まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『ただひとつの愛』完観

2020-02-11 17:50:41 | イ・ドンゴン関連

レビュー一覧は、こちらから。

 

ヨンソ!

叫ぶダンの声が辛い

 

緊急手術が行われました。

が、容態は予断を許さない状況でした。

 

ダンとガンウは手術室の前で立ち尽くしていました。

血に染まったハンカチが手術室の前に落ちていました。

それを握りしめて、ダンは待ちました。

 

ヨンソの書いた報告書はこうでした。

“祈りを捧げても聖堂に行っても無駄なので書きます。明日の公演が最後の機会ですか?私たちの思いと願いが通じますか?通じるかもしれないので、書いてみます。

いつも最後だと気づけず別れを告げられなかった。ちゃんとダンと別れるために最後を知らせてくれたのだと思ってました。幸せすぎると思うくらいに美しく別れろと。でも、美しい別れなんて存在しますか?”

 

ルナの犯行に、流石にヨンジャ夫婦は大きなショックを受けました。

全く懲りてないと言うか、罪の意識が全く無いルナを、ヨンジャが叩きました。

何を言っても今のルナに反省を求めるのは無理だとヨンジャたちは分かりました。

 

守ると言ったのに・・・と、ダンは自分を責めました。

ヨンソは死なない、絶対に・・・と、ガンウに言いました。

ガンウにハンカチを渡そうとしました。

「ヨンソが目を覚ますまでいられないと思う。だから、伝えてほしい。頼む。“目覚めるまで一緒にいられず、最後の挨拶もしないままいなくなって、本当に・・・本当にすまない”と。」

ガンウはハンカチを受け取りませんでした。

まだ終わっていない、自分で言え・・・と。

 

ダンが跪きました。

時計はもう少しで日付が変わろうとしていました。

ダンは自分の最後を感じたのです。

目を閉じ、少しだけ微笑みました。

そして、煙となって消えて行ったのです。

ハンカチが落ちました。

それを拾い上げたガンウ。

 

ヨンソは生きていました。

でも、意識が戻りません。

ガンウは、ヨンソの手にハンカチを握らせ、ダンの言葉を伝えました。

「旅行していると思ってほしい。とても遠い場所まで時間をかけて旅立ったと。本当に、物凄く会いたいと。」

医者は危ない状態だと言いました。もし、意識が戻ったとしても、何らかの障害が残るかもしれないと。

 

ガンウはヨンソの意思を継ぎ、公演の継続を団員に告げました。

ニナはヨンソの代わりは無理だと言いましたが、ガンウや他の団員からの強い要望に答え、舞台に立ちました。

それがヨンソの希望だったことも、皆、分かっていました。

 

ヨンジャ夫婦がヨンソに会いに来ました。

実は、少し前にダンが会いに来ていましてね。

その時言われたのです。

ルナを庇って罪を償おうとするのは間違っていると。本当の母親なら、罪を償わせる筈だと。悔やむことで新たな道が開ける。生きる機会が与えられるんだと。

そして、その前にヨンソに心から謝ってください・・・と。

だから、ヨンジャはチョン執事から冷たい態度を取られることは分かっていましたが、やって来たのです。

跪いてヨンジャたちは謝りました。

心から自分たちの罪を悔い、謝ったのです。

 

ルナは、ニナが舞台に立ったと知り、大喜びしました。

自分の計画通りになったと。

でもね、直後にニナの引退発表のニュースが流れ、衝撃を受けました。

これが彼女には一番の罰なんでしょうか。

 

ある日、お見舞いに来たガンウは、ハンカチがきれいに洗濯されているのに気がつきました。

なんと、羽が白いままじゃありませんか!

消滅したのを見たのに!と、ガンウ。

 

ダンが病室に現れました。ヨンソを起こし、家につれて帰りました。

どういうこと?とヨンソが聞きました。

ダンも終わりだと思ったようです。

でも、神からの言葉が届いたのです。

“天使ダンよ。お前はイ・ヨンソに愛を見つけるという任務で人間になった。全てを包み込む愛は自らを犠牲にすることだ。任務を成功させた。しかし、人間を愛すという罪を犯した。されど、大天使の祈りと罪の誘惑から逃れたこと、美しい踊りを捧げたゆえ、お前の罪を許そう。従って天使ダンは人間の姿を終え、天国へ復帰せよ”

 

ヨンソの目の前にいるダンは天使だったのです。他の人には見えないのかな?

でも、ヨンソには天使だろうと何だろうと良いのです。

側にいてくれるだけで。

 

幸せな時間を過ごしました。

普通のカップルのように。

 

でもね、気づいたのです、ヨンソは。

ダンの鼓動が感じられないことに。

これって、夢でしょ・・・と、ヨンソが言いました。

本当の僕だ・・・と、ダン。

ダンは、神の命令に逆らったのです。天国には行かないと。

ヨンソにお別れの挨拶をしたいと願ったのでしょう。

 

ヨンソは、ダンの話を聞いて、自分がもうすぐ死ぬんだと思いました。

だから、別れの挨拶をしに来たんだと。

でもこれにも、ダンは首を横に振りました。

 

いずれ奪うのに、再会させた神のやりかたに、ダンは最初戸惑いました。

でも、今はこの100日をプレゼントだと思えるようになっていました。

再会して、昔出会った女の子だと気づき、愛せた。これだけで十分だと言いました。

生きてほしい。僕の代わりに。これが最後の願いだとダンは言いました。

「愛しているよ。これからもずっと。」

そしてヨンソを抱き寄せ、kissしました。

 

ダンは天使となってヨンソの眠る病室に現れていました。

ヨンソに最期の挨拶を夢の中でしたのですね。

夢と同じように優しくkissをしました。

ダンは思っていました。全て自分の選択だったと。

ヨンソを生かし、悪人を殺そうとして殺さなかったことも。

“再びいただいた天使の命を彼女にささげます。それが最期の選択になるでしょう”

ダンの目から涙が一粒ヨンソの頬に落ちました。

「さよなら、ヨンソ。」

 

ハンカチの羽が黒く変わりました。

 

ヨンソの意識が戻りました。

その瞬間、ヨンソは感じました。ダンが消えてしまったと。自分の前からいなくなってしまったと。

泣きました。

声をあげて泣きました。

この時の、ヨンソの泣き方が、本当に上手い。私も泣いた泣いた

 

ヨンソはファンタジアに復帰しました。

まだバレリーナとしては無理ですが、リハビリを続けています。

また、ダンに会える気がしていました。

 

ヨンソはルナに面会に行きました。

無期懲役を言い渡されたルナ。でも全く反省してる様子はありません。

「自殺しないで。死に逃げて罪を償わないようで心配なの。今まで一度でも誰かを愛したことがある?ニナを愛してるなんて嘘。本当に愛しているなら、相手を助けて自ら死を選ぶわ。本当に気の毒な人だと思うわ。愛の尊さを知らずにここで一生過ごすのね。」

ルナにとって、同情されることが一番辛いことかもしれませんね。

 

ヨンソはダンと会う前の我が儘なお嬢様に戻ったようでした。

チョン執事はほっとするような、ムカつくような。

でも、心配な事がありました。

ヨンソが、独り言を言うことが多くなったのです。

ダンがそこにいるかのように話をするのを、何度も見かけていました。

主治医に相談し、薬を処方してもらいましたが、よくなりません。

 

でもね、ヨンソには本当にダンが見えていたのです。チョン執事には見えませんが。

治療を受けたら、ダンが見えなくなってしまうかもしれないと思いました。

だったら、病気のままでよいと思うヨンソでした。

 

ダンは天使となってヨンソの側にいたのです。

任務遂行中でした。

 

ガンウはアメリカに戻りました。

 

ヨンソはこのところダンが見えません。

だったら、いっそのことたくましく生きようと思いました。

側でダンは少しだけ寂しそうな表情を浮かべました。

あのベンチに座りました。

隣にはダン。

葉っぱが落ちて来ました。でも、なにも書いてありません。

ヨンソが書きました。

“今日、ここで”

 

ダンが恋しくてたまりません。

思わず泣いてしまったヨンソ。たまにはいいでしょ・・・と。

その涙を、ダンが指でぬぐいました。

すると、それを感じたのです、ヨンソ。

思わず、隣を見たヨンソ。ダンが見えます。

「しっかりしなさい、イ・ヨンソ。」

と、自分を戒めました。また幻かと思ったのです。

 

キム・ダン、出てきて。

 

ダンと目が合いました。

 

ダンも、驚きました。まさか・・・です。

 

ヨンソはそっとダンの胸に手を当てました。

僕が見える?

来ると思ってた。

ヨンソが抱きつきました。

ダンも、しっかり抱き締めました。

 

ハッピーエンドです。

 

ラスト、もう少し二人のシーンが長かったらよかったのに。

予想外に短かったのが、残念です。

 

それにしても、エルssi、天使姿が似合ってたわ。

子供だましというか、ぷっと吹き出しそうな天使を想像していたのですが、案外リアルに似合ってた。

やっぱり綺麗ってことが一番かもね。

 

お勧めしたい作品がまた一つ出来ました。


人気ブログランキング

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ただひとつの愛』15話まで

2020-02-11 15:22:45 | イ・ドンゴン関連

レビュー一覧は、こちらから。

宗教に関する考え方は、本当に人それぞれで。当然、神の存在、神のあり方等、千差万別。

この作品では、非情なまでの存在の意味を描いているように思います。

宗教に関連して私が思い出す作品は、「ラブレター」「トッケビ」。それぞれに特色のある解釈でした。

日頃、殆ど考えた事の無い存在について考えさせられる作品です。

 

ヨンソもダンも、自分を犠牲にして、相手を救おうと考えています。

ヨンソは自分の命を引き換えに。

ダンは天使として絶対にあってはならない罪を犯す事で消滅を願って。

 

ガンウは、ヨンソが心配でした。

連絡を取ろうにも、ヨンソもダンも電話に出ません。

そこに、フが現れました。

 

ダンは、ルナを殺そうとしました。

首を締め上げました。でも、トドメを指すことに躊躇します。その時、ルナの手下の男が現れ、ダンに襲いかかったのです。

乱闘となり、ルナはその場から逃走。

ダンはナイフで刺されてしまいました。

男をなんとか投げ飛ばした時、フが出現。激怒しました。

でもね、ダンが危ないと分かった時、その力で男を弾き飛ばしてしまったのです。男は打ち所が悪く、死んでしまいました。

 

ダンはショックでした。

まさか、フが自分のために罪を犯してしまうなんて。

フは跪きました。

「これまでたくさんの天使や人間に会ってきた。常に中立だったし、傍観者だった。だが、お前が俺を変えた。お前をみていると、やきもきしたし、不安になった。お前が好きだった。お前は問題を起こしても動物を助け弱い者の面倒をみてきた。限りなく善良で限りなく前向きだった。一緒に天国に帰りたかった。」

ダメだ!こんなのダメだ!

