前回の記事は、こちらから。
トンイはやはり不合格。それによって、監察院を退かなくてはいけないと言われました。
でも、納得がいかないトンイは、自力で解決しようとします。
監察院の規則に則って…と言うのならと、規則を調べました。そうして気づくのです。
今回の試験の出題が、規則に反している・・・と。
それを、尚宮に話しましたが、受け入れてもらえませんでした。
でもね、そういう意地悪な者ばかりじゃないんです。
同僚の中にも、上司である尚宮の中にも、そんな卑劣な手段でトンイを追い出そうとしたのを、恥ずかしく思ってる者も少なからず居たわけです。
それに、中殿も、批判的な意見でした。
勿論、チャン妃は自分がトンイを救おうとしましたが、今回は中殿に任せる事にしました。それが、トンイの為でもあると考えたようです。
中殿は、直接トンイとも会い、監察院の尚宮に再試験をすることを命じました。
それで、トンイは見事合格するんです
この再試験の勉強には、王様が付き合ってくれましたよ。心配になったんですね、時間が無いので。
チャン妃は、王様とトンイとの出会いやエピソードを知ります。王様が嬉しそうに話して聞かせたんです。
聞きながらチャン妃は、ちょっと複雑な表情をしていましたね。王様が、余り見せた事のない笑顔なのが不思議だったんでしょう。トンイへ見せる王様の優しさに、不安を覚えたのかもしれません。
ところで、今回は、大きな出来事が二つ
そのひとつが、やっとトンイとチョンスが再会出来た事
楽師の家に間借りしていたチョンス。彼の武術の腕前を知った楽師は、チョンスの素性を怪しみます。それで、彼の荷物をあさり、正体を掴もうとするんですよ。その時に見つけたのが、トンイが持っていた例の紋章入りの鉢巻き。
そして、監察女官であるトンイに探ってもらおうと、その鉢巻きを見せるんですよ。
勿論、トンイは、無くしたと思っていた鉢巻きが謎の人物の持ち物の中にあったと言う事を聞いて驚きます。
そして、その人物が検死官だと聞いて、捕庁へ。そこで、彼の名前が“チョンス”だと聞くのです。
ここからが、なんともマドロッコシイ
同時に、チョンスも、楽師から監察女官の名前が“トンイ”だと聞いてましてね。二人が、お互いを探してる人物かどうかを確かめようと、するんです。
でも、行き違いやらなんやらがあって、ちょいと苛々・・・
二人が再会した時のシーンは、久々にじ~ん・・・としましたよ。
あの幼かった日から、トンイは自分の素性を誰にも明かせず、寂しさに耐えて、チョンスが迎えに来るのを待っていたんです。でも、反面、チョンスも父や兄と同様亡くなってるのかも・・・という不安も持ってましたからね。って言うか、亡くなってると思い込んでいましたからねぇ。
叶わぬ夢だと思いながらも、再会を願っていたわけです。
チョンスも、成長したトンイの顔が判らないであろうと、不安に想っていたでしょうし、どんな過酷な日々を幼い子が過ごしてきたのか、想像するだけで辛かったでしょう。
ほっとしたトンイとチョンスの泣き笑いが、こちらも嬉しかったです
ところで、チョンスは、トンイを探す手段として、チャン妃兄と協力する事にしてました。
その中で、チョンスをトンイが探していると言う話を耳にし、元々トンイを警戒しているチャン妃兄ですから、トンイは妹の為にも消してしまった方が良いと思うようになってましたね。
彼は、トンイと会って、妹の地位を脅かす存在になるかも・・・と、思ったんです。彼もまた顔の相を見るのに長けてるのかしら?
その頃、清の使節が朝鮮を訪問しました。その中に、朝鮮人でありながら、清の要職に就いている者がいました。その者は、裏で密貿易をやってまして、それは以前から王様達も気が付いていたんですよ。でも、証拠が無くて、捕まえる事が出来ないでいたわけです。
で、今回、是非とも証拠を掴んで、捕らえたいと思っているのです。
そこで、ヨンギ達捕庁と、監察院とが協力して隠密捜査に入る事になりました。
その一員にトンイも選ばれました。
上手く行くかと思われたんですが、思わぬところから、潜入捜査がばれちゃいましたよ
オ・テソク一味です。チャン妃兄が、その清の使節団の男とつながってまして。密貿易やらで得た資金で武器を購入したりしてたんです。
チャン妃兄は、テソクに協力を持ちかけていたんです。その過程で、男に捜査の手が伸びない様、隠密捜査をチクったわけです。
一旦は、手を引いた監察院ですが、トンイは、それが悔しくてしょうがありません。
そして、捜査中に見かけたメモ書きの様な走り書きを再度手に入れようと、宿舎に忍び込みましたよ。
で、手に入れたものの、清の警備に見つかり、一目散で逃げ出します。
そして、なんと、丁度その宿舎を訪れていた王様と遭遇するんです
「なうりぃ」
と呼びかけたものの、周囲の者が
「殿下。」
と呼ぶのを聞いたトンイ。
改めて見てみると、なんと、その両班は、どーみても王様じゃありませんか
きゃぁ~っ・・・ですよ。
ここで、つづくです。
知り合いの両班が王様だったと知る事が、もうひとつの大きな出来事です。
面白い
写真は、明るい王様チ・ジニ氏。この作品の王様は、とっても気さくで呟きが面白いです。