楽しい時間は、あっという間。
四国に向かっています。
前回は、トラブル連発で、東京駅までで疲れてしまいましたが、今回は、無事にやって来ました。
崎陽軒の「赤飯弁当」を、さらっと完食したところです。
通常状態へ、助走に入りました。
久しぶりに御用達洋食屋さんに行って来ました
組長エリザベスと副長かとりーぬと言うメンバー。
メインは、左が私のチキン。右がエリザベスの鯛。
マスタードの効いたソースが、かりっかりのチキンにとっても合っていました。
本当に美味しかったです
野菜の高い今、山盛りのサラダは有難かったですねぇ。勿論、美味しゅうございましたよ
これに、スープとご飯、コーヒーがついて、1200円。
ご馳走様でした。
レビュー一覧は、こちらから。
ソン・インは、ウォン一人で来るよう、矢文を射ました。
そして、サンだけを連れて馬車で出て行ったのですが・・・。
サンが湯のみを入れ替えたのを知っていると思ってたけど、見て無かったのね。
ウォンに対して、解毒剤でダンを助けるか、サンの命を助けるかという二者選択を迫ろうと思っていたようです。
途中で、サンが血を吐き、それで気付きました。
慌てて解毒剤を・・・と思ったけど、荷物の中に無くて。
ムソクが、ピヨンに渡していたのです。ピヨンは、屋敷に残されていました。
屋敷に残された者は、毒を飲んだ者だという計画が崩れてしまいました。
でもね、その解毒剤、ピヨンからリンが受け取っていたのです。
ムソクの裏切りを知ったソン・インは、あっさりと殺しちゃった・・・。
本当に利用できる者は何でも利用して、必要じゃなくなったら、あっさりと切り捨てる人間だわ
プヨンの死とか、想いとか、全く共感できませんよ。
ウォンが一人で行くと言ったのに従わず、リンも同行していました。
傷がまだ癒えてないのを知ってるウォンは、途中でリンを置き去りにしました。これ以上無理して付いてくるなと言って。
勿論、解毒剤は受けとってます。
だけど、ソン・インとの一騎打ちになった時、ウォンの方が、少々腕が弱いんですよ。
危機一髪となった時、リンが矢を射て、挽回しました。
そのまま、そこでソン・インは息を引き取ってしまいました。
近くの岩場でサンを見つけ、解毒剤を飲ませて、一件落着。
王宮では、忠烈王が元気を取り戻し、会議などにも出られるようになったのですが。
元から、ウォンソン公主の死の真相を調査するよう要求が来たのです。
反元勢力が、ウォンソン公主を殺したのではないかと疑う元側。
ウォンが、首謀者ソン・インを処罰したと報告しても、全く解決に至りません。
なぜなら、国境の軍に戦いの準備をせよという命令文書が、王印入りで出されていたからです。
勿論、忠烈王もウォンも全く知らない事でした。王印を奪ったソン・インの仕業ですから。
忠烈王に、申し開きに元まで来るよう要求する元側。
王印はまだ見つかっていませんでした。
ソン・インの持ち物の中にも無かったのです。
王印のありかを知っていると言い出したのはサン。
ウォンとリンと3人でその場所に向かいました。
思い出しました。3人が出会った頃、お酒を求めて山に登って、散々苦労したことを。
3人は、それぞれに別れを決意していました。
王印はサンが持っていました。
ソン・インから密かに奪い返していたのです。
それを受け取ったリン。
リンは自分が反元勢力の首長となる事で、今回の事を収めようと考えていたのです。
ウォンにもそう言いました。
リンが首長となれば、証拠はたくさん揃っています。忠烈王をかくまったのも、言葉を変えれば王を拉致したときうことになりますからね。
「ただ世子様は命令してください。“長のワン・リンを捕えよ”と。」
その後は?・・・とウォン。
「ご心配なく。」
と、リンは微笑みました。
リンは、父に勘当してくれと頼みました。
縁を切ることで、家門に迷惑をかけないようにしたのです。
そして、ジョンに、自分を密告させました。
計画通り、リンは兵に追われ、荷物から王印が発見されました。
崖に追い詰められたリンは、矢を射られ、転落。遺体が後に発見されました。
でも、リンは生きていました。
ウォンはサンとリンを見送りました。
見送る方が辛いですよね、こういう場合。
世子としての立場を取ったウォンは、涙で二人を見送りました。
ウォンは、忠烈王の後を継いで第26代王となりました。
でも、数カ月でその座をまた父に返し、自分は元に行き、10年の間帰ってこなかったようです。
リンとサンの消息を報告しようとした家臣の言葉を遮りました。
居場所が分かったら、会いたくなるから。すぐにでも、駆け付けたくなるから・・・。
ハッピーエンドと言ってよいのでしょうが、私は何かすっきりしません。
ウォンだけが辛く苦しい目に遭った気がします。
王というのは、孤独なのでしょうが、やはりこれではあまりにも偏り過ぎに思えて・・・。
ま、すっきりくっきりハッピーエンドばかりがドラマじゃ無いですけどね。
レビュー一覧は、こちらから。
ウォンは分かっていました。
リンが斬られようとしていたことを。
一瞬のためらいがあったのかもしれません。リンは致命傷を負ってはいませんでした。
サンは、リンを介抱しました。
でも、この時、サンは既にウォンともリンとも別れることを決めていたようです。
夜遅くなってウォンが来ました。
サンは来ると予想して待っていました。
サンは、ウォンに正直な思いを話しました。
家族と離れて暮らすうちに、心を閉ざして、人を近づけないで生きて来たけど。ウォンが初めて境界を難なく踏み越えて近づいて来た。
あまりにも自然だったため、境界を設けていた事すら忘れてしまった。
心を開く事ができた・・・とサンは言いました。
ウォンは、初めて寄りかからせてくれたのは、サンだったと話しました。
「とても好きでした。」
と、サン。これは、ウォンのこと?それとも、ウォンとリン、二人のこと?
