・・この頃、枕草子を読んでいます。
第1段:
春は曙
夏は夜
秋は夕暮れ
冬はつとめて(早朝)
京の都から瀬戸内海を周防まで舟で渡った体験のある京の宮廷女官「いとをかし」を体現したかのような清少納言という人物は、面白いです。
よくまぁ、ここまで書けるなぁ・・という千年の思いがあります。
機知やユーモアが富んでいて、これほど自分で断定する自慢話もありません。
京の都から越前の雪国生活を体験した同じく京の宮廷女官・・「もののあはれ」の源氏物語を書き上げた紫式部が、清少納言に対して嫉妬批判するのも理解できるような話です。
千年過ぎても、人の心の中には、「いとをかし」も「もののあはれ」も生きています。
枕草子・・:
第170段:
近くてとほきもの
宮のほとりの祭。思はぬ兄弟、親族の中。鞍馬の九折といふ道。十二月の晦日、正月一日のほど。
第171段:
遠くてちかきもの
極楽。船の道。男女の中。
・・「いとをかし」を先にして生きてゆきたいものです。
第1段:
春は曙
夏は夜
秋は夕暮れ
冬はつとめて(早朝)
京の都から瀬戸内海を周防まで舟で渡った体験のある京の宮廷女官「いとをかし」を体現したかのような清少納言という人物は、面白いです。
よくまぁ、ここまで書けるなぁ・・という千年の思いがあります。
機知やユーモアが富んでいて、これほど自分で断定する自慢話もありません。
京の都から越前の雪国生活を体験した同じく京の宮廷女官・・「もののあはれ」の源氏物語を書き上げた紫式部が、清少納言に対して嫉妬批判するのも理解できるような話です。
千年過ぎても、人の心の中には、「いとをかし」も「もののあはれ」も生きています。
枕草子・・:
第170段:
近くてとほきもの
宮のほとりの祭。思はぬ兄弟、親族の中。鞍馬の九折といふ道。十二月の晦日、正月一日のほど。
第171段:
遠くてちかきもの
極楽。船の道。男女の中。
・・「いとをかし」を先にして生きてゆきたいものです。