊か。一体誰なんだコイツは?つーくらいの熱演です。最後はちょっと可哀想だったね。この人左利きなのかな?それともこれは役の設定なのか。
結構マジメにつくられたきちんとした映画だと思います。ただし女性をターゲットにしたエンターテインメント映画としてはやや問題があったかもしれない。ヒロインや愛人の自己愛が強烈すぎて女性にはイマイチ共感しにくいから。もしかして監督は女嫌いなのか(笑)?
みんなが大好きなお涙ちょうだい純愛映画なんかとはもろに対極にあるよーなお話だけど、むしろぐりはこんな映画の方が好きかもしれない。いいと思います。
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