忘れないうちに、今年の初夢の話。
もう40年ほど昔、東京で働いていた頃に、上司から「この宝クジ券、当たっているよね。もう一度見てくれ」と言われました。
当時の1等賞金は、1億円ではなくて、1千万円だったかな?
その上司が持っていた宝クジ券は、間違いなく1千万円の当選宝クジでした❗
まだパワハラ、セクハラのハラスメントも過労時間労働も社会問題になっていない時代の初夢が、正夢になった瞬間でした。
にもかかわらず、それほど歓喜した雰囲気はなかったです。
1千万円ぐらい、そのうち僕も稼げるだろう、という楽観した時代でした。
さて、今年の初夢に現れたのは、日本の首相である岸田さんでした。
政府は、沖縄県、山口県、広島県の3県が、明後日から「まん延防止等重点措置」に適用する事を決定。
岸田首相のはやい決断に、勿論賛同です。
昨今、やたらに「広島出身である私は、首相として・・⚪⚪します。」と、岸田さんは語ります。
とりわけ、平和外交、防衛関連になると、被爆地ヒロシマ出身としての私人としての首相の顔が表れます。
最近ののニュースで、核保有5大国(米、中、露、英、仏)の共同声明を発表したとの事。
「核戦争に勝者はおらず、決して戦ってはならない」という声明文。
その一方で、核兵器は防衛、侵略の抑止、戦争防止のための目的であり、他国への攻撃目的ではないとの事。
この言行不一致の理念、ならば、核廃絶でよいのでは?
世界の5大国の平和理念が、このレベルなのか⁉
今のところ残念ながら、岸田首相のコメントは無し。
伊勢市での首相の年頭記者会見。
「自由で開かれたインド太平洋」の外交推進を挙げていました。
オミクロン株への対応、北朝鮮のミサイル発射への対応、新しい資本主義への成長と分配という経済政策、首相自身による模索。
経済団体との年賀式会見。
自らの政策提案した「新しい資本主義」にふさわしい成長と分配、賃上げ要請を企業、経営側への要望していました。
待った無しの広島出身の岸田首相です。
7年前の年末、広島出身、東大卒女性、電通に入社したものの数ヵ月後には退社したいと悩んでいたとの事。パワハラ、過労が原因であろう精神疾患を患い自らの命を絶ちました。
2年前の年末、広島出身の同年代の女性がホームレスとして、東京の街で行くあてもなく寒い深夜バス停のベンチで座って居ると、近所の男に邪魔だと撲殺されました。
今年の初夢に現れたシーンは、何故か?深夜のバス停のベンチに独り座っている広島人の岸田さんの姿でした。
広島出身だと語る首相として、日本の衿持を最大限発揮していただきたいものです。
勿論、広島人として応援します。