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ワンシクは脅しだけで、ナリに何かするつもりは無かったようです。
ナンギルとは手を切り、土地を自分の物にし、借金を払え・・・ということです。
結局、駆け付けたナンギルがペ代表に脅しの電話をした事で、この一件は曖昧なまま解決。
この作品、あちこちで脅迫のシーンがあるんだけど、その効果が現れているのはナリ叔父に対してだけですね。ナンギルは勿論、ナリだってワンシクだって、一応びびる風はあるけど、あんまり効果は無いですよね。
同じ事を何度も何度も繰り返しているように見えて、ちょいと飽きて来ましたよ。そろそろ話を進展させてもらいたいものです。
・・・と思ったら。
進展しましたよ。
偶然居合わす事になったドッポンは、ナリまで危険な目に遭う可能性を知り、ナンギルに噛みつきました。
ナリの土地だと言うのなら、ナリのために手放せ・・・と。
「俺はナリさんだけを見て突っ走って来たんだ」
その言葉を聞いたナンギルが言いました。羨ましい・・・と。
「俺もホン・ナリだけを見たいけど、してやれることがこれしかない。母親の土地だから、ナリにやりたい。」
これがナンギルの本音です。
ナリが、二人の話を聞いていました。
ドクシムがナリに反省文だと言ってUSBを渡しました。
紙に書くのじゃないところが今の子だ・・・とナリは呆れました。
でもね、それはドクシムなりの反省文だったのです。
中に入っていたのは、この1年ひたすらナンギルだけを見つめてきたドクシムの片思いの記録だったのです。
隠し撮りした写真や動画が満載でした。
ナリにもそれが伝わりました。
ドクシムは、ナンギルを“5月の風”だと言いました。
ナリからナンギルに見せてほしいとドクシムは言いました。ナリは断りませんでした。
ナンギルにもその想いは伝わりました。
でもね、もっと大きな事がその写真には写っていたのです。
なんと、ナリ父の再婚相手と言う女性が、ホン餃子に来ていたのです。写っていました。ナリ父の死亡届を取ったと言う女性です。
事情を聞こうと、家を訪れたナンギル。でも、留守で会えなくて・・・。
女性はナリ父のところに行っていました。
生きてたんですよナリ父。
どこかの老人ホームで下働きをしています。
記憶も正常です。何故そんなところにいるのでしょう。
ドッポン父クォン会長がドッポンのところに怒鳴りこんで来ました。
取り返すつもりの土地に関する裁判で弁護したことを聞きつけたのです。
公園のままで置いておくべきだと主張するドッポン。
でも、時効が過ぎてるし、先代のしたことで、自分たちは一切預かり知らない事だから関係無いと言うクォン会長。
証拠はあるのかと叫んだ時、クォンチーム長が。
「私が知っています。唯一の生き残りです。」
クォン会長はお金を渡して口封じをしろとドッポンに言いました。
クォンチーム長は、会社を辞めると。
でも、ドッポンは引き留めました。傍にいて常に苦しめてください・・・と言って。
ナリ叔父がナリを呼び出しました。
出かけようとした時、たまたま電話があったのでドッポンにその事を報告すると、一応弁護士だからと同行することに。
ナリ叔父は控訴するつもりだと言いました。
そして、その時突然、ナンギルがナリ父を殺したということを打ち明けたのです。
これはワンシクの指示でした。
ペ代表がワンシクの口座を調べようとしていると聞き、ナンギルがちくったと思ったんです。で、ナンギルへの仕返しとばかりに、そう言う指示を出したってわけ。
流石にナリ、驚きショックを受けました。
ナンギルは、生存を信じていると思っていましたからね。死亡届が出されていると聞いても、ナンギルを信じたのです。
今、叔父からそんな事を聞かされても、すぐには信じられませんでした。
どうしてナンギルが殺人罪に問われていないのか・・・という疑問もありましたし。叔父の言う事は、何だか胡散臭いですからね。証言もコロコロ変わるし。
で、ペ代表に会わせてくれと言ったのです。
事件を隠ぺいした者も、罪に問われるんだから・・・とね。
ペ代表は、ナンギルがナリ父を殺したのは事実だと言いました。
目撃者はワンシクだと。
そして、ナンギルの過去をあれこれ打ち明けたのです。如何にナンギルが非情な人間か・・・ということを。
だから養子縁組を解消した・・・とまで。
それにしても、ワンシクの行動は首尾一貫していないように思えます。
ナンギルとは一時期養子同志とはいえ、兄弟として生きて来ました。その情もあるようです。だから、情報を与えているんですよね?
でも、一方でペ代表がナンギルに目をかけるのを嫉妬していたようでもあります。
だから、時々ナンギルを傷つけようとするんでしょう。
今、ペ代表が自分に疑いを抱いたと知りました。口座を調べようとした事で分かります。
焦りがあります。
そんな時、ペ代表が、ダダ金融の代表の座をワンシクにすると言い出したのです。それって、足元が危うくなって来たから、全てをワンシクに押し付けるってことですよね。ワンシクに身代わりとなって刑務所に入らせようとしてるようです。
ナリは、ナンギルに言いました。ダダ金融に行った・・・と。
「あなたが父を殺したと言われた。そしてあなたが全てを確認し既に知ってると。」
ナンギル、一瞬言葉が出ませんでした。
でも、正直に全てを話しました。自分がして来た事、そしてその結果、ナリ父が屋上から落ちた事・・・。でも病院に姿は無かったから、生きていると思っていた・・・と。
自分が殺したも同然だ・・・とナンギルは言いました。
何より、その場に自分がいた事が許せない・・・と。
ナリは、何も言わず、ただ涙をぽろぽろこぼしました。そして、黙って部屋を出て行ったのです。
ナンギルは、ダダ金融を潰そうと決心しました。
で、秘密帳簿を奪いにダダ金融に向かったのです。
ジュンに、持っているダダ金融のファイルを全て検察に送れと指示を出しました。
その頃、ナリに一本の電話が。
ナリ父の再婚相手のあの女性です。
ホン餃子のTVを見たのです。中で、ナリ父を探しているというお知らせを見て、連絡をして来たのです。
ナリは、言われた場所に出かけて行きました。
そこで見たのです。父の姿を・・・。