叫ぶダン。

「ダン。信念を貫け。行ってヨンソを助けるんだ!」

そう言ってフは指を鳴らしました。

消える寸前、大天使としての最後の能力を使って、ダンをヨンソの元に送ったのです。

 

ヨンソが祭壇の前で薬を飲もうとした瞬間、ダンが現れ、止めました。

死ぬ気なのに、結婚したのか?と、ダン。

あなたのためなら、何でも出来るとヨンソが言うと、

「君がいないと無意味だ!」

と、ダンが叫びました。

「じっとしていられない。あなたを救う方法があるのに!」

君まで、止めてくれ・・・と、ダンが言いながらヨンソに近づき、倒れました。天使としての肉体の寿命が尽きようとしている今、ダンの傷は血を流し続けていたのです。

「俺のために死ぬな。」

そう言って、ダンは意識を失いました。

ヨンソはおろおろとダンを抱き抱えました。

「こんな事をしないで!」

と、神に叫びました。

 

ダンは生きていました。でも、意識がなかなか戻りません。

こうなった事情を話してくれたのは、ガンウでした。

ヨンソはガンウに、公演には出ないと言いました。

ダンが消えるまで3日しか残っていませんでした。公演に出ることで、ダンの側を離れるなんてしたくないのです、ヨンソは。

この話を、ダンが聞いていました。意識が戻ったのです。

 

ダンは、ヨンソに公演に出るよう言いました。

ヨンソを生かすためにしてきた苦労や払った犠牲が無駄になると言いました。

ヨンソはダンのやり方を責めました。ダンが犠牲になろうとしたことを。

お互い、一生懸命に相手を生かす努力をしようとしただけなのです。

二人が共に生きられないなら、自分を犠牲にしても、相手を生かそうと。

 

フが消滅したことを聞いたヨンソ。

ダンにとって唯一の“家族”が消えてしまったのです。ダンのショックが如何程か想像出来ました。

二人で教会に行きました。

 

フの机の上にハンカチがありました。

羽は黒くなっていました。

報告書もありました。

“私にも終わりがあるのですね。初めて逆らったのはいつだったでしょう。線を越える時は自分に問いかけていました。二人に何をお望みなのか私には分かりません。しかし、あの二人には生きる資格があります。苦しむ二人にどうか機会をお与えください。 大天使フ”

 

あなたのような天使になりたかったです・・・と、ダン。

ありがとう・・・と、ヨンソ。

二人が部屋を出たら、フの痕跡は全て消え去ってしまいました。

 

ルナの部下の男の遺体が発見されました。

ルナはヨンソたちへの恨みを募らせました。

そんな時、ニナから呼び出しがありました。

ニナは警察と共に待っていました。ニナの目の前でルナは逮捕され、連行されて行きました。

 

これまでの事件の全てがルナの仕業だと判明しました。

ヨンソたちはほっとしました。

 

ガンウがやって来ました。

公演に出ることで奇跡が起こるかもしれないと言いました。

ちょっと、この意味が分からなかったのですが、私には。

とにかく、今やるべき事をやれと言うことでしょうか。そしたら、万が一の奇跡が起こるかもしれないと。

 

ヨンソは信じられません。

ダンは、いつもの公園のベンチにヨンソを連れて行きました。

落ちてくる葉に任務が書かれているんですよね。でも、その時落ちて来た葉には何も書かれていません。

“7月11日ファンタジアバレエ団”

と、ダンが書き込みました。自分の為に踊ってほしい・・・と言いました。

時間が惜しくないの?とヨンソが言うと、

「出会った時も踊ってくれた。最後も踊りで・・・。」

と言いかけたダン。

最後だなんて言わないで!と、ヨンソが言いました。

 

ヨンソはこっそりと神への報告書を書こうとしました。

でも、気付いたダンに言われました。無駄だよ・・・と。

なんて神なの・・・とヨンソ。

「残念だわ。踊りを懸けてみようと思ったのに。自信があるから。」

公演に出る決心をしたヨンソでした。

ダンは大喜びでヨンソを抱きしめました。

 

公演が翌日になりました。

最後の夜です。

「実は、あの日からあなたを好きだった。」

と、ヨンソが言いました。ダンが首にされたことでやけ酒をあおって帰宅した日です。酔っ払ったダンは、ヨンソの手頸の傷にハンカチを巻いてあげました。僕だと思って・・・と。

又踊りましょ・・・とヨンソが手を差し出しました。

ヨンソがリードし、二人は踊りました。綺麗で切ないです。

 

公演の日になりました。

ずっとダンはヨンソの傍にいました。

理事の一人が花束を抱えてやって来ました。

バレエを好きにさせてくれるんだよね?・・・と理事。

「会長や神様を感動させる自信があります。」

と、ヨンソ。

近づいた理事の前に、ダンが割って入りました。

「夫です。」

団員達にも紹介しました、夫です・・・と。

 

リハーサルを見ていたダンは、チョン執事に言いました。

「感謝してます。チョン執事は、ヨンソの守護天使のようです。これからもよろしくお願いします。」

「あなたもね。お嬢様を悲しませたり泣かせたりしたら承知しないわ。」

そう言ったものの、チョン執事はダンの言葉に不安を感じたようです。ちらっと表情を見ました。

 

ヨンソはハンカチを持っていました。まだ羽は白いままです。

“よく見てて。世界一美しいジゼルを演じるわ”

そう、神に言いました。

 

ルナが自殺を図り、病院に搬送されました。

でもね、これは作戦で、看護師に成り澄まして病院を抜け出したのです。そして、公演会場にスタッフのフリをして忍び込みました。

ルナはニナの前に現れました。

ルナの狙いはダン。大切なものを失った時のショックをヨンソに味あわせたいと言いました。

ニナが自首してと言っても、聞く耳を持ちません。

 

1幕が終了した時、ニナがダンに連絡しました。ルナが狙っていると。気をつけて・・・と。

ダンは言いました、良かった・・・と。

ヨンソじゃなくて良かったと。そして、ヨンソには言わないでほしいと。

 

会いに来たダンに、ヨンソが言いました。昨日、報告書を書いたと。

「でも、私は何も無いから叶ったのかも。私は諦めないわよ。公演を成功させてあなたを守ってみせる。」

愛してる・・・とダン。

 

そのまま行こうとしたダンを、ルナが追ってます。

それを、戻って来たヨンソが目撃。

 

2幕までにヨンソが戻りません。

ニナが代役となりました。

でもね、途中でヨンソが戻って来たのです。

「ありがとう。明日はあなたが出て。」

 

ヨンソは必死に祈りながら2幕の残りを踊りました。

“助けて”“殺さないで”“お願いします”

 

ルナは敢えてダンに姿を見せ、人のいない場所におびき寄せました。

「私を殺せる機会をあげる。」

そう言って、ダンの方にナイフを投げました。

「私を殺してこの地獄を終わらせるの。そうじゃないと、いつまでもヨンソを狙うわよ。」

その言葉で、ダンはナイフを拾い上げ、ルナに向かって振り上げました。

でもね、ダンはナイフを落としました。

「生きろ。生きて罪を償え。」

そこに、警察が到着。ルナは連行されて行きました。

 

ルナがダンに言いました。

「あなただったのに。あなたへのプレゼントよ。」

ダンはその意味を察し、舞台に急ぎました。

 

なんと、ヨンソはダンを庇って刺されていたのです。

傷を負いながら、舞台に立っていたのです。

“この踊りを終わらせないと。あなたを助けられる方法はこれだったのね”

 

白鳥の白い衣装に血がにじんでいます。誰も気づかないの

特に相手役なんて、絶対に気づくよね

 

どんなに考えても諦められない。私の踊りで心が動いたなら願いを叶えて。彼を助けて。

離れていても、胸が裂けるほど悲しくても、二度と会えなくても生きていてほしい。

 

そう思いながら踊りきったヨンソ。

舞台袖で待つダンの元に戻って来て、腕の中に倒れ込みました。

 

観客は感動の拍手を送りました。

 

もう会えないかと思った・・・とヨンソ。

あなたを助ける事が出来て嬉しい・・・と。愛してる・・・と。

そして意識を失いました。

 

泣けるでしょ


人気ブログランキング

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ただひとつの愛』14話まで

2020-02-10 11:46:33 | イ・ドンゴン関連

レビュー一覧は、こちらから。

 

なぜ、気が変わったの?と、ヨンソが聞きました。

「本当は、ずっとしたかった。」

と、ダン。

君しかいない。天使の時も、今も君しかいない。君のため生きたいし、死ぬほど人間になりたいのも、君のためだ・・・と。

バカみたいに迷ってしまうし、君を泣かせるような僕でいいなら、結婚してほしい・・・。

あれ?ダンはヨンソに本当の人間になれていないことを打ち明けたっけ?

