落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

ちんくいえ。

2007年06月12日 | movie
『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』
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やぐしぇまーしゅ。
昨日「忙しい」とか書いといて今日こんなおバカ映画のレビューを書くのは気が引けますが。まあええやないですか。たかがBlogですから。

意外とふつーにみれました。
てゆーか去年秋にアメリカで一般公開されて、さんざん話題になってたからねー。もう大概のエピソードはネタバレしちゃってんのよ。鮮度は落ちてる。
だからお下劣っちゃお下劣なんだけど『ジャッカス・ザ・ムービー』ほどのパンチ力は感じなかったですね(ハワイで観た。日本で公開される2年以上前)。ぐりは。もっと毒々しいかと思ったんだけど。つかもしやコレ編集されてません?アメリカで公開されたときに話題になったパートが見当たらなかった気がするんだけど。字幕に訳されてなかったとか?
あとね、思ってたよりフィクションのパートの比重が大きかったです。もっとリアリティパートがメインなのかと思ってたんだけど、ボラット(サシャ・バロン・コ—エン)とアザマート(ケン・デヴィティアン)ふたりのシーンがけっこうしつこい。それほどおかしくはないの?ノ長いし多い。
つーてもあの“全裸で大喧嘩”シーンはまじで笑い死にしそーになったけどねえ。コ—エンがなんかのインタビューで「デヴィティアン?フ股間を顔に押しつけられたときは死ぬかと思った」とかいっててどーゆー喧嘩かもとから知ってても、アレは笑える。あーアホだー。

しかし笑い事でなくこの映画はつくるのハンパなく大変だったと思います。
見た目お金かかってなさそーなチープな雰囲気の映画だけど、実際にはそれなりに手もこんでるしお金もかかってる。さりげに空撮なんかやってるし、動物は出てくるし。
“ヒット・エンド・ラン”方式で撮り逃げしながらのロケとはいえ、途中何度も警察に取り囲まれたりスタッフが逮捕されたりトラブルはつきなかったみたいで(当り前)、それこそ「死ぬかと思った」どころじゃない苦労が忍ばれます。スタッフもコ—エンもムチャクチャ頑張?チてる。一見バカばっかやってるみたいで実はすんごい真剣。けど、真剣にやればやるほど、バカはおもしろくなる。
ちなみにぐりが気に入ったのは自動車教習所の教習員。めちゃめちゃクールでコ—エンがどんだけ暴走しても常に冷静。かっこいい(て?艨[か冷静じゃないと事故るもんね)。ペンテコステ派の集会のシーンはアメリカ人なら笑うか怒るだろーけど、映像で初めて観たぐりにとっ?トはただただ物珍しかったです。

¥1800出して観るほどの映画か?と問われればちょっと他人には薦めづらいけど、うん、大丈夫、誰でも笑えるよくできたコメディだと思います。ハイ。
ぐりが観た劇場はガラガラで、後ろの方の列にアメリカ人の若い男7〜8人のグループがいて、ずうっとゲラゲラ笑いこけてました。ときどきどしどしと床を踏みならすのには閉口したけど、こーゆーバカ映画を観るにはいい環境だったかもです。

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