まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『リメンバー~記憶の彼方へ~』TV放送版 13話まで

2017-03-31 13:05:00 | 韓国ドラマのエトセトラ
リメンバー~記憶の彼方へ~ DVD-SET1
クリエーター情報なし
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

レビュー一覧は、こちらから。

 

ギュマンは、改めてジヌの目的が自分だと言う事を知りました。

事務所を、イログループのビルが見える場所に構えた理由も。

だからと言って、今ここでイナを始末することも出来ず、結局はそのまま帰りました。イナを脅しておいて・・・。

 

ジヌは、イナからその報告を受けました。

今さら隠すことでもないと思いました。そして自分には時間があまり残されていない事が分かった今、事を急がないといけないと思ったのです。

 

ジヌに、クァク刑事が連絡して来ました。

決してジヌが自分を許す事は無いと分かっているけど、クァク刑事は、このままギュマンにやられっぱなしで終わりたくないのです。

だから、ジヌに最後のプレゼントをしたいと言いました。お互いの目的は同じなんだから・・・と。

クァク刑事の自白動画でした。

ジェヒョクを犯人に仕立てあげた経緯を、実名を挙げて録画してありました。

その動画をギュマンにも送りました。激怒して自分を殺しに来ると分かってて、敢えてそうしたのです。

 

ギュマンは激怒し、ジュイルを呼びました。

手下たちに始末させようと考えたのです。

で、彼らがクァク刑事の元に行き、痛めつけようとした時、警察が。

自首するとの通報をしてあったんですね。

ギュマンたちの前で、クァク刑事は逮捕されて行きました。もう手出しできません。

 

ホン部長検事は、不祥事の責任をとって辞任しました。罪を問われる前に、とっとと責任を取った形に持って行ったのです。

ジョンア父の自殺の一件は、自分の判断ミスだとしたのです。だとしたら、辞職で充分責任を取ったということになるようです。

そして、そのままイログループの顧問弁護士となりました。

パク弁護士の上司と言う形です。

 

ヨン事務長は、ジヌの様子を見て、病気が進行していると察しました。

身体の事を考えて、このあたりで手を引く事を勧めました。でも、ジヌにはそんな事出来ないのです。

あなたには幸せな記憶を心に焼きつけてほしい・・・と事務長は言いましたが。

そして、ジヌがオカシイということは、イナも気付き始めていました。

ジョンアの名前が出なかったり、事務所に帰る道を忘れたり、そして、今度はホン部長検事が辞職したことを忘れていましたから・・・。

不安になりました。事務長が庇っている風なのも、気付いていました。

 

ミソ電球の裁判に、元工場長が原告側の証人として出廷しました。

元工場長は、悩みながらも、結局、パク弁護士の求めるような受け答えをしました。ミソ電球に不利な証言です。それは勿論偽証です。

裏切られたと激怒したソル社長は、元工場長叫びました。嘘を言うな・・・と。結局、

息子のミンスはジヌが反論してくれると期待しました。実際、元工場長とパク弁護士の密会の写真を手元に準備していたんです、ジヌたちは。

でも、結局ジヌは元工場長を責めませんでした。

彼の辛さを分かっているからです。

 

そして、全く別の方向からイロ側を攻めたのです。

裏金です。

イログループは、別の部品会社で不良品を作り、大量に流出させました。その所為で事故が多発したのです。

事故の原因が、その不良品の所為だということが科捜研で証明されました。イログループの下請け会社が検査し、ミソ電球側に落ち度があると偽証させたということです。

その会社はイログループの資金洗浄の為に設立された会社で、そこを通す事によって多額の資金を裏金としてプールしたのです。

これがタク検事たち検察によって発表されました。

結局、ミソ電球は無罪となり、損害賠償責任は無いということになりました。勝訴です。

 

負けたけど、パク弁護士は満足そうでした。

ジヌの成長が見られたからです。

 

この直後、問題の会社の社長となっているジュイルが逮捕されました。

こう言う時のために、ジュイルを社長としていたようですね。使い捨てみたいなもんです。

ジュイルは、万が一の時には、例のギュマンの自白動画のCDをパク弁護士に渡すよう部下に指示してあります。この時は、まだその時じゃないようです。

 

ナム会長は又ジヌか・・・と激怒しました。

ギュマンに、始末するよう言ってますよ・・・。

でもね、ナム会長も、立場が危うくなりかけてます。

 

パク弁護士が、父親の起こした事故を調べていて、ナム会長の関与を掴みかけていますからね。

ナム会長は、すぐに当時の事情を知る人物を消そうとしましたよ。

その人物は、パク弁護士に助けを求めて来ました。

パク弁護士が捜査の過程でその人物に会い、何か助けが必要な時は連絡して来いと名刺を渡しておいたんです。

まさかそんなに早くそれを使う事になろうとは、その人も思ってなかったでしょう。ナム会長の恐ろしいところです。

 

カン判事は、ジェヒョクの事件を調べようとしてます。

パク弁護士に会いましたが、話は何も聞けませんでした。

で、アン秘書を呼び出したのです。

以前酔っ払ってギュマンのことを愚痴っていましたからね。それがジェヒョクの事件の事だと、今は推察できますから。

でもね、アン秘書、何も言いませんでした。庇いましたよ、ギュマンを。

怖いから?ギュマンが。

 

ジヌは、イナにバッグをプレゼントしました。

今回の裁判が上手く行ったし、イナにとっては弁護士としての最初の事件になったから、記念だ・・・と言って。

幸せな記憶を作っておきたいと言う思いがあったようです。

で、デートの約束をしたんですが・・・。

 

待ち合わせ場所に行く直前にギュマンから電話が入ったのです。

情報を提供すると言いました。

なんと・・・。パク弁護士の父親が起こした交通事故の記録です。

ジヌはその時初めて知ったのです。パク弁護士の父親の所為で、自分の母と兄が死んだ事を。

ショックでした。

あまりにもショックで、記憶が混乱してしまいました。

新しい記憶が飛んでしまったのです。

 

いつまで待っても来ないジヌを心配して、電話をしたイナ。

そしたら、話しが変です。父を待っていると言うのですから・・・。

どこ?とイナが聞いたら、家にいるとジヌは言いました。

 

イナは慌ててジヌの昔の家に駆け付けました。

ジヌは、門の前で座り込んでいました。

イナを見て、言いました、

「姉さん。」

その表情は高校生の時のものです。

何してるの?・・・とイナ。

「父さんがまだ帰って来ないんだ。寒いのに、どこで何をしてるのか。」

屈託の無い明るい表情です。

イナはジヌを抱きしめました。涙がこぼれ落ちました。泣くしか出来ませんでした。

いったいどうすれば良いのか・・・。

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『華政』41話まで

2017-03-31 10:58:21 | 韓国ドラマのエトセトラ
華政[ファジョン](ノーカット版)DVD-BOX 最終章
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン

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面白くなりそうだと思ったのに、ムカつくばかりです

 

親見では、台本通りの台詞を民が仁祖に言い、感謝していると、敬っていると言うので、仁祖も気をよくしていました。

失くしかけていた自信を取り戻したかに見えました。

ところがですよ。あの民が率直な意見を言ったのです。

「公主様が所有する土地で働く者は、租税を免除し、たまった税金も帳消しにされるそうです。公主様が施されたお情けを我々にもかけてくれませんか。そうしてくだされば、我々は生きる事ができます。」

必死にそう訴えたのです。

その声に呼応するように、他の民も、同じ事を口にし、一斉に頭を下げ始めたのです。

仁祖、真っ青ですわ。

 

また自分の邪魔をする・・・と仁祖は公主に対する憎しみを増幅させました。

 

同じく、ヨジョンが激怒してね。公主に文句の一つでも・・・と乗り込んで来ました。

ところが、公主は留守。

だったら、待たせて貰う・・・などと、偉そーなことを言いだしたので、チョン尚宮がそれを止めたのです。無礼な・・・と。

そしたら、ヨジョン、チョン尚宮の頬を殴っちゃった

それを、公主が目撃。

事は一気に大きくなりました。

いくら現国王の寵愛を受けているとは言っても、地位は女官。側室でもありません。

女官は尚宮に触れてはいけないという内命婦の決まりがあるとか。

公主に対して顔を上げ、目を見るのも、その規則に反する事だそうで。

ヨジョンはたくさんの違反を犯しているわけです。

公主は、内命婦の決まりを分からせないと・・・と今回は厳しく処することにしました。

 

本来ならば、斬首になったとしても文句は言えない罪なんだとか。

でも、公主は、今後、更生することを期待して、ふくらはぎを打つ刑にしました。手ぬるいよ~っ・・・と思ったのは、私だけじゃ無い筈。

 

ヨジョンの振る舞いが目に余るのは周囲もよ~く分かっていました。

でも、やはり仁祖の寵愛を受けている女性です。物凄く遠慮があるんですよね。重臣たちでさえ。

だから、目をつむってきたわけですが、公主は一切遠慮はありませんでした。

ヨジョンが散々悪態を付きますが、全く動じません。

 

仁祖は、すぐにでも駆け付けて、公主を罰しようとしました。

でも、その時、仁祖の正室が止めました。

内命婦のことは、王と言えど口を挟んではならない決まりがあるのです。

この仁祖の正室を演じているのは「獄中花」でハン尚宮を演じているイ・スンアさん。又被りますな

 

ただ、これは仁祖と公主の不仲を決定的にしました。

キム・ジャジョムは、ヨジョンの無謀さ、礼儀知らずなところを充分承知していますから、迂闊な動きをしないよう注意しました。

そして、ヨジョンに仕えている女官にも、何か動きがあったら自分に知らせるよう命じました。自分の言う事を聞かない可能性があると承知しているんですね。

 

ヨジョンは、ジャジョムが思ったとおり、仁祖に恨みつらみを言いまして、泣きつきました。

そして、ジャジョムのやり方はまどろっこしいと訴え、勝手に公主に何かしようとしてますよ。

仁祖も、殺してやりたいと思ってるのに、ジャジョムに時期を見るよう止められてますから、二人の意見が一致しちゃったってとこです。

考えが浅く、感情のままに行動してしまう二人です。似た者同士ってことですね。

しかし・・・公主が危険だわ。

 

イヌやジュウォンはやはり公主の事が心配でなりませんでした。

イヌは、分かって止めないジュウォンに怒りました。が、ジュウォンは公主の思うように政をしてもらいたいと思っているので、敢えて止めなかったのでしょう。

それでも、不安は同じです。遠くから宮殿を見つめるのが、切ないですな。

 

キム・リュの息子とイ・グィの息子たちも、何とかして公主の行動を止めたいと考えていました。

で、相談しようとしてますよ。

その席に、チェ・ミョンギルも呼ばれていたのですが、古い友人に偶然会ったので・・・と遅れてくる事に。

友人と言うのは嘘でした。

ミョンギルはジュウォンを呼び出していたのです。

 

