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ヒョンミンの提案を断ったドジュン。
新ソウルタウンのメインとなる筈のデジタルメディアシティーは、入居する会社が見つからないまま、計画は頓挫しそうです。
流石に落ち込みました。
オ・セヒョンは諦めようと言いましたが、ドジュンはそうはいきません。
このままでは、ソンジュンが後継者となり、自分たちがスニャンを買うと言う計画も終わってしまいます。
が、すぐに次の手を思いつきました。
先日ヤンチョルがユンギに渡した財団の中に、スニャン病院がありました。
スニャン病院のVIP病棟に入院している患者のリストもありました。
そこに、思いもよらない人物の名前を見たことを思いだしたのです。
デヨングループのチュ会長です。
チュ会長は、よりによって自分のグループの病院ではなく、スニャン病院に入院していました。
それはすなわち、スニャン病院の医療レベルが高いと言う証拠です。
それが表ざたになったら、どうなるか・・・。
突然訪ねて来たドジュンにそう言われ、チュ会長は激怒。
チュ会長は、ヤンチョルに抗議しようとしましたが、ドジュンが止めました。
祖父には内緒で来ていると言いました。
そして、今後も知られたくないと。
「デヨン物流がスニャン運輸を抜き、業界1位に返り咲く方法を進言しに来ました。」
売却しようとしている通販チャンネルを購入し、その商品の宅配をデヨン物流が担う事で、傾きかけているデヨン物流を立て直す事も出来るとドジュンは言いました。
チュ会長、その提案を飲みました。
ドジュンの条件は、メディアシティーセンターに入居すること。
恐れることなく真っ直ぐに自分を見つめて話すドジュンの策を信じたのです。
ソンジュンとヒョンミンは結婚することになりました。
周囲からは、敷かれたレールの上を行くようにごく自然に・・・と思われているようですが、2人の中にはそれぞれに悶々とする思いがありました。
結婚式は盛大に執り行われました。
ヨンギと妻は満面の笑みで招待客を迎えました。
ヤンチョルが既にソンジュンに後継者教育を始めたと知り、この良き日のプレゼントが正式な後継者とする意思表示だと確信しているからです。
ドンギもファヨンも、悔しいけれど、同じ予想をしています。
が、ドンギは最後の最後まで諦めたくはありません。
それには、ソンジュンのミスをヤンチョルに訴えるしかありませんでした。
例の、不正な不動産投機をしたのは本当はソンジュンだったと言う証拠を手に入れたのです。
しかし、ヤンチョルは既に知っていました。
ソンジュンが跡取りだと、改めてドンギに釘を刺しました。
花嫁の控室にソンジュンが来ました。話があると言いました。
なんと、ソンジュン、ヒョンミンとドジュンが会っているところを目撃していたのです。
丁度、電球がショートして火花が散ったのでドジュンがヒョンミンを庇った時でした。遠目には二人が抱き合ってるように見えたでしょう。
ヒョンミンはドジュンを好きなんだと気付きました。
指摘されて、流石にヒョンミンも動揺しました。
動揺するヒョンミンを、ソンジュンはさらに傷つけました。
カッとして結婚を止めようとしたヒョンミンに言ったのです。
「君は絶対に破談には出来ない。プライドは捨てられても、ヒョンソン日報の一人娘と言う商品性は捨てられないから。君だって僕を男として選ばなかっただろう。同じだ。フェアプレーでいこう、俺たち。」
結局、ヒョンミンはそのまま式を挙げました。
ただ、戸籍だけは汚さないでとソンジュンに言いました。どういう意味?入籍はしないってこと?
記念写真の撮影をする頃になって、ようやくドジュンが現れました。
チュ会長が、突然、式場にやって来ました。
ドジュンが訪ねて来たことをヤンチョルにばらしちゃったよ
ドジュンの提案を飲み、デヨン物流をメディアシティーセンターに入居させるということも。
ドジュンはソンジュンに挨拶に行きました。
ソンジュンは、スニャンに歯向かったことを無謀なことだと言いました。
ところが、その時、知らせが入ったのです。デジタルメディアセンターに入居する会社が決まったようだという。
形勢は逆転しました。
ドジュンが言いました。遅れたのは、その契約のせいだと。
ソンジュン、愕然としました。
流石のヤンチョルも、チュ会長の話にショックを受けました。
ドジュンを甘く見てはいけないと、改めて感じたようです。
ヤンチョルは病の症状を自覚するようになっています。
思わずよろけたりして、運動能力の低下も感じていました。
ヤンチョルは、イ秘書室長に、スニャン病院長にこの病について口留めするよう命じました。
誰にも知られてはならないと思いました。スニャンのためにも。
家族だけの祝賀会が開かれました。
ヨンギは、ヤンチョルにお祝いの言葉を・・・と頼みました。
その場にいる誰もが、ヤンチョルが結婚祝いにソンジュンへの事業承継をすると思っていました。
しかし、ヤンチョルがソンジュンに渡した“結婚祝い”の封筒に入っていたのは、辞令。それも、物流倉庫の現場責任者に任命すると言う内容でした。
全員が、驚き、ヤンチョルを見つめました。
大人として責任をとりたいと、以前、ソンジュンはヤンチョルに言った事がありました。