ちょいと判断出来ません。でも、ウォンの事だと思いたいです、あたくし
ウォンはやはり世子なのです。国を背負っていかなければならない立場にあるのです。
サンを妃としたい気持ちは山々だけど、王宮に閉じ込めておくには、サンは自由過ぎて。その自由なサンを愛しているウォンとすると、手放すしかないと思ったのでしょうね。
そして、サンも、ウォンの立場を充分理解していました。
サンがウォンを抱きしめました。これが別れの挨拶だったようです。
サンは、リンの服の中からウォン宛ての手紙を見つけていました。ウォンに渡しました。
それには、正直なリンの思いが書き連ねてありました。
“ソン・インたちは、忠烈王を推す一派ではなく、それぞれの利益を追求するだけの集団で、自分たちが操りやすい王を望んでいる。だから、頭の切れるウォンを廃しようと考えたのだ。自分は、奴らの傀儡であって、ウォンを揺るがすための手段でしかない。ウォンに仕える事ができて、本当に光栄だった。
なのに、ウォンが想いを寄せるサンを、自分も好きになってしまった。忘れようとしたけど出来なかった。これは死に値する罪だが、逃げるつもりは無い。万が一生き延びる事が出来たら、去ることを許して下さい。遠くの地で死人のごとく生きます”
リンらしい生き方です。
やはり、ウォンがリンにとっては一番なのです。
手紙には、ソン・インの一派の名簿が添えられていました。
ウォンはそれをもとに、隠密裏に一派を捕え始めました。
忠烈王の意識が戻りました。
プヨンが傍に居ないことを不審に思い、来合わせたソン・パンヨンに聞きました。
ワン・ヨンが気を利かせて口をつぐんでいたのに、パンヨンはぺらぺらしゃべっちゃった。
ウォンソン公主が死んだことに激怒した世子が、プヨンを斬り捨てた・・・と。
忠烈王、何を言ってるんだ・・・と呆然としました。
プヨンが死んだ事より、ウォンソン公主の死の方が、彼にとってはショックだったかも。
忠烈王もまた、ウォンソン公主の事を深く愛していたようですから。その表現の仕方が分からなかったのです。
忠烈王も、ウォンソン公主もある意味不器用な人なんですね。
リンの意識が戻りました。
既に、サンの姿は消えていました。
7年後に戻るという伝言を残して、どこかに旅立った後だったのです。
実は、ピヨンはずっとムソクと会っていましてね。ピヨンは恋人のつもりだったのですが、ムソクとすると、情報を得たり、何かと利用価値があるから近づいたようなんですね。
ただ、ムソクの気持ちも、ピヨンに惹かれていることは確かですね。
たまに笑顔を見せる事がありますから。
旅立った筈のサンがソン・インに捕まってしまいました。
そして、ダンも・・・。
ピヨンがソン・インに騙され、おびき出す手引をさせられたのです。ムソクに連れて行かれた先に、ソン・インがいたのです。
騙されたと思った時は、遅かったです。
ソン・インは、追っ手が迫っている事に気が付いていました。
逃げるには人質が必要だからと言いましたが。
それは嘘で、本当は、ウォンの大切な人を目の前で次々に殺してやろうと思っているに違いありません。
お茶を用意し、毒の小ビンを出しました。
二人のうち、一人にはここで死んでもらい、一人を連れて逃げようと思う・・・なんてね。
「世子妃様が死んでください。」
と、サンが言いました。
ダンは、思わず怒りの表情を浮かべました。
でもね、湯のみを取ろうとした時、サンはこっそりと入れ替えたのです。ダンはそれを見ました。
ソン・インに無理やり飲まされたダン。
そして、サンは、一息に飲み干したのです。
ソン・インは、湯のみを入れ替えた事に気づいていそうです。
レビュー一覧は、こちらから。
リンにとっては、一番はウォンなのでしょうか。
これまでは少なくともそうだったでしょう。
初めて“友”として世子ウォンと知り合い、一緒に過ごす間、リンはいつもウォンの一歩後ろにいました。
ウォンの喜ぶ姿を見て、リンも嬉しかったのです。
それが、友であり臣下でもある位置だと思っていたようです。それで満足していたようですが・・・。
ウォンは、母と交わした最後の言葉が、‘嫌なら出て行ってください’等と言う酷い言葉だったことが悔やまれました。
母は、いつも父忠烈王の愛情を求めていました。
それが得られないから、息子を溺愛したのです。なのに、ウォンは成長するにつれ、それがうっとおしく感じるようになり、母の館を訪問することも少なくなっていたようです。
ウォンソン公主の生きる目的はただ一つ、ウォンの王位継承でした。
それが分かっていたのに・・・。
ウォンは、後悔に苛まれ、その怒りの矛先を探しました。
父忠烈王の館でウォンソン公主の護衛が全て殺されたと聞き、それは忠烈王に向かいました。
ここに至ってもなお真実は隠され、忠烈王がウォンソン公主に対して怒り、護衛を殺すよう命じた・・・等と説明されました。
プヨンとソン・インの不貞を見られたからだ・・・などとは誰も言いませんわな。
ますます父に対する怒りが湧いて来たウォン。
刀を引っ提げて忠烈王の館に向かいました。
その時、中では、ソン・インの命令で、プヨンが忠烈王に毒の入った香を焚き始めたところでした。
もう、忠烈王には死んでもらって良いという判断からでした。
でも、ソン・インが部屋を出た後、リンが入って来たのです。
慌てて逃げ出したプヨンの前に現れたのは、ウォン。
常軌を逸しているウォンの方が、怖いですわな。
最初は震えていたプヨンですが、命が助からないのを感じたのか、一気に言いたい放題になりました。
ウォンソン公主の事を、貶めたのです。
ウォンは、激怒し、一刀の元に切り捨てました。
ちょっとすっきりした私は悪党?
これを、陰からソン・インが目撃。
意外だったのは、ソン・インがプヨンを本当は愛していたこと。利用するだけの相手だと思ってましたよ、あたしゃ。
もしかしたら、ソン・イン自身も、自分がこれほどまでプヨンを愛していたとは気づいて無かったのかも。失って初めてその存在の大きさが分かってってことかも。
とにかく、目の前で殺された愛する人の姿を見て、ソン・インはいっそうウォンに対して憎しみが湧いてきました。
というか・・・。元々、仕掛けたのはソン・インの方なのに、これこそ自業自得なんじゃないの?もっとたくさんの罪の無い人を殺して来たこと、忘れてない?
ウォンが室内に入ると、既に忠烈王の姿はありませんでした。
リンが連れ出して匿ったのです。
サンは、失意のどん底で一人もがき苦しんでいるウォンを捨てて、リンと逃げるなんてことはできませんでした。
ウォンは、サンは人質だと言いました。だから、傍に居させる・・・と。
でも、サンは逃げるつもりはありませんでした。
「リンを想う気持ちは見逃すゆえ、早く心の整理をしろ。それでこそ、リンは生き延びられる。」
ウォンが言いました。
リンもサンと同じ気持ちでした。
今、ウォンの傍を離れることはサンには出来ないと思っていました。
ウォンは、忠烈王の行方を追うのと同時に、この一件を詳細に調べ始めました。
そして、調べるうちに、ヨンべクの死の真相も判明したのです。
全て、ソン・インたちの仕業だったと。
関わった者たちの全てが捕えられました。容赦はありません。
王印も持ちだされていました。リンの仕業だと報告されました。
ウォンはダンのいる世子妃の館にも兵を送り、監視させました。
指示を次々と出すウォンを、サンは心配そうに見つめていました。
リンは、味方のフリをし続けていました。