ジュウォンはミョンギルのことを信用してはいません。なにせ、今回の反正で仁祖側に立っていたのですから。

「公主様に拝謁したい。一刻も早く、密かな場所で。」

ミョンギルは言いました。

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『華政』40話まで

2017-03-31 09:40:40 | 韓国ドラマのエトセトラ
華政[ファジョン](ノーカット版)DVD-BOX 第四章
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン

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仁祖は即位して、光海君を流罪に処し、敵となった大北派を一掃しても、落ち着かない不安な日々を過ごしていました。

光海君の残した言葉、公主の指摘、民が公主を指示する声等が頭の中を回り、悪夢を見る事も多いのです。

精神的に不安定さを増し、周囲は敵だらけ・・・という意識が捨てられないでいました。

 

公主は毎朝挨拶に出向いてくるのですが、敬意を表しながらも、その都度世の中の問題点等を仁祖に告げ、その解決を求めるのです。

仁祖が嫌がってるのも分かってて、機嫌が悪くて怒鳴るのも分かってて、敢えて毎日やって来ました。

いっさい動じません。

その堂々とした態度が、まだ仁祖の気に触るわけです。

 

それに拍車をかけたのが、相次ぐ謀反の摘発でした。

毎月のように謀反の密告があり、その都度逮捕者が出るわけです。

でもこれはキム・ジャジョムによる卑劣な策でした。

恐怖によって重臣たちや民を治めようととしているのです。

共に反正を行った西人派のキム・リュやイ・グィなども、なんかおどおどしてます。

逆心を抱くモノをあぶり出して、密告するという方法を採っているのですが。言葉は良いけど、その実体は、囮となるものが、罠を仕掛け、言葉巧みに逆心を疑われる言動を引き出すわけです。そのやり方は本当に無理やりに近いです。

あらかじめ、その対象者の名簿を作成し、囮の者が仁祖への不満をわざと口にさせるのです。ほんの少しの言葉尻を捕まえ、摘発に乗り出すと言うアクドイやり方です。

 

このやり方を聞いたジュソンは、キム・ジャジョムの巧妙さに驚きました。

イヌは、この際、ジャジョムとは手を組んだ方が得策かもしれないとジュソンに言いました。

 

火器都監は閉鎖されました。

別造庁という部署に格下げされ、訓練都監に組み込まれました。そして、イヌが別造庁を管理する訓練都監の別将となってやってきたのです。

ある日、公主は食べ物を持って職人たちの元を訪れました。

ジュウォンと会うのも目的の一つでした

その帰り、公主の前にキム・ジャジョムが現れました。

 

ジャジョムは、政というのは、嫌いな相手、政敵に対しても笑顔を見せる事です・・・と言いました。

政をするには、それ相応の力を持たなくては・・・と。

そして、王室所有の広大な土地を公主に下賜しようと思うが?・・・と提案して来たのです。

そう言いだしたのには、理由がありました。

功臣たちに褒章として土地を渡したいが、公主たちの抗議を受ける可能性もあるわけで。その時、公主にも同じかそれ以上に資産を分けることで、黙らせようってことなんですね。

「これが政と言うものです。」

と、キム・ジャジョムは言いました。

今のままでは、ジュウォンや職人たちと声を挙げたとしても、朝廷には届きません。

「政とは、虫唾が走るほど嫌な奴を相手にするものです。」

と言うジャジョムの言葉。なるほどと思わず頷いてしまいましたよ 別に私が政治をするわけでもないのにね

 

公主は悩みました。

今は目をつぶれりひとまず仲間になれ、まずは力を持て・・・。その言葉をかみしめた公主。

光海君の言葉を思い出しました。

“今は不義に屈したとしても絶望感に押しつぶされてはならん。これで終わりではない。私が去ったとしても、お前やお前に従う者たちが戦いを諦めない限り終わりではない”

ジャジョムの提案を受けました。

 

仁祖と民が直接会い、言葉を交わす“親見の儀”が行われる事になりました。

キム・リュとイ・グィの息子たちが担当となり、準備を進めていました。

仁祖に会い、質問をする民も選ばれていまして、質問内容もあらかじめ決められていました。

仁祖に媚びへつらう内容なんでしょうね、きっと。

ヨジョンも、仁祖を“聖君”と民は思うに違いない・・・なんて、歯の浮くようなお世辞を言ってますよ

そして、当日、仁祖は満足げな表情を浮かべて輿に乗り、出発しました。

 

でもね、何か事件が起りそうです。

民の一人が、台本とも言える質問事項を書いた紙を渡されたんだけど、字が読めなくて困っていたんです。

で、通りかかった役人に何と書いてあるのか、教えてほしいと頼んだわけです。

頼まれた役人というのが、チェ・ミョンギル=イム・ホssi。「獄中花」でオクニョを助けるカン・ソンホを演じてるあの方です。こんがらがるわぁ・・・ 余談ですが、韓国ドラマの場合、主役周辺の配役は勿論作品ごとに違いますが、周辺の役は同じ人が演じてる事が多くてね。こちらでは味方だったけど、あちらでは敵・・・という場合も多く、こんがらがってしまいます。特に史劇では。

今回は、どうも公主の味方となるようです。まだ登場したばっかりなので、分かりませんが。

と言うのは、民に書かれた事ではない事を教えたからです。

「“気になる事は何だ。尋ねたいことを尋ねよ”と書いてある。」

・・・なんてね。

本当に良いのですか?・・・と民が聞くと、

「勿論だ。親見というのはそう言うものだ。」

と答えました。

ひと波乱ありそうです。聞いた民が罰せられるんじゃないかと、不安ですが・・・。

 

公主は、久しぶりにイ・ウォニクを訪ねていました。

光海君の治世に反対して、政権の中枢から追い出された恰好のイ・ウォニクに、今回領議政を・・・と言う話が来たのです。彼の能力を必要としたのではなく、イ・ウォニクの名前が必要なのです。

でも、仁祖の治世にも共感できずにいるイ・ウォニクはそれを辞退しました。声がかかった理由も、ちゃんと察していました。

公主は、引き受けてくれるよう説得に来たのです。共に政に関わろうと考えているのです。

公主も、自分の名前が必要とされている事はウォニクと同じです。

「名とそれに伴う力をどう使うかは我々次第なのではありませんか?」

面白くなりそうです。

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『華政』39話まで

2017-03-30 18:12:14 | 韓国ドラマのエトセトラ
華政[ファジョン](ノーカット版)DVD-BOX 第三章
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン

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インモク大妃と共に、公主は王宮に戻りました。9年ぶりのことでした。

嬉しい筈なのに、大妃はイマイチ不安でした。

ヌンヤン君・・・いえ今は仁祖を信頼できないからです。公主との確執も気になっていました。

 

仁祖は、光海君の残党を一掃しようとしていました。

そして、火器都監も潰してしまおうと考えていたのです。

 

火器都監の提調であるホン・ヨン、そしてジュウォン、職人たち全員が後金への内通を疑われ、捕えられてしまいました。

キム・ジャジョムは、光海君に、火器都監もまた内通していたと証言するよう迫っていました。さもないとジュウォンとホン提調を拷問する・・・と。

でも、光海君はそんなこと絶対に言いません。

拷問を加えられたジュウォンたちも、決して嘘の自白をしませんでした。

 

公主は、火器都監の職人の姿になり、宮殿の門の前に座り込みました。

席藁待罪・・・ですな。

いくら訴えても、火器都監の皆を釈放してくれないので、最後の手段に出たってところです。

民は、その姿を見て、驚きました。常々、公主は尊敬の的だったからです。

「火器都監の提調、校理、そして職人は無実です。皆、国の為に戦地で命をかけただけです。それでも処罰すると言うのなら、公主である私も罰してください。私も職人たちと共に戦地にいました。無実を訴えても疑うのでしたら、どうか私も死罪に。」

 

その姿は民の同情を集めました。新国王が公主を苦しめていると言う声も上がり始めました。

民の数は増すばかり。

仁祖は苛立ちました。

またもや公主が自分の邪魔をする・・・と。

公主を捕えろと命令しましたが、重臣も従いません。民の目の前でそんな暴挙に出るなんて、民の反感を買うだけです。

ヒステリックに叫ぶ仁祖に、行動を共にした重臣たちも、呆れ顔です。やはり王の資質は無いですな。

 

兵たちの話で、ジュウォンや職人たちも公主の行動を知りました。

自分たちを助けるために、公主がそこまでしてくれている・・・と感動し、気持ちを奮い立たせたのです。

それは、光海君も同じでした。

 

キム・ジャジョムが仁祖に言いました。

聞き入れましょう・・・と。

相手は公主。このままでは、民に対して、反乱の説得力が薄れてしまうからと。

 

雨が降っても座り続ける公主。

民は心配で傍を離れず、見守っていました。

ジャギョンも駆けよりたい思いを我慢して、見守り続けていました。

 

とうとう公主の身体がふらつき、倒れかかってしまいました。

駆け寄ったジャギョンが抱き起こしました。

意識を失いかけても、公主は訴え続けようとしました。

その姿に、もう民も黙ってはいられませんでした。

「王様、どうか公主様をお助け下さい。」

「お助けください。王様。公主様には何の罪もありません。火器都監の者たちを放免に。」

口々に叫びながら跪き始めたのです。

その場にいた民の全員が叫び始めました。

 

その声は、宮殿の中にまで届きました。光海君も、牢のジュウォンや職人たちにも聞こえました。

 

何故民は私の名では無く公主の名を呼ぶのだ・・・と仁祖は怒りました。

イヌは、仁祖に言いました、先を見据えるべきでは・・・と。

いつか自分が火器都監の門を開けて仁祖に捧げます・・・と。

 

仁祖はこうなったら、もう火器都監の者たちを釈放するしかありませんでした。

光海君は、ほっとしました。

 

仁祖は光海君だけは処刑しようと考えていました。

でも、キム・ジャジョムはそれを止めました。

「仮にも先王です。燕山君ですら死罪は免れました。今は流刑にとどめるべきです。」

歯ぎしりをしながら、仁祖はその意見に従いました。

 

でも、ゲシやイ・イチョムたち、光海君の最側近たちは、斬首となりました。

刑場に行くゲシの前に、公主が。

ゲシは感謝し、そして謝りました。

一つだけお願いが・・・と言いました。

「王様のご意志のことです。どうか公主様が引き継いでください。それだけで、王様はご満足なさるでしょう。」

ゲシは自分の人生に満足し、静かに刑に処せられました。

 

光海君が流刑地に送られることになりました。

公主とジュウォンは見送りに行きました。

職人たちも同じです。

 

光海君の脳裏には、公主との思い出、即位した日の高揚した思い、夢が浮かびました。

江華島に追放され、最後は済州島にうつされ、そこで一生を終えたようです。

世子はこの動乱の中、死亡したようです。

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『リメンバー~記憶の彼方へ~』TV放送版 12話まで

2017-03-30 16:13:14 | 韓国ドラマのエトセトラ
リメンバー~記憶の彼方へ~ DVD-SET2
クリエーター情報なし
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