 

ダンは、報告書の用紙を祭壇に投げ捨てました。

「運命だと思いました。」

と、ダンが言いました。

「ヨンソに再会させて思い出させて愛させたことを。全て神の意志だと。僕が消えてなくなることが怖くありません。僕が一番恐れているのは僕のせいでヨンソが苦しむ事です。それなのに、間違ってます。ヨンソが死ぬ運命?とんでもない。僕は受け入れられません。実現する予言だとしても、変えてみせます。僕の意のままに。」

 

言い忘れた事がある・・・とダンがヨンソに言いました。

「人間になれなかった。無理みたい。」

ここで打ち明けたのか~っ

君と幸せになるのを、許してくれない・・・と。

「だから、何?」

と、ヨンソ。

あなたが何であろうと私は平気・・・とヨンソ。

「君の前で消えてしまうかもしれない。怖くない?」

と、ダンが聞きました。

「その時、私があなたの隣にいられないようで不安なの。あなたがまた一人で寂しく最期を迎えるようで。」

ヨンソは、それだけを恐れていました。ソンウのように一人で逝かせるなどと言う事をさせたくないのです。

「絶対に一人にはさせない。だから、一緒にいようr。」

泣くのは今日まで。明日からは1日が永遠に続くかのように笑顔で過ごそう・・・そう、ヨンソは思いました。

 

ヨンソとダンはチョン執事に結婚の意思を伝えました。

勿論、チョン執事に異論はありません。

1週間後、家の庭で式を挙げることになりました。

 

結婚を阻止しようとしてるのは、フです。ダンを救いたいのです。

あれこれ邪魔しようとしますが、ま、笑えるのでスルーします。

でもね、フがヨンソの方を説得するのが早いと言いだした時、ダンは激怒しました。

掴みかかろうとしたのですが、フが指を鳴らすと、ダンの身体は突き飛ばされてしまって、太刀打ち出来ません。

だけど、フの優しいところは、ずっと指を鳴らし続けないところです。

フに馬乗りになったダン。

ヨンソはもうじき死ぬのに、何故諦めないと、フ。

「終わりがあるから毎日が輝いて見える。だから永遠を誓いたくなる。」

フも泣いていました。

 

その現場を見つけたヨンソ。

ここからが、ヨンソの人を人とも思わない・・・いえ、天使を天使とも思わない所業の連続でして

ダンを殴ったらただじゃおかないわよ・・・とすごんだかと思えば。

司会者はどう?と結婚式の手伝いを頼む始末。

「正直言って気にくわない。神は私たちに何をしてくれた?でも、あなたはダンにとって唯一の家族よ。お願いします。」

ヨンソ、流石です。

ビビらせておいて、最後は泣かせるんですもん。

でもね、フは済まなそうに言いました。

「結婚式は挙げられない。誰にも祝ってもらえない。私はもう手を引く。分からずやのこいつをよろしく頼む。」

フにはこれが精一杯だったと思います。家族としてダンを頼んだのですから。

 

ルナの前にダンが現れました。

「もうやめろ。最後の警告だ。」

ダンが冷たく言いました。

私が何かした?・・・とルナは相変わらず罪の意識等まったくありません。

「根性が腐ってるな。どんな計画でも失敗する。交通事故でも突き落されても僕が助け出す。だから、この辺で止めておけ。」

「善と悪とはきっちり分けられてないけど、勝ち負けはあるわ。あなたが負ける理由が分かる?私なら、この場ですぐに殺してた。善人はとろいのよ。だから負けるの。」

と、ルナは一切改めません。

「あなたも人間だ。自分の過ちを後悔して許しを請うから分かると思ってた。ここで手を引かず又何かしたら、その時は僕があなたを殺すかもしれない。」

ダンが言いました。

 

ファンタジアの公演のキャンセルが続発しました。

ヨンソを記者会見を開き、方針を述べました。

事件が解決したら取材に応じる。キャンセルが続いたら、特別に招待するバレエを見たことが無い人に美しい踊りを見せます・・・と。

 

ヨンソはガンウに結婚式の招待状を差し出しました。

「あなたは正気じゃない。キム・ダンは消滅するんですよ?あなたを守りたくて傷つくのを承知で話した。ロミオとジュリエットみたいだ。でも、たった5日間の恋だ。一瞬の出来事に多くを懸けないでください。」

5日間か・・・とヨンソ。

「その思い出だけで一生暮らせる。あなたも良く分かるでしょ?」

と、言いました。そして、最後にもう一度だけ聞きます・・・と、続けました。

「ダンが人間に成れる方法は、本当に無いんですか?私の命とかえられるなら・・・。」

その時、ガンウが言葉を遮りました。

「ダメだそれでソルヒが死んだんです。何も懸けず、何であろうと捨てないで。あなたがいない世界で人間になるのは、キム・ダンにとって罰でしかない。」

この瞬間、ヨンソには分かりました。ガンウのこれまでの生き方の理由、意味が。

 

「ソルヒさんでしたよね。あの世で悲しんでいると思います。命がけで助けた人が罰だと思って生きているんですもの。」

私たちは違う、必ず幸せになります・・・とヨンソ。

 

ヨンソにはダンの言動の意味が分かりました。

人間になる方法は無いと言ったダン。ジゼルが死んで恋人を助けるなんて、間違ってると言った理由。

 

ヨンソは、フを訪ねました。

「私が命でも差し出せばダンは助かる?もしそうなら、神に感謝するわ。」

フは首を振りました。

「人間は簡単に命を懸けない。」

何故私の事が分かるの・・・と、ヨンソ。

「あの日も生きたいと言ってた。」

フのその言葉に、ヨンソは愕然としました。事故の時を思い出しました。

「助けを求める人間を救うのは罪だ。罪を犯した天使が消滅するのは当然のことだ。」

自分を救ったから、ダンは消滅する・・・とヨンソはショックでした。

 

「いいえ。私がダンを助けてみせる見てて。」

ヨンソがきっぱりと言いました。涙をためて。

 

ヨンジャと夫は一旦釈放されました。

家に戻った両親を前に、ニナは家には戻らないと言いました。

止めるルナにも、決別の意思を伝えました。

ルナ、ニナに見捨てられたようで、もう歯止めがかからなくなってしまいそうです。

 

ルナはまたもヨンソを殺そうと企んでいます。

でも、ダンとガンウが実行役に手を打ちました。

ただ、ガンウは不安でした。ダンがルナを殺してしまいそうで。

 

ヨンソはニナに復帰を頼みました。

自分に万一の事が起ったとしても、公演を無事成功に導いてもらうためには、ニナの存在が不可欠でしたから。

自分の命を懸けようと思っていました。

 

結婚式が開かれました。

チョン執事は一生懸命に準備しました。

フも、ああは言ったものの、お祝いのケーキを届けに来ました。

祝福の祈りは出来ないが・・・と言い、行けるところまで行ってみろと言ってくれました。

 

チョン執事と愛犬クルムに見守られて、二人は式を挙げました。

“結婚誓約書”をお互いに読み上げました。

「1日が永遠のように2人が1つに成り幸せに愛します。」

と、ダン。

「お互い始まりであり最後でしょう。」

と、ヨンソ。

でもね、その誓約書が神によって燃やされてしまったのを、2人は知りませんでした。

 

ダンが黒いスーツを着て出かけました。初めてのスタイルです。真っ黒づくめなんて。

ヨンソの頬を撫で、ヨンソもダンの頬を撫で、言いました。

「行ってらっしゃい。」

「うん。行って来る。」

ダンの手が離れた時、ヨンソの指がもう一度ダンの手に触れたいと言う感じで動きました。

ヨンソは、ダンが家を出て行く姿を部屋の窓から見ました。

「ばいばい、ダン。」

く~っ泣けてしょうがない

 

ヨンソは教会に行きました。

「こんにちは、イ・ヨンソです。知ってるでしょ?私にした事を思えば知っておかなくちゃ。バレリーナの目と両親、アジョッシを奪ったわ。残った親戚には命を狙われてたぐらいよ。酷いでしょ。でも、恨んでると言いに来たわけじゃないわ。ダンを送ってくれたから。私は平気よ。でも、ダンはだめ。ソンウの死も許せない。彼が何をした?私に愛を見つける任務は成功したわ。大層な愛を望んでるの?私は、キム・ダンを愛してる。それなのに、消滅するなんて。良心があるなら、こんなことはできない。あってはならないでしょ。」

天使のハンカチを差し出したヨンソ。

「公平なのが好きなのよね?1つを奪って1つを与える。」

 

「持って行って。何であれ。喜んで捧げるわ。」

ヨンソが言いました。あの人を助けられるなら・・・と。

 

その頃、ダンはルナの所に行っていました。

ルナは別の人を待ってたようです。

「言ったよな。今度バカな真似をしたら僕が止めてやると。」

ダンはルナに真っ直ぐに近づいて行きました。

 

“もう気になりません。あなたの摂理も計画も。助けたい人のために誰かを殺さなければいけないとしたら喜んで罪を犯します”

と、ダンは神に告げていたのです。

“あの人を助けられるなら・・・”

と。

 

も~っねぇ、目が泣いて痛い~っ


人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ただひとつの愛』13話まで

2020-02-10 10:01:02 | イ・ドンゴン関連

レビュー一覧は、こちらから。

 

ヨンソが泣いたような顔をしていたので、ダンは聞きました。どーした?・・・と。

「何も無いわ。ただ、会いたくて。」

と、ヨンソ。

僕も・・・とダンは言い、優しく抱きしめました。

ダンが人間になりたいと書いた報告書は、神によって燃やされてしまいました。願いは届かないということです。

 

ガンウはヨンソにあのハンカチを見せていました。

ダンは埃になって消えてしまうと断言した理由が分かるでしょう・・・と。ハンカチの羽は黒くなっていました。

ヨンソは、ガンウが元天使だと言う事を知りました。だから、はっきり言えるんだと。

いっそうショックを受けました。ダンが消えるのは本当の事なんだと。

 

ガンウがヨンソに正体を明かしたのは、ヨンソに死んでほしくなかったからでしょうね。

もし、自分があの時知っていたら、ソルヒを死なせるような事はしなかったと思っているのです。

 

ニナは家を出て行きました。

母ヨンジャがニナの為だったと縋っても、信じられませんでした。自分の為だと言っても、その中にファンタジアを手に入れたいという欲望があったからだと分かっていますから。

ルナは、一方的に母を責めるニナに言いました。

ニナにもヨンソに死んでほしいと言う思いがあった筈だと。

図星だと思ったでしょうね。

 

ヨンソはダンからいっときも離れていたくありませんでした。

常にダンのぬくもりを感じていたいと思いました。

 

翌日の理事会で、ヨンソはヨンジャたちが経営から手を引くと理事たちに発表しました。

ヨンジャもやってきて、自分の口から話をしようとしました。

でもその時、ヨンジャの夫が自首したとのニュースが一斉に流れ、混乱に陥ったのです。

ヨンジャ夫は、全ての罪をかぶるつもりでした。

 

ルナはヨンソに会いに来ました。

しおらしく謝罪しましたが、反省していないことはお見通しです。

ヨンソたちはルナが主犯だと察しています。なのに、父に指示されたと、責任をなすりつけようとしたんですもんね。

ヨンソが騙されることはありませんでした。

「示談も善処も無いわ。」

と、きっぱりヨンソが言っても、ルナは開き直って言いました。面白くなってきた・・・なんてね。

 