で、ソン・インにこれからの策を聞いたのです。
元に譲位したいとの意向を記した忠烈王の書簡を送る予定でした。勿論、王印を押して。
そして、譲位するのは、世子ウォンを廃位し、リンに・・・と。
忠烈王の余命はもう殆ど残されていないとソン・インは踏んでいました。だから、今更忠烈王の意思など必要ないとリンに言いました。
忠烈王を診た医師は、長い時間をかけて毒を投与され続けてきたようだと言いました。
治すには、解毒剤が必要だと。そして、毒を扱う者は、自分の為に必ず解毒剤を持っているものだ・・・とも。
リンは、サンに、この事を伝えました。
そして、サンはプヨンの遺体を調べ、解毒剤を発見したのです。
で、急いで忠烈王が匿われている屋敷に向かったのですが。
サンが到着した時、そこでは、ウォンとリンが睨みあっていたのです。
リンが忠烈王を匿っていると言う情報を掴み、兵と共にやってきたウォン。
リンに譲位するという忠烈王の元への上奏文を見せました。これは、ジョンがウォンに差し出したモノでした。
ジョン・・・自分が成る筈だった王の地位にリンをつけようとするソン・インたちの心変わりが許せなかったのです。
で、裏切ったってわけですね。
リンは、ウォンに言いました。
「世子様を敵視する連中は国中にいます。深く根を張っており、一掃するのは困難です。ためらわずに排除してください。」
王位がほしかったのか?・・・とウォン。
いや、リンはやっぱりウォンを守りたかったのでしょう。
出て行けとウォンが言っても、その場を動きませんでした。
サンが駆け付けたのを見て、ウォンは剣を抜きました。
リンも抜きました。
自分が死ぬことが、ウォンを守ることだと思ったのでしょう。
斬り合った挙句、ウォンが刀を振りおろそうとした時、リンは手から剣を落としました。
自らウォンに斬られたのです。
衛星劇場さんから、素敵なプレゼントの発表がありましたっ
キム・ナムギルssiのファンミーティングへのご招待です
日時:3月13日(火) 17:30開場 18:30開演予定
場所:大宮ソニックシティ大ホール
招待数:1組2名 超高倍率の予感 当選結果のお知らせは3月5日(月)13時の予定
締め切り:3月4日(日)
詳細、申し込みは、こちらから。
レビュー一覧は、こちらから。
やっぱり、今話も、サンの気持ちが掴めませんでした、私には。
それより何より、ウォンの苦しみだけが募って、痛々しいし、可哀相だし、見てて辛い展開です。
明るいラブコメ好きな私には、重いストーリーが続きます。
ウォンは、婚礼の準備の間中、いえ、婚礼の最中も、サンのこと、リンのことを考えていました。
ふと、母ウォンソン公主の言葉が頭を過ぎりました。
ウォンソン公主は芍薬が好きです。あまり笑顔を見せない母が、芍薬の花を見た時は微笑んでくれたのを、ウォンは覚えていました。
時には花を見て泣く事もあったので、何故泣くのかと、幼いウォンが尋ねた事がありました。
「知らぬ方が良かった。世の中にこのような花がある事を知らねば良かった。いくら美しくても好きになるべきでは無かった。」
幼いウォンは、母の言葉に意味が分かりませんでした。でも、今は分かりました。
いくら美しい花でも、忘れられる程度の愛で、深入りしない。いつでも捨て去ることができるように・・・。
自分は、そう賢く生きていると思っていたウォン。その自分の思い込みが間違いだったと、今、気付いたのでしょう。
ダンは、ウォンの生気の無い目を見ました。悲しみに苛まれている目でした。
式の間中、ウォンがダンに目を向けても、本当に見ているのは、ダンを通り越した、ずっと後のようでした。
終了後、忠烈王とウォンソン公主に挨拶に行く途中で、ウォンは衣装を脱ぎ棄てて、行ってしまいました。
両親が久しぶりに積もる話をしているだろうから・・・なんて、誰も信じない言い訳でした。
置いてきぼりにされたダン。
これも耐えなくてはいけないのでしょうか。彼女も哀れです。
リンがウォンの前に現れ、サンとの結婚を許してほしいと言いました。
許す筈ありません。
リンは、今宮中で流れているウォンの悪い噂を消すためにも、サンと結婚して、ダンと共にウォンの傍にいる・・・と言いました。
でも、ウォンには、リンの事が信じられなくなっていました。
サンを得るがための方便だと感じたのでしょう。
ウォンは、サンを役職付きにした・・・と任命書をリンに見せました。それによって、サンを傍に置くと。
「私がお前の為に、何を諦めて来たか」
と、ウォンはリンに怒鳴りました。
どちらが欲しい?サンか世子の座か・・・と。
何をバカな・・・とリンが言いかけた時、ウォンは、リンが忠烈王と会っていた事を知っていると口を挟みました。
リンは、忠烈王がソン・インたちの謀略を気付いていると感じていました。
だからこそ、傍で忠烈王を守り、ウォンとの仲を取り持とうと考えているようです。
そう説明すれば良いのに、怠るから、ウォンに思いを理解してもらえないのですよ
妖しげな香によって意識を奪われている忠烈王ですが、ソン・インやプヨンたちの思惑はちゃんと気づいてて、ヨンべクが殺されたのも、サンが狙われているのも、その財産のためだと察しているようです。
だから、リンにサンを守ってくれと言いました。
そして、自分の事も守ってほしいと言ったのです、忠烈王は。
だからぁ、リン、そう言えば良いのよ、ウォンに。
今のウォンは、サンへの想いにとらわれて、冷静さを欠いているけど、長い間のリンとの関係を考えたら、理解してくれると思うけどねぇ、あたしゃ。
サンは、ウォンの指示で隔離されていました。
ウォンが会いに来ました。
自分の周りには、言葉をそのまま伝えてくれる者がいないと言いました。言葉も行動も伝える者によって悪意を持って歪曲される事ばかりですからね。
そのため、忠烈王はウォンやウォンソン公主の事を意味も無く恐れ、ウォンは父に二人だけで会う事すら出来なかったわけです。
でも、少し気持ちが分かると言いました。
今は、一日中サンの事が気にかかって仕方が無い・・・と。傷つけられていないか・・・と。
お前を守るために呼んだ・・・とウォンがサンの手を取りましたが、サンはそっとほどきました。
「サン、お前は私の一番だと何度も言った。あの時は、お前が一番だったが、今は違う。お前は私の“最後”だ。私の傍に、今はお前しかいない。」
ウォンの笑顔が寂しげでした。
サンは、言いました。首飾りは口実です。
「連れ去られたリン様を助けてほしいと頼みに来たのです。」
ウォンの表情が痛いです。
リンはイ・スンヒュに会いに行きました。
そこには、ウォンソン公主がいました。
スンヒュは、リンを信じていました。最後までウォンを裏切らないのは、リンだとウォンソン公主に言いました。
リンを頼るべきでした・・・とスンヒュはウォンソン公主に言いました。
そして、ヨンべクの一件で調べた事を報告したのです。
ヨンべクの居た部屋で香が焚かれていた・・・と証言した女官が、直後に殺されたと。
ウォンソン公主も、リンも、一人思い浮かびました。プヨンです。
これで分かりました。
ウォンとウォンソン公主の仲を裂こうとしているのも、リンとウォンの仲を裂こうとしているのも、あの一味だと。
ウォンソン公主が、ウォンの為に力を貸してほしいとリンに言いました。
「もう遅すぎました。」
と、リン。
プヨンはもう自分の部下だと言っちゃったよ。
えーっこの三者会談で、意思疎通を図れば良いのに
リンは、何故
ソン・インたちを騙すのなら、味方からってこと