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殴られたパク弁護士。ムッときた事は確かでしょうが、それで怒るようなことはしませんでした。

相手はギュマン、何を言っても無駄な相手だと充分分かっているからです。

そして今は本心を隠しておかなければいけない理由があったからです。

父の事故の件です。

ナム会長が関わっていた事が分かって来たのです。

タク検事の知り合いのペ刑事から、その事故当時ナム会長が関係した事件や事故の報告書を見せてもらい、それらもホン部長検事が担当していた事を知りました。

腐れ縁ですな。

そして、あるライバルグループの爆発事故の直後、イログループは成長し始めたんだとか。爆発事故でライバル社の社長が亡くなり、受け持とうとしていた仕事を、イログループが代わりに担当することになったようです。

パク弁護士の父は、ナム会長の指示に従わなかったらしいです。だから、逃げていたんだとペ刑事は言いました。

胡散臭い事この上ないよね。

この動きを、ジュイルの手下が見張っていました。勿論、ギュマンからの指示です。

 

尾行にパク弁護士はちゃぁんと気付いていました。

ジュイルは、手下からパク弁護士が何を探っているか報告を受け、危ないと感じました。

で、パク弁護士に注意したのです。

今は、ナム会長の元にいるのだから・・・と。

でも、パク弁護士は、言いました。父親のようなジュイルだけど、今回は別の道を行く事にする・・・と。

一方で、ギュマンに疑われるのは今はマズイと思っています。だから、この裁判にはジヌに勝たないと・・・と思いました。

複雑ですな、パク弁護士。

 

カン判事は、ジェヒョクの事件を調査していました。

やはり疑惑がたくさんありました。

それに、以前、イナはきっぱりとジェヒョクが無罪だと信じていると言っていました。あの言葉に嘘や勘違いは無いように思えたのです。

 

ホン部長検事は、カン判事が疑念を抱いていて、再調査しているようだと、ギュマンに報告しました。

カン判事はギュマンにとって友達です。

そう簡単に始末する事はできません。悩ましいですな、ギュマン。

 

カン判事は、ジヌに話しを聞きに来ました。

有罪判決が出たけど、腑に落ちない点があるから・・・と言いました。

証人が偽証した点、捜査自体もずさんだったこと、突然判事が変わるのも異例だと言いました。

躊躇したジヌを見て、イナがまず口を開きました。

「私は真犯人が自白する動画を見ました。」

もしかしたら、あなたも見たんですか?・・・とカン判事がジヌに聞きました。

「はい。この目ではっきり見ました。真犯人がジョンアさんを殺したと告白してる動画です。」

では、真犯人が誰か分かっているのですね?・・・とカン判事。

「ナム・ギュマン。イログループ社長です。」

やっと、彼ら以外の人間が、ギュマンの本当の正体を知った瞬間です。

 

イナは、母と喧嘩して家を出て以来、ずっと事務所で暮らしています。

まだ仲直りしていなかったのですが、ある日、父と一緒に母が差し入れを持ってやって来ました。

本当はイナのことが心配でたまらなかったのです。意地っぱりなんです、イナ母は。

感情的になったけど、ちゃんとイナの気持ちも理解してくれてて・・・。やっと素直にそれを伝える事が出来ました。

ジヌも、嬉しそうに見つめていました。

 

パク弁護士は、ミソ電球の元工場長に偽証を頼みに行きました。

勿論、元工場長も躊躇しましたよ。

でも、彼の娘が病気でお金が必要だと分かったので、援助を申し入れ、承諾してもらったようです。

 

ジヌも、同じ人物に話をしました。

既にパク弁護士から話があっただろうと、察していました。

ジヌは、お金なら自分か貸す・・・と言いました。そして良心に訴えたのです。元工場長はソル社長と二人で会社を築いてきた人物です。製品にも自信を持っていた筈。そんな会社を・・・とね。

 

ある日、ギュマンが仕事で会食中に、クァク刑事が怒鳴りこんで来ましたよ。

勿論、つまみ出されましたが。

これはクァク刑事の罠だったようですね。自分を痛め付けるのは分かっていたから、隠しカメラをセットしておいたのです。

そして、これまでのギュマンの悪行を口にし、ギュマンの自白とも言える言葉を引き出したわけです。

ばっちり写ってましたよ。

その動画は、ジヌに渡しました。

流石にもうジヌを騙そうなんて言う気は無いようです。ただ、一人だけ倒れるのは嫌だと思ったのです。

散々裏の仕事をさせておいて、必要じゃなくなったら容赦なく切り捨てるギュマンのやり方に、もう我慢が出来なくなったということです。

 

そして、もう一人、ギュマンの仕打ちに耐えている人物がいます。

アン秘書です。

ずっと人間扱いされず、ひたすらギュマンのどんな指示にも従わざるを得ない毎日。ギュマンの友達のチョルジュにも馬鹿にされてしまうし。

カン判事に、思わず愚痴ってしまいました。

自分が口を開いたら、ギュマンは刑務所に入る事になる・・・なんてね。

カン判事、ジヌとイナから聞いた事が事実だと感じたようです。

 

そんなアン秘書に目をつけたのはイナ。

ジョンアの遺品を調査していたら、手帳にアン秘書の名刺が挟んであり、歌のアルバイトの予定が書いてあったからです。

死んだ日、ジョンアは歌のアルバイトに呼ばれていた・・・と分かりました。

で、アン秘書に、その件を聞いたけど、否定されてしまいました。

ただその様子をギュマンが見てて・・・。アン秘書に不審の念を抱いたようですよ。アン秘書、危ないわ・・・。

 

タク検事が動きました。

イナから、ジョンア父の遺書の筆跡が本人の物ではないという鑑定書を見せられ、ショックを受けました。

ホン部長検事は、ここまで腐っていたのか・・・と。

大検察庁の監察部の調査がホン部長検事に入りました。

さぁ、どーなる

 

ジヌの病気、それは記憶力がずば抜けて良い事。それでした。

その能力が障害と言えるレベルなんだそうです。

僕の能力はどれほど悪化してるのですか?僕に残された時間は?・・・とジヌ。

「頭を使うほど進行は早まります。長くて1年、短ければ半年です。あなたの記憶は徐々に失われていきます。」

えーっ

若年性認知症じゃないよね?いったい何 記憶力が良過ぎる事自体が病気だなんて・・・。

 

その時、ジヌの事務所にギュマンが。

イナが動いてホン部長検事に調査が入ったり、その他にも様々な支障が出てきた事で、乗り込んで来たみたいだけど・・・。

イナしかいません。

おまけに、あの秘密の部屋を見られちゃったーっ

鍵かけておきなさいよーっ

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『リメンバー~記憶の彼方へ~』TV放送版 11話まで

2017-03-30 13:00:28 | 韓国ドラマのエトセトラ
リメンバー~記憶の彼方へ~ DVD-SET1
クリエーター情報なし
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「もう苦しまないで。でも終わったわけじゃない。僕が無実を証明してみせる。」

ジヌはジェヒョクの遺影に向かってそう誓いました。

 

1カ月が経ちました。

 

ジヌは、関係者一人一人に復讐し始めました。勿論、違法なやり方じゃ無く、ちゃんと正当なやり方で。

最初は、ジェヒョクをアルツハイマーだと診断したのに、偽証したイ医師。

現在、偽証罪で服役中でした。でも、ジヌはそれ以外の罪も告発したようです。加重処罰ということで相当長い服役になりそうです。

そして次は、拘置所の医師。

ジェヒョクに一切治療を施さず、腹痛を訴えても無視し続けたあの医師です。

大金をもらって財閥に優遇措置を施し続けていたようです。あっさり逮捕されました。

 

次は、クァク刑事。

彼は事件の被疑者と接触し、お金を貰って上手くもみ消したりしていました。

被疑者との接触の場面を、ジヌは隠しカメラに収めたのです。

そして、署長たちお偉いさんも同席する警察内部での報告会で公開して見せたってわけ。もう、クァク刑事、お先真っ暗ですな。捕まるのも時間の問題でしょう。

で、ギュマンに泣きつきました。

でも、ギュマンは切り捨てましたよ。撮影された動画の中で、クァク刑事は、ギュマンの事を散々にこきおろしていました。それをギュマンも見たのです。

許すわけないですよね。

 

イログループは次々に訴訟を起こされていて、そのたびにパク弁護士とホン部長検事が上手く立ち回る事で、無罪を勝ち取ってきていました。

ギュマンは満足していますが、パク弁護士のことは信用していません。

と言うより、彼は自分以外信じないのです。いえ、自分自身も信じていないようです。

 

イログループが起こした訴訟によって、倒産してしまった子会社がいくつもありました。

その中に、ミソ電球と言う会社がありました。電子レンジが爆発すると言う事故があり、その原因がミソ電球が作った電球だと断定され、イログループが損害賠償訴訟を起こしたようです。

その所為で、会社は倒産してしまったのです。

自分たちの製品に責任は無いと、イログループの社屋前で抗議集会を開いていたソル社長と息子のミンス。

訴えを取り下げてほしいと頼むソル社長ですが、ナム会長は勿論、ギュマンも一切耳を貸しません。

 

見かねたパク弁護士がジヌの名刺を渡しました。ジヌしか受けてくれる弁護士はいない・・・と言って。

で、ミンスがジヌを訪ねたのですが、ジヌは今それどころじゃありません。イログループへの復讐の為に飛び回っているので、時間の余裕が無いのです。気持ちの余裕も・・・。

やっぱりジヌは何か病気のようです。だから焦っているのかも。

記憶がおかしくなってるようです。イナも気になっているみたいです。

 

で、一旦は断ったのですが、ミンスの立場が自分と同じだと感じ、引き受ける事にしました。

相手がイログループだということも、理由の一つかもしれません。

 

ところで、ホン部長検事はますますイログループにすり寄っていまして。

起訴する判断をイログループに利益をもたらすように操作してます。

タク検事にも、関係者については起訴猶予とするよう指示したりしてますよ。タク検事は苦い顔です。

その腹いせかもしれませんが、イナにジョンアの父の自殺事件の資料を渡しました。ジェヒョクの事件を調べていたのを知っていますからね。関連があるかもしれないと持って来たのです。

そのどちらもホン部長検事が担当していましたから。恣意的な判断が入ってる可能性大だと思ったのでしょうね。

 

その資料を参考に、事件の詳細を調べ、ジョンア父の遺書を見せてもらったのですが。

納骨堂に置かれたジョンア父の娘に宛てた手紙の筆跡と違うように見えたのです。

調べてみると、遺書の文字は、ジョンア父とは別人のモノだと判明しました。自殺では無い可能性が出て来ました。

 

