前回の記事は、こちらから。
ヘインの誤解を解こうと必死なテウン。
ミホを、家出してて、家も知り合いも居ないから・・・と、説明しました。
ここで、ミホの台詞が面白いんですよ。
「ヨジャチングって、交尾したい相手?」
と、テウンの男友達に聞くんです。
かなり引いちゃった友人。
私は、一人笑っちゃいましたけどね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
「狐玉を入れている間は、他の女と情を交わすな。」
とミホが言います。狐玉が傷つくから・・・と言う事らしいです。
「情を交わすって、“お互いの息遣いを感じる深い肉体的接触”?」
と、テウンがオブラートに包んだように言うと、
「“交尾”だ!」
と、ミホが一刀両断するみたいに一言。
あ~はっはっは~っ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
結局、テウンは、ヘインと食事にも行けず、ミホといつも一緒に行動する羽目になりました。
ところで、テウンの女友達の父親に、アクション映画の監督が居ます。
その監督の作品の出演者のオーディションがありました。
テウンもヘインも、それに応募してます。
でもね、主役は既に監督の心の中で決まってるんですよ、。それが、なんと、ミホ。
と言うのは、偶然、夜道でミホと会ってまして、その時、ミホが九尾狐の優れた運動能力で飛んだりしたのを目撃しちゃったからです。
でもまだミホがどこの誰なのかは判ってません。
オーディションに出かける時、ミホに向かって、テウンが
「オーディションに受からなければ、肉は買えない。お前を食わせるためにも、がんばらなきゃ。」
と言ってるのを、訪ねて来たハラボジが聞いちゃいます。
そして、20数年生きて来た孫の初めて聞いた立派な言葉だ・・・と嬉しく思うんです。
そのオーディションですが・・・。
主役は既に決まってて、髪の長い白いスカートの女の子らしい・・・と、小耳にはさんだヘイン。
すぐに、自分も同じような外見に。
ところが、その時、ミホとちょっとしたいざきざがありまして、ヘインの白い洋服が汚れてしまいます。でもねぇ、それは一方的にヘインが嘘をついただけで、ミホがそれを指摘したため、いらっと来たヘインがミホを転ばそうと足を出したら自分の方が転んじゃった・・・ってのが事実。
でも、テウンはミホの責任だと思い込み、ヘインの為に洋服を探しまわった結果、自分はオーディションに行く事が出来なくなってしまいました。
この事で、ミホをうっとおしく思っちゃったテウン。
遊覧船だか何かに、ミホを置いてきぼりにしてしまいました。
ミホが唯一怖いのが、大量の水。
恐怖のあまり、座り込んで、泣きだしてしまうミホ。
一旦は船を下りて立ち去っちゃおうと思ったテウンだんですが、突然の雨に、ミホの言葉を思い出します。
「私が泣くと、雨が降る。」
急いで引き返したテウン。
その時、ミホが変身しちゃってました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_3.gif)
と言っても、目だけ。目が青くなっちゃってたんですねぇ。
でも、普通の人間とは明らかに違うわけで、子供に泣かれたりしちゃうんです。
だから、テウンは、クロスで彼女を覆って船から降ります。ところが、そのクロスは持ち出し禁止だとか係員に言われて、困った挙句、ぎゅっとミホを抱きしめるんです。
ミホは、すっかり嬉しくなっちゃってましたね。そのうち、いつもの目に戻りましたし。
テウンは、着たきりすずめのミホを人間らしく清潔にさせようと、歯磨きを買ったり、着替えを買ったり。
そしたら、すっかり可愛い女の子になったミホ。テウンも、ちょっとどぎまぎしてましたね。
「もうかなり体調も回復したように思うんだけど、いつ狐玉を取り出すんだ?」
と、聞くテウン。
ミホは、それを聞いて、ちょっと動揺しましたね。
もう、殆ど回復しているテウンなので、狐玉を取り出しても良いころみたいなんです。
でも、そうすると、テウンの傍に居られない・・・と、先延ばしにしてるようですね。
ひょんなことから、アクション監督と知り合ったテウンは、再度オーディションをやり直して貰える事になりました。
で、出かけようとすると、何時もなら付いてくるミホが留守番すると言います。これが、ちょっとテウンは不安に思ったみたいで、何度も何度も“大丈夫か?”と、振り返るのが、なんとも微笑ましいんです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_yoka.gif)
留守番しているミホの前に現れたのが例の獣医さん。
ミホが絵に閉じ込められるよりずーっと前から生きて来た・・・とさ。
人間じゃないけど、人間のように生きている。でも、人とは深い関わりを持たないようにしている…と言います。
自分は、ずっと人と関わりを持ちながら生きて行きたい・・・と言うミホに、獣医さんは、人間になれる方法があると言いました。
「九尾狐であるあなたを殺せる存在と、あなたに人間の“気”を分けてくれる存在が必要だ。死ぬ時に、気を与えてくれたら、人間になれる。」
殺せる存在というのが、自分で、気を分けてくれるのがテウン…と言う事かしら?
「自分の剣は、すぐに死ねる。僕の血を飲めばゆっくりと死ねる。人間の気を100日間吸った狐玉と僕の血があれば、人間になれる。」
それでも、獣医さんは、言うんです。人間は信用できない。狐玉を100日間も持っていてくれるなんて信用できない。だったら、元の場所に戻った方が良い・・・とね。
ミホは、それでも、テウンにその事を話してみようとしました。
「ずっとそばに居ても良いか?傍に居られる方法がわかった。」
でも、その時、テウンは、ミホに酔った勢いで、言っちゃいました。
「去ってくれ。」
ヘインがテウンにミホの事を整理して自分のところに来てくれと言ったんですよ。
でもねぇ、このヘインの言葉、これこそ、嘘っぽいですよね。
だって、ヘインは、監督が想定していた主役がミホの事だと感づいたんですもん。だからこそ、ミホをテウンから引き離し、監督からも引き離そうと考えたに違いありません![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/angry.gif)
テウンは、この時、ミホに愛着がわいてきてた風です。行くあても無いミホ、自分の命を救ってくれたミホだけど、ずっと好きだった先輩のヘインにああ言われたんじゃねぇ・・・。
すっごく悩んだ末に、口に出しちゃったんですけど、翌朝には、後悔することになってましたね。
ミホが居なくなってましたから。