忠烈王の命令で会議が開かれる事になりました。
政務の代行をしているウォンには何の連絡もありませんでした。
会議には、忠烈王は現れず、代理としてリンが現れたのです。
そして、忠烈王の命令書を読み上げました。
ヨンべクの死の真相を明らかにせよ、王の代理をしている世子ウォンの評価を下せという内容でした。
ヨンべクの検死をした医官の証言等で、病死ではなく、何者かによる殺人の可能性が高くなってきました。
そして、命令したのが、ウォンソン公主だという疑いが濃くなってきたのです。
分かり切ってる展開に、ウォンは頭を抱えました。
その頃、ウォンソン公主は、忠烈王の部屋に向かっていました。
そこで彼女が見たのは、意識が無いほどに眠り込んでいる忠烈王と、そのそばで痴態を見せているソン・インとプヨン。
流石にこれは想像していなかったでしょう、ウォンソン公主。
ここまで酷い輩だったのかと、必死に忠烈王を揺り起そうとしました。
ソン・インとプヨンを捕えるよう兵に叫びました。
でもね、結局、ソン・インの配下の者に、護衛を殺され、何も出来ないまま、屋敷を出されたのです。
虚ろな表情で、何とか自分の部屋に戻ったウォンソン公主。
彼女の気力も体力も、もう残ってはいませんでした。
そのまま息を引き取ってしまったのです
会議の席で、力なく座っていたウォンの元に内官が泣きながら駆けて来ました。
ウォンにいつまでこんな苦しみが続くの
重いわ・・・。
レビュー一覧は、こちらから。
いやもうねぇ、ここまでそれぞれの思惑が絡み合うと、じれったくてしょうがありませんよ。
感じ方考え方は人によって様々で、一つの事も、違う面から見たら、全く違う意味に見えてしまうのはよくあることで。
一度別の見方をしてしまったら、そこが分岐点となって、全く別の方向に思考が展開してしまいます。積み重ねて来た人の縁とか情とかが、その一回の選択で崩れてしまうのは、本当に辛いです。
リンとサンを手に入れようと、ウォンソン公主と忠烈王の勢力が葬列を注視していました。
ヨンべクの人望が篤かったので、たくさんの人々が葬列を取り囲んでいたので、その前で騒動を起こすのは流石に憚られました。
で、チャンスを窺ってる間に、リンとサンの姿が消えたのです。
予想していたんですね、何かあるかもしれないと。
だから、サンは前日に使用人たちにお金を渡し、それぞれ、逃げるようにと指示していました。
自分は、父ヨンべクが用意していた遠くの家にに行こうとしていました。リンは、護衛のためについてきていたのです。
二人を、やはりウォンウォン公主側と、忠烈王側、そしてウォンの護衛チャンイが追っていました。
追い付いたのは、忠烈王側のムソクたち。
サンの命を助ける代わりに、一緒に来てほしいと言いました。多勢に無勢、どうする事も出来ず、リンは従いました。
その様子を、チャンイが見ていました。
ムソクたちが、リンに主人のように対しているのを見ました。
ウォンは、リンが何も言わずにサンと逃げたと聞き、ショックを受けました。
二人の婚礼をヨンべクが望んでいたとの話を、この時初めて聞き、いっそうショックを受けました。
自分の考えを記した手紙をサンに読んでもらいたかったのに、それより先に事が動いてしまったわけで。相談も無くリンが取った行動を悔しがりました。
予定が狂ってしまいますからね。
リンは、自分の愛する人を守るために動いているだけだ・・・と言い繕うしか出来ませんでした。
ところで、ソン・インたちに、薬によって惑わされてしまっている忠烈王は、どんどん体力が落ちています。
まだ世子は生きているのか?・・・とプヨンに聞いたりしています。父の言葉とは思えません。
でもね、正常な瞬間もあるのです。
もしかしたら、自分はソン・インたちの嘘に操られていて、世子を誤解しているだけではないのか?・・・と言う考えが浮かぶ時もあるのです。
プヨンにしてみたら、それはマズイことです。
また、何やら怪しげな香を焚いて、意識を操ろうとしています。
ダンを王宮に連れて来たのは、ウォンの指示でした。
すぐにでも婚礼を挙げて、ワン・ヨンの家門を守ろうとしたのです。
ダンはそれをよく分かっていました。ウォンの心までも望んではいけないということも。
でも、やっぱり寂しいですよね。
「今も“一番”は私ではないですよね?今後もずっと望みはありませんか?」
ウォンはその問いに答えませんでした。
護衛のチングァンに、今後はダンの護衛をするよう申しつけました。チングァンは、ダンをずっと想っているのです。
リンがムソクたちと共に行った後、サンの前にチャンイが現れました。
チャンイは、リンとムソクたちの様子を見ました。仲間としか思えない様子でした。
そして、サンも、母を殺したムソクとリンが仲間のように見えて、不安でした。
サンはウォンの手紙を読んで、王宮に戻りました。
イ・スンヒュがウォンを訪ねて来ました。
今回の兵の食糧の一件のウォンの仕置きを知り、抗議するためでした。隊長たちが知らせたようです。
忠烈王とは違う政治を行うと期待したウォンが、友の情に流されて、間違った政治をしようとしていると、不満を募らせているのです。
彼らが調べて、この一件がヨンべクとワン・ヨンを陥れるために仕組まれたモノだと分かったのです。
そして、それが、ウォンソン公主の仕業だと明らかになってきたのに、何の処罰も無いのが、納得出来なかったのです。
でもね、ウォンは、その抗議をスルーしました。
おまけに、ソン・インの仲間であるソン・パンヨンが、隊長たちの口をふさぐために、ウォンが贈った・・・等と言って、銀塊を渡したもんだから、彼らは失望を強くしました。
その噂は、尾ひれをつけて王宮内を駆け巡りました。ソン・パンヨンが、ある事無いこと喋りまくってますしね。
勿論、ウォンの耳にも入ってます。
ウォンは、サンを亡き父ヨンべクと同じ地位につけると決めました。
ウォンソン公主は反対しました。
今のウォンの胸の内には、母に対する疑念が渦巻いていました。
いくら、ウォンソン公主が、ヨンべクを殺してはいないと言っても、聞く耳を持ちません。
リンやサンまで、自分が愛する人を、全てを捨てさせようとしていると思いました。だから、もう後に引く気持ちはありませんでした。
サンは自分の傍に置きます、嫌なら、母上が出て行ってください・・・。
ウォンソン公主には、これほどショックな言葉は無いでしょう。
ウォンとダンの婚礼の日になりました。
忠烈王が戻って来たと聞いて、ウォンソン公主は喜びました。プヨンが傍にいると聞いても、もう怒りを示しません。彼女の体力も、そう残されてはいないように見えます。
ウォンは、父忠烈王とリンが一緒に現れたと聞き、信じられませんでした。
これまでも、リンが友では無く敵ではないのかと思えるような報告を受けていましたが、リンに限ってそんな事はあり得ないと聞き流して来ました。
でも、忠烈王と一緒に来たのは、嘘じゃありませんでした。
そして、サンもチャンイと共に王宮に戻って来ました。
すぐにウォンに会いに行ったのですが、彼女の前に現れたのはダン。
花嫁衣装を着たダンは、勇気を振り絞って言いました。ウォンの傍に居てほしく無い・・・と。サンがいたら、ウォンに害が及ぶ・・・と。
それはウォンソン公主が言わせたモノでした。
勿論、サンをウォンから切り離すためです。
でもね、ダンは心からそう思ったのです。政治の事は分からないけど、女性として、ウォンを愛する女性として、やはりサンに傍に居てほしく無い・・・と。