カン判事が、ジェヒョクの事件に疑問を抱き始めました。

初動捜査で疑わしいギュマンの別荘を全く調べていない事を知ったのです。その理由を、ホン部長検事に突きつけました。

事件は終わったし、容疑者も死んだ・・・とホン部長検事は怒ったように言いました。

「疑わしい点が多いし、真犯人は別にいるかもしれません。」

と、カン判事。

ホン部長検事、厄介な事になりそうだと言う表情です。

カン判事も危険だわ・・・。大丈夫かしら。

カン判事は、きわめて公平な考えを持つ人物です。正義漢でもあります。ギュマンが友達であるアン秘書に散々な物言いをするのを、注意するような人物なんです。

 

パク弁護士の父親が起こした事故の事で、タク検事の知り合いの刑事がパク弁護士を呼び出しました。

その事故を隠そうとしたのは、ナム会長だと。

そして、パク弁護士の父親はナム会長のことを刑事に話していたようです。事故の前に・・・。

やっぱり何かあるね、その事故には。

 

ミソ電球のソル社長が投身自殺を図ろうとしました。

会社はイログループの雇ったならず者たちが占拠し、工場の機械等の資産は差し押さえされてしまいましたし。

絶望してしまったのです。

でも、ミンスとジヌが必死に説得し、どーにか思いとどめさせる事が出来ました。

 

ミソ電球を被告人とする裁判が始まりました。

イログループ側の弁護士はパク弁護士です。

法律にのっとって、闘おう・・・とパク弁護士はジヌに言いました。

 

そして、ジヌとイナの尋問で、原因はミソ電球の製品だと断定した調査員の会社が、実はイログループの子会社だと言う事を明かしました。

ゆえに、イログループの意向に沿った調査報告書である可能性が高く、信憑性は低いと。

裁判長はそれを認めました。

第一審は、ジヌたちの優勢に終わりました。

 

法廷を出たジヌとイナは、ギュマンがパク弁護士を殴りつけるのを目撃。

流石にあっけにとられましたね。

パク弁護士、どーする

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『リメンバー~記憶の彼方へ~』TV放送版 10話まで

2017-03-30 08:28:32 | 韓国ドラマのエトセトラ
リメンバー~記憶の彼方へ~ DVD-SET2
クリエーター情報なし
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

レビュー一覧は、こちらから。

 

疲労によるめまいだって・・・とヨン事務長はソン弁護士とイナに説明しました。

でも・・・何か病気を持っていそうです。

以前からきっと症状はあって、それが何なのかはジヌ本人とヨン事務長だけが知ってるんでしょうね。

まさか不治の病だったりしないよねぇ・・・そこまでジヌを可哀相にしないでほしいと思います。

 

裁判が再開されました。

イ医師への質問が続けられました。

イ医師は、4年前、偽証した事を認めました。アルツハイマーだったと言う事も真実だし、ジヌが偽証してくれと依頼したというのも、嘘だと。でも、誰かに指示されたのではなく、自分の意思でそうしたと言ったのです。

最後の砦は守ったって感じ。イログループの名前、ギュマンの名前は一切出しませんでした。

勿論、このツケはイ医師に来ました。ギュマンから厳しく怒鳴られ、結局、職を失ったようです。でも生きてるんだから良かったとしなきゃね。

 

ジヌはいつものようにジェヒョクの面会に行きました。

そしたらその日は、ジェヒョクがいつになく冴えていましてね。昔の記憶を取り戻していたんです。まぁ、一瞬のことでしょうけど。

それでも、ジヌは嬉しかったのです。

久しぶりに昔話をしました。もう、いつ以来か分からないくらい久しぶりの心からの笑顔でした。

 

イナが検事を辞めました。

ホン部長検事が地方転勤を決定したのです。勿論、自分に従わない目ざわりなイナを追いだすためです。

イナはほとほと嫌気がさしました。

冤罪を無くしたいと一生懸命勉強して検事になったのに、検事の世界も世間と同じお金の世界だったのが嫌と言うほど分かったのですからね。

ホン部長検事に辞表を提出し、検察を出て行きました。

 

家に帰ってそれを報告したら、母にこっぴどく叱られちゃって。

イナはイライラしていた時でしたから、喧嘩別れみたいになりましてね。そのままジヌの事務所に泊まっちゃった。

結局、ジヌの事務所で弁護士として再出発することになりました。

 

ギュマンは、父から自分こそが後継者だと改めて言われ、有頂天になっています。

出来の良い妹のヨギョンが父に可愛がられているのを知っていますから、もしかしたら・・・と思っていたところもあったようです。

でも、父ナム会長は、封建的な考え方をする人で、いくら出来が良くても女性は上には立てないと思っているのです。

 

ジェヒョクが倒れました。

ずっと腹痛を訴えていたのに、全く治療されていませんでした。

病名が何なのか、ちょいと見落としてしまいましたが、とにかく危険な状況です。

パク弁護士は医者にお金を握らせて頼みました。絶対に助けてくれと。勿論、お金で左右するような医者ではありませんでしたが、頼まずにはいられなかったのです。

自分の父の所為で家族を失い、自分の弁護の所為で死刑囚となった・・・。なのに、自分を恨まず感謝する本当に善良なジェヒョクですからね。ここで死んだら、パク弁護士は償い様がありません。

 

病室から出た時、ジヌと会いました。

睨むジヌに、パク弁護士は言いました。

明日の法廷で罪滅ぼしをするつもりだ・・・と。あの映像を使うつもりのようです。

 

ギュマンは、こうなったら、この事件をきちんと決着をつけたいと考えました。

で、あとはクァク刑事だけだとアン秘書に言ったのです。クァク刑事を始末しろと。

イ医師の事もありますから、口を割られちゃ困る人物は始末しておこうってことですね。

アン秘書は、ジュイルに依頼しました。

 

ジヌも、それを察知し、アン秘書の動きを監視していたので、すぐにクァク刑事を救いだす事ができたのですが・・・。

ギュマンも馬鹿じゃなかった。

アン秘書も騙したってことかしら。

クァク刑事に、囮になるよう指示していたのです。

 

ギュマンに反旗を翻したとジヌには見せかけておいて、裁判で証言すると約束したクァク刑事。

裁判で裏切りました。

4年前の証言は本当だと言ったのです。

 

この時、裁判官も変えられていました。それまで担当だったカン判事は、公平な見方のできる人でした。ギュマンの友達ですが・・・。

これもイログループの差し金でしょうね。

前回証拠として採用した筈の、アジュンマの自白映像、それも証拠能力が無いと言い、証拠のリストから外したのです。

検察側に立っているとしか思えません。チェ検事は満足げな表情を浮かべていましたよ。

 

そして、パク弁護士も、法廷に入る前に、ジュイルによってCDを奪われてしまったのです。

これはパク弁護士の身を案じての行動でした。

 

肩を落として法廷に入ったパク弁護士。

全てが検察有利に進んでいる現状を目の当たりにしました。

 

ジヌが弁護士として最後の弁論を始めました。

必死に父の無罪を訴えました。

その時、ヨン事務長から連絡が。

ジェヒョクが息を引き取ったと。

 

ショックで言葉が出ないジヌ。

代わりにイナが弁論しようとしましたが、ジヌはそれを抑えました。

自分がしなくては・・・です。

この件の被告人である私の父が、病院で息を引き取りました・・・とジヌ。

「力のある者は簡単に外に出られて、力の無い者は病気でも治療も受けられない。この非人道的な現実が被告人を死に至らしめたのです。無罪判決が出ても被告人は永遠に戻りません。唯一、真実だけが被告人の死に対する慰めとなるでしょう。以上です。」

涙をぬぐいながら、声を震わせながら、ジヌは最終弁論を終えました。

 

結局、判決は覆る事はありませんでした。

 

「父さん、僕を一人にしないで。こんな形で死ぬなんてまだ何も終わってない。目を開けて

と泣き叫ぶジヌ。

泣けましたわ~ ホントに泣けました

 

ジェヒョクのお葬式が執り行われている一方で、イロ生命は他社との合併を発表し、より大きく成長しようとしていました。

祝賀パーティが盛大に開かれ、ホン部長検事、チェ検事、ジュイルも出席して祝っていました。

その席で、ナム会長は、息子ギュマンをイログループの社長にすると発表。

ギュマン、これまで以上に有頂天となっています。

 

そこにパク弁護士の姿はありませんでした。

ジェヒョクのお葬式に行っていたのです。

 

ジェヒョクの遺品の中に、一通の手紙がありました。

ジヌ宛てです。

ひたすらジヌの事を案じている内容でした。

あれ?・・無罪だと書いた手紙もあったんじゃなかったっけ捨てられた

 

ジヌはその手紙を読んで、まだ復讐は終わっていないと感じたようです。

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『リメンバー~記憶の彼方へ~』TV放送版 9話まで

2017-03-29 15:06:41 | 韓国ドラマのエトセトラ
リメンバー~記憶の彼方へ~ DVD-SET1
クリエーター情報なし
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

レビュー一覧は、こちらから。

 

イナが襲われ、監禁されました。

通話中だったジヌは、必死に記憶をたどり、容疑者の家を探りました。

先に着いたのは、パク弁護士。ジュイルの線から当たっていたので、早いわな。

イナ、危機一髪です。

 

結局、容疑者が捕まったことで、ジヌは無罪放免となりました。

それを聞いたギュマンは、怒りがこみ上げて来ました。何にぶつければ良いかって時に、絶好のカモが。

無理な割り込みをされたんですよ。

で、その車を無理やり停止させ、フロントガラスをゴルフクラブでめちゃくちゃに

これも、パク弁護士に始末を押し付けましたよ。嫌な仕事ばかりですな。

 

被害者のアジュンマの娘がジヌに会いに来ました。

携帯を差し出しました。偽証を告白したアジュンマの動画が入っていました。

もしもの事があったら、世間に公開するようアジュンマから言われていたようです。ジヌに預けるのが一番良いだろうと思って・・・と言いました。

 

ジヌはその動画を証拠として再度再審請求をしました。

カン判事は、それを見て、再審を決定しました。

 

それを知ったナム会長は激怒。

跪いて謝るギュマンに、最後通牒をつきつけました。

「しっかりしないと母親のようになるぞ。今回の件でわが社がマスコミに出てみろ。その時は許さんからな。」

母親のように?何があったのかしら。ギュマンの性格がこうなっちゃったのも、母親の事が関係あるのかしら

 

イナは、ホン部長検事の指示に従わずにこの事件を追ったことで、きつく叱責を受けました。

でも、全く懲りてない様子です。

このアジュンマの事件が、早々に収束されたのを知ると、クァク刑事に抗議に行きました。

その時、クァク刑事から、ホン部長検事が又もこの一件に関わってる事を聞かされたのです。

 

ジェヒョクは、ますますアルツハイマーの症状が進んでいます。

それと共に腹痛も訴えているのですが、医師は仮病だと言い、治療を行いません。

イログループの意向が働いてるからです。

 

