落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

王子の過去

2005年06月08日 | movie
『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=htsmknm-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B000QUCOY4&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>

シンガポール行きの飛行機の中で偶然観ました。
ぐりはこの前作を観てないし原作も読んでないからなんとも云えないけど、この2作目はどーなの?おもろいの?イヤ笑えるけどね。個人的には・・・うーん。古典的なシンデレラストーリーみたいにしか見えなかった。だってマーク(コリン・ファース)みたいな都合のいい白馬の王子さまなんか現実におるワケないやんけー。ダニエル(ヒュー・グラント)はすっごい「こういう男いるよなぁ」って感じで面白いけど。
「きれそうなわたしの12か月」ってサブタイは完全に蛇足だと思う。いつどのあたりがきれそうなのかが全く分からず。どー見ても平和でお気楽なラブコメ以外の何ものでもないと思うんですがー。
平和でお気楽なラブコメがいけないと云うんではないよ。うん。エンターテインメントとしてはこういう映画があっても構わないと思う。けど何かが引っかかる。あまりにもお話が都合よく転がり過ぎていくからなのか、ヒロイン(レネー・ゼルウィガー)がやたらにモテ過ぎるのが納得いかないのか、そのへんは自分でも何だかよく分かんないんだけど。

ただまぁブリジットのキャラはとってもチャーミングだよね。可愛いよ。ダニエルが云う通り、「飽きない女」だと思う。世間には「いい年をして」と云う言葉があるけど、本当は男も女もみんな「いい年」になろーがなんだろーが大人になんかなりたくない。いつまでも夢見る乙女・幻を追い求める少年でいたい。運命のパートナーとの出会い、永遠の愛を信じ続けていたい。
けど現実にはそれは許されない。だからこそみんなブリジットに夢を託したいんだろうなぁ。

マーク役のコリン・ファースと云えば世の中的には『アナザー・カントリー』だけど、ぐりの中ではその4年後に出演した『アパートメント・ゼロ』の印象が強いです。コレはブエノスアイレスを舞台にしたサイコ・サスペンスで、コリンは人嫌いで神経質でマザコンで、おまけに潜在的なゲイ(自覚なし)と云う奇天烈な主役を一生懸命演じてました。
ぐりはこの映画を学生時代に偶然深夜のTVで観て文字通り釘づけになってしまったんだけど、あれから17年、さすがにコリンもオトナの男になりましたねー。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