サンが来たと知らせを受けたウォンはサンを探しました。
でもね、彼が見たのは、リンがサンにkissする場面。
リンは、ウォンが見ているのを知って、敢えてそうしたのです。二人の糸を切りたかったのです。
サンの気持ちがイマイチつかめません。
やはりウォンのことを想っているのでしょうか?赤い糸が結ばれているように感じると言っていましたから。
だとしたら、リンと共に逃げる時の、あの思わせぶりな表情は何
女性と男性というより、人としての友情を感じてるってこと
王は愛する 韓国ドラマOST (MBC TVドラマ) | |
クリエーター情報なし | |
CJ E&M |
レビュー一覧は、こちらから。
ウォンソン公主は、権力の現状をサンに話しました。
自分が忠烈王の心だけを信じて元を出て高麗まで来たこと。しかし、待っていたのは、周囲の敵視。頼りになる筈だった忠烈王も敵だったこと。
そして、今、ウォンを世子の座から引きずり下ろすためには、手段を選ばない輩がひしめいているということ。命まで危ないということ。
サンは、改めてウォンの難しい立場、それによる苦しみを知りました。
ウォンソン公主がそのような過酷な環境を逃げ出さないでいるのは、ひとえに息子ウォンのため。
ウォンを王座に据え、権力を確固たるモノにするためだと言う言葉を、サンは信じました。
だからこそ、サンの父ヨンべクの財産が必要なのだと、正直にウォンソン公主は言いました。
サンがウォンソン公主の心情を理解し、立場や地位は違うけど、自分を愛する父と同じなのだと思って、少し緊張が解けかけた時。
ヨンべクの死が伝えられたのです。
いつも持ってる薬を飲んだら、こんな事にはならない筈
サンは叫びました。
その時、思い出したのです。ウォンソン公主のところで、お茶盆の傍に、それらしき物が置いてあったことを。
目に留め、気になっていたのです。
パニックになったサンはウォンソン公主のところに走りました。
ありました、薬が。
ウォンが、パニックになってるサンを落ち着かせようとしました。もう手の施しようが無いことは誰もが分かっていましたから。
その時、サンが気付きました。
何故、薬がここに・・・です。
サンの疑念が、ウォンにも伝わりました。まさか・・・ですよね。
その頃、リンはソン・インに呼び出されていました。
そこは、江陽君が住んでいる屋敷でした。
江陽君とは、リンの叔母の息子、忠烈王の長子です。本来ならば、世子になる筈でしたが、ウォンソン公主が王妃となり、状況は一変。
世子の座にウォンが座り、江陽君は寺に入れられたのです。
ウォンソン公主からいつ刺客が差し向けられるか分からない生活に精神を病み、現在はソン・インたちが匿っていました。
江陽君の悲惨な姿を見せておいて、ソン・インは言いました。今、ヨンべクはリンとサンの縁談の許しを得るためにウォンソン公主に会いに行っている・・・と。
ヨンべクが死んだ事を、ウォンソン公主の仕業だと、リンにも思いこませようと言う魂胆ですね。
リンはすぐさま王宮に駆け付けました。
そこで、ヨンべクの死を聞かされたのです。ウォンソン公主の仕業だと思わない筈はありません。
ショックを受け、激怒したリン。いつもとは違って冷静ではいられませんでした。
ウォンの言う事すら聞こうとしません。
ヨンべクの遺体とサンは、自分が引き受けます・・・と叫びました。
ウォンが、自分に任せろと言いましたが、信用できないと言ったリン。初めての言葉ですね。
思わず、ウォンはリンを殴ってしまいました。
ウォンだって、混乱しているのです。落ち着こうと、落ち着こうと、必死に自分を押さえているのでしょう。なのに、リンまでもが、自分を信じず、命令に従いません。
こんなリンを見たのは初めてだったでしょう。
誰も言葉も耳に入らないようでした。
サンは一人でした。一人で父の遺体に縋って泣いていました。
リンの顔を見てほっとしたようでした。
そこにウォンが駆け付け、自分がリンを呼び、サンを託したという体をとることに。
本当は、リンは王宮に入る事すら許されない立場でしたからね、その時は。
しかし、リンがサンの手を取っていることが、ウォンにはもっとショックでした。
ウォンソン公主も、自分に疑いが向けられるよう仕組まれたと気付いていました。
臣下を調べましたが、疑わしいのはチェ内官。彼がソン・インのスパイだということに、とっくに気づいていましたからね。
チェ内官の家族を人質にとり、口を割らせました。
チェ内官は、サンとリンを結婚させようと言う計画だと吐きました。それは江陽君を支持する者たちで、いずれリンを世子に据えようと画策していると。
ウォンソン公主には、充分推測できる事情でした。ずっと疑ってきた話しですから。
そして、リンをウォンの傍に置いて来たのは、疑いを向けられないためだった・・・とまで言いましたよ。
そして、ウォンもこの一件を調べ、ヨンべクが持病によって死ぬよう仕組まれていた事を知りました。
ところが、そうなる事を充分予測していたソン・インは、それがウォンソン公主の指示だったと証言させるように手を打っていたのです。
ウォンは、母の仕業だったと思い込んでしまいました。
ソン・インは、ウォンソン公主とウォンの仲を裂き、ウォンを孤立させようと企んでいるのです。既に、リンとの関係にも亀裂が入ったようですからね。
リンは、サンの傍でヨンべクの弔いを補助しました。
気力を失ったサンには、リンの存在が本当に大きかったようです。
一方、ウォンは、必死に気持ちを落ちつけようとしていました。
ウォンは、サンもリンも失いたくないのです。
そして、母ウォンソン公主も・・・。
なのに、全てが混乱してしまっています。どこがらどう手をつければ良いのか、分からないのです。
本当なら、サンの傍についていて慰めてやりたかったでしょう。
そんな時、臣下がウォンソン公主のところで聞いた話を伝えました。リンが傍にいたのは、ウォンの傍で成長する時を待っていたためだという話です。
でも、ウォンはそんな言葉、信じませんでした。
「私のリンだから。」
と、ウォンは言いました。そして、リンが来るのを待ちました。必ず自分に話しがあるに違いないと思ったのです。
リンは、サンと共に遠いところに行く決心をしました。
そうすることで、家門に迷惑がかかることは充分予想出来ました。
でも、このまま都に居たのでは、ウォンソン公主の手からサンを守ることはできないと思ったのです。
そして、ソン・インの元に行きました。
リンは、ウォンソン公主と同じくらいソン・インを警戒していました。サンのためには、消しておかなければいけない存在だと分かっているのです。
ところがですよ。
行った先に待っていたのは、リンを世子にと指示する者たち。
そして、その後ろには、忠烈王が。
実の息子であるウォンを廃して、リンを後継者とする父王の姿でっした。
リンは、愕然としました。
消えた兵の食糧が大量にヨンべクの所有する蔵で発見されました。
その他に、ワン・ヨンのところにも大量の食糧が運ばれたという証拠も見つかりました。
隊長たちは、いくらリンがウォンの親しい友でも、厳しく処罰するべきだと進言。ま、当たり前でしょう。そうなることを狙ったのは、ウォンソン公主でした。
ウォンは処分を保留しました。
ヨンべクの葬儀が行われました。
ウォンソン公主は、その席からリンとサンを連れてくるよう命じました。
忠烈王は、リンを。
ウォンは決心しました。今回はリンを選ぼうと。だから、ダンに王宮に入るよう命令を出したのかな?