ヨンソは一緒に行きたい所があるとダンに言いました。

これまで縁の無かったプリクラです。

子供のようにはしゃぎながら写真を撮る二人。

でもね、ヨンソはダンを見つめながら涙がこぼれてきたのです。我慢出来ませんでした。

「消えないで。死ななきゃだめなの?1カ月も経たないうちに、埃のように消えてしまうんでしょ?」

君を置いて消える筈無いだろ・・・とダン。

「僕は人間になる。本モノの人間に。天国に報告して祈ったんだ。まだ返事は来ていないけど。何度も頼んでみる。」

ヨンソの不安が無くなったわけじゃありません。

でも、実現するかもしれないと言う期待が芽生えたのも確かでした。

 

ダンは、ガンウに怒りをぶつけました。

ヨンソの事実を告げてしまったことを・・・です。

 

ヨンソはガンウに質問しました。どうやって人間になったのですか?・・・と。

ガンウ、答えられませんよね。恋人が死んだから・・・とは。

「人間になって15年。ずっと不幸だった。一瞬も幸せじゃなかった。キム・ダンも同じ思いをする。」

と言うのがやっとでした。

 

ダンは、報告書が次々に灰になるのを見ました。

でも、諦めることは出来ません。何枚も、何度も書きました。でも、一枚も残ることはありませんでした。

 

ヨンソがデートしようとダンを誘いだしました。

普通のカップルのように、デートしました。

出会ったあのベンチのある公園です。

そして、ヨンソが言いました。結婚しましょう・・・と。それなら一緒に居られると。

でも、ダンは断りました。消えてしまうのに、結婚だなんて。

 

その時、子供が車にはねられそうになったのを見て、ダンが咄嗟に救いました。

ダンは車にはねられ、怪我をしました。

でもね、その怪我がいつものようにすぐには治らなかったのです。

もしかしたら、人間になれたのか?・・・とダンとヨンソは考えました。

でも、こんな簡単に?・・・とも。

 

雨が降れば、羽が出る。それで確認しようと。

でもね、こう言う時に限ってなかなか降りません。

ヨンソはそれが待ち遠しい気持ちも、結果がはっきり出るのが怖いと言う相反する気持ちもありました。

 

ある夜、待ちに待った雨が降り出しました。

ダンは雨の中に飛び出し、両手を広げました。

でも、羽は出なかったのです

 

ヨンソはダンに飛びつきました。

人間になれた死ぬまで隣にいられるのね

その夜、二人は結ばれました。

でもね・・・。人間になってはいなかったのです。ハンカチの羽は白いままでした。

 

翌朝、ダンの身体が消え始めたのを知ったのです。

ダンは、すぐさま、教会に駆けて行き、フに事情を聞きました。

「ハンカチは確認したか?天使は消滅しても人間になっても、ハンカチの羽は黒くなる。お前はまだ天使で、人間になれない。それが神の答えだ。」

フは言いました。

じゃぁ、何故、傷が消えなくて、羽も出ないんだ・・・とダン。

「特別任務は肉体に期限がある。警告灯のようなもので、お前の身体はもう限界だ。」

 

ダン・・・大きなショックを受けました。

喜んだ後だけに衝撃は大きかったです。

喜んだ自分がバカみたいで笑いました。そして、泣きました。

 

「今日は帰りが遅くなるから、一緒にリハーサルに行けない。」

と、ダンがヨンソに連絡しました。

「大丈夫、チョン執事と行くから。」

と、明るく答えたヨンソ。話が長引いているのね・・・と。

「ごめん。」

と、ダン。謝らない約束でしょ?とヨンソが言っても、また、ダンは言いました。ごめん・・・と。

でもね、実はヨンソもダンの身体が消えかけているのを知っていたのです。

ダンには不安を見せませんでしたが、胸が締め付けられるほどに不安でした。

泣けた・・・ホント、泣けた

 

ニナはガンウに辞表を提出し、バレエ団を辞めようとしていました。

でも、ヨンソは止めました。

逃げ出さずに私の顔を見て苦しみなさい・・と言いました。それがあなたの罰よ・・・と。

ニナの才能を惜しんだのです。

 

ダンは菜の花の花束を持ってリハーサルにやって来ました。

公演じゃないのに?・・・とヨンソ。

初めて会った時、渡したかったとダンは言いました。

20周年記念の日、ヨンソは一人で踊っていたのです。それをダンが見ていたのです。

じゃぁ、結婚しましょ・・・とまたヨンソが言いました。

でも、ダンは首を横に振りました。

 

リハーサルを見守っていたダンは、途中でヨンソの姿が見えなくなったのに気が付き焦りました。

ダンにだけ見えなかったわけですよね?天使のダンにだけ。

「死だ。」

と、フが言いました。

「やっぱり、人間にならなくていい。消滅します。そう決めたんです。」

ダンはフの手に縋って言いました。必死に。

「死ぬべき人間だったんだ。」

と、フが言いました。

つまり、チョ秘書と事故に遭った時、本来はヨンソも死ぬ運命にあったのに、ダンが救ってしまったわけで。

「生まれた時から、悪人に殺される運命だったんだ。猶予を与えられただけだ。いくらもがいても神は予言を実現する。運命は変えられない。」

と、フは言いました。

嘘だ再会したのにと、ダンは思いました。

 

「結婚しよう。」

菜の花の花束を差し出して、ダンが言いました。

 

ヨンソは泣き笑いの表情でダンに抱きつきました。

決心したようなダンの表情でした。

 

もうねぇ、涙がこぼれて仕方がありません


人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ただひとつの愛』12話まで

2020-02-07 17:16:12 | イ・ドンゴン関連

レビュー一覧は、こちらから。

 

僕の話を聞いて・・・と、ダンが言いましたが、ヨンソは拒否。

最後まであなたのことを信じたいと言ったじゃない!と、ヨンソ。

言おうとしたけどヨンソが拉致されて機会を失ったり、心配させまいとしてその事を隠そうとして・・・と、必死にダンは説明しようとしました。

でも、話す機会はもっと前からいくらでもあった筈!と、ヨンスは言いました。

話したら、信じてくれた?と、ダン。

「あなたが吸血鬼でも宇宙人でも何でも、話すべきだった。私が気絶でもすると思った?あなたが私を信じてないのが、すごく腹が立ったの。」

 

追いかけてヨンソの手を取ったダン。

それを振り払った時、ダンは擦り傷を負ってしまいました。

大丈夫?

と、心配するヨンソの目の前で、ダンの腕の傷はみるみるうちに治ってしまいました。

その時初めて、人間ではなく天使だと言う現実がヨンソに押し寄せたようです。

「気味が悪くても我慢して。嫌われても君の側にいるつもりだ。」

君はまだ危険だ。君が危険な目に遭うかと考えたらおかしくなりそうだから、我慢して!と。

 

そうは言っても、まだヨンソにはダンが天使だと言うことが信じられません。

目の前にいて、触れられるのに。

ダンは、開き直ったように、ヨンソを守ろうとしました。

「心配しないで。もう手放さない。僕が守る。」

ドキドキしますよね、至近距離であんなハンサムな顔で言われたら

 

それが任務だったの?とヨンソが聞きました。

天使のダンは嘘がつけません。だからと言って、ガンウと結びつけようとしていたなんて、言えませんよね。

ダンが答えられ無いのをみたら、ヨンソはもうじっとしていられませんでした。

確かめなきゃ気が済まないんですもん。

 

ダンと一緒に教会に行きました。

主任神父・・・つまり、フに直接聞こうと思ったのです。

でもね、それを察してフはシスターに化けてやり過ごそうとしたのですが。

目が見えない時に鍛えた臭覚で、シスターがフだと見破っちゃったよ、ヨンソ。以前、ダンを訪ねて来て、一度顔を合わせてますもんね。

こうなったら、ヨンソの独壇場。

いつもの気の強さ、押しの強さで言いたい放題、聞きたい放題

結局、本来の任務を聞き出しちゃった

 

ガンウと言うんじゃなく、誰もよいから運命の人とヨンソを結びつけて愛を教えると言うのが任務だったわけで。

ヨンソ、誰でもよいと言う言葉に激怒。

でもね、僕ならいいと思った・・・と、ダンが口走ると、つい怒りも収まりそうになるのが、ヨンソの可愛いところです。

しかし、この事で、フは神のお怒りを買ったようです。

立ち小便をした罪で留置場に入れられてしまってましたよ。

 

眠れないヨンソに、ダンから電話が入りました。

「ガンウの元に君を送った時、あまりにも悲しくて心が壊れそうだった。もう、誰にも渡さない。」

きゃぁ~っですよね。

 

ヨンジャはルナの罪を知りました。

3年前のヨンスの失明事件も、チョ秘書の死亡事故も、そして未遂に終わったけどヨンソの拉致事件も、全てルナの仕業だと。

夫に聞きました。

人生の目標は?と。

娘たちを結婚させ、農業をすることだと夫は答えました。

「あなたの撒いた種が毒草に育ったらどうする?収拾出来ないほどに広がって他の品種まで殺したら?」

「もっと広がる前に根こそぎ抜かないと。」

そうね・・・と、ヨンジャは思ったかもしれません。

でも、ルナを矢面に立たせる事は出来ないと思いました。

自分が撒いた種が毒草に育ってしまったのなら、撒いた自分が責任をとろうと思ったのでしょう。

 

ルナに確かめました。これまであった事件全てがあなた仕業なのかと。

ルナは悪びれる事無く、知らないフリをして・・・と言いました。

ダメ!と、ヨンジャ。

「よく聞いて。あなたがしてきた事を全て私のせいにしなさい。汚ない事も恐ろしい事も全てよ。これからは隠れてやらないで。」

ルナに母の心情が分かったかどうか、怪しいもんです。

 

ヨンソたちは、反撃を開始しました。

敵が誰で、どういう手段を使っているかが分かったら、対処のしようがあるというもの。

ジウンが殺された事から、どこからか情報が漏れていると察したチョン執事。

携帯を調べてみて、自分は異常無かったので、パク室長の携帯だと察しました。

雲隠れしていたパク室長を探しだし、一旦は、行動を断念すると言いました。証拠が無いから仕方ないと。

でも、すぐ後で、パク室長の携帯を川に捨て、本題に入ったのです。

 

最初の会話は、盗聴アプリからルナに転送されていました。

断念すると聞いて、ルナは安心していました。

 