ジェヒョクの再審の裁判担当にホン部長検事が選んだのはチェ検事。パク弁護士と研修所で同期だったと言う女性検事です。

物凄く自信満々です。ホン部長検事が選んだということは、イログループとも関わりがあるようですが。

いったいどういう関係なんでしょう。

単に将来出世すること間違いないホン部長検事に無条件に従っているだけなんでしょうか。

イナも共同で担当することになったのですが・・・。

これはホン部長検事の嫌がらせとしか思えません。言う事を聞かないイナに対する。

 

ここで、パク弁護士とジヌとの因縁が明らかになりました。

タク検事の知り合いの刑事の話から、パク弁護士の父の起こした事故の相手がジヌの家族だったということをパク弁護士が知ったのです。

父親の命日に納骨堂に行ったら、ジヌも来ていて、命日が同じだなんて・・・と話した事がありました。

その意味が分かったのです。

当時、パク弁護士の父親は検問を見て逃げ出しました。だから、飲酒運転だと断定されたのですが、息子を助手席に乗せて飲酒運転するような父親じゃないとパク弁護士は抗議した事がありました。

その刑事も、同じ事を主張していたのです。

この事故も、何かありそうです。

 

ジヌとの浅からぬ因縁を知ったパク弁護士は、思わず頭を抱えてしまいました。

今回だけじゃ無く、ジヌ父子に対して、昔も罪を犯した事があったと分かったからです。パク弁護士自身に罪は無いけど、彼の父親の運転ミスによってジヌの家族を死なせてしまったわけですからね。

ジェヒョクに面会に行きました。

4年前の裁判で助けてあげられなかった罪悪感でおそらく今まで面会になど行けなかったのでしょう。

 

ジェヒョクは、おどおどとパク弁護士を見て、記憶が無い事を謝りました。

謝りたかったのはパク弁護士の方です。

なのに、ジェヒョクはしきりに謝りました。

弁護をしてくださったのに、こんな死刑囚になってしまって辛かったでしょう。私の為に闘ってくださり、ありがとうございました。そして申し訳ありません。あなたの姿を記憶にとどめておけなくて・・・。

やりきれない気持ちになったパク弁護士でした。

 

パク弁護士は、何かを決意したようです。

貸金庫の中には、ギュマンがジョンアを殺してしまったと告白する例の動画のCDが入っています。コピーがあったの?

ジヌに協力する気になったのかも。

これまでは、協力と言うよりは、尻拭いをしていたって感じですもんね。

ジヌに言いました。

「あの時俺は最後までやり遂げられなかった。お前がケリをつけてくれ。これは本心だ。」

 

ジヌは、ホン部長検事からイナが担当検事になった事を知らされました。

イナは、初めて、検事になったことを後悔したと言いました。

ジェヒョクが犯人じゃ無いと知っているのに、法廷には立てない・・・とイナは言いました。そうだよね、検事は犯人だと信じて求刑するんですもんね。

ジヌは、この裁判が容易じゃ無い事は充分予想していました。だから、申し訳なく思わなくて良いとイナに言いました。

 

再審裁判が始まりました。

ジヌは優位に裁判を進めて行きました。

何より、あのアジュンマの偽証の自白映像が大きく役に立ちました。アジュンマの娘が証人に立ち、それを撮影したのは自分で、母の遺言とも言えるモノだから・・・と真摯に答えたのです。

次の証人は、ジェヒョクを診察したイ医師。

アルツハイマーだと診断し、裁判でも証言してあげると約束していたにも関わらず、土壇場でその証言を翻した人物です。

勿論、イログループの手が伸びていたことは確かです。

その後、イログループの医療機関で副院長にまで出世してますからね。

イ医師は、正常な人を精神病だと診断し、病院に送り込むなんて不正をしていました。そうやって家族から大金をせしめていたようです。それを不問に付してもらいたいなら・・・とジヌは証言を要求したのです。

 

法廷にイ医師が入って来ました。

ジヌが紹介しようとした時です。突然、イ医師の名前が思い出せなくなったのです。

以前にも一度ありました。被害者のジョンアの名前が思い出せなかったのです。

見たモノすべてを記憶してしまう能力を持っているジヌなのに・・・。

慌てたジヌ。めまいも・・・。

その場で倒れてしまいましたよ

能力が失われて来ているの 反動で記憶力が失われているんじゃないよね

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『華政』38話まで

2017-03-29 11:37:01 | 韓国ドラマのエトセトラ

                          

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キム・ジャジョムが準備が整い、全て計画通り進んではいるけど、何かひっかかるものを感じていました。

何者かによって踊らされている感覚だとか。

順調なのに、何者かの計画に乗せられている感覚のようです。

その時、ふとイヌが今になって合流した事が気になりました。公主を救うためだけに来たのではないかと。

当たり

で、すぐにヨジョンに公主を別の場所に移せと命令しました。

でも、遅かった。

既に、イヌから報告を受けたジュウォンが兵を連れて監禁場所に攻め込んで来ましたよ。

 

必死に公主を探すジュウォン。

納屋のようなところに監禁されていた公主は、必死に縄を解こうとしましたが、無理。

そこに、ジュウォンが入って来たのです。

一瞬、ジュウォンが現れたことが信じられない表情の公主。ジュウォンもまた、無事な公主の姿に動きが止まってしまいましたよ。

 

固く固く抱き合った二人。

私が遅くなったばかりにこんな事に・・・と謝るジュウォン。

でも、生きて戻って来てくれただけで公主には何の不満もありませんでした。

 

ジュウォンが公主を発見したとの知らせを受けた光海君は、心から喜びました。

そして、自分の決断を実行に移したのです。

 

ジュウォンと公主は、公主の体調を診てもらうと言うことで医員の元に行かせました。

そして、そこにイヌと兵を遣わし、二人を動けないようにしたのです。

尚膳は火器都監に遣わしました。ホン提調とともに王宮に駆け付けようとしていた職人たちを押しとどめさせました。

彼らもまた、火器都監から出られないよう手配したのです。

つまり、反乱に巻き込まれないようにしたということです。

自分の王位を譲る事は避けられないと思い、守りたいモノを必死に守ったということです。

イヌも尚膳も、これは王命だと言いました。最後の王命だと。

それで皆、光海君の覚悟を知りました。

 

ヌンヤン君たち反乱軍は、一斉に王宮に乗り込みました。

門はあっさり開けられ、容易に大殿にまで乗り込むことができたのですが、そこに光海君の姿はありません。

王宮のどこにもいませんでした。

既に抜け出したいたのです。行き先は、公主の閉じ込められているところでした。

最後の言葉を伝えたかったのです。

 

光海君の譲位を必死に止めようとする公主。光海君は冷静に公主に言いました。

「勝利するのだ、貞明よ。必ず勝て。火器都監の者たちと。」

お前たちが生き残ってこそ新しい世が築ける。故に忘れるでない。今は不義に屈したとしても絶望感に押しつぶされてはならん。これで終わりだと諦めるな。私が去れどもお前に従う者がいて、お前たちが戦いを諦めない限り終わりでは無い。

「平和な世を築いてやりたかったのだが、重荷を背負わせてしまう兄を許してくれ。済まなかった。そして感謝している。」

どうか、この朝鮮と民を守ってくれ・・・と。

 

光海君は王宮を出る前、ゲシと話をしました。

自分と出会い、人生が変わってしまったことを、後悔していないか?・・・と光海君は聞きました。

「私は幸せでした。」

と、ゲシは答えました。

己を捨てて王様を選んだ事、己の抜けがらを王様の存在で満たせた事、それだけで満ち足りて輝いた人生でした・・・と。

「でも、王様。王様はこれで良いのですか?輝いていた夢を失い、胸に満ち溢れた大義も・・・。本当に・・・。」

とゲシが涙ながらに聞きました。

「もちろんだ。私も満足だ。己を捨ててあの者たちを選べた。私が王座を退いたとしても、あの者たちが夢と大義を引き継いでくれる。」

そう、光海君は答えました。

 

光海君と公主たちが潜んでいた屋敷が兵に取り囲まれてしまいました。

光海君は、イヌと共に王宮に戻りました。イヌが光海君を捕まえたと言う体にしていました。それも、計画だったのでしょう。

イヌに害が及ばないための・・・。

 

ヌンヤン君は、王座に座ってその感触を確かめました。

ずっと願ってきた場所です。感慨もひとしおの様です。

 

ヌンヤン君や反乱に加担した西人派の重臣たちが居並ぶ中、光海君が連れて来られました。

跪け・・・と言うヌンヤン君。

偉そーに全て光海君の描いた筋書き通りだと言う事に気づいてないのが悔しいですわ。

お前に散々馬鹿にされた私が勝ったのだ・・・と勝ち誇ったように言うヌンヤン君。

光海君は、憐れみのこもった目で見つめていました。

「これを勝利と呼ぶのだな。そうとも、お前に負けた。私は志半ばで王座を去る故、私の最大の罪はお前の様なならず者に王座を譲ったことだ。」

お前は勝利したわけではない・・・と光海君は続けました。

「お前はいずれ痛恨の敗北を招き、この国に暗黒の時代を築くだろう。その時、お前と重臣たちはさらなる苦しみと屈辱を味わうことになるだろう。」

黙れ・・・と叫ぶヌンヤン君。

重臣たちは、言葉も出ません。キム・ジャジョムもその意味を考えているように見えます。

 

「覚えておけ、ヌンヤン。私はお前に跪き、王座を譲ってやるが、お前はこうした恥辱を味わう君主になるな。今日の私を忘れるな。お前もこの国の民も誰にも屈せずに済むよう最善を尽くせ。万民を慈しむ君主であれ。」

そう言って、光海君は跪いたのです。

この後、光海君の残した言葉の様な事態になるんですよね?光海君と同じように、いえ、それ以上の屈辱を味わう事に。

 

イヌの働きによって、ジュソンは釈放されました。

キム・ジャジョムにその立場を奪われた形になったことを、悔しがるジュソン。

でも、イヌはまだ私財は無事だから・・・と父を励ましました。

 

ヌンヤン君は、朝鮮王朝第16代王仁祖となりました。

キム・ジャジョムも、仁祖にヨジョンを引き合わせました。側室となりそうです。

 

しばらくはイライラする展開になるんでしょうねぇ。

仁祖といいし、ヨジョンといいし・・・

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『華政』37話まで

2017-03-28 22:13:31 | 韓国ドラマのエトセトラ
華政[ファジョン](ノーカット版)DVD-BOX 第二章
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン

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光海君は、会議を開きました。

そこでまず、後金に送る返書について決議をとりました。

内心は皆不満はありますが、今さら・・・と言う感じで、渋々同意しました。

光海君が次に口にしたのは、公主とイヌとの婚礼の件。

これまた皆、光海君から決定が告げられるもんだと思っていました。

ところが、光海君が言ったのは

「許さぬ事を宣言する。」

という言葉。

皆、一瞬、光海君が何を言ったのか理解できませんでした。ジュソンも同様です。

でも、次の瞬間、光海君の命令で義禁府の兵たちが議場に入って来た時、ただ事ではないと分かったのです。

兵たちは、光海君の命令で、ジュソンを捕えました。謀反の罪です。

ホ・ギュンと共に企てた謀反の罪を、ここで問うたのです。勿論、ホ・ギュンの自白書を証拠として。

こうなると、もう誰も光海君の命令に抗議する者はいません。下手に抗議して痛くも無い腹を探られるのを避けたのです。

 

