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皆の想いがあまりにも真っ直ぐで、純粋で、なのに少しずつタイミングがずれたりすることによって誤解が生まれたり・・・。
誰かが間違っているとか、悪いとかいうのじゃありません。
皆、一生懸命なのです。
ジョンソンは、流石に、その場に入って行く事はできませんでした。
駐車場まで戻り、そのまま帰ろうとしたのですが、やはり引き返しました。彼なりの努力なのです。
きっと、以前のジョンソンだったら、そのまま帰ってしまったでしょう。
ヒョンスを呼び出して、お弁当を渡したのです。
病室に行って、ジョンウと顔を合わすことは出来ませんでした。その時のジョンソンにとっては、それだけでも最大の勇気と努力だったんだと思います。
でも、事情を知らないヒョンスは、家族に会おうとしなかったジョンソンの態度にがっかりしたようです。
ヒョンスから、食欲の無かった父がジョンソンのお弁当を喜んで食べたというメールが届きました。
ジョンソンには、それだけで満足でした。
お弁当を持ち帰らなくて良かったと思ったでしょうね。勇気の結果が、喜びとなって帰って来たことに、ジョンソンは満足だったでしょう。
ヒョンス母の手術が成功しました。
ジョンウは、ずっと気にかけていました。
病院側にも、ジョンウの誠意が伝わっていたので、特に気を使ってくれました。
ジョンソンは、その後もずっとお弁当を届けました。
それが、彼にできる事だと思ったのです。
力になりたい・・・とヒョンスに言いました。
「十分力になってる。いてくれるだけでいい。」
ヒョンスは、そう言いました。
言葉を聞く限り、二人の間は変わりないようですが、表情がイマイチ冴えません。お互いの気持ちを探り合ってるように見えます。
ある時、またお弁当を届けたジョンソンは、ヒョンスの両親の会話を聞いてしまいました。
ジョンソンが来るのが負担だとヒョンス母が言ったのです。まだ婿じゃないから・・・と。
ヒョンス父は、ただ感謝しているだけでしたが・・・。
この時も、ジョンソンは勇気を出しました。
ヒョンス父が、何のこだわりも無く、みかんを差し出してくれたのが嬉しかったのかもしれません。少なくとも背中を押してくれたのは確かだと思います。
「負担に感じないでください。」
と、率直に言いました。
その足でヒョンスに会いに行ったジョンソン。
そこに、ヒョンスが帰宅して来ました。彼女は、ジョンソンの店に行っていたのです。すれ違うところでした。
最近の私たちはお互いの近況を確認するだけね・・・とヒョンス。
事実の報告、確認だけで、考えていることや気持ちを話せていないということですね。
ジョンウが病院に口利きしてくれたことを、不愉快になるかと思って言えなかった・・・とヒョンスは言いました。
ヒョンスは、そういうふうに、常にジョンソンの顔色を窺っている自分が嫌なのです、気持ちが悶々とするのです。壁を感じてしまうのです。
いつから?・・・とジョンソン。
「同棲を断られてからかな?」
同棲を断ったのは、ヒョンスの為を考えたからだ・・・とジョンソンは言いました。
現に、ジョンソンはヒョンスの為を思って、必死に努力をしています。
それがヒョンスには伝わらないのです。
私の為なら、私が望む事をしてほしい・・・と、ヒョンスは思っていました。
ジョンウも、苦しんでいました。
ヒョンスへの想いは募るばかりでしたが、決して強要することはありません。
ヒョンスのために自分が出来る事を、何の見返りも期待せずにしているのです。
ヒョンスは、それを充分分かっていました。でも、気持ちが揺らぐことはないのです。ジョンウに期待を持たせるような事は一切しません。
今回のお礼に・・・と、カフスボタンをプレゼントしました。
それが、ヒョンスの精一杯の感謝の印なのです。
ジョンウが愛しているのは、ジョンソンに対して変わらぬ愛情を捧げているヒョンスです。その揺るがない想いが、自分のモノになったら、一生自分を愛し続けてくれると確信できるからです。
ヒョンスの脚本が放送局で採用され、ドラマ化することがほぼ決まりました。
確定したわけじゃありませんが、ジュナが監督ということまで決まりました。
ユCPから、その報告を受けた時、裏でジョンウが相当力をふるってくれたことを聞かされました。ここでも、ジョンウはヒョンスのために努力してくれているとヒョンスは改めて知ったのです。