パク室長は、ジウンの死を知り、恐怖が押し寄せて来ました。

ヨンソとダンも来て、現実を突きつけられ、パク室長は気持ちを決めたようです。

全てをヨンソに話しました。

 

ダンは、ソンウの箱をヨンソに渡しました。

ヨンソがお別れの挨拶に行った時に置いてきたものです。

ダンは、ソンウが自分だと打ち明けました。

「踊りを見せてくれた時約束したよね。早く大人になるという。早く大人になって君の事を守りたかった。その約束を守らせるために僕を君の元へ送ったのかな。君が恨んでる悪い神が。もう僕が側にいるから心配しないで。誰も手を出せないように守ってあげるよ。」

こんな言葉聞いたら、泣けて来ても仕方がありませんよね。

また隠し事があったと怒ってるのかと思ったダン。

でもね、ヨンソは泣いていました。

目の前にいるのに、気づかずに海でお別れをしてしまった・・・と言いました。

僕のために泣かないで。

そう言って、ダンは優しくkissしました。

 

任務は失敗なの?とヨンソが聞きました。

天国に行ったら怒られる?と。

「探してるところだ。君と一緒にいられる方法を。」

 

ダンは、ガンウに聞きました。

どうすれば、人間になれる?と。

ガンウが元天使だと気づいていたのです。

ダンは、ヨンソの最初の観客になった少年が自分だったと打ち明けました。

ヨンソとガンウに会わせたのも、神の摂理だと思う・・・と。

「君は人間になれない。神が許しても僕が人間にさせない。」

なぜ?とダンが聞くと、

「ヨンソが死ぬことになるから。」

と、ガンウは答えました。

真の愛を与えられた天使だけが人間になれる。命をかけて犠牲になれる者が人間になれるんだ・・・とガンウは言いました。

 

バレエ団の団員が、オーディション前にルナから金品を渡され、票を買収されたと打ち明けて来ました。

それらを返そうとしていました。

その前に、ヨンソに真実を話しておこうと思ったのです。

 

ヨンソは、ガンウの想いをきちんと断りました。

待つと言われましたが、待たないでほしいとも言いました。

すると、ガンウはダンが人間じゃないでしょう・・・と言ったのです。

ガンウが知っているとは思いもよらなかったヨンソ。本当に驚きました。

「まさか、天使がいつまでも地上にいられると思ってるのですか?」

と、ガンウ。

 

不安になってきたヨンソ。

ダンに言いました。私を離さないで・・・と。

笑顔で答えるダン。

本当に言いたい言葉は他にあるのが、切ないです。

 

パク室長から、サイン入りの陳述書と証拠の音声データ等が届きました。

チョン執事は警察に届け出ました。

そして、ヨンソはそれらを持ってヨンジャの家に乗り込んだのです、一人で。

 

“3年前の事故は本当に事故か?母親に聞け”

と言うメモがニナのロッカーに入っていました。

それを見て以来、ニナは不安に苛まれていました。

母に聞こうと思った時、ヨンソがやって来たのです。

恐れていた事実が、次々に明らかになりました。動かぬ証拠と共に。

「猶予は24時間よ。自ら退いてちょうだい。こんなに汚くて恥ずかしい話は公にしたくない。叔母さんが責任を持って終わらせて。」

ヨンジャたちは、ただただ立ち尽くすだけでした。

ニナは想像以上に酷い事が行われていたことに衝撃を受けました。

 

その時、ルナは不在でした。

あの男と連絡を取っていたのですが、ダンが男を捕まえてヨンソと同じように屋上に縛り付けました。

そして、その間に、男の部屋から数々の証拠を見つけ出したのです。

 

キム・ダンについて話があるとガンウがヨンソを呼び出しました。

ヨンソの方から質問しました。

天使がいつまでも地上にいられないと言う意味を。

「残された時間が少ないのなら、後悔しないようにもっと愛します。」

その言葉を聞いて、ガンウはふっと笑いました。

「天使が天国に帰るって?天使は嘘をつけないから、ダンがそんなことを言う筈はない。」

 

「埃や粉のように消えるんです。神は嫉妬深く、奪われるのが嫌いなようです。あなたが愛したせいで。」

 

呆然としました、ヨンソ。

ダンは全て知っていて、自分を愛した。自分に愛された。

 

ダンは報告書を書いていました。

見守る筈の人間と恋に落ちてしまいました・・・と。

なぜ、僕は人間ではないのですか?なぜ僕はここにいて、彼女は向こう側に?

僕たちは互いの天使になれますか?

出来るものなら、彼女のために人間になりたいです。温かい体で抱き締めてあげたいです。大丈夫だと嘘の言える人間になりたいです。

ガラスのようにもろくて未熟で頼りないけど、命をかけて愛せる人間になりたいです。

僕も命をかけて愛したいです。

そんなことは許されますか?

ヨンソの命を代償にすることなく彼女を生かせる方法を探してみせます。たとえ、神に背を向けることだとしても。

 

ヨンソが帰って来ました。

ダンに抱きつきました。

どうした?と聞かれ、会いたくて・・・と、ヨンソ。

 

泣けた~っ


人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ただひとつの愛』11話まで

2020-02-07 15:33:13 | イ・ドンゴン関連

レビュー一覧は、こちらから。

何度もすみません プレーヤーの調子が悪く、再生がさっさと行きません。フリーズしまくりなんです

ですので、視聴不可能になったら、動画サイトをサーフィンしつつ細切れ視聴を繰り返しております

よって、急に雑になったりシーンが飛んだりしています。申し訳ございません

 

ガンウのところには、ヨンソの携帯から自殺をほのめかすメールが届きました。

慌ててヨンソを探すガンウ。

そしてその姿をファンタジアのビルの屋上に発見。すぐさま、警察に通報しました。

でもね、遅かったのです。

ヨンソは突き落されてしまいました。

それを、天使のダンが救ったのです。

駆け付けたガンウは、天使の姿のダンがヨンソを抱き抱えているところを見ました。

ほっとしました。

 

ヨンソは呆然としていました。

何が起ったか分かりません。でも、落ちながらダンの事だけを考えていました。

羽を持ったダンが自分の方に飛んでくるのを見ました。

抱き抱えて地上に着地するのも感じました。

僕だよ・・・とダンの声が聞こえました。安心して・・・と。大丈夫だと言うダンの声も聞きました。

でも、直後にヨンソは意識を失ってしまったのです。

 

驚いたのは突き落した男。

急いで地上に降りて来たものの、地上では救急車が被害者を探しまわってるじゃありませんか。

落ちた形跡がないのです。確かに落としたのに。

その時、ガンウが、勘違いだったと連絡を入れたので、警察は引き揚げて行きました。

 

ダンはヨンスを家に連れて帰りました。

ヨンソは眠り続けています。

その夜は、ヨンソの傍についていようと思ったダン。それが功を奏したようです。

失敗したと思った男が、家に忍び込んで来たのです。

が、誰かがヨンソの部屋にいると察し、断念したのです。

 

ガンウはこれがルナの仕業だと察しました。

勿論、ルナはしらばっくれました。

でも、怪しさ満載です。

二度とヨンソに手を出さないでください!・・・ガンウは、キツク言いましたが。全く効果無さそうです。

ルナは男から、ヨンソの姿が消えたと報告を受けていました。

意味が分かりません。

 

その頃、男はルナに会っていました。

自殺に見せかけようとしたのに、他殺じゃ疑われるでしょ!と、ルナ。

勝手に動かずに、当分隠れていなさいと言いました。

でもね、これ、フだったんです。ヨンソに手を出させないために、ルナに化けていたんです。

 

フも彼らが哀れでした。思わず、神に向かって文句を言ってしまいました。

「何故、ここまで過酷なのですか?どうか彼らに哀れみをおかけください。」

 

ヨンソは記憶を失くしていました。

ダンが傘を買いに行って、戻って来ようとしたのを見た次の瞬間からの記憶が無いのです。

倒れたんだとヨンソは思いました。

ダンは戸惑いました。でも、ヨンソを傷つけないで済むなら、このままにしておこうと思ったようです。

フが記憶を消したに違いないと踏んでいました。

チョン執事は、ヨンソのために警備を強化しました。ダンからも、そう頼まれたのです。

 

ヨンソは携帯を落とした事に気づきました。公園に捜しに行くと言いましたが、ダンが止めました。

新しいのにしたら?とダンが言ったら、ヨンソは絶対にあれじゃないとダメだと言いました。

だって、ダンを密かに写メしたのが、たくさん保存されてるんですもん

結局、ダンが探しに行きました。

 

ガンウが突然、ヨンジャとルナを訪ねて来ました。

ガンウは、例のヨンソからのメールをヨンジャに見せました。ルナには前夜見せてますからね。

ヨンジャは焦り、思わずルナの顔を見ちゃった。ヨンジャは知らないとガンウは察したでしょうね。

ヨンソを拉致した人間が送って来たと、ガンウは言いました。

ヨンジャはもっと焦りました。

二人は勿論、しらばっくれました。

そんな事、ガンウは承知しています。だから、今回は最も有効な手を打っていたのです。

ニナでした。

ニナをその場に呼んでいたのです。表向きは、先だってのオーディションの踊りがとても良かったと褒めるためでしたが、ルナとヨンジャには、何も知らないニナに全て話すぞと言う脅しに聞こえたでしょう。

 

ダンはヨンソの携帯を発見しました。

そして、例の偽メールも。

怒りがこみ上げて来ました。そして、ヨンジャの家に乗り込もうとした時、フが現れ、教会に連れ戻されたのです。

自重しろとフは言いました。

そして、天使は本来人の生死に関わってはいけない存在だと言いました。例えヨンソが死んだとしても受け入れるべきだと。

「助けられるなら、そうしなきゃ。」

と、ダン。それが善意であり、天使の役目では?と。

「秩序を乱すのは悪に過ぎない。」

「誰でも無念の死を遂げてはならない。なのに、神や天使は無責任に見てろと?」

「我々が無責任なら、お前は勝手だ!そう言う人たちを助けたいんじゃない。イ・ヨンソだけだろ!」

ダンは何も言えなくなりました。

 

翌朝、ヨンソの姿が消えました。

一人でファンタジアに行っていたのです。

ダンはあれほど言ったのに、一人で行動したことを怒りました。

自分を子供のように扱うダンに、ヨンソはちょっと呆れました。

 

