「ちょっと良い話」として、このブログを始めた頃書いた事があるのですが・・・。
最近、時々思うことがあります。
人の手の温もりと言うのは、どんな薬より良く効くモノだということ。
韓国ドラマを見ていて気づいた事の一つに、愛情表現の温かさがあります。
相手を思いやって、そっと抱き締める・・・と言ったような。
感情表現の苦手な日本人としては、ちょいとこっ恥ずかしいシーンでもあったりするのですが
直接的な表現が多い日本のドラマとは、そこが違うと思いました。
相手を抱き締める・・・と言っても、恋人同士とは限りません。
親子でも、親しい友人でも、例えば会社の上司と部下であっても・・・。
言葉に出来ない想いを込めて、力強く、或いは優しく・・・とね。
そして、手を握ってあげる、そっと背中を撫でてあげる、ぽんぽんと肩を叩いてあげる・・・という手の仕草も、言葉にはならないたくさんの想いを込めたモノだと、最近思うようになりました。
そういうシーンがとても多いですから。
と言うのは、私自身が、人の手の温もりに助けられた事があるからです。
頭をぐしゃっと撫でた手、膝の上で固まってた私の手を、そっと包んでくれた手。
言葉なんて無かったし、あったとしても多分覚えてはいないと思います。
でも、あの手の柔らかさと温かさ、胸がじ~ん・・・とした事は、忘れられません。
出口の見つからない思いに固まっていた心が、ほぐされ、ほどけていくのがわかるようでした。
決して、解決策ではないのだけれど、出口は必ずあるんだと思えるようになりました。
だから、人の手は何モノにも勝る”魔法の手”だと思います。
私自身が、誰かの”手”になれれば・・・と、思います。