ヤンチョルは、新ソウルタウンへの不正投機、デジタルメディアセンター建設工事の受注失敗の責任を取れと言いました。
「それが大人だ。」
そして、ヤンチョルはもっと大きな決断を口にしました。
「今日からスニャンには、長子承継の原則は存在しない。」
金で株を買おうが、実力で経営能力を証明しようが、好きにしろ。私よりスニャンを大きく出来る者に経営権も物産の株も全て譲る・・・と。
私が最も愛する子供が誰か分からないのか
「スニャンだ。」
ヤンチョルはそう言って、席を立ち、出て行きました。
力尽きた感じがします。
ソンジュンは激怒し、ドジュンにつかみかかろうとしました。
が、ヒョンミンが倒れたので、結局そのまま会はお開きとなりました。
チュ会長の言葉がヤンチョルの脳裏を過りました。
チュ会長は、ドジュンが50年前に初めて会った時のヤンチョルに似ていると言ったのです。
息子の中にヤンチョルはいないが、孫はそっくりだと。
そして、ドジュンの言葉も。
ドジュンは、言ったのです。
ヤンチョルが孫の自分に対してもスニャンが持つ全権力を使ったように、自分もあらゆる手段を使ってスニャンを買うと。
ドジュンは、ヤンチョルの宣言で家族関係が変わってくると思いました。
ヒョンミンは仮病でした。
あの場でソンジュンがドジュンを殴ったら、どうなるか分からないと思ったのです。自分に火の粉が降りかかってくる恐れもあると思ったのでしょう。
何より、ヤンチョルの宣言で、自分の居場所を守らなければならないと言う闘志がわいてきたように見えます。
ソンジュンの妻という立場が変えられない今、その場を何としても守らなければならないと。
しっかりしろと、ソンジュンの背中を叩いてやりたいと言う雰囲気です。
イ秘書室長が、ヤンチョルの意向を受け、ヨンギ、ドンギ、ファヨンに系列会社の担当を割り振りました。
ヨンギには、物産と電子、グループの副会長に加え、ヤンチョルと同じ決定権を委ねることに。
ドンギには、グループの副会長に就任し、重工業、化学、証券と資産運用会社を。
ファヨンには、百貨店とマート、ホテルを流通グループに分離して託すことに。
「会長は能力を試しているのです。」
と、イ秘書室長は3人に言いました。
そして、分離するために、本社と流通グループ間の債務問題を整理すると言いました。
ファヨンは、かなりの額を本社に返済しなくてはいけなくなりました。
ファヨンはその資金をどうやって融通しようか、悩みました。
ヨンギにもドンギにも頼めません。
オ・セヒョンしかいないのでは?と、チェ市長が言いました。
でも何だか悔しいのでしょうね、ドジュンの世話になるのが。
そこで思いついたのは、ドジュンの母へインを利用して、立場を分からせること。
仕事を頼むと珍しくへインに声をかけたファヨン。
へインはチン家の人間を信用していないし、どちらかと言えば嫌っています。
しかし、ようやく家族として受け入れてくれたということもあるので、その考えを変えようと言う気にもなっていたのです。ドジュンのためにも。
ドジュンも、その気持ちを理解し、仕事を受けるよう背中を押しました。
ところがですよ。
へインが頼まれた仕事というのは、百貨店の洋服のモデル。VIP客の前で服を着てポーズをとる役目です。
プライドが傷つきますわな。
そして、その様子を監視カメラでドジュンにもさりげなく見せたわけですよ、ファヨン。
つまり、ユンギの家族は、ヤンチョルには受け入れられたかもしれないが、自分は違うぞと言う事です。
ドジュン、次のターゲットをファヨンに決めたようです。
その頃、ニューデータテクノロジーと言うネット電話の会社の株が注目を浴びていました。
熱病にかかったように、一気に株価が上昇したものの、1年で98%も下落した会社でした。
所謂、ITバブルの象徴でした。
ドジュンは、ニューデータテクノロジーに投資しました。
それを耳にしたドンギは同じようにニューデータの株を買い始めました。
ファヨンは資金繰りがうまく行っていません。
ヨンギやドンギにも相手にされず、仕方なくオ・セヒョンに声をかけて来ました。
オ・セヒョンは資金を融通する代わりに、百貨店の株の30%を担保として要求しました。
そしてさりげなくニューデータテクノロジーについての情報を伝えました。
天井知らずに株価が上昇していると知ると、ファヨンは百貨店の資産を使って株を買いあさったのです。
ヨンギとドンギは、ファヨンがどこから資金を得て債務を返済したか、調べました。
で、ミラクル社から借りたと分かると、オ・セヒョンを呼び出し、担保の百貨店の株30%を譲ってほしいと言い出しました。
が、オ・セヒョンが莫大な対価を示したので、2人ともすぐに決定出来ませんでした。
ファヨンは、オ・セヒョンの助言を信じ、ある程度の額になった時点でニューデータの株を売却しました。
ところが、その後も株価は上がり続けています。
ファヨンは、手にした利益より、失った利益の方が悔しくて仕方がありません。
そんな時、ヨンギとドンギがオ・セヒョンから百貨店の30%の株を手に入れようと動いていることを知りました。
もう、我慢できませんでした。
再度、百貨店の資産を取り崩し、ニューデータの株を買う決断をしたのです。部下の反対を押し切ってまで。
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