ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

二巻の始まり

2011年11月23日 | 百伝。
雪も間近かい時季になりました。

午前中、病院へ介護と見舞いに行きました。

祭日なので、救急患者センターは、次々と来る患者さんでいっぱいでした。

日本各地の大きな病院は、どこも、いつも賑やかです。

それだけ、日本には、老人が増えているのでしょう。

さて、雪国の北陸地方では、冬支度の用意をしなければなりません。

車のタイヤも冬用のスタッドレスタイヤに交換する時期です。

午後から、息子にタイヤ交換を頼みました。

受験生の息子ですが・・来年春には、どうするんだろう?

小生が、息子の歳の頃は、「東京で暮らして、いろんな人間と出会ってみたい」という夢がありました。

母は、よく言いましたが、父は、一度も「勉強しろ」と言いませんでした。

小生も息子には「勉強しろ」とは言いませんが、「どこか県外へ行ってみたくないのか?」とは訊きます。

息子は、その意味を茶化したのか、タイヤを交換しながら・・

「来年、車とバイクの免許取って、百島までツーリングしたい」と言っていました。

「一巻の終わり」という考え方よりも、「二巻の始まり」という生き方を選択して欲しいものです。

今日は、勤労感謝の日。

紙一重

2011年11月23日 | 百伝。
冬の晴れた青空の日、百島から愛媛県の四国中央市のコンビナートの工場群を見ることができます。

四国は、製紙業が盛んな土地柄です。

あの場所が、エリエールの大王製紙の本拠地であり創業地です。

その大王製紙の前会長(47歳)が、特別背任容疑で逮捕されました。

カジノでのギャンブルに、百億円以上をつぎ込んだとのこと。

・・本望ではないでしょうか?

製紙業界には、個人的な興味もあり、ビジネスアイデアを提案させて頂くこともあります。

ある意味で、ビジネスもギャンブルです。

初めて観たギャンブルは、幼い頃に父が乗っている貨物船のなかで、サイコロを振っている博打の賭け事でした。

父の膝に座らされて、代わりにサイコロを振らされた思い出があります。

船乗りたちの暇潰しの余興だったのでしょう。

幼な心に、とても退屈であったという記憶が残っています。

父は、真面目な性格を持ち合わせながらも、ボートレースにも興味があったようです。

小生、ボートや競輪、パチンコには、全く興味はありませんが・・DNA遺伝かもしれません。

小生も、一時、あるギャンブルにのめり込んだ時期があります。

果ては、アメリカのラスベガスまで飛んで行きました。

世界でもっとも明るい夜の街と呼ばれるラスベガスのホテル代は安く、部屋は大きく・・カジノで金を落す仕組みになっています。

ディズニーランドやディズニーシーにも似た、楽しく過ごせるパーフォマンス溢れる砂漠の中のリゾート地です。

人間には、ストレスがあります。

ギャンブルにのめり込む原因は、ストレスからの逃避かもしれません。

一攫千金を狙うのがギャンブルならば、夢の宝くじを買い求めるような一か八かの博打事業です。

しかし、ギャンブルによる失敗、倒産、破産まで想定した道程を、夢とは言いません・・悪夢でしょう。

悪夢となる要因は、ストレスです。

ストレスは、身の周りにいっぱいです。

病気に対する不安・・ストレスです。

家庭や仕事での問題・・ストレスです。

医療に対する不信・・ストレスです。

払拭方法は、ストレスに対して不安、不信、問題を逆提起すれば、リラックスとなります。

今、クリネックスのティシュペッパーで、清く、正しく、美しく、濡れた手をふいたり、鼻を噛んでいます。

紙幣も鼻紙も・・紙には感情がありませんが、リラックスを与えてくれます。

ネピアの王子製紙を追い抜けと言わんばかりの企業名が、エリーエールの大王製紙です。

正気と狂気、夢と悪夢、大王か王子か・・紙一重です。

紙一重から、天才か馬鹿かの・・神人へ。

百億円が、どこかで役に立つようにばら撒かれていたならば、紙一重の善き仕業になります。