ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

八十八夜

2012年04月30日 | 千伝。
菜の花や 月は東に 日は西に (蕪村)

昨日は、沢山の教科書テキストが届きました。

空の空 空の空。

いっさいは空です。

子供の頃、雀が沢山いました。

まだ、イノシシもタヌキもいなかった時代です。

百島の空は、カラスとトンビが、空の覇権を競いあって、空中戦を観せてくれました。

明日は、百島に帰省します。

久しぶりに、同級生の保ちゃんと会う段取りになっています。

会うと元気を貰えます。

僕たち同級生は、子供の頃、百島史上最低の学年だと・・よく言われたものです。

最悪ではなくて、最低だから善かったのかもしれません。

学習成績も低い、覇気も無い、喧嘩も弱い、取り柄も無い、無い無い尽くしで、上と下からサンドイッチ状態の負け組のようなクラスでした。

以心伝心・・皆な、お互いに、自分が弱いことを知っている仲間です。

でも、子供の頃から、負けて、負け続けて、泣いていたからこそ、ある意味心強くなりました。

人生に疲れて自殺しようと思う・・我ら百島の同級生は、多分誰一人いないはずです。

「負けるが勝ち」という生き方もあります。

多分、人生に勝つというプランを・・何も考えないからです。

多分、勝たなくても、何とか生きていけると思うからです。

クヨクヨとしない。

未来に惑わされない。

今を楽しむ。

風薫る五月・・薫陶、薫育、薫習。

米という組み合わせの種まきの時季でもあります。

閏年五月一日の明日は、八十八夜です。

百花の時季です。