ダンは、ファンタジアナイトの時に見かけた怪しい男をファンタジアで見つけました。

その時は、言い逃れされたのですが、ダンは男の後をつけることに。そして、ルナと会うのを目撃したのです。

ダンはルナに警告しました。

二度とヨンソに手を出すなと。

 

ダンは報告書を書きました。

天使ダンは、休暇から戻ります・・・と。

つまり、任務に失敗するだろうから、期日が来たら自分は消滅してしまうだろうけど、ヨンソを守るという任務だけは守らせてほしいと言う事です。

ヨンソを愛しずっと一緒にいたいと、人間になる方法を考える一方で、それは欲に過ぎないと諌める自分もいるのです。

天使として、ヨンソの守護天使としての任務だけは果たしたいと切実に思っているのです。

切ない・・・

 

ダンはチョン執事に事実を話しました。

チョン執事はジウンの死を知りました。

事の重大さに改めて愕然としたようです。

 

ダンが余りにも神経質に自分を守ろうとしていることにヨンソは不審な感じを抱きました。

で、ダンの部屋を探ったら、そこで無くなったと言ってた自分の携帯を見つけたのです。そして、中のあのメールも。

 

ヨンソはガンウに事の次第を聞こうとしました。

でも、ガンウは何も話しませんでした。

そこでガンウが話したのは、ずっとヨンソに聞いてほしかったソルヒの事でした。

最初は、ソルヒに似ていると言う理由から、身代わりだった。でも今はヨンソ自身を愛している・・・とガンウ。

何を言っても、ヨンソにはガンウの想いは届きません。

 

ヨンソは意識を失った場所に向かいました。

ダンが傘を買った店の女性にダンを覚えているかと聞きました。すると、恋人が消えてしまったと大騒ぎしていたと教えてくれました。

消えた?倒れただけなのに?

ヨンソは頭痛がして来ました。

そして、とうとう記憶を取り戻してしまったのです。

ダンの羽も・・・。

 

「あなたは天使なの?」

ヨンソは、ダンに真っ直ぐに聞きました。

突然の問いに驚いたダン。でも、決心して答えました。

「そうだ。」


人気ブログランキング

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ただひとつの愛』10話まで

2020-02-07 10:51:58 | イ・ドンゴン関連

レビュー一覧は、こちらから。

そして、やはり2話の最初と同じように、少しだけ切れてました よって、途中からのあらすじです

 

ガンウは、ダンに言いました。運命の人にでもなるつもりか?と。

「消えるならまだマシだ。想像できないほど恐ろしい事が起るぞ。」

そう言うガンウに、何故分かる?・・・とダン。

「昔、君の様な天使がいた。自分は特別だと思ってる天使が。愛なんて無い。ハッピーエンドは諦めろ。どちらかが地獄のような世界を生きることになる。だから、欲は出さず人間のフリをしたまま静かに消えろ。」

その言葉で、ダンはガンウこそが、その天使だったんじゃないかと思ったようです。

でも、ダンはヨンソに全てを話したいと思っています。その上で愛してほしいと。自分が消えるとしても。

 

ヨンソとダン、すっかり恋人気分満載

チョン執事は、敏感に二人の関係を感じとってて、楽しみが増えた感じでからかってます。

 

フは、ガンウの正体を知りました。

お寺にガンウのハンカチが納められていたのです。指輪二つ、ソルヒの遺骨と共に。

ガンウの言動の意味を知りました。そして、ガンウのヨンソへの想いが真剣だということも。

教会にやって来て、ダンを監視しろと言うガンウに、それを告げました。

ガンウは、初めて自分を理解してくれる相手を見つけたのかもしれません。

ご苦労だった・・・とフが言いましたから。

だからと言って、ダンを野放しにする気は無さそうです。やはり、単なる踊れないバレリーナを復帰させようとする目的じゃなくなってるということですね、彼のヨンソへの想いが。

 

パク室長、やはりルナに目をつけられています。

あの手下の男が、パク室長の携帯に盗聴アプリを忍ばせました。

だから、チョン執事との会話が筒抜けです。当然、彼らの計画も。

チョン執事は、3年前のヨンソの失明した事故が何者かの仕組んだモノだと言う事実を掴んでいました。

その実行者が、姿を消した職員のジウンでした。

今回、ジウンがその事実を証言するために姿を現したのです。

パク室長の持ってる証拠と共に、警察に提出するつもりなんです。

だったら、すぐに出しなよーっ翌日だなんて言ってないで。と私は言いたい。

その相談を、手下の男が盗聴し、ルナに報告していました。誰かが口封じされそう~っ

 

ダンは、どうやってヨンソに自分の事を話そうか、悩んでいます。

一方、ヨンソはダンが整理した事が何だったのか、気になっていました。

話はオーディションの後だとダンが言いました。くだらないことで君を煩わせたくないと。

でもね、ヨンソはきっぱり言いました。ダンの事は全てくだらないこじゃないと。

父さんに会って来た・・・とダンは話しました。初めて“父さん”と言う言葉を使ったのかも。人間のように。

父親の死を看取って来たとも打ち明けました。

全て聞いたヨンソは、両手を広げてダンを抱きしめようとしました。

大丈夫だ・・・と言うダン。

でも、ヨンソはしっかりとダンを抱きしめたのです。

大丈夫だと思っていたダンですが、ヨンソの温かさに、涙がこぼれて来ました。

 

ガンウは、ルナが団員に手を回して票集めをしている事を知りました。

すぐに抗議しましたが、ルナは一切悪びれませんし、しらを切りました。

やっぱり、ヨンジャよりルナの方が数段上の悪だわ

 

オーディションを前に、ヨンソは解釈で迷っていました。

ダンと話しているうちに、自分の考えがまとまりました。

 

フが現れ、ダンにガンウの気持ちを話しました。ヨンソを本気で愛していると。

昔の恋人の代わりではなく、今のヨンソ自身を本気で愛していると。

だから、ダンさえ抜ければ、任務は成功裡の内に完了すると。天国に戻れると、フは言いました。

皆が幸せになれる方法だと。

そんな事したくないとダン。

真実を明かして埃になって消える姿を見せるのか?・・・とフ。

あの老夫婦の姿を思い出したダン。

一瞬、躊躇する気持ちがあるのも真実です。

「人間が天使になれるなら、その反対も・・・。」

と、ダンが言いかけると、それを遮ってフが叱りました。

「浅はかな考えは不幸を招く。」

不幸になるのは僕だ・・・とダンは背を向けました。だったら構わないということですね。

 

オーディションの日になりました。

ダンはハンカチをヨンソに渡しました。君のモノだ・・・と。君と一緒だから、僕はもういらない・・・と。

 

候補者が次々に自分の解釈で踊りました。

ニナは、エレナの指導の元、以前とは全く異なる姿、踊りを見せました。

その姿に団員も、ヨンジャたちも驚き、感動しました。拍手が起りました。

ヨンソも心からその踊りを褒めました。

 

そして、ヨンソは、ダンと共に導き出した自分なりの踊りを見せたのです。

その姿は、そこにいる全員の心を掴み、感動させたのです。自然にニナ以上の大きな拍手が沸き起こりました。

 

結果、ヨンソが1票差でジゼル役となったのです。

 

悔しがるヨンジャ。

あれだけお金を使って票を集めたのに・・・と言うのを聞いた夫は、失望の色を見せました。

こうなったら、公演を中止させればいい・・・なんて言いだしましたよ。

 

一方、ルナは、ニナが泣いている姿を見て、ヨンソへの憎しみを募らせていました。

以前、ヨンソが失明したのも、ニナが“ヨンソさえいなければ・・・”と呟くのを聞いたのが引き金となったようです。

今回、ニナは、“ヨンソが死ねばいいのに”なんて呟いてます。

ヨンソが殺されるーっ

全てルナの妹ニナへの歪んだ愛情ゆえの事なのかも。

 

ガンウは、ヨンソに正直に想いを打ち明けようと思いました。

で、一方的に会う約束をしました。

ヨンソは先約があるからと断ったのですが、来るまで待つと言いました。

ヨンソは、チョン執事と会う事になっていたのです。

この話を聞いて、ダンは嫉妬。

それがヨンソには嬉しくてたまりません。

ダンは、全てを話すとヨンソに言いました。

初めて会った場所で・・・と。

 

歩いて行く時、急に雷鳴が。

雨になると焦ったダンは、傘を買ってくると、ヨンソの傍を離れようとしました。

これまでもダンが姿を消したのは雨の日だったとヨンソは思い、不安になりました。

だから、引き留めようとしたのですが、ダンは大丈夫だと約束して傘を買いに行きました。

ところがです。

居なくなったのは、ヨンソの方でした。

ダンの目の前で拉致されてしまったのです。

 

ルナの手下の男でした。

 

ヨンソは主役を任されると言うプレッシャーに耐えきれず、飛び降り自殺した・・・という体を装わされることになっていたのです。

ファンタジアの屋上に連れて行かれたヨンソ。

男は、ルナの指示どおり、躊躇することなく、ヨンソの身体を突き落としました。

すると

天使が・・・天使になったダンがヨンソを救いあげたのです。

ばれた

 

そして、チョン執事が会う約束をしていたジウンの遺体が見つかりました。

 

ルナ、どこまで残酷なの。


人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ただひとつの愛』9話まで

2020-02-07 08:30:49 | イ・ドンゴン関連

レビュー一覧は、こちらから。

 

余りにもダンに心を奪われたままのヨンソを見て、ガンウは苛立ちました。

いくらバレエであっても、そこにダンの面影が見えるのは耐えられません。

別れを経験し、苦しむ人はヨンソだけじゃない。その感情は特別なものではないと言いました。

自分も経験があると言いました。

すると、腹が立つけど、すごく会いたいし寂しいんです・・・と、ヨンソ。

 

ダンを想う気持ちは、どうしようもありませんでした。

ダンの携帯はヨンソが供与したものですから、そのまま置いて行ってました。

履歴を見ると、ヨンソとの通話だけしかありません。

ヨンソを“ケンガリ”と登録してありました。

失礼な・・・と、ヨンソは言いました。

ケンガリとは、韓国の伝統楽器です。詳細は、こちらから。

ダンの部屋でダンの思い出に浸りながら眠り込んでしまったヨンソ。

あの少年の夢を見ました。自分にとって最初の観客になった少年です。

 

チョン執事は、夢の話を聞き、その場所に行ってみたら?と言いました。

思い出にも浸れるし、昔の友達にも会えるかも・・・と。

 

