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地方に出張の予定だったテジンが急遽戻って来ました。
テギョン逮捕の報道を知り、事情を確認するためです。
対応に追われていた事務長は、ちょっと皮肉気味に言いました。
「ヨンミの事件の捜査を止めるためかと。」
その時、病院からヨンミの意識が戻ったとの連絡が入りました。事務長は、慌てて病院に向かいました。
テジンは、事務長が机に入れていた書類が気になりました。チョ・ヒョヌの録音資料だったからです。
意識が戻ったヨンミは、人を警戒して何も話しません。
やはり拉致され監禁されたショックからでした。
ソン会長やウ検事総長たちもヨンミの意識が戻ったということで、不安になっています。
ソン会長は、我々には関係無いと言いますが、やはり・・・ねぇ。
ウ検事総長は、テギョンの弁護士資格をはく奪するとかして抑え込めとソン会長に言いました。
そして、何と言ってもテギョンが動画を持っているのが気になりました。
ネットなどに流されると、そりゃぁ収拾がつかなくなりますからね。
国税庁長官が、動画を処分できないかとソン会長に言いました。
これまで何でもソン会長が上手く処理してきてくれたんでしょうね。少々の難題でも、ソン会長に頼めばどうにかなると言う習慣がついてしまってるようです。
頼まれると、何とかしなくては、立場が弱くなってしまいますよね、ソン会長。
テギョンの留守の間に事務長を抱き込もうとしました。
事務長も弟たちを養っていて、お金はいくらあっても良い環境でした。そこを突いたのです。
やっぱり札束で頬を叩くやり方ですね。
動画を渡してくれないかと言いましたよ。
ソン会長は、テギョンに会いに行きました。
これも警察が便宜を図ってくれ、取調室ではあるけど、録画も録音も切ってありました。
テギョンを説得して、捜査を止めさせようとしました。
以前に戻ろうと。楽しくやって行こうと言うソン会長。
上に上り詰める代価が、怖いと思ったことはないのかと、テギョンが聞きました。
無い・・・と答えたソン会長。
「誰も手が届かないほど上に行きたい。そのためなら何でも出来る。」
・・・と。昔、テジンの前で力が無いために無様に土下座しなくてはいけなかった気持ちを忘れられないのでしょう。
「俺を止める方法はただ一つ。殺すことだ。」
と、テギョンは言いました。
一番辛い方法だな・・・とソン会長。本心だったでしょう。でも、選択しないとは言いませんでした。
ソン会長にとってテギョンは親友であり、弟であり、家族でした。
ソ検事たちは、テギョンのいる取調室で作戦会議を開きました。
事務長が心ここにあらずと言う体です。
ソン会長からの誘いに揺れているのが分かります。
テギョンに逮捕令状が出る前に、記事と動画とを同時に公開しようと決めました。
その頃、テジンは事務所で事務長の机に入っていた録音を聞いていました。
チョ・ヒョヌがソン会長とタク・スホとの会話を録音したものです。
テジンは父の悪事を知りました。
一瞬、信じられませんでした。いったい何の話かと思ったでしょう。
テジンは父に連絡を入れ、一緒に行ってほしいところがあると言いました。
ヨンミの病室でした。
以前、ソン会長が聞きましたよね、もしテジンがチョンジンのオーナーだったらこの事件をどうする?と。
その時、テジンは言いました。まず謝罪して、賠償金を払って、責任を負うと。
それを実行しようとしたのでしょう。
父に謝ってほしかったのです、ヨンミに。
ヨンミはソン会長を見て、怯え、祖母の背中に隠れました。
「目を覚まされて、本当に良かった。」
と、テジンは優しく声をかけました。
そして、どうしても父と伺いたかったんです・・・と言い、父を振り返りました。
何か言ってほしいと言う表情でした。
でも、結局、ソン会長は何も言いませんでした。テジンはガックリしました。
息子が全てを知ったとソン会長は気づきました。一番恐れていたことが起こったということです。
さっきどうだった?彼女に会った時・・・とテジンは家に戻った時、言いました。
話してくれるのを待ってた。他の誰でもなく父さんの口から聞きたかった・・・と。
テジンは怒りをぶつけました。
今日病院に行ったのは、父さんに最後のチャンスをあげるためだった・・・と。
テジンはテジュから本当にたくさんの恩を受けていたのです。
死のうとしたのを助けてくれただけじゃなく、母親の入院費のために塾代が払えなかった時はアルバイト代をためてこっそり払ってくれたんだそうです。
本当に優しく友達思いの青年だったのです。
ほんの一かけらも悪の部分を持たない青年だったのです。なのに・・・。
よりによって父親が大きな恩のあるテジュを殺してしまったなんて・・・。耐えられませんよね、テジンは。
全てお前を守るためだった・・・とソン会長。
「僕は望んでいない全て父さんの野心のせいだ」
人を殺して手に入れた汚れた金で生きて来るくらいなら、足なんてどうでもいいと。
「金と力があるから他人の苦しみに目を向け正義を語れるんだ。もしも自分が空腹で我が子が死にそうだったら?良心や正義など・・・。」
それでも、僕はそんな生き方はしない・・・とテジンが父の言葉を遮って言いました。
すぐにテギョンさんの釈放をとテジンが言うと、ダメだとソン会長。
私に剣を向けるから・・・と。
「刺されればいい。テギョンさんにしたことを考えてくれ。釈放しないなら、僕はテジュの後を追う。」
ショックでした。
息子なら分かってくれると思っていました。テギョンにもそう言いましたし。
でも、息子は自分を拒否し、理解せず、離れて行こうとしていました。
ソン会長は、泣きました。
事務長、迷っていました。
でも、決心しました。テギョンたちと同じ道を歩むと。
記事と同時に動画を公開しました。
すっきりしました。
VIPたちはおろおろしてソン会長に連絡してきました。
テジンは苦しんでいました。
怒りと失望で父を責めたてたことを後悔してもいたのでしょう。
せめてこれだけは・・・とチョ・ヒョヌのレコーダーを壊しました。泣きながら・・・。
既に文書にして公証されているので、意味は無いのかもしれませんが。
ソン会長は、テギョンの釈放を指示しました。
息子を失いたくはありません。気持ちが離れてしまったとしても。
釈放されてその足でテギョンはチャン・へジンに会いに行きました。
事件について証言してもらおうと思ったのです。
先日も散々脅しておいたのですが、まだへジンは決心が出来ていません。
ヨンミの意識が戻って証言する意思を示していると伝えました。
へジンはヨンミに会いに行きました。
その哀れな姿を見て、へジンの気持ちが変わったかな?
ウ検事総長に逮捕状が出ました。
突然ソン会長がソ検事の所にやって来ました。自首すると言いました。
賄賂等の記録簿を持っています。