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キム・ソナさん、チュ・サンウクssi、オム・ギジュンssi等出演のラブコメ。
1話から興味が惹きつけられるはじまりとなっています。表は軟弱な検事、その実態は・・・というわくわく感があります。
チュ・サンウクssi=ハ・デチョルは高校生の時、踏切の向こう側に立つユ・ミニ=キム・ソナさんに一目ぼれ。
彼女の叔父ドンチャンが経営するプロレス道場に通い始めました。ま、ミニとの交際を条件という下心満載の理由ですが。
デチョルは養護施設で育ちました。
勉強は嫌いで自分の将来についても真剣に考えた事がありませんでした。ただ、ミニと付き合いたいって事だけ。
でも、根性は見上げたもので、ドンチャンは初対面からデチョルが気に入りました。
そんなある日、デチョルの前に突然父親だと言う人物が現れました。ホントに突然。
ミニと出会った踏切に立っていた時、すぐ横に並んで来たのが、父ドソンだったのです。
勿論、すぐには父親だなんて信じられませんでした。
おまけに、不審感満載状態のデチョルに、実母の存在を知らせるし、実母が現在の夫カン・ジュンホと共に自分を陥れた復讐すべき相手だなんて言い出しても・・・ねぇ。
頭がついて行きません。
デチョルがいくら拒絶しても、ドソンはしつこく連絡してくるんです。
そのあまりのしつこさに手を焼いたデチョルは、とりあえず事情を聞いてみることにしました。
ドソンが言うには、昔自分の研究成果をカン・ジュンホに盗まれ、スパイに仕立て上げられたんだとか。だから、中国に逃げていたと言いました。
「全てを奪って行った。私の人生、妻、そして幼い息子まで。お前の母は、自分の欲のために、3歳だったお前を施設に預けてしまった。 」
当時の新聞記事を見せられましたが、デチョルはイマイチ真実味が湧きません。
カン・ジュンホたちを殺せばよいのか?・・・とデチョルが聞きました。
そしたら、父は答えました。
「死ねば地獄に行く奴らだが、生き地獄を味わわせるんだ。ただ幸せなまま人生を全うするなど、絶対に許さない。」
必死にデチョルに訴える父ですが、デチョルにはやはりその意志は伝わりません。
「おじさん。俺を捨てた母親も、復讐に加担させる父親もどっちもどっちだ。俺が父親なら、まず先にこう聞くよ。“一人でも幸せだったか?”」
デチョルは、悲しかったのでしょうね。
突然父親だと名乗り出たかと思うと、自分の事を気遣う事も無く、実母への復讐に協力しろと、ただそれだけを言い募る父親が。寂しかったのではないか、辛かったのではないかと、これまでの息子の人生を聞いてほしかったと思います。
流石に、ドソンも言葉が続きませんでした。
デチョルは、道場に置いてあった悪役のマスクをかぶり、母親の前に現れました。
車の前に飛び出し、ドアを開け、話をさせろと母ジスクの手を取ったのです。でも、ジスクは恐怖のあまりジュンホに縋りつきました。
結局、何も出来ずにその場を逃げ去る事しか出来なかったデチョル。
父ドソンの元に行ったのです。
「俺は何をすれば?」
と聞いたデチョルに、ドソンは言いました。
「お前は勉強をしろ。そして検事になれ。韓国で一番力のある検事になるんだ。」
思わず笑い出したデチョル。
勉強が全然出来ない自分に、検事に成れだなんて・・・ねぇ。
「検事のバックには国がある。その権力があってこそ奴らを倒せる。」
と、ドソンは言いました。今の自分たちでは手も足も出ない・・・とね。
分かってるんですね、無謀な戦いはダメだと。
それでも、デチョルは自分には無理だと言いました。
でも、ドソンは自分の遺伝子を受け継いだデチョルには、可能だと言ったのです。
その頃、ミニは警察大学への進学を考えていました。
誤った法をぶっ壊す警察官を目指したい・・・と。
そんな時、デチョルが検事を目指して勉強したいからと道場を辞めると言って来たのを、耳にしました。
勿論、不良で勉強のできないデチョルが検事になれるなんて、ミニは全く考えていません。
「俺が検事になったらどうする?」
と、デチョルが聞きました。
「100万分の1もあり得ないけど、付き合うかどうか考えてあげる。」
その日から会って無かったのかな?
二人が再会したのは、ミニが捕まえた犯人を、デチョルが釈放しちゃった時でした。
ミニが担当検事に抗議に来て、それがデチョルだと知った・・・。そう言う状況でした。
俗物な検事になってしまってるデチョル。
ミニにとっては一番嫌いなタイプでしょうね。
再会の瞬間から、二人は対立しました。
意見は違うけど、二人とも再会は決して嫌なモノじゃなかったようです。
デチョルは嬉しそうでしたし、ミニも、戸惑いましたし、俗物な態度には腹が立ちましたが、まんざらでもない感じに見えましたけど・・・。
そして、覆面の男登場ですよ。もち、デチョルです。
覆面をかぶったら別の人格になれると昔ミニの叔父ドンチャンが言ってました。その言葉に影響を受けたのでしょう。
覆面を被ったデチョルは、釈放したばかりの男のところに行き、ぼこぼこに。
「法でダメなら俺が裁く。拳で。」
必殺仕事人って感じ。