ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

Utopia

2018年11月30日 | 空木宝剣

なまはげや 男鹿の秋田の 世界かな

昨日、伝統文化なまはげが、世界無形遺産となったそうな。
団塊が子供の頃の昭和20~30年代には、いたずらや悪い事をする子は、「やいと」をすえられたり、蔵に閉じ込められたりの、いわゆる躾という風習があった。
背中には、熱い熱いゴンボウヤイトの痕、現在なら虐待であるが、団塊の子供らは、あの頃、一生分の涙と泣くことを使ったのかも知れない。

村社会が崩壊して、個人主義社会。

窮屈な村と言う防波堤をとっぱらって、自由な大海原へのグローバル平成時代。
自己責任という、施錠のかかった厳重な住宅には、燕は来なくなった。
同様に、無形世界遺産となった「なまはげ」も、時代の趨勢から開けっぴろげの家が少なくなり、
燕同様、かつての様な歓迎ぶりを失い遠慮がちとの事。

来年5月から始まる次の時代は、AIによる世界設計図。

ゲノムによる人間形成図。

これらを防波堤にした桃源郷が描かれれば、ユウトピアのトマスモア(1478~1535)も、ヘンリー8世に処刑された溜飲が下がることだろう。



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