2日後には、婚礼の儀を行い、それに伴って、ワン・ヨンたちには、それ相応の地位を与えるとの命令を出したのです。
兵の食糧の件がありますから、隊長たちはこの決定に不満を持ちました。盗賊を見逃すばかりか、地位まで与えようというのですから。
ウォンはサンに手紙を書きました。
今回の件を、許せと。以前、牢に捕らわれた時、自分はサンを選んだ。今回は、リンを選ぶから、納得してくれと。
以前、母の形見の指輪をサンがくれた時、頼みがある時は、これを・・・とサンが手形代わりに差し出しました。それを使う時が来たということです。
その手紙をサンに渡すよう指示したのですが・・・。
ウォンソン公主か、忠烈王か、そしてウォンか・・・。
誰の命令が一番早く届くかによって、今後の運命が違ってきます。
私たち家族がここに住んでいなくても、庭の草木は芽を出し、花を咲かせて確実に季節を刻んでいます。
遅く咲く梅が、一つ二つ蕾を開き始めました。
沈丁花も、香りが立ち始めています。
まんりょうは、たくさんの赤い実を重たげにつけています。
まんりょうの写真に、指が写り込んでいますが、ま、その辺はスルーしてください
相変わらず、野ら猫たちのパラダイスと化していますが、しょうが無いです。忌避剤を撒いても、殆ど効き目が無いのですから
何と言っても残念なのは、花が満開の時期にタイミング良く来合わせ無い事が多いこと。
今年も、満開の梅は、見る事が出来そうにありません。
桜には間に合いますかね。
逆賊‐民の英雄ホン・ギルドン- DVD-SET1 | |
クリエーター情報なし | |
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン |
レビュー一覧は、こちらから。
アモゲは、オム・ジャチからの身分を書き記した文書を受け取りました。
これで、自由になれるということでしょうか。
一緒にチョ参奉に仕えていたオプサンの一家の文書も受け取り、二つの家族は村を出て行きました。
チョ参奉の妻パク氏は、おろおろと家財を始末し、実家に戻ったようです。それほどまでに怯えた様子を見せる理由が、周囲の者には分かりませんでした。
オム・ジャチは、アモゲの所為だと分かっていますが、アモゲは誤魔化して何も詳細は話しませんでした。
アモゲは、オム・ジャチに自分を買ってくれたら、いずれ役所で一番高い地位に付けてあげると約束していました。
のアモゲに何が出来るか、疑わしいものでしたが、オム・ジャチは何故か信じていました。
でもね、あまり時を待たずに、その約束は、守られる事になるのです。
アモゲたちは、途中でソプリと落ち合い、遠い海辺の村に移り住みました。
そこは、様々な理由で生まれた村を逃げ出した者たちが集まって暮らしていて、周辺の者からはならず者の集まりだと見られ、敬遠されていました。
そこで、アモゲはソプリたちと商売を始めました。
いつまでも盗賊をして暮らして行くことは出来ません。
アモゲは機転が利きました。
明との密貿易を思い付いたのです。
明で人気の黒麻布を作り、それと絹とを交換しようと考えたのです。
女性たちに村で黒麻布を織らせ、それを持って、夜の海に漕ぎ出しました。行き先は、明との間にある島で明の商人と落ち合い、そこで取引をする方法です。それなら、密入国と言う危ない箸を渡らずに済みます。
途中で、警備の船に会いましたが、袖の下を渡して見逃してもらいました。
ところが、今度は海賊たち。
寸前でアモゲが交換したばかりの絹を抱いて海に飛び込み隠れました。
ソプリたちが、何とか海賊をやり過ごし、引き上げた時、アモゲの息は止まってました。
でも、どーにか手当てし、息を吹き返したのです。
海賊は、国のお尋ね者でした。
が、彼らはそのあたりの役人にも顔が効き、仕返しが怖くて誰も通報していなかったみたいです。
だけど、アモゲたちにとっては邪魔です。利益を持って行かれる可能性大ですからね。
で、一計を案じました。
オム・ジャチに、その海賊の首領を捕まえさせ、一気に長官の地位に上らせたのです。一石二鳥です。
オム・ジャチは、まさか自分が長官になれるとは思ってもみませんでした。親子三代にわたって下級役人でしたから。
アモゲが約束を忘れず、そして絶対に不可能と思っていた約束を守ってくれた事にいたく感激しました。
赴任してきたオム・ジャチは、役人が袖の下を取って海賊を見逃していた事を叱責し、海賊たちを一掃しました。
海賊たちは、行くあてが無くなり、アモゲの子分に・・・とやって来ました。
アモゲは身分の上下など言わず、皆兄弟だと受け入れました。そんな事、おそらく初めてだったでしょう。
皆、嬉しそうにアモゲの仲間になりました。
どんどん仲間の数が増え、リーダーとして威厳を増して行くアモゲ。
でも、一切偉ぶる事は無く、誰とでも親しく、仲良く暮らして行くアモゲたち。自然に村の人たちも一目置くようになったのです。
そんなアモゲの姿を、ギルドンは困惑したような目で見つめていました。
父が変わっていくと感じていました。
それが全て自分の所為だと思えました。自分が力を使ってしまったから・・・と。
アモゲは、ギルヒョンには勉強して科挙を受け、官僚になってもらいたいと言う夢がありました。
そして、ギルドンは怪力童子という特別な人間として、剣術を習わせ、将軍にしたいと考えていました。
でも、こればっかりはアモゲの希望通りには行かなかったのです。
頭の良いギルヒョンは、科挙に合格したからといって、身分の低い者は下働きしかさせてもらえないと知っていたのです。それより、アモゲの仕事を継ぎたいと思っていました。
そして、その様になっています。
一方、ギルドンはその力をすっかり忘れてしまったかのようです。石を投げて岩を割ったのは、アモゲだとキツク言い聞かせた事が、ギルドンの幼心に沁み込んで、記憶まで変えてしまったように見えます。
ギルドンの興味は、小間物売りに向かいました。
国中を商売して歩きまわってみたいと思ったのです。
アモゲは、結局それを許すしかなかったようですね。
そして12年後、ギルヒョンはアモゲの後を継ぎ、立派な頭領の雰囲気で、皆を指揮してします。
生まれたばかりだった妹のオリニは、可愛い少女。
そして、ギルドンは諸国を旅して歩いているようです、小間物を買うと何でも願いを叶えてくれるという噂の小間物売りとして。
人々は、ギルドンの事を“不思議な力を持つ妖しき行商人”と呼んでいます。
いよいよ、ユン・ギュンサンssiの登場です。
カッコ良いわぁ
レビュー一覧は、こちらから。
自分の記憶が正しければ、自分はチェ・ウンソクではない・・・。
ジアンは、そう結論が出てしまいました。
ドギョンに、自分の1歳頃の思い出があるかどうか聞いてみたのですが、ドギョン自身も幼いわけですから、全く無いんですね。
不安な気持ちを、必死に抑えるジアンでした。
一方、ジェソンはミョンヒに怒っていました。
ミョンヒ自身のプライドを守ることに一生懸命で、へソングループとウンソクを守るための計画が崩れてしまったわけですからね。
一体誰が秘密を漏らしたのか?・・・と。
それはミョンヒに見当が付いていたようです。
ミョンヒの妹ジニです。
後継者問題で一歩でも先に出ようと考えているようで。ミョンヒたちの足を引っ張るためなら、何でもしそうですね。
ジアンは、事実を確かめようと、ミジョンに連絡を取ろうとしますが、ミジョンは電話にも出ません。