この吉報を、一番にジョンソンに知らせたヒョンス。
ところが、肝心な話の時に、従業員にぶつかられたジョンソンが携帯を落としちゃって。やっぱり話も言い直したら感動も半減しますわな。
報告することができ、ジョンソンも喜んでくれたのですが、ヒョンスの気持ちはす~っと冷めてしまったのです。
ジュナは、お祝いだと、ヒョンスとギョン、ジョンウを誘って飲み会を開きました。
久しぶりに明るい話題で盛り上がったのですが、やはりヒョンスは心の底から笑う事はできません。
その様子を、ジョンウはちゃんと気づいていました。
やつれたな・・・と言いました。
「お前の気分は表情を見ただけで分かる。」
この言葉に、揺れない人っているかしらと、私は思いましたよ。相手はキム・ジェウクssiだし
帰宅したヒョンスを、ジョンソンが待っていました。
その日は、ジョンソンも少しお酒を飲んでいました。店のHPのリニューアル作業を従業員として、少し飲んだのです。
ギョンが気を利かせて出かけて行ったので、二人は久しぶりに落ち着いて話をしました。
でも、冷たい空気が二人の間には流れていました。
僕が何かミスした?・・・とジョンソンが聞きました。
ううん、あなたはミスしない。ミスしてほしい・・・とヒョンス。
そうすれば、私に謝ってすがりつくでしょ?・・・と。
僕と付き合って不幸になってる?・・・とジョンソン。
今、私が不幸なら、あなたの所為じゃないわ。私の所為よ。私が選んだんだんだから・・・とヒョンス。
君の為に何でもしようと努力してる。尽くそうと時間を割いてる・・・とジョンソン。
尽くしてと頼んだ?・・・とヒョンス。
それを言っちゃいかんだろと思うよ、あたしゃ。
「どうして、愛する人といるのに寂しいの?一人より孤独だわ。」
ヒョンスが泣きながら言うのを聞いて、ジョンソンは黙っていた事を話しました。母親のジョンウからの借金の事です。
「この愛にすべてを捧げてる。」
と、ジョンソンが言ったのに、
「あなたの愛を感じられない。恋人の役割だけ果たしてる。」
と、ヒョンスは言っちゃった。
君がそうしてるから、僕もそう見えるんだ・・・とジョンソン。
お互い、心から愛し合っているのは確かなのに、どうすればそれを感じることができるのでしょう。
もどかしいです。
過去の傷をウォンジュンには話せるのに、ヒョンスには話せない理由は、ヒョンスを愛しているからだとウォンジュンは言いました。
「愛しているから、カッコつけたい。辛いことは一人で済ませたいんだ。」
・・・と。
ジョンソン、ウォンジュンだけは理解してくれていると、心から嬉しく思ったようです。
愛情をどうやって表現すれば、相手にきちんと伝わって受け止めてもらえるのか、それは難しい問題なのでしょう。
男女の愛情だけじゃなく、親子の愛情でも・・・。
ジョンソン母は、息子を心から愛しているし、大切にしたいと思っています。自分の行動が息子を傷つけてきたことも分かっています。
一見すると、何の罪悪感も持たず、そして改善する努力もしていないようなジョンソン母なのですが、実は、彼女なりに変わろうと努力しているのです。なかなか成果として表れていないだけで。
そして、ジョンソン父も、一人息子を愛しているのです。
祖父から譲り受けた土地を融資の担保としたと知って、返済するための資金を融通しようとしました。それが、彼なりの愛情表現なのでしょう。
ジョンソン父は、妻に対しては暴力をふるったのですが、ジョンソンは殴らなかったようです。それが、愛情ゆえだとジョンソン父は考えていたようですね。
ジョンソンの両親の息子への愛情は、これまでは伝わっていなかったようです。
少なくとも、ジョンソンは、感じとってはいなかったようですね。
ヒョンスの両親は、世話になったジョンウを食事に招待しました。
ヒョンス母がジョンウに聞きました。
「いつも契約作家の家族までケアを?」
「そうではありません。」
「ヒョンスだけ特別待遇を受けてるの?」
「はい。ヒョンスを好きなんです。」
あっさりと、真っ直ぐに答えたジョンウに、ヒョンスもヒョンスの両親も言葉が出ませんでした。
その頃、ジョンソンはヒョンスの家の前に立っていました。
電話をしたのですが、ヒョンスは携帯をコートの中に入れたままで、気が付きません。
プロポーズしようと、指輪を準備していたのですが・・・。
あいやぁ~っ
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