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リンは、サンがヨンべクの娘だということは明かしていなかったのですね。
ただ、ジョンがヨンべクの資産目的で縁組を強要しているということをウォンに告げたようです。
ウォンは、結納の場に乗り込み、この婚姻でジョンが如何に大きな資産を有することになるかを指摘。それは王や自分にとって脅威だと言ったのです。
だから、この婚姻を認めるわけにはいかない・・・とね。
サンは、この時初めてウォンが世子だと言う事を知りました。
慌てて顔を伏せたので、ウォンは顔を半分隠した娘がサンだとは思いもよりませんでした。
リンの仕業だということは、すぐにジョンと父ワン・ヨンの知るところとなりました。
勿論、縁組によって大きな利益を得ることは言わず、ただ妹ダンの貢女を止める為だった・・・と激怒しました。
リンは知らなかったのです。
知らなかったとはいえ、妹が元に送られるのを黙って見ている事は出来ません。
ショックのあまり、熱を出して寝込んでしまっているダンに、優しく言いました。自分が何とかする・・・と。
リンは、ダンの代わりに自分が都を離れるとウォンソン公主に言いました。
だから、ダンを貢女の名簿から外してほしい・・・と。
今後、ウォンとは会わず、朝廷に戻る事もしない・・・と。
ウォンソン公主は、リンが王としての資質を充分供えていることに気づいていました。だからこそ、警戒しているのです。息子ウォンと王座を争う相手になるかもしれないから・・・。
リンの願いを受け入れるようです。
サンは、ウォンの寂しげな笑顔の理由が分かりました。
その立場の複雑さゆえ、宮殿で苦労しているのは察せられましたから。そして周囲からも常に地位を脅かされ、緊張を緩める事が出来ない立場だということも分かっていましたからね。
ウォンに惹かれている自分を分かっているサン。
でも、リンに対しても胸が痛むのは同じでした。
サンがリンを見ると、いつも目は自分以外を見ていることに気づいていました。
ウォンとリンのどちらにより心が痛んだのか、まだサンは分かりませんでした。
ただ、リンは常に自分を見守っていてくれたことに気が付きました。
それは、サンが主君である世子ウォンの想い人だからだ・・・とリンは言いました。だから、敬語を使っていた・・・と。
本当は、自分の想いをサンに分かってほしいのでしょうが・・・。
サンも、その答えを寂しいと感じたようです。
この事は、当然忠烈王を激怒させました。
ウォンソン公主は、自分の意をくんで縁談を壊してくれたと喜んでいますが。
ウォンは、母が喜んだ理由がダンを貢女とするためだと知り、愕然としました。まさか・・・ですよね。
忠烈王は、このたびの世子の不始末をジョンたちに詫びようと、席を設けました。
そこにウォンを呼び、ジョンたちに謝らせようと考えたのです。
その席に、サンも呼ばれました。
サンは、ウォンに正体を知られないように必死でした。ウォンが自分の正体を知っていたとジョンたちに誤解されたら、ますます立場が悪くなるのは分かっていましたから。
ウォンは唇をかみしめながら必死に我慢し、ジョンにお酒を酌しました。
その様子を見たサンは、如何にウォンが辛い立場かと言う事を、改めて感じました。本当の自分を隠し、うつけのフリをし、父に理解してもらえず、世子という立場も決して盤石なモノではないと感じました。
話しの流れで、サンの顔の傷が綺麗に治ったと聞いた忠烈王が、顔のマスクを取って見せろと言い出しました。
サンは、焦りました。
で、うつむいたまま、身じろぎも出来ずにいたのです。
そしたら、忠烈王の愛人となったプヨンが無理やり外そうと近づいたのです。
嫌がるフリをしたサンを見て、ウォンはプヨンの手を払いのけました。
大げさに倒れたプヨン。
ウォンは我慢できなくなって、忠烈王に訴えました。
ジョンがこの縁談を望む理由は勢力を増すためだと。甘言を弄して忠烈王を惑わせている事に気が付いているのかどうか・・・と。
必死の訴えでした。やっと本音が口をついて出たのに・・・。
忠烈王は、プヨンの心配をするだけで、一切ウォンの訴えに耳を貸さなかったのです。
失望の色を隠せないウォンでした。
この時、ウォンが手頸にはめていたサンからもらった飾りの糸が切れて落ちました。
それを見た忠烈王は、ウォンが以前、心を寄せる娘がいると言った話をからかうようにしたのです。サンは、それが自分の事だと分かりました。
ウォンは真っ直ぐに自分を愛してくれている・・・。それを改めて知ったのです。
忠烈王は、跪くようウォンに言いました。
ウォンは逆らいませんでした。父に対して、何の期待も出来ない・・・と言う表情です。
父は、そんなウォンの頭からお酒をかけたのです。
ほくそ笑むジョンたち。
サンは衝撃を受けました。
この事は、勿論ウォンソン公主の耳に入りました。
息子ウォンが父からうとまれるのは、自分の所為だと分かっています。元皇帝の血を引いていることが原因だと。
ウォンが母親である自分を恨んでいるだろうと思っていました。
ウォンが愛する女性を傍に置く事を許したら、ウォンは自分を愛してくれるだろうか・・・と考えました。
で、サンを捜させることに。
リンもサンも自分の前から姿を消したことに、ウォンはがっくりしていました。
で、捜させることにしたのですが・・・。
サンは案外近くにいました。
例の密かに兵を訓練させてる店で働いていたのです。
ウォンはサンに言いました。
「俺にとって1番はお前だ。」
私が隠して来た事やこれからやろうとしている事を知ったら、理解できず私に失望するだろう。だが、私の1番はお前だ。絶対忘れるな・・・と。
その言葉の意味が分かりました。
ウォンは、ダンの貢女任命を防ぐために、ダンを世子妃としようと考えていたのです。それだけが元に行かずに済む方法だと思ったから。
でも、ダンに言いました。
自分の心は一生他の女性の元にあるが、それでも良いか?・・・と。
形だけの世子妃となってしまうが、それでも良いなら・・・ということです。
ダンは頷きました。ウォンの傍にいられるなら、ただそれだけで充分だと思ったのです。
ウォンソン公主が世子妃候補の娘たちを集めてお茶会を開きました。
そこで、ウォンが自分の妃を選ぶという手筈になっていたのです。
ウォンはその候補にダンも入れたのです。
ところが、ウォンソン公主も、別に一人候補を用意していたのです。
それがなんと・・・サン
目の前で顔のマスクを外した“ヨンべクの娘”。
ウォンは驚いて声も出ませんでした。
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