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「監督を変えてください。」
そう、ヒョンスは言いましたが、ユ監督にその権限は無く、ミン監督が納得する筈もありませんでした。
つまり、ミン監督とヒョンスの関係はますます悪化するだけで、いくらヒョンスがお互いに譲歩し、尊重し合おうと言っても、ミン監督はまったく聞き入れてくれなかったのです。
ジョンウは、プロポーズを断られたからと言って、脚本家としてデビューするヒョンスと距離を置く事はしませんでした。
仕事とプライベートは別だと考えたのです。
ジョンウのその言葉で、ヒョンスもジョンウの会社との契約を決心しました。
ジュナからヒョンスの性格を聞いていたのです。
ヒョンスは慎重派で簡単に付き合ったりはしないと。尊重して尊敬できる人と結婚したいと言っていたとね。
だから、その尊敬に値する人間になろうとしたのでしょう。
それに、何と言っても、ヒョンスへの想いがますます深くなっていったこともあるのだと・・・。
ジョンウとジョンソンは、お互いに女性に振られたことを知っていました。
でも、それがヒョンスだということに、まだ気づいていませんでした。同じ女性だということに・・・。
ジョンソンとジョンウはとても良い関係を築いていました。ジョンウはジョンソンの才能と人間性を信じていますし、ジョンソンもまた、ジョンウに信頼を置いていたのです。
以前、ジョンウは言っていました。
一番好きな男性はジョンソンで、一番好きな女性はヒョンスだと。
お互いに話してた女性がヒョンスだと気付いた時、修羅場にならないことを願うわぁ
ヒョンスを拒否したジョンソンですが、着信があった事に気づくと、ちゃんと折り返しかけ直しました。
仕事の事で悩んでいるとヒョンスが言うと、知らない分野だから何も言えない・・・とあっさり。
でも、解決してくれる?・・・とヒョンスが手書きのメッセージを送ると、嬉しそうに笑顔を見せていました。
で、昔と同じように、ランニングしたのです。
ホンアは密かに裏でヒョンスへの裏切りに拍車をかけています。
ジョンウに会い、公募に出した脚本を差し出し、検討した後制作してほしいと言いました。ヒョンスはマイナーだけど、自分のはスピーディーで大衆性があるから・・・とね。
自分を売り込むためには、ヒョンスを貶めることも厭わないやり方です。
ジョンウは、それを知った上で、脚本を受け取り検討すると言いました。
ジョンソン母の恋人ダニエルが、ジョンソンに礼を言いました。
これまでも、そして今回も援助してくれたから・・・とね。
でも、ジョンソンじゃありませんでした。本当は、ジョンウだったのです。
ジョンソン母は、ジョンウに接触していて、彼から援助金を引き出していたのです。そして、ジョンソンには内緒にしておいてくれとジョンウに頼んでいたので、ジョンソンは一切知りませんでした。
ダニエルにも、ジョンソンからの支援だと説明していたので、やはり礼をしなくては・・・となったわけです。
ダニエル、案外礼儀正しい人です。一応、教授・・・と言ってますしね。ちゃらいだけの男性かと思ったけど、違ったみたいです。
ジョンソンは、事情を察し、母を問い詰めました。
ジョンソン母は、決して正直に打ち明けたりはしませんでした。あくまでも、自分が溜めたお金だと言い張ったのです。
ジョンソン、不安でした。もしかしたら、それが自分の知人からだとしたら・・・とね。
ホンアは、ヒョンスに、台本から自分の名前を抜いてくれと言いました。
これから独り立ちするのに、マズイからね。それに、ジョンソンに知られる前に、嘘がばれるような証拠は消しておきたかったのでしょう。
ヒョンスを気遣う振りをして、化粧品をプレゼントすると、ヒョンスは心から喜びました。
自分の事を信じ切っているヒョンスを見ると、少しは罪悪感が湧いて来たかもしれません。
ヒョンスとミン監督が争った回のドラマが放送され、その視聴率も出ました。
なんと、辻褄が合わない展開だろうと、派手なミン監督提案のシーンの視聴率が今話では最高視聴率を記録しましたよ。
でも、全体では、これまでの最低視聴率になってしまいましてね。ヒョンスはショックのあまり、食欲も湧きません。
そんな時、ホンアの作品が入選したとの知らせが。
ホンアも、今更感情を隠す事もありません。ヒョンスには悪いけど・・・と素直に喜びを表したのです。
ヒョンスも、アシスタントのギョンも、心から喜んであげました。
ヒョンスも、ホンアが素直に喜ぶのを見てる方が気が楽でした。
ホンアは、ジョンソンにお祝いをしてもらおうと考えました。
丁度その日、ジョンソンはTV収録の日でした。
ジョンソンは、快諾しました。
ジョンソンが出演する番組は、料理対決をするモノです。
一人のゲストから出されたテーマに沿った料理を二人のシェフが作り、その優劣をゲストが決めるというものです。
その日のゲスト女優は、新婚旅行先で食べたブイヤベースが忘れられないと言いました。
ブイヤベースを主に、もう一品作ると言うことになりました。
対戦相手のシェフは、なんと、ジョンソンがフランス留学前に勤務していたレストランのオーナーシェフ。ジョンソンの能力を買ってくれていた人です。
どちらも正々堂々と戦いました。
途中、ジョンソン側の電源がスタッフの不注意で落ちてしまい、料理の進捗度が落ちるというハプニングはありましたが、ジョンソンは機転を利かせて、どうにか制限時間に間に合わせたのです。
そして、勝利したのはジョンソンでした。
女優は言いました。味は対戦相手のシェフの方が上だった・・・と。
「ただ、あなたの料理は幸せを感じさせてくれたわ。」
ありがとうございます・・・とジョンソンは微笑んで言いました。
「食べる人を幸せにするために料理しています。」
ジョンソンは胸が温かくなるような感覚を覚えました。
控室から出た時、ジョンウと会いました。
ジョンウはヒョンスの作品のごたごたの処理に追われていました。
「局は脚本家を増やすと言うし、俳優は撮影拒否。マスコミも批判的な記事ばかり。」
それを聞いた時、ジョンソンはヒョンスの事が心配になったようです。
お祝いをしてもらおうと待っているホンアに、急な約束が入ったからいけないと連絡を入れました。
ヒョンスのところに行くと言ったのかしら?
ヒョンスは、ユ監督から脚本家を増やすつもりだと局の意向を告げられていました。
ヒョンスにそれを拒否する事は出来ませんでした。
なにせ、現場では主演俳優が脚本が気に入らないからと撮影拒否しちゃっててね。ミン監督とすると、気にくわない事ばかりで、現場は混乱しきっていたのですから。
ヒョンスは落ち込んでいました。
怖いの・・・と涙ぐむヒョンス。
ジョンソンが手をとると、それを拒否。
慰められたくて女ぶるなんて・・・と。
ジョンソンはヒョンスを抱き上げて、ソファーに座らせました。
「怖い?」
その時、ドアの外にはホンアがーっ