でも、ミン部長に聞いたら、DNA検査をしたと言うじゃありませんか。
そうだよね・・・と思いました。
何の根拠も無く、実子だと引き取る訳は無いと思いました。財閥なんだから・・・と。ほっとしたジアンでした。
でも、やはり気になったので、ミョンヒに自分の幼い頃の写真が見たいと言ってみました。でも、ウンソクの写真はノ会長が処分してしまって、1枚も残ってないんだとか。
ジェソンが言いました。
「お前の成長記録を見てみたい。」
・・・と。
でも、生憎、ジアンにも幼い頃の写真は無かったのです。ドバイに行く前に紛失してしまったと聞いていました。
その後のアルバムも、何度も転居を繰り返している間に、無くなってしまっていました。
ドギョンたちは、これまでジアンが経験して来た苦労を、改めて感じました。可哀相に・・・と言う表情です。
ドギョンが副社長として出社して来ました。
ジアンのいるマーケティング部にも挨拶に来ました。
あくまでもまだ二人は他人のフリをする事になっています。
でもね、ドギョンはさりげなく・・・いや、少々強引にジアンを苛めた者に仕返しをするんです。
ジアンが、そういう人たちと同列になりたくないと仕返しを止めたにも関わらず。
ジアンは焦りました。ドギョンの気持ちはありがたいけど、やっぱり特別扱いされているようで、落ち着かないのです。
部長がジアンに商品券を差し出しました。
それは、秋夕に社員には全員に配られたモノでした。でも、当時ジアンは契約社員でしたから、そう言うものが貰えると言う事すら知らなかったのです。
ジアンはテスとミジョンにあげたいと思いました。
そして改めて待遇の差を感じたのです。
ソヒョンは、やっぱりリュ運転手を意識し始めているようですね。
濡れた洋服を持っていた普段着に着替えたら、これがとーっても素敵でね。いつもとは違うラフな印象に、またまたどきどきしてしまったようです。
そんなソヒョンと、ジホが偶然出会いました。最悪の出会いです。
高級住宅街の写真を撮っていたジホは、ジアンの実家の家をこっそりと覗いたんです。気になりますよね。
その時、ソヒョンはリュ運転手が来るのを待ってて、門を開けた途端、ジホと出くわしたって状況。
泥棒と勘違いして散々ジホを責め立てたので、印象は最悪です。
ジアンが苦労してるだろうな・・・とジホは思いました。
もしかしたら、この3人、いずれ三角関係になったりする
ヒョクは、ジアンから何の連絡も無いことが不安でたまりませんでした。
で、実家を探しあてて行ったものの、とっくに引っ越したとミジョンに言われるし、会社では個人情報は教えられないと言われるし。
不安は募るばかりです。
そんな時、偶然、会社でドギョンの姿を見かけたので、声をかけました。
2000万Wは返してもらったとドギョン。
でも、ジアンの連絡先は知らないと答えました。
ヒョク、また、行き詰まってしまいました。お金の問題が解決したのはほっとしましたが。
ところが、会社に戻ってみると、ジアンから荷物が届いていまして。中には自分がこっそりとジアンのバッグに入れておいた2000万の小切手が入っているじゃありませんか。
‘無事に暮らしているから心配しないで’
というメモが入っているだけで、電話番号も住所も何も書いてありません。
ジアンが消えてしまった・・・とヒョクはますます不安になって来ました。
ジアンは商品券を実家に届けました。
生憎皆留守だったので、メモをつけておいて来たのですが。
その時、ジェソンの言葉を思い出し、残ってる写真でも・・・とアルバムを見たのですが。
自分の写真が全てはぎとられていることに気付いたのです。
ジスに聞いてみても、無くなっていることすら知らないようでした。不安がまた芽を出して来ました。
一方で、ドギョンが仕事においても私生活においても、本当に頼りになる兄だと心強く思うようになっていました。存在が大きくなっています。
だから、もしかしたら妹では無いかもしれないと言う思いが頭に浮かぶと、何とも言えない気持ちになるのでしょうね。
ジアンは仕事を頑張りました。
元々能力の高いジアンです。ドギョンは感心していました。
それを聞いたジェソンとミョンヒは嬉しそうです。
ある夜、遅く帰ったジアンをジェソンが起きて待っていてくれました。
お前に渡したい物があるんだが・・・とジェソン。
「40周年行事が終わったらください。」
と、ジアンが言うと、残念そうな表情を浮かべたジェソン。
その優しさがジアンに沁みて行きました。幸せだったでしょう。
ジスは、ヒョクに対して、自然に振る舞えるよう頑張っていました。
でも、ヒョクには全くジスは目に入りません。ジアンの事で頭が一杯なんです。
ますます落ち込むジスに、ヒョクの姉ヒが追い打ちをかけてしまいました。ヒョクには好きな人がいて、そう言う時、ヒョクは他の女性の事は目に留まらない・・・と。
諦めるしかないな・・・とジスは思いました。
ジアンは、ジテに会いに行きました。
やっぱり懐かしいのです。そして、自分の幼い頃のことを一番覚えているだろうと思ったのでしょう。
ジテが言いました。
「ドバイに行く前、ジスの顔が変わってた。」
すぐにジアンの顔だったな・・・と自分の思い違いを訂正しましたが、ジアンにはそれで分かった気がしました。
ネットで事件当時のニュース記事を検索したジアン。
そこに載っていたのは、ジスの子供の頃の顔でした。
確かめるために実家に戻りました。そして、母の持ち物から一枚の写真を見つけたのです。
焼け残った、ジス・・・ウンソクを保護した時の写真でした。そして新聞記事の切り抜きも。本物のジスのパスポート写真も。
これまで両親が自分に対して言った言葉の意味がやっと分かりました。
自分はウンソクではない、確信しました。
逆賊‐民の英雄ホン・ギルドン- DVD-SET3 | |
クリエーター情報なし | |
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン |
レビュー一覧は、こちらから。
アモゲは、逃げ隠れしませんでした。
ソプリや仲間たちがチョ参奉の屋敷の倉庫からたくさんの品を盗み出すのを手伝い、家に残ったのです。
これには、チョ参奉の家に仕える仲間が手を貸しました。そして、口をつぐんだのです。
役人のオム・ジャチも協力していました。
事件はすぐに発覚しましたが、当時近隣の村で起ってる盗賊の仕業だということで収まりそうでした。
が、それに異を唱えた者がいました。チョ参奉の妻パク氏です。
アモゲが恨みを抱いているに違いないからと、名指ししたのです。
すぐにアモゲは捕まりました。
アモゲは無実を訴えました。
パク氏は、クモクの件を逆恨みしたと主張。
真っ向から主張が対立。でも、圧倒的にアモゲには不利でした。
一連の事件に関して、見聞きした者は、証言するよう役人が言っても、最初は誰も証言しませんでした。
両班を非難するのは、許されないことだったようですね。
でも、今回に限り許すと役人が約束し、ギルドンたちの友達が証言してから、町人の中からも、証言者が現れました。
それでも、やはり身分の低い者の証言は取り上げられないんですね。
だったら、何故証言を求めたんでしょう。意味が無いですよね。
本当に、どの国でも身分制度というのは、理不尽な制度だとつくづく思います。
アモゲは、一人の妓女に証言をしてもらいました。これが形勢逆転となりました。