光海君への恨みを叫びながら、ジュソンは引っ立てられて行きました。

 

イヌは、自宅でこの報告を受けました。

まさか・・・です。

 

その頃、やっと公主の姿が見えない事に、インモク大妃たちが気付き、騒動になっていました。

まだ、自ら姿を消したのか、何者かの仕業なのかも分かっていません。

知らせを受けた光海君が、兵を総動員して探し始めました。

 

そして、その騒動のさなか、やっとジュウォンとジャギョンが都に戻って来たのです。

光海君は、ジュウォンの姿を信じられない思いで見つめました。

口では必ず生きて帰らせると言いながらも、おそらく諦めていたところもあったでしょう。でも、目の前に立っているのは、間違いなくジュウォン本人でした。

泣きだすのではないかと思うくらいに感動して見える光海君でした。

 

ゲシは、公主の姿が消え、光海君が公主の縁談を許さず、そしてジュソンを捕えたと聞き、自分の思惑が全て外れた事を知りました。

それどころか、ヨジョンという怪しい女性を光海君の傍に置いたことで、光海君の首を絞める結果となった事がショックでした。そこから、カン都元帥に出した命令書の内容がばれてしまったのですから。

号泣しながら詫びるゲシ。

それを光海君は、なだめました。

ゲシの行動の理由が全て自分にあると知っているからです。ゲシは光海君のためだけに行動してきたのであって、その責任は自分にあると言いました。

「ただ、最後まで私はお前を守れないかもしれない。それが怖いのだ。そなたの罪は全て私に責任がある。そんなそなたを、私は最後まで・・・。」

 

ゲシは、これまで光海君の為だと思って行動して来ました。

でも、よく考えてみると、それは全て私欲だったと思いました。ただただ光海君に必要とされたい、そして傍に仕えたい、そんな自分の欲から出た行動だったのです。

そして今、そんな自分の欲が、却って光海君を追い詰める結果となってしまったのです。悔やんでも悔やみきれない思いでした。

 

ヌンヤン君は、西人派の重臣たちを集め、光海君がカン都元帥に出した命令書を見せ、決心させました。

流石にこれはもう光海君に反旗を翻す絶好の名分になりましたよ。

ヌンヤン君とキム・ジャジョムはすぐに行動を起こそうと動き始めました。

 

光海君は、この謀反の動きを充分予測していました。

今ではもうそれを止める事は出来ないと思っていました。でも、諦める気も無いとジュウォンに言いました。

「私はこれまで手段を選ばず目的を達して来た。今回もそうする。公主を救い、この国と火器都監を守る。」

私はこの朝鮮の王なのだから・・・と。

 

ジュウォンの帰還を火器都監の職人一同、大喜びで迎えました。

そして、父のホン提調も、信じられない思いで息子を見詰めたのです。

ホン提調は、ジュウォンに公主の決心を話して聞かせました。既に、大体の事は聞いていたようですね、ジュウォン。

「公主様は、王様とお前の為に決心なされた。誰かにとらわれているなら、そのせいだ。」

「分かっています。だから、必ず公主様を見つけます。そして約束した通り、公主様の傍で私も共に王様を守ります。」

ジュウォンの言葉を聞いて、ホン提調も言いました。

「私も王様を守ろう。あの命令は朝鮮を守るためのモノだった。火器都監の皆が知っている。だから、私と火器都監は公主様とお前と一緒に王様を守る。」

以前、ホン提調は光海君に対して反感を持っていました。

でも今は光海君の意図を充分に理解し、朝鮮の王様として認めているのです。

 

光海君は、イヌに会いに行っていました。

何やら策を提案しています。公主を救う役目だとイヌに言いました。

イヌは、半信半疑で話を聞いていたようですが、結局、光海君を信じる事を選択したようです。

そして、ヌンヤン君の元に走ったのです。脱獄して来た・・・と言って。

仲間に加えてほしいと言いました。

良い策がある・・・と言ったら、ヌンヤン君はすぐに信じたようです。

 

西人派の重臣たちは、ジュソン逮捕に抗議して出仕して来ません。

公主が失踪したと言う事も民の知るところとなり、謀反ではないかと言う噂が広まり始めていました。

でも、光海君は動きません。

大北派の重臣たちは、おろおろするばかりです。光海君の考えも分かりませんし。

 

キム・ジャジョムがインモク大妃を訪ねて来ました。

公主を捕えている・・・と言いました。手には公主の衣服の飾り紐を証拠として持っていました。

理解と協力をいただきたいと・・・と言葉は丁寧ですが、脅しているのと同じです。

「今晩、ヌンヤン君の即位を裁可してください。」

と言いました。

娘を拉致されて憤らない親はいません。大妃は憎しみのこもった目でジャジョムを睨みました。

でも、一切動じないジャジョムは、言いました。

「我々は大妃様を失踪させる事も出来ます。王に罪をなすりつけて。公主様と同じように。」

大妃、何も言えませんでした。

 

決戦の時が近づいています。

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『華政』36話まで

2017-03-28 17:28:08 | 韓国ドラマのエトセトラ
華政[ファジョン](ノーカット版) Blu-rayBOX3 [DVD]
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン

レビュー一覧は、こちらから。

 

「誰がお前を利用しようとしている?カン・ジュソンか?」

光海君は、思わず王座から降りて公主に近づいて聞きました。

「皇室の縁組は政治の一環です。己の役目は承知しています。カン・ジュソン殿の家に輿入れする事で力を手に入れます。それが必要だと分かりました。」

光海君には、公主の思いがすぐに分かりました。

自分の為に、力を得て重臣たちを動かそうとしている・・・と。

「ホン校理はどうする。」

と、光海君に問われ、涙を浮かべた公主。それが一番つらいことでした。それでもきっぱり言いました。

「いかなる犠牲を払おうと王座を守らねければなりません。」

 

公主がイヌとの婚礼を光海君に申し出たことは、すぐにヨンジュからキム・ジャジョムに伝わりました。

 

そして、公主からイヌに、決心を伝える手紙も届きました。

ほっとしたような表情のイヌです。

イヌは、それを父ジュソンに伝え、ジュソンもまた、これからの動き方を決めたのです。

 

一方、処刑されかかっていたジュウォンたちですが。

カン都元帥の必死の抗議、そして、朝鮮で光海君と交渉してきた役人が戻り、九死に一生を得ましたよ。

 

ジュソンは、座り込んでいた重臣たちに、滞っている国政に戻るよう指示しました。

そして、光海君との交渉に臨んだのです。

妥協点を見つけなければいけません・・・とジュソンは言いました。

公主との縁組、そして、光海君が持っているジュソンの弱みとなるホ・ギュンの書です。ホ・ギュンの書を渡してほしいとジュソンは言いました。もう、姻戚となるのだから、必要ないでしょう・・・と。

この場では、光海君は許すとも何とも言いませんでした。

 

公主とイヌとの縁談を聞いた火器都監の職人たちは、皆信じませんでした。

そして、ホン提調は、公主に言いました。

「大丈夫ですか?私は、この縁組、この決心が、息子の命を救うためだと知っています。だから、息子が帰って来た時にどう説明すれば良いか、分かりません。王様と皆のために公主様が何をされたか、息子が知ったらどうなるか・・・。」

公主、流石にホン提調の言葉には涙を堪える事が出来ませんでした。

 

ジュウォンは、後金の役人から、光海君が自分たちの命を助けるために、いかなる要求を飲んだか知りました。

重臣たちが猛反対するのは分かっていました。

だから、光海君の王座が危なくなる事も容易に想像が付きました。

猶予を・・・と頼みましたが、もう、どうしようもありませんでした。

直後に、ジャギョンが兵に紛れて潜んでいる事を知りました。

ジャギョンは、見張りの兵が少なくなった時、ジュウォン救出に成功したのです。

ファイのために、公主の為に、ここに来た・・・とジャギョンは言いました。公主守りたいと思い、公主が守りたいのがジュウォンだと分かったから・・・と。これまた切ない想いです。

ジャギョンと共に、ジュウォンは必死に国境を目指しています。

・・・ってか、残して来た他の兵たちは?そっちも気になるんですけど

 

キム・ジャジョムは、光海君の弱点となるモノを持っていました。

明の援軍を出す時、カン都元帥に出した命令書です。形勢を見て判断せよという、あれです。

後金と戦って死ぬより、生き残る道を探せと言うことです。つまり、後金と戦う気は無かったということですね。

ヌンヤン君は、それを見て、光海君の大きなネタを掴んだとほくそ笑みました。

もう公主という名分が無くても、もっと大きな大義名分が出来たと思いました。

 

光海君がゲシを呼び寄せました。

ゲシだけが光海君の心の内を全て知っているからでしょう。決心やそれに至る思いを話したかったのでしょう。

ゲシは、どんな状況になっても、光海君を決して恨んではいない事を、光海君自身が知っていました。

それは彼女が女性と言う意味でしょう。キム・ジャジョムも、それを見抜いていました。ゲシは光海君を守る事それをすべてとして存在しているのです。

そのためには、どんな事でもするのです。

例え周囲の者を傷つけても、殺しても。そして、自分が傷つく事も厭わないわけです。

傍で光海君を守りたいだけなのです。

 

公主のところにイヌが来ました。

翌日、縁談が発表されることになっていました。

公主は、ジュウォンへの想いは捨てると心に言い聞かせていました。でもまだふっきれているわけじゃありません。

それをイヌも充分分かっていました。だから、浮かない顔をしていても、許しました。納得しました。

「明日、縁組が発表されます。だから、浮かない顔をなさるのは、今日を最後にしてください。」

そう言いました。

 

「私はもう王では無く人間らしく振る舞いたい。」

と、光海君はゲシに言いました。

王になるために、何でもして来た。そうせざるを得なかった・・・と光海君。

でも、公主が生きて戻ってきた時、公主の兄として人間らしくなれると思った・・・。

「いったい何をなさるおつもりなのですか

と、涙をためて叫ぶゲシ。ゲシにはもう分かっていたのでしょうね。

「人間らしい選択をするつもりだ。」

そう光海君は言いました。

譲位 ヌンヤン君に王座を奪われる前に譲位するつもりなの

 

朝になりました。ジョジャムの屋敷に来たヌンヤン君は、どういう計画なのか、聞きました。

「まずは今日発表される婚礼を妨害します。」

公主が危ないーっ

 

綺麗に身なりを整えた公主が輿に乗ろうとした時、ヨジョンが現れ、公主を連れ出しましたよ。

光海君が別邸で会いたいと言ってる・・・なんてね。

大殿の女官だと言う事を知っていたので、最初は後について行った公主。だけど、途中で不審な感じがしたんですよ。

「お前は何者だ。」

でもね、その時既に公主は毒を首筋に塗られちゃってて・・・。

効き目が現れて来ました。

で、その場で倒れてしまいましたよ。

殺すつもり?