そして、ヨンソは島に向かったのです。

そこで、ダンと再会したのです。

 

ダンもヨンソも、本当に驚きました。

理由を聞かれ、探し物があって・・・と、ダンは言いました。

ヨンソは、ダンについて来ないでと言って一人で町に向かいました。

 

ヨンソはそこで、真実を知りました。

少年は死んだということを。父親から殴られる毎日に嫌気がさして、海に飛び込んだと。

ソンウは、ヨンソがロシアに留学するのを嫌がって泣いていると、励ましてくれました。

初めての観客になってくれました。泣くほどにきれいだと言ってくれました。

自分の踊りが人の心にどう届くのかを教えてくれた人でした。

絶対会いたいと思っていたのに・・・。

 

ダンは、もう夢の少年ユ・ソンウが自分のことだと気づいているようです。

ヨンソに初めて会ったとき、ソンウは死んでも良いと思って水際に立っていました。まだ12才だと言うのに、人生に絶望していたのです。

そんなソンウを、ヨンソが救ってくれました。

唯一の友達になってくれました。

踊る姿が本当にきれいで、魅せられました。

ヨンソに会って、もっと生きたいと思えたのです。

早く立派な大人になって、ヨンソを守りたいと思いました。

 

ダンは、父親に追われて海岸まで逃げ、岩にぶら下がって隠れるソンウをありありと思い出す事が出来ました。

見つからなくてほっとしたけど、上がる事ができなくて、そのまま海に落ちたことも。息が詰まる瞬間までも。

ソンウは自分だ。

余りにもショックで、思わず叫び声を挙げてしまったダンでした。

 

パク室長は、ヨンジャに団員の詳細な個人情報を渡しました。

ヨンジャが、これを元に、オーディションの票を買おうと考えていることは明白です。

パク室長は呆れましたが、何も言いませんでした。

でも、ヨンジャが報酬と休暇を言い出した時、自分の身に危険が及ぶかもしれないと思ったのです。もしかしたら、以前姿を消したジウンと言う人と同じように。

ヨンジャは、この時は特に裏は無かったようです。

なのに、パク室長が被害妄想から過剰反応を示しただけのようです。

 

ヨンソは自分の所為だと思いました。

ソンウは片方の靴だけを履いていた。身体中痣だらけで髪も伸び放題だった。どうして気付かなかったんだろう。

あれは全てSOSのサインだった。早く大人になりたいと言う意味も分かってなかった。

自分の所為だ・・・。

「君の所為じゃ無い。」

気付かないうちに、傍にダンが立っていました。

罪悪感に苛まれ泣くヨンソを、ダンは優しく抱きしめてあげました。ソンウがそうしたように。

 

自分を責めないで、運命が尽きただけだ・・・とダン。

「運命って残酷な言葉ね。生涯怯えて暮らして、最期まで・・・。」

と、ヨンスが言いました。

「ソンウ・・・あの子は最期は君を想ってた筈だ。死ぬ瞬間まで。そんな気がする。いい思い出は君しか無かったから。絶対にそうだ。覚えてくれてる人は君しかいないから。」

と、ダンが言いました。ソンウの気持ちがダンに流れ込んでいるようです。

ヨンソはダンに言いました。神に聞いてみて・・・と。

「何故幼い子を辛い目に遭わせたのかと。本当に神が存在するなら最期までこんな事に・・・。ほっとく筈無いわ。」

そうだよね・・・とダン。なんて過酷な人生なんだ・・・と。ソンウが哀れでなりませんでした。

 

済まない・・・とダン。

酷い事を言ったし、今、この瞬間も・・・と。

その言葉で、ダンが自分と一緒に戻る気は無いんだと、ヨンソは感じました。

「あなたまで、離れていくの?両親も、チョ秘書、ソンウまで。私が愛した人たちは、皆去って行った。別れの挨拶もしてない。残された人の気持ちを考えたことある?砂漠に置き去りにされた気分よ。」

だから、あなただけは私の傍にいてくれない?・・・と。縋る様な眼差しです。

 

「覚えてる?」

と、ダン。

 

ちょっとーっ

また、1話と同じように、ここで再生がストップしてしまいました

理由は不明です。

よって、同様に、動画サイト等でフォローしようとしましたが、途切れ途切れ

またまた私の想像力&解釈間違い多々込みのあらすじとなることを、お許しくださいませ

 

ダンが覚えてる?・・・と言ったのは、以前した3つの約束の事でした。

2つ目の約束をここでしたいと言いだしました。

「少しだけ待って。整理して戻って来る。僕を待ってて。」

そして、ヨンソに例のハンカチを渡し、去って行ったのです。

 

その直後、ヨンソを追ってガンウがやって来ました。

二人の様子を見ていたのかしら?

ガンウはヨンソにダンを忘れてくれと言いました。想いをぶつけました。

でも、ヨンソが揺らぐ筈はありません。

 

ダンが整理しようと思ったのは、ソンウの父親の事でした。

ある病院に入院していたソンウ父は、もう余命いくばくもない状態でした。

ダンを見て息子だと思ったのでしょうか。心から謝りました。そして、息を引き取ったのです。

フによると、父親はソンウが死んだ後、後悔の念に苛まれ、ボランティアをしながら贖罪の日々を過ごして来たようです。

「何故思い出させたのです!何故ヨンソに会わせたのですか

と、ダンはフに言いました。

でも、その答えを聞かないまま、ダンは背を向けました。

 

ガンウがダンに正体を知ったと告げました。

まさか・・・ですよね。

天使の存在を知ってる人間がいようとは思いもよらない事です。

ガンウは、ダンの任務が何か聞きました。そして、ヨンソの傍を離れろとも。正体を知られる前に・・・と。

 

ダンは、密かにガンウの部屋に忍び込みました。

そこで見たのです。ヨンソにそっくりな女性の映像を。

ガンウがヨンソに執着するのは、この女性の所為だと察しました。

 

帰宅したガンウに、ダンがきっぱりと言いました。あなたにヨンソの運命の人となる資格は無いと。

でも、ガンウはダンに警告しました。

「消滅しろお前には想像もつかない罰が待ってる

ダンにその言葉は通じませんでした。

 

ダンは決心したようです。自分が埃となって消えてしまったとしても、ヨンソの傍で生きると。

 

ヨンソは、待ってろとダンから言われたけど、不安でした。

友達の話だけど・・・と前置きをしてチョン執事にダンの言葉の意味を聞いてみました。

「既婚者か重病ね。」

余計に不安が増しました。

 

何度も何度も花びらをむしりながら占いました。帰って来る、帰って来ない・・・と。

足元にたくさんの花びらが落ちた頃、ダンが戻ってきました。

「愛してる。」

ダンは、そう言ってヨンソにkissしました。


人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ただひとつの愛』8話まで

2020-02-06 10:48:10 | イ・ドンゴン関連

レビュー一覧は、こちらから。

 

空をかき抱き号泣する老妻の姿は、ヨンソの姿になる可能性がありました。

ダンは、ヨンソを不幸にすることはできないと思いました。任務を果たせなくても、ヨンソの幸せだけは叶えたいと思ったのです。

その時、ダンはヨンソから離れる事しか考えていませんでした。

 

でも、ヨンソはそんな事予想だにしてなくて。だって、もう一人じゃないと言ってくれたわけですから。

それに、実は、先日、酔っ払って寝てしまったヨンソをおんぶしてベッドまで運んでくれた時、ダンが本音を呟くのを聞いていたのです。寝てはなかったんですよ、ヨンソは。

理由は?とヨンソ。

何が怖いの?と聞かれ、ダンは心で呟きました。僕の心と君の心だ・・・と。

「私を好きなんでしょ?聞いちゃったもの。勇気を出してくれると思ってたから、急かさなかった。いくら否定しても行動には表れていたわ。あなたはいつも温かく接してくれたでしょ?」

恋愛感情はあります・・・とダン。

「でも、身の程知らずだと気付きました。もう君は歩けるし踊れる。僕は必要ない。」

引き留めたりしない!今すぐ出て行って!

ヨンソが叫びました。

そして、ダンはチョン執事が止めるのも聞かず、出て行ったのです。

 

ダンが秘書を辞めたと聞いたガンウは、すぐに教会に向かいました。

そして、フにダンの居所を聞いたのです。

あくまでもフは神父としての態度でガンウに接しようとしていたのですが、ダンの正体を天使だと疑っているガンウは、その嘘をはぎ取ろうとし、燭台で殴りかかろうとしたのです。

燭台は花に変わりましたから、何事もありませんでしたけどね。フが変えたのです。

やっぱり平凡な神父じゃなかった・・・とガンウ。ヨンソに何をしようとしてるのですか?・・・と問いました。

「人間の手には負えません。」

 

ガンウの神をも恐れない態度に、フは驚いていました。

「誰であろうと、僕の計画を邪魔させない。目を覚ませと伝えてくれ。」

そう言って、ダンは教会から出て行きました。

 

ヨンソはファンタジアバレエ団の一員として練習を開始しました。

でも、他の団員がヨンソへの偏見を失くしたわけじゃなく、相変わらずの嫌味や嫌がらせは続いていました。

ヨンソはそう言う事を全く気にしなくなりました。

いえ、気にしないのではなく、目の前の事を全て受け入れ、踊る事に専念しようとしたのです。目が見えて足が動ける幸せを知りましたから。

 

そんな時、またまたヨンジャとルナがヨンソとガンウの邪魔をしに来ましたよ。

今度のジゼルのオーディションの審査はガンウを除いたスタッフだと言いました。勿論、ヨンジャは含まれています。

公正で公平な審査のためだと言いますが、彼女たちこそ、それが無理だというのは見え見えです。

「ならば、団長も抜けてください。公平な審査は出来ないでしょう。審査は団員たちにさせましょう。」

と、ガンウ。

結局、その方法が採られる事に。

 

ガンウは新しい解釈で舞台をすると言いました。

これまでとは全く違うストーリーとなります。

 