この妓女は、チョ参奉の伯父に言い寄られていたようで。伯父からもらった恋文なんぞを証拠として提出。そして、伯父から聞いたという、チョ参奉たちの企み、アモゲの財産を横取りしようという企みをばらしたのです。
結局、と言えど、命を奪ったことは許されないと判断され、伯父は鞭打ちの刑を言い渡され、パク氏は夫の代わりに罰金を払う事になったのです。
伯父は、引っ立てられながら、必死にギルドンの怪力を見たと叫びました。
誰も本気にはしません。
でも、アモゲは心配でした。
そして、その心配は現実になりました。
パク氏は、自分たちをこんな目に遭わせたアモゲを、死ぬほど苦しめたいと思い、ギルドンを試してみることに。
虎が出る山を越えて、使いに出したのです。
おまけに、虎の餌となるような生肉を持たせて。
ギルドンは、怯えながら山に入りました。
虎が現れました。
一夜が明けて、パク氏をはじめ、皆が見たのは、血まみれになっても、戻って来たギルドンの姿だったのです。
手には、折って来るよう命令された木の枝が握られていました。
パク氏にその枝を渡し、丁寧に一礼したギルドン。でも、直後に倒れて意識を失ってしまいました。
兄のギルヒョンが一生懸命看病し、意識もすぐに戻ったのですが。
ギルドンの記憶は混乱していました。母が死んだ事も覚えていなかったのです。
でもこれは、一過性のモノで、しばらくすると、記憶も正常になりました。
チョ参奉の伯父は、結局、お金で身代わりを立て、刑を逃れたようです。
そして、アモゲがチョ参奉を殺した疑いは、まだ晴れていません。拷問が加えられましたが、アモゲは一切供述しません。
アモゲは待っていたのです。
ソプリからの連絡を。
その頃、成宗は廃妃ユン氏の復位を画策する一味を捕えていました。
たくさんの者が捕まっていて、都では騒動となっていました。
これを利用したのです。
アモゲは、チョ参奉が廃妃ユン氏の支援者だと言う事を知っていたのです。証拠の文を見つけ、それをギルヒョンに読んでもらっていたのです。
それが明るみに出たら、チョ参奉の妻は勿論、息子のソハクの命も無いでしょう。
アモゲにこれを指摘されたパク氏は、震えあがりました。
アモゲの言う事に従うしかありません。
盗賊の仕業だと言う証拠を作り、アモゲが犯人だと思ったのは勘違いだったと役人に言ったのです。
そして、アモゲに正式に謝罪したのです。
これが、アモゲの願いだったのです。正式な謝罪ですね。
アモゲは堂々と役所の門を出て行きました。
外では、ギルヒョンとギルドンが待っていました。
逆賊‐民の英雄ホン・ギルドン- DVD-SET2 | |
クリエーター情報なし | |
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン |
レビュー一覧は、こちらから。
ギルドンは、父の言いつけをちゃんと守っていました。
わざと力の無いフリをして、周りを騙していました。
ギルドンの兄ギルヒョンは、勉強が得意でした。
主人の息子ソハクが、字を間違いまくるのを、傍で見て覚えているほどに。
ところが、チョ参奉は、息子が間違えたら、息子を叱るのではなく、ギルヒョンをせっかんするのです。
息子より出来の良いギルヒョンを苛めてるとしか見えません。
ギルドンは、それを見て腹も立ちますが、ぐぐっとこらえていました。
そして、やっとアモゲが帰って来ました。
チョ参奉が思ったよりずっとたくさんの成果を上げて帰って来たので、強欲な妻も珍しくほくほく顔です。
これからも、アモゲには商売をして上納させようと考えたチョ参奉。家から出て、外に住む事を許しました。
これでアモゲは自由に行動できるようになりました。
家族にも、いろいろとお土産を買って来るアモゲ。
妻クモクには櫛、ギルヒョンには手習いの本や筆。ギルドンには、約束通り、飴や餅といった食べ物。
でもね、実は、その他にもたくさんの収益を上げていたのです。それらは、庭の鶏小屋の下に埋めて隠しました。
いつか、の身分から抜け出そうと考えているのです。
そうしないと、ギルドンは生きていけないと思えたのでしょう。
都で会ったソプリが仲間となっていました。
この時代、成宗の廃妃ユン氏は、王宮から出されたとは言っても、まだそれなりの勢力を持っていたようです。
いつか廃位が取り消されて、復帰するだろうと期待していたようです。それは彼女が産んだ息子が、世子の地位についていたことも理由の一つでした。それが、後の燕山君です。
チョ参奉も、支持者の一人で、莫大なお金をつぎ込んでいました。
また、一方で県監にもなろうと画策してて、それにもお金が必要なんだとか。
仕方が無いので、田畑やを売ったりしていました。
アモゲも、このままでは、いつ自分や家族が売られてしまうかもしれないと不安になりました。
で、その前に、自分を買ってくれる人を探したのです。
ソプリから、役人のオム・ジャチと言う人物を紹介されました。
オム・ジャチと話をつけたアモゲ。
チョ参奉の家で、買い取るを選ぶ時、自分と家族を選んでもらいました。一件落着かと思ったのですが。
高い金額を吹っ掛けたのに、あっさりとアモゲ一家を買い取ると行ったオム・ジャチの言動に不審を抱いたのはチョ参奉の妻。
すぐに、オム・ジャチの周辺を探らせました。
でも、そんな事、アモゲにはお見通し。ちゃんと手を打っていましたよ。
だけど、チョ参奉の妻の疑い深さは相当なもので。
アモゲが最近羽振りが良いという噂を耳にし、きっと財を隠しているに違いないと思ったのです。
で、罠を仕掛けました。
が主人筋にちょっとでも怪我を負わせるような事があったら、殺されてしまう決まりでした。
だから、命の代わりに財産を差し出すよう仕向けたのです。
チョ参奉の伯父に、クモクにちょっかいを出させました。
殴られて転んだクモクはお腹を強打。妊娠中のクモクは、相当なダメージを負いました。
偶然その様子を目撃したギルヒョンとギルドン。
怒りを抑えられなくなったギルドンが、相手に向かって石を投げたのです。
それが、木の幹に突き刺さったり、大きな岩を砕いたりしたもんだから、相手の両班も驚き慌てました。
砕けた岩の破片が両班の顔に当たり、ちょっとした切り傷を作っちゃったよ
そこに駆け付けて来たアモゲ。
両班の訴えで、ギルドンを捕まえようとした兵に、自分がやったと言いました。
両班は、ギルドンだと言いましたが、小さな子供にそんな事が出来る筈がないと誰もが信じられません。アモゲの気持ちが分かったクモクも、やったのはアモゲだと証言。
アモゲは引っ立てられて行ったのです。
そして、結局、命の代わりに全財産を差し出すしか無かったのです。
おまけに、お腹を酷く打ちつけたクモクは、女の子を出産した後、亡くなってしまいました。
子供より、旦那さまの方が心配ですと呟きながら。
アモゲは、悲嘆にくれました。
クモクや子供たちをの身分から解放してやって、自由にのびのびと家族で暮らそうと思っていたのに・・・。
そんな時、ソプリが、この一連の出来事は、全てチョ参奉がアモゲの財産を横取りするために仕組んだモノらしいと聞きつけて来ました。
怒りが抑えられなくなったアモゲ。
カマを手に、チョ参奉の家に行きました。
そして、殺してしまったのです。
ギルドンは、自分の所為で、母が死に、父が酷い目に遭わされるのを見ました。
自分の責任だと幼心に思いました。
父の様子が、いつもと違うのにも気が付きました。
で、後をつけて行って見たのは、血まみれの父の姿。チョ参奉を殺して部屋から出て来た姿だったのです。