ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

文明と寿命

2011年11月15日 | 千伝。
秋の日は、釣瓶落し。

文明が進むと、人間の寿命(時間)が伸びる。

ところが、人間の体感時間は、スピードが速され忙しく感じられる。

現在人は、百年前の人間よりかなり忙しいはずである。

人間が、年令を重ねるに従って、時間の経つのを速く感じるように。

ところが、見た目には、赤ちゃんの時と老人は、ゆったり時間を過ごしているように見える。

見た目とは逆に、赤ちゃんの頃は、記憶にないほどに速く、老人もあっというまに一日が終ると言う。

人生の、夜明けと黄昏は、如何にも似ていて、そして短い。

時間を短く感じる時は、竜宮城にいる状態で、生産性のない消費の時期は短く、その逆で、体を使って、何かを生産して、時間を刻む時には長い。

文明とは、言葉を変えれば、便利であり、横着であり、人間を、竜宮城という楽園に運ぶ乗り物である。

だから、ほっとけばドンドン加速するし、人生五十年だったものが、人生八十年になった。

そして、人生百年となる。

やがて、文明と人間の寿命は、時間をかけて、人生二百年、三百年と積み重ねる筈である。

子供は、風の子。

今日は、七五三。