ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

恐竜街道 

2012年04月05日 | 千伝。
昨日、免許を取得したばかりの息子に車の運転を任せました。

初めて、ぼくは、自分の車の助手席に座りました。

初めての運転となる息子と二人・・岐阜県郡上市(旧白鳥村)にある「源助そば店」のみたらし団子を買い求めてドライブをしてきました。

国道(ルート)158線(福井~松本)を九頭龍湖沿いに車を走らせます。

まだ、雪景色が残るモノクロの絶景ルートです。

九頭龍川の始点となる九頭龍ダムが見えてきました。









このダムの向こう側が、九頭龍湖(大野市:旧和泉村)です。





この湖の底には、その昔・・人々が暮していた村がありました。

ダムの建設で、村が湖底に消えたのです。

「あのねのね」のタレントの清水国明さん、その姉の橋本真由美さん(ブックオフコーポレーション取締役会長)は、この湖底に消えた村が、故郷になります。

九頭龍湖には、何本かの橋が架かっています。



この橋は、瀬戸大橋を架ける前に、実験モデルとして九頭龍湖に架けられたものです。



油坂トンネルを抜けて、岐阜県に入りました。

白鳥の町並みが、遠く見えてきました。



何とか、息子の初めての運転で、白鳥の町に無事到着です。



無事到着でしたが、食欲もなくなり、心臓にも、とてもよくない・・助手席側のドライブでした。

生きていることに・・アリガトウです。

帰り道、大野市から見た夕日が、とてもきれいでした。

このルートは、九頭龍川が流れる勝山市にある福井県立恐竜博物館に因んで、恐竜街道と名付けられています。



夕日が沈む、遙か向こうに日本海があります。

この大野は、大野藩だった江戸時代、全国に藩営の取次店「大野屋」を展開したり、蝦夷地の開拓まで乗り出したり・・

山深い小藩であるのにもかかわらず、大野丸という北前船を作り、海運業まで乗り出していました。

(北前船・・北海道から西廻りで、北陸経由、瀬戸内海、大阪までの物質を運んだ海の街道)

越前大野藩は、山から海へと活路を求めた・・何か誇れるような気概とユニークさがあります。

大野は、個人的にも好感の持てる人が多くて、上水道が無く、水の美味しい土地柄です。
 
春と冬を、一日二度体験できる風土にも、人柄にも感謝です。