法廷プリンス - イ判サ判 - DVD-BOX2 | |
パク・ウンビン,ヨン・ウジン,ドンハ,ナ・ヘリョン | |
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ト検事は、ジョンジュから決して目を離しません。
休日出勤する時だって、ジョンジュを地裁まで送りました。
その気持ちが、ジョンジュには有難いと思う反面、実の父と敵対するしかない立場を可哀相に感じているでしょう。
ある日曜、ジョンジュは当直で休日の裁判に臨みました。
それは財閥の御曹司が起こした暴行事件です。
弁護士は、サ・ジョンド。イ議員から頼まれたモノでした。
財閥は政治家等に資金提供なんぞの援助を惜しまない代わりに、こう言う時に有利に運ぼうと口を利いてもらう関係が成り立っていました。
で、ト議員はサ・ジョンドに上手く処理してもらおうと思ったのですが、当直裁判官がジョンジュだったんですよ。そんな関係を一番嫌うジョンジュ。
被告側とすると、運が悪かったですね。
地位や財力などに一切の配慮などなく、怯む事も無く、法にのっとって、公平に誠実に対処しました。
サ・ジョンドは、そんなジョンジュに好感をもったようです。
口を利いたト議員だけが、またまたジョンジュに対する怒りを募らせただけです。
ガヨン父が何者かに連れて行かれてしまいました。
ヨンスと共に、ト検事が匿っていたのですが・・・。
ト議員の指示でした。
手駒をまんまと取られてしまった感アリです。
ト議員は、ガヨン父をこのタイミングで始末すると、火の粉がかかって来ることは間違いないと思い、別の使い方をしたのです。
ガヨン父は、罪悪感にさいなまれています。
だったら、罪を認めろとト議員は言いました。でも、全てを自分一人でかぶれと。
死期の迫っているガヨン父は、殺人罪で逮捕されても、刑務所ではなく病院で過ごすそうです。快適な環境で治療を受けながら、死を迎えることになるのです。
そして、チャン・スンボクには、それなりの補償が入るわけです。心配はいらないとト議員は言いました。
ガヨン父は、そうするしかないと思いました。
でもね、ト検事が、ガヨンを殺したのは、ソ・ギホを殺せと指示した当の本人ト議員だと言いました。
流石に怒りの表情がガヨン父の顔に浮かびました。
ト検事は、これでガヨン父の考えが変わる事を願いました。と言うか、変わる筈だと思ったのです。
ところで、遅くまで仕事をしていて、つい、うたた寝しちゃったサ判事のメガネを、ジョンジュが外してあげようとするシーンがあります。
これまた「冬ソナ」を思い出してしまいましたよ、あたくしで、思わず脚本家をチェックしてみましたが、別人でした。
ジョンジュがチャン・スンボクの再審請求を許可したいとオ部長判事に報告。
でも、オ部長判事は、上司のソ首席部長判事とト議員から圧力をかけられていますから、悩みました。
なんとか、言いくるめて・・・難癖つけて、却下しようとするのですが、今回は、サ判事も加わって認めることが正しいと主張。
二人の息が珍しく合っているんです。
オ部長判事、意を決して、プレッシャーをはねのけました。再審請求を認めることに同意しました。
やっと、無罪への道が開かれたと、チャン・スンボクは喜びました。
そして、チャン・スンボクの再審が開始されました。
証言台に座ったガヨン父は、自分が真犯人だと告白しました。
全ての証拠が、彼を指していることもあり、疑う余地はありませんでした。
泣き崩れて謝るガヨン父。
事件の詳細も話しました。
でも、現場となった別荘の主人の名前、海外に居た時に資金提供してくれた人物、そして指示した者がいるかという質問には、答えませんでした。
傍聴席で、父の名前が出るのを、期待して見守っていたト検事は、ショックを受けました。
この裁判では、ガヨン父はあくまでも証人と言う立場です。議題が違うので、それ以上突っ込んで質問されることはありませんでした。
結局、ガヨン父は法廷から出ると、すぐに拘束されました。
ト検事が、追いかけて、何故・・・と言いかけたのですが、ガヨン父は何も言わず、パトカーに乗せられて行きました。
チャン・スンボクには、無罪が言い渡されました。
オ部長判事をはじめとした、法廷にいるすべての人が、チャン・スンボクに対して敬意を払い、一礼しました。
その中を、チャン・スンボクは、息子のヨンスと手を取り合って、出て行きました。家に帰ったのです。