まさかね。ドラマが終わっちゃうし。

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『華政』35話まで

2017-03-28 14:37:40 | 韓国ドラマのエトセトラ
華政[ファジョン](ノーカット版) Blu-rayBOX2 [DVD]
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン

レビュー一覧は、こちらから。

 

光海君は、便殿会議を開きました。

尚膳は止めました。重臣たちが光海君の決心を納得する筈が無いと思ったからです。

光海君もそれは分かっていました。

でも、一刻を争うのです。約束の時までに後金に返書を送らないと、捕虜になっている朝鮮軍は殺されてしまうのですから。

 

公主がイヌに会いに来ました。

その時、ジュソンを訪ねてヌンヤン君が来ていたのです。

やはりヌンヤン君とジュソンはつながっている・・・と公主は思いました。

イヌは、正直過ぎる・・・言葉を変えれば、露悪的なところがあります。自分の感情を隠す事をあまりしません。それが自分にとってマイナスになる事でも、ありのままに話してしまうのです。

特に公主に対しては。

この時も、ヌンヤン君と接触があることを取り繕ったりしません。

「これが現実です。」

と、言いました。

「ヌンヤン君か王様かを私たちは選べるのです。そして、鍵となるのは、公主様の選択です。」

こんな打算的な人では無かった・・・と公主はイヌのことを言いました。

「そうかもしれません。でも今は、これが私なのです。」

そう、イヌは言いました。

イヌも、公主の心を得る事が出来るなら、それが一番だと思っています。でも、それが叶わないのなら、せめて・・・と思ってしまうのです。

「この結婚はあなたにも私にも不幸です。」

と、公主は言いました。

「いいえ。不幸ではありません。公主様の望みが叶います。王様もこの国も守れます。そして生きていれば、ジュウォンの帰還も・・・。」

そこまで言って、イヌは言葉を止めました。

え?まさか、この結婚、形だけにしようとしてるんじゃないよね

 

便殿会議は荒れました。

光海君の受け入れようとしている後金の要求を、重臣たちは了承する事は出来ません。

明に対する忠誠心を、彼らは捨てる事が出来ないのです。大国明の滅亡が近いことが理解出来ないのです。

後金に跪くくらいなら、死んだ方がマシだと口々に叫びました。

そして、後金への返書を送らせないために、役所の前に座り込みを始める始末。

 

公主は、会議の内容を、ヨジョンから聞きました。

朝鮮軍を守るために、後金の要求を飲もうとしている・・・と。

光海君のところに行こうとしました。

そしたら、彼女より先に光海君を待っていた人物がいました。ジュウォンの父ホン提調です。

決心を変えてほしいと言いたかったのです。ホン提調は分かっていました。息子たちの命を救うための決定だと。

「忘れてください。私の息子の命を国に比するなど・・・。」

と、ホン提調は言いました。感動していました。でも、息子可愛さに光海君を孤立させることなんて出来ません。

 

「いいや。それは違う。私にはホン校理の命が国と同じほど貴い。私にとって民の命の重さは国と同じだ。」

光海君は言いました。

ホン提調は、何も言えませんでした。光海君の王としての偉大さが初めて分かったのです。

そして、それを聞いていた公主もまた、民を一番に思う光海君を守りたいと心から思ったのです。

 

ヌンヤン君が動きました。また無謀な、そしてムカつくやり方です。

民を扇動したのです。

今回、光海君が後金と内通していたため、戦争に負けたんだと。そして、その手先が火器都監だと売国奴だと 

ヌンヤン君の一派、一心会のメンバーがある事無い事民に吹き込み、扇動し、火器都監を襲ったのです。

ホン提調は、兵を動かしませんでした。そうなったら、事はいっそう大きくなると思ったからです。

民は、手に棒なんぞを持って、火器都監になだれ込み、乱暴狼藉の限りを尽くそうとしました。止めようとした職人たちも殴られ蹴られ・・・。

公主は、危険だからと止められたのですが、職人を庇ったため、殴られてしまいましたよ

 

流石に、公主を怪我させたってことで、民は驚き、乱暴を止めました。

民は、光海君によって弟を殺され、宮廷を追いだされたのに、何故火器都監を守ろうとするのですかと問いました。

公主は民に向かって答えました。

「それは、あの方が国王だからだ。」

確かに弟の命を奪ったが、民の命を何より尊ぶ真の国王だからだ。そう言う方だからこそ、朝鮮軍を救おうとしているのだ。兵を救う事で朝鮮の民の命を守ろうとしているのだ。それなのに、何故いつまで真実を見ようとしない。民の命より私欲を重視するような重臣たちの言葉を何故鵜呑みにする。事の重大さを知ろうとせず、何故こうもたやすく扇動に踊らされるのだ。

朝鮮の未来など、明は守ってくれない。私は不安な未来を戦場で確かに見た。だからどうか私の言葉を信じてほしい。火器都監には民のために命をかけた職人たちがいる。捕虜となった朝鮮軍も民のために戦ったのだ。

それでもこの者たちに石を投げるのか?

民をいつくしむ真の国王を失った後で、後悔しても遅いのだ。

「偽善者の言葉にだまされ命をあずけ後悔の涙を流しても遅いと言うのに。」

 

暴徒たちは静まりかえりました。

職人たちも、ホン提調も、あのノー天気な官僚のイ・チュンでさえ、涙をためて聞いていました。

 

それを見ていたのはヌンヤン君。

暴徒たちが散々暴れてるだろうと期待して来てみると、又も公主が邪魔をして計画を潰してしまっていたわけです。

歯ぎしりするほど、悔しい思いをしたようです。

 

でもねぇ、私としたら、公主にはもっと張りのある声で堂々と主張してほしかったなぁ・・・

涙をためての演説で良いんですが、弱いんですよ、声が。大声じゃなくて、強い声で言ってほしかったです。

イ・ヨニさんにモノ足りなさを感じるのは、こういうところです。

じ~ん・・・と来たのは、ヨニさんの台詞ではなく、周囲の者たちの感動した表情を見た時ですから。そちらは、流石という演技です。

 

ヌンヤン君は、インモク大妃に泣きつきましたよ。

公主をどうにかしろと言うのです。説得してくれと。

そして、この機会を逃したら、もうチャンスは無いと言いました。失敗しても、自分は一人じゃ死なない・・・とも。

脅しですよ。

つまりは既に大妃はヌンヤン君と同じ船に乗っているんだから、逃げられないぞってことです。

 

そんなヌンヤン君に近づいて来た人物がいます。キム・ジャジョムです。

どの道を歩もうか、世の動静を見ていたジャジョムは、ヌンヤン君と手を組むことを決めたようです。

ジュソンが公主を嫁とし、光海君につこうと考えていることを、ゲシの手紙から知りました。

ジュソンの下につくのも嫌だし、かと言って光海君の下に入り込むには将来が危う過ぎるわけです。

 

光海君は、何としても期日までに返書を送ろうとし、座り込んでいる重臣たちを追い払うために軍を動かそうとまで考えていました。

尚膳も、内禁衛府の長も、それを止めました。大ごとになるからです。

その時、公主が来ました。

躊躇しましたが、一気に話をしました。

「私の婚礼のことです。カン・ジュソン殿の長子と結婚いたします。どうかお許しを。」

光海君、突然の話に、呆然としてしまいました。

 

後金では、ジュウォンが回復の兆しを見せ始めていました。

何としてもジュウォンを連れ帰ろうと、後金の兵にジャギョンが紛れこんで様子を窺っています。

そんな時、後金の兵たちが、捕虜を数名外に引きずり出しました。その中にジュウォンも含まれています。

朝鮮からの国書の内容如何によっては、みせしめの為に処刑してしまおうってことなのです。

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『華政』34話まで

2017-03-28 10:31:24 | 韓国ドラマのエトセトラ
華政[ファジョン](ノーカット版)DVD-BOX 第二章
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン

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後金から光海君に報告文が届きました。ま~報告と言うより、宣言・・・ですか。

後金は今後、帝国を築き、王は皇帝とする。そして、今回の朝鮮の明への援軍、後金との戦いについては許すと。

つまりは、朝鮮を属国とするので、礼を尽くせという意味です。

後金側は、光海君と秘密裏に接触を行って来ました。重臣たちにそれが知られたら、そして明にそれが知られたら、光海君が王位についたままではいられなくのは間違いありません。

それをネタに、従わざるを得ない条件を提示してきたってわけですね。

 

同時期、明からも報告文が届きました。

朝鮮を監護する・・・と言うのです。朝鮮の内政に干渉するということです。いずれは属国にしてしまおうって魂胆が見え見えです。

戦いでは、朝鮮軍の後ろでうろうろしていただけの明が、負け戦の責任を取らせようって感じです。

そして、朝鮮軍が後金に投降したことを、裏切りだとみなしているのです。

 

光海君は、ジュソンに明との関係修復を務めるよう命じました。

ホ・ギュンの自白書が光海君の手の内に握られている以上、ジュウォンも命令に従うしかありません。

が、本当は、そろそろ謀反ののろしを上げなければと思っていました。

 

ヌンヤン君は、西人派を中心とした重臣たちを招待して、インモク大妃の誕生会を開催しようと計画していました。

それを聞いた公主は、直接ヌンヤン君に気持ちを伝えに行きました。

「宴を開くのは遠慮していただきたい。」

今はそんな時期じゃ無い、民は敗戦に動揺しているし、朝鮮は明と後金の板挟みになっている・・・と公主。

だからこそ、宴を開くのです・・・とヌンヤン君は鼻で笑いながら言いました。政治を分かってないな・・・とね。

「民を安心させ、この国に危険は無いと。」

でも、公主はそんな事はヌンヤン君の口実に過ぎない事を充分分かっています。自分の利益の為にしかヌンヤン君は動かない人間だと。

「安心させるのではなく欺くのでは?」

ヌンヤン君、痛いところを突かれたって感じです。

 

公主に反対されましたが、誕生祝いは予定通り執り行われました。

西人派の重臣たちが、たくさん参加し、ヌンヤン君は、まるで自分が主人公のように人々を出迎えていました。

その客の中に、キム・ジャジョムと言う人物がいました。

ゲシが宮中に入れた女官ヨジョンの養父のようです。実父じゃないよね?あの言い方は。

何やら企んでいます。

ヨジョンをいずれ宮中の高い地位に・・・と考えています。ヨジョンも本当にしたたかな女性で、その計画を推し隠し、ゲシを利用したようですね。怖いんですけど・・・綺麗なだけに

 

