ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

てこの原理

2007年04月02日 | 千伝。
昨日に続いて、今日のNHKスペシャルの激流中国「密着・雑誌編集部」は、メディアと国家と社会とのせめぎ合う現状の中国を巧く表現していました。

中国通のある方によれば、中国のGDPが、3年後に日本のGDPと同規模になるようです。

ただ、一人当たりのGDPでは、中国は日本の10分の1ですが、国力としては、これは、中国の存在感が、元のチンギスハン以来の歴史的な世界観、世界市場に対しても、衝撃を与えるかもしれません。

もし中国が今後3年も躍進を続けるならば、世界経済は、かなりインパクトのある動きになります。円預金、円貯蓄、円投資は、マイナスに動くかもしれません。

だからと言って、現状のインドや中国の社会基盤が、世界モデルの模範の筆頭になるのには、不可能に近いとも思えます。

同じく、現状の美しい国・日本社会にも言えることです。

今日から社会に出た新入生、新入社員の方々へ。

たんす屋でも、ピアノの運送屋でも、大型バイクを扱う場合でも・・
利用されるのが「てこの原理」。
いわゆるコツというものでしょう。

最小の力で最大のものを動かせるコツを身につけると効率が良いです。
どんな、仕事でも、日常でも、この「てこの原理」があるはずです。

がんばりましょう。

調和社会

2007年04月01日 | 千伝。
隣国、中国が今掲げているスローガンが、「調和社会」である。

今、中国国内で最も都市開発されているのが、北京に比較的近い天津だと言う。
いずれ香港パワー、上海パワーを凌駕できる可能性もあるという。

今日のNHKスペシャル「激流中国」は「富人と農民工」をテーマにした格差社会を掘り下げていた。

天津へ出稼ぎに来ている内モンゴルからの年収10万円の農民工、かたや一日1億円稼ぐ富人・・約700年分の収入格差を暗示していた。

日本の現状の格差社会を遥かにしのぐ中国の現状に、100年昔、50年昔、20年昔の日本の姿を重ねてみることができる。

それにしても、まだ小学生の子供達が目に涙を浮かべながら、出稼ぎの親を想い、一生懸命勉強して大学に進学して金持ちになって親孝行したいという子供の姿を見ると涙が誘われる。

と同時に、将来の日本人の品格、中国人の品格、何を重きにおいて人格形成の善し悪しを判断するのかと考えてしまった。

一方、世界中にネットワークを張る華僑ビジネスがあるが・・
中国の富人層は、完全なるインサイダービジネス社会に起因する。
これは、誰もが平等になれない調和社会にあたる。

じわじわと自分の首を締め付ける反面教師から学ぶ面持ちになりました。

今日から四月・・。