ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

時代行列

2012年04月14日 | 千伝。
今朝は、早く起き出でて、足羽川の九十九橋まで散策しました。

天候がよければ、桜と真白な白山が見えるのですが・・ちょっと残念です。



今日の午後からの福井市街地は、物々しい騒ぎでした。

春恒例の越前時代行列祭りが催されました。

越前の国、朝倉氏一族、豊臣秀吉の養子となり徳川家康の子である結城秀康、松平春獄、橋本左内、由利公正等々・・数々の武将、藩主、藩士あれども・・。

・・越前の国の一番のヒーローとヒロインは、福井市を礎を築いた柴田勝家公とお市の方なのです。

(因みに、初夏に行われる金沢の時代行列の主人公は、前田利家公です)

行列は、福井県庁から出発です。





今年の柴田勝家役の俳優照英さん・・馬上にて、福井裁判所前を進んでいます。





照瑛さんも、お市の方を務めた井上和香さんも、ご苦労さまでした。

時代行列が、ゴールの駅前に向かう頃、県庁前では、大飯原発再稼動反対の方々が集まっていました。

枝野経済産業大臣と仙石氏が、来福されて、まもなく福井県庁に入ります。



マスコミ報道陣も集まっています。



右翼の宣伝車も近寄ってきます。



右翼と左翼で、揉み合って、怒鳴り声が聞こえてきます。



福井県の西川知事とは、一度お話をしたことがありますが、とても芯のある実直でなかなかの人物です。

「供給地の今までの努力を理解して欲しい。(原発が廃炉になった場合にも)電力消費地にも(使用済み核燃料の)中間貯蔵施設の設置など、『痛みの分かち合い』をお願いしないといけない」とのコメント。

急に声を張り上げて反原発の大合唱の電力消費地の首長連中へ、今まで何をしていたのか? これから何をしてくれるのか?

・・という問い掛けでもあると思います。

帰宅途中・・北の庄城址跡の柴田神社に立ち寄りました。

ちょうど、七年前の四月吉日の今頃・・柴田勝家の隠し子を祖とする平山郁夫画伯御一家が、尾道(生口島瀬戸田)から、福井を訪問されていました。

平山画伯が揮毫された石碑を眺めながら・・思いました。

故画伯ならば、この日本の原子力エネルギー問題に関して、何ておっしゃるのだろうか?

七年昔の春・・平山画伯と息子が映った写真をアップさせていただきます。



時代は、行列のように・・巧く流れて行きません。

合掌。