公主は帰ってきて、初めて宴が催されている事を知りました。

激怒した公主。

大臣たちの前で、散々にヌンヤン君を罵倒しました。

朝鮮が今、苦難に陥ってるというのに、対策を考えようともせず、この宴に参加するなんて、言語道断だ・・と。

すっきりしますね、公主の言葉は。

 

ヌンヤン君は、激怒し、大暴れ。

大勢の前で大恥をかかされたわけですもんね。

公主への憎しみも増大しましたが、かと言って、公主の協力が無ければ、自分の計画の大義名分も無いわけで。

そうなったら、謀反は単なる謀反でしか無くなるわけです。反正とは言えなくなってしまいます。

それはマズイですわな、ヌンヤン君とすると。

 

西人派の重臣たちも、公主の言葉に動揺が走りました。公主の言葉は間違ってないからです。

元々、ヌンヤン君への信頼は薄い彼らです。

この際、手を引いては?・・・という意見すら出始めました。

 

光海君も、その一件を耳にしました。

で、ですよ。すみませんねぇ光海君は、ちゃぁんと知ってましたよ、ヌンヤン君の思惑を。流石だね、見損なっていましたよ、あたしゃ

光海君は、それらの事を全て知った上で、敢えてスルーしてたんです。

今、それを問題にすることは、朝鮮にとって良くないと。

対外的に苦境に陥ってる今、内政を混乱させることは出来ないと思ったのです。

公主は、光海君からその考えを聞き、自分の未熟さを感じたようです。

そして、よりいっそう、光海君を助けなくてはと考えるようになったのです。

 

ジュウォンの消息はまだ何も入って来ません。

ホン提調も、公主も不安ですが、どうしようもありませんでした。

イヌは、公主に言いました。

「胸が張り裂けそうです。ジュウォンは旧友ですし、助かってほしいのに・・・。でも一方では帰らねば良いと思っているのです。ええ、公主様の所為です。ジュウォンがいなかったら、私の事も見てもらえるかも、またとない好機だ・・・そう思ってしまうのです。」

その言葉に、公主は戸惑いました。

「キム尚宮とお会いになるのでしょう?王様を守るために。その方法は、キム尚宮からお聞きください。」

と、イヌ。

 

イヌは、ゲシは王様を守り、イヌは公主を得るという二人の目的を叶えるための方策を、ゲシから聞いていたのです。

 

その方法とは、公主がイヌと結婚すること・・・。

つまり、四面楚歌状態の光海君を守るために、ジュソンの勢力を利用しようということなのです。

公主の外戚となることで、光海君に対抗する権力も地位も得る事が出来ます。

 

ゲシからそれを聞いた公主は、即座に拒否しました。

全く考えられない策だからです。光海君のためなら、何でもしようと思っている公主ではありますが、流石に・・・ねぇ。

だけど、おそらくこの方法を選択するんでしょうね、公主は。

 

そして、公主に罵倒されたヌンヤン君の話を聞いたジュソンは、イヌからその話を提案され、心が動き始めています。

あれほどイヌに対して冷たかったジュソンの妻ですら、イヌを褒めましたからね。

そのくらいヌンヤン君は人々に信頼されていないってことですよね。

 

その頃、遠い後金の牢で、ジュウォンの意識が戻りそうになっていました。

 

そして、光海君は、後金の要望を飲む事を決心しました。

ただし、後金に捕まっている朝鮮軍の者たちを一人残らず生きて朝鮮に戻すのが条件だと言いました。

特に、ジュウォンは、必ず生きて返せ・・・と言いました。公主のためにも、自分の為にも絶対に失いたく無い人材なのです。

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『華政』33話まで

2017-03-28 09:14:44 | 韓国ドラマのエトセトラ
華政[ファジョン](ノーカット版)DVD-BOX 第一章
クリエーター情報なし
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朝鮮軍と後金軍との戦いが始まりました。

明は、それを高みの見物って感じで、遠くから見てますよ

 

カン都元帥は、兵たちに言いました。

「我々は奴らを倒し、この前線を守り抜く!だが、我々は、ここで死ぬ覚悟で戦ってはいけない。必ず生き延びる覚悟で戦いに臨むのだ!朝鮮軍は、皆、生き残れ!生き残るために一人でも多くの兵を倒して進め。身を捨てて、一人でも多くの味方の命を救うのだ!」

ん?ちょいと言ってる事が矛盾する気がしますが、ま、そこんところはスルーしましょう。

とにかく、生き残って朝鮮に戻ろうという訓示ですね。

 

戦いの火ぶたが切って落とされました。

 

朝鮮軍は、鳥銃部隊がまず騎馬兵たちを撃ち落とし、弾を込めている間は弓部隊が攻撃。

その絶妙な戦法で、後金軍を圧倒。

まずは初戦を制しました。

朝鮮軍の活躍を見た、後金の皇子朱常浩は、手柄を奪われたくないなんて姑息な考えを起こし、すぐさま明軍を動かしたのです。

明の援軍を得て、一気に後金を押し戻したのです。

 

火器都監の職人たちも皆大喜びです。自分たちが作った火器や火薬の威力を証明出来ましたからね。

ジュウォンも、イヌも、公主の無事を喜びました。

公主が腕に痣を作ったと知ると、ジュウォンは心配しますが、鉱山で働いてきた公主とすると、そんなのかすり傷です。

その時、ジュウォンからもらった腕飾りの糸が切れちゃって、白い球が散らばってしまいました。

不吉な感じ受けた公主。

それが的中しました。

 

明は勝ち戦に気を良くし、一気に後金の都まで攻め落とそうなんて、無謀な策を言いだしたのです。

勿論、それには朝鮮軍も組み込まれていました。

光海君に鳥銃部隊の活躍を報告しようとしていたカン都元帥。それを止められてしまいましたよ。

 

で、出陣したものの、後金の待ち伏せに遭っちゃって・・・。

明の部隊は壊滅状態に陥ってしまったのです。

勿論、朝鮮軍も相当な被害をこうむりました。が、カン都元帥は、光海君の命令に従い、後金に投降したのです。そうやって軍を守ろうとしたのです。

 

知らせを聞いた、ジュウォンや公主、火器都監の職人たち。

彼らは後方部隊だったので、戦地には行っていませんでした。

が、明軍が敗れ、後金軍が一気に攻めてくると言う知らせを受け、急いで退却の準備に入りました。

 

ジュウォンは公主に先に逃げてくれと言いました。

生き延びて、公主としての務めを果たすように・・・と。

「私も必ず後を追います。皆が無事逃げる事ができるまで、私はここで時間を稼ぎます。火器都監の校理として、公主と職人を守ることが私の務めであり、王命なのです。」

でも、公主はジュウォンを独り置いていくなんてこと、出来ません。考えられません。

必死に嫌だと訴えました。

ジュウォンは、思わずkissしましたよ。きっとこれが最期だと思っていたでしょうからね。でも、公主を逃がすためにも、大丈夫だと、必ず後を追うと言いました。

「約束しましたよね。公主様と同じ道を歩むと言う誓い、必ず守ります。」

 

イヌは公主を探していました。

以前、ジュウォンから言われていました。

危機に陥り、公主の安全を保障できなくなったら、その時は、イヌが公主を守ってほしい・・・と。火器都監の職人たちも一緒に守ってほしい・・・と。

やっぱりね。あの時から、ジュウォンには覚悟が出来ていたってことですね。

 

イヌは、ジュウォンと別れる時、言いました。

「生きて戻れ。こんな別れ方は嫌だ。いいな?こんな形で勝つのは嫌なんだ。」

イヌとジュウォン、今はライバルだけど、幼馴染でお互いの事を認めているということは変わらないのです。おそらく一番心を開ける相手でしょうからね。

 

明、破れるの報は、光海君をはじめとした朝鮮国内に大きな衝撃を与えました。

カン・ジュウォンも、まさか・・・ですよ。

皆、強大な勢力を誇る明の現状を把握できていなかったのです。

だから言ったじゃん・・・と私なら言うよね、絶対

 

火器都監の職人たちと公主は、無事戻って来ました。

でも、殿を務めていたジュウォンは、戻って来ませんでした。

でもね、生きてるんですよ。負傷して後金に捕まっているようです。まだ、朝鮮ではその情報を掴んでいないのです。

 

必ず帰って来ると言った言葉を信じ、公主は崩れそうになるのを、耐えていました。

公主の手には、ジュウォンからもらった腕飾りの珠、一粒だけが残されています。

それを見つめるイヌも、辛いよね。

 

大臣たちは、まさかこのまま明が滅びるなんて事は無いだろうと不安を感じながらも、まだ楽観視していました。

でも、ゲシは、明は滅亡すると予想しています。

で、イ・イチョムに言いました。

「明の滅亡が先か、王様が王座を追われるのが先か。明が滅亡するまで王様が在位されているなら、あなたが王様をお守りする事が出来たら、生涯の繁栄を約束されます。」

 

イチョムはジュソンと手を組もうとしています。と言う事は、ヌンヤン君と手を組むということでもあります。

それをゲシだけじゃなく、光海君も気づいているんですね。

ま、光海君の場合、ヌンヤン君は全く視界に入って無さそうですが。

光海君は、自分は万が一の事が起ったら、譲位するつもりだし、次の王は世子に・・・と決めてあるとイチョムに打ち明けていました。それは、イチョムが世子嬪の父親と言う立場でもあるからです。

だから、どちらにつくか、心を決めよと言っていたのです。

イチョムは、ゲシの話を聞いて、光海君側に就こうと心が動いたかな?まだはっきりとは分かりません。

 

ジュソンたちも、動揺していました。

このまま計画どおり、反乱を起こして良いモノかどうか・・・とね。明の後ろ盾を失うことになるかもしれないわけですから。

それを感じたヌンヤン君は、彼らの会議に乗り込みました。

そして、計画を変更してはならないと言ったのです。この隙に起こそうと。

 

インモク大妃は、公主の生還を喜びました。ほっとしました。

が、イマイチ表情がすぐれないのは、ヌンヤン君の計画に加担しているからでしょう。

公主がヌンヤン君の計画を納得しないのは、容易に想像が付きましたからね。どうやって説得しようかと考えているのでしょう。

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「第1回韓国ミュージカルアワード」衛星劇場さんで放送決定!

2017-03-28 07:44:25 | チョ・スンウ関連

               

いつも放送予定を一早くしてくださる衛星劇場さん。

ここ数年、田代親世さんのプッシュがあったのかどうかは定かじゃありませんが、韓国ミュージカルの放送が本当に多くなっています。

そして、発見しました

5月の放送予定に、「第1回韓国ミュージカルアワード」のタイトルを

 

5月4日(木) 11:30~13:30  ※再放送なし

 

勿論、日本初放送です。

ただ、1回限りの放送だとか

5月の予定なので、まだ特設ページ等は開設されていないようです。

衛星劇場さんを契約している皆さん、お見逃しなく

 

訂正しました

放送時間を間違えて記載していました。

正確には、上記の 11:30~13:30です。

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