パク室長はやっぱり罪悪感に苛まれ、チョン執事に証拠を渡してしまおうと考えたようです。

でもね、そんなこと、ルナにはお見通し。

あの手下の男によって、バッグごと奪われてしまいましたよ。

もしかしたら、ヨンジャよりルナの方が手ごわいのかもしれません。

それに、ヨンジャも気づき始めているようです。娘の行動を今まで把握してはいなかったようですから。

こっそりとルナの机を探ったりしました。

ファンタジアナイトの時の騒動の原因が自分にあると夫から責められました。でも、自分の策は失敗したわけです。なのに、ヨンソは醜態をさらしたわけで。

チョ秘書の事故死も、他殺の疑いがあると聞かされました。

その時は誰の仕業か特に考えなかったのですが、もしかしたら、ルナが?・・・と感じたわけです。

流石に母親として恐怖や悔恨の思いが押し寄せて来たようです。

ヨンソを殺そうとしたの?と言う問いが頭に浮かびましたが、言葉には出せませんでした。

「あなたはキレイな物だけを見るのよ。他は私がやる。」

すると、ルナは母の気持ちを気づかないように答えました。私は汚ない事が嫌いなの知ってるでしょ?・・・と。

 

パク室長は、こうまで自分が監視されていると、改めて気付きました。恐怖がこみ上げて来ました。

チョン執事が勇気を出せと言っても、もう、怖くてダメみたいです。

 

行く充ての無いダンは、養護施設に、あの老妻を訪ねました。夫が消えて、容体が悪化したままでしたからね。

ダンは神に話しをしました。

「行き止まりに来てしまいました。どこへ行っても彼女がいます。僕はどこへ行けば?」

その時、フが現れました。ここにいろ・・・と言いました。

でも、今のダンは以前のようにフに接する事が出来ません。老人を消すのを見てしまいましたからね。

 

ヨンソは練習に身が入っていません。

それはガンウは勿論、他の団員も感じていました。

練習後、ヨンソは一人でダンの行方を探し始めました。

教会に行きました。

フは、捜さないでくださいとしか言いません。ダンの情報は全く得られませんでした。

彼女の前に現れたのは、ガンウ。

お酒に誘いました。未練を捨てさせようと思ったのです。

でも、ヨンソもダンと同じでした。どこに行っても何もしても、ダンが目の前に現れました。

「ダンは君が思ってるのとは違う人かもしれない。騙されているかもしれない。だから、もう忘れるんだ。」

と、ガンウ。

ヨンソは怒りました。

「ダンの事をよく知らないけど、一つだけ言える。彼は人をだましたりしない。あれだけ自分をさらけ出す人を私は見たことがないわ。」

 

ヨンソはダンと初めて会った公園のベンチに行きました。無駄だとは思いましたが、ここしか思い当たらなかったのです。

キム・ダン・・・どこにいるの?あなたが必要なの。

その声を、ダンが聞いていました。来ていたのです、その場に。

「しっかりしろ。」

ダンがヨンソの前に現れました。

一瞬また幻覚かと思ったヨンソ。

 

「僕が間違ってた。優しくし過ぎた。こんな簡単に揺らぐとは思わなかった。」

と、ダン。

「分からないか?仕事に集中し過ぎて雰囲気にのまれただけだ。氷のように冷たい人だから善意を施した。僕じゃ無くて本当の相手を探せ。ずっと隣に居てくれる人を。」

精一杯の冷たい言葉を投げつけました。

行こうとしたダンを引き留めたヨンソ。でもそれはダンの背中を見たくないからでした。

「家でも公園でも先に逃げ出したでしょ。今度は私よ。覚えておきなさい。私があなたを捨てるの。残されるのはあなたよ。」

ヨンソはそうきっぱり言ってダンに背を向けて歩きだしました。

自分に言い聞かせました。存在しなかった人よ、存在したけどいなかったと思わなきゃ・・・と。

できるわ、私ならできる・・・と涙を拭いながら。

ヨンソはこれまでいつも残される立場でした。両親、チョ秘書・・・。ダンにまでと言うのが耐えられなかったのでしょうね。

 

ダンは養護施設に戻り、ハルモニの世話をし始めました。

夢を見ました。また、あの少年とヨンソです。

うたた寝をしていたのです。その間にハルモニの姿が消えました。

慌てて捜すと、ハルモニは、夫が消えたあの草原に座り込んでいました。

ダンを夫だと誤解した様子を見せました。あの初めて会った葦原に連れて行って・・・と言いました。

実は、ハルモニと天使の夫が会ったのは1年前でした。実の夫はもっと昔に亡くなっていたのです。ハルモニが誤解しただけでした。

でも、天使はその誤解を受け入れ、夫として生きてくれたのです。

天使だと言う事を、ハルモニは知っていたようです。

あの人が残してくれたのは、このハンカチだけ・・・と羽が刺繍されたハンカチを握りしめました。

「怖くなかったですか?幽霊や怪物みたいなものだし・・・。」

と、ダンが聞きました。

「どこにあんな優しい怪物がいる?」

と、ハルモニは言いました。

 

僕は逃げ出してしまいました・・・とダン。彼女を引き留めてしまいそうで、そうしたら、彼女が悲しむし、不幸になりそうで・・・と。

「私は後悔してないわよ。でも悲しい。胸が張り裂けそう。でも運命かもね。私で良かった。あの人と出会えたことに感謝してる。恨んでないわ。」

そして、ダンに教えるように言いました。

「この世には理由無く出会う人はいない。私は運命を信じる。それが私たちを会わせてくれたの・・・。」

ハルモニの最期の言葉でした。

 

ダンは思いました。

大きな計画と摂理の中に我々はいると言う。そこには孤独な人の希望を奪う事も入っているのだろうか・・・と。

最後まで相手を恨まない者への摂理は何か。

僕にも計画された摂理があるのだろうか・・・と。何故、ヨンソの元に送られたのか。

ダンはこの想いの原因を確認したいと思いました。夢の意味も。

 

ヨンソの傍にいたいと、離れてみて更に思いました。そうしても良い理由が一つでもあるなら、見つけられるようにしてください。その道の末がどこであろうとも、喜んで向かいます。

ダンは神に祈りました。

そして、島に行ったのです。

 

ジゼルの練習が始まり、新しい解釈のサッドシーンの練習が行われました。

候補の者が一人づつ自分の解釈で踊りました。

ヨンソはダンへの想いを込めました。

ガンウの解釈を一度は認めたヨンソですが、見せた踊りはその解釈に反したものでした。

ガンウは叱りました。

でも、ヨンソにとっては今、それが彼女なりのジゼルだと思えたのです。思ったままに踊りました。

彼女の前にいたのは、ガンウではなく、ダンでした。

踊り終えた時、団員たちの中から自然に拍手が起りました。

 

ダンは島で夢に出てくる少年の情報を集めました。家を特定出来ました。

そこで、ダンはもっとリアルな夢を見たのです。まるで自分が体験したような。

ヨンソとの関わりも夢に見ました。

留学する前にヨンソは最後の挨拶に来てくれました。でも、会えなかったのです。父親の暴力で痣だらけになっていたから。

ヨンソは箱を置いて行きました。

それが、確かにあったのです。

夢じゃ無かった、現実にあったことだ・・・ダンは気付きました。

 

ヨンソが置いて行った箱の中には、絵やお菓子が入っていました。

ヨンソと少年の絵です。

名前も書いてありました。ユ・ソンウという。

思わずダンは駆け出しました。少年の行動をなぞって。

すると、そこにいたのは、ヨンソ。

 

く~っ切なくて胸が痛いです。


人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ただひとつの愛』7話まで

2020-02-05 18:30:32 | イ・ドンゴン関連

レビュー一覧は、こちらから。

 

ガンウは見ていたのです。

ダンがヨンソに、苦しむのを見るのは嫌だと言い、ファンタジアの舞台を選ばなくても良い・・・みたいな事を言うのを。

おんぶして帰るのも・・・。

だから、長い間探し求めてきた目標を奪われるのが嫌で、ダンに釘を刺したのです。

 

ダンは救助されましたが、ガンウは自力で岸にたどり着いたようです。

救急病院に担ぎ込まれたダン。

大丈夫だと言うのに、医師は安静にするよう言いました。

隣のベッドに、ガンウがいましたよ。

この二人、ライバルなのに、何故かコミカルなシーンがちょこちょこありましてね。大げさギャグなんかじゃなくて、ちょっとした動作とか表情とかで、くすっと、にやっとしてしまいます。

 

ガンウは言いました。

「バレリーナにとって踊れないのは死んだも同然だ。失明して自殺しようとした事もあった彼女が、やっと復帰を誓ったのに諦めろだなんて、何様だと思ってるんだ!いい気になるな!」

そして、明日にでも辞めるんだな、じゃないと、地獄に突き落とすぞ・・・と。

でもね、ダンは言いました。まだ辞められないと。

「彼女が好きなのか?」

と、ガンウ。

「好きです。自分が思ってた以上に好きなんです。」

ダンは自分の気持ちを認めました。

「彼女には幸せになってほしい。幸せのために行動すると約束した筈。守ってくれたら、身を引きます。」

 

ガンウも自分の気持ちがイマイチ理解できないでいるようです。

ダンを目障りだと思いました。

でも、そう思うのは、自分の気持ちが揺らいでいるからかもしれないとも思うのです。

 

後援者の会議が開かれました。

ヨンジャが言ってた12時間後と言うのは、この会議を指していたのです。その場で全て手放すと公表しろと言う事です。

ダンは迷ってるヨンソに言いました。

今朝も、海でも、踊ってるあなたは幸せそうだったと。

「昨日、嫌なら止めても良いと言ったけど、バレエが好きなら続けて。でもこれだけは覚えてて。あなたがどんな選択をしても、どこにいても、もう一人じゃない。」

勇気が出たようです。

そして、ダンも、自分の想いとは別に、ヨンソの本当の幸せを見守る事に決めたようです。

 

ヨンソは、後援者、理事たちの前で頭を下げました。

彼女の性格を考えたら、思いもよらない態度です。

ヨンジャは、そんな事より、早く、自分の言ったようにしろと急かしました。

皆に謝罪したヨンソ。

それから?・・・とヨンジャが急かしても、何も言わないので、ヨンジャが勝手に言い始めました。ヨンソはファンタジアから離れる・・・と。

でも、すぐにヨンソがそれを否定。疑いを晴らすために、舞台を見てください・・・と。

そんな事で納得する理事たちではありません。

土下座でもしてもらわないと・・・と言いだす始末。

 

ヨンソはツカツカとその理事の前に行きました。

「バレエには無関心ですよね。」

ここからが本来のヨンソでした。

「教養があるように見せたくてお金で趣向を買う人、一番いい席に座って急かすだけの最低の人。そんな人に、バレエを好きにさせてあげます。価値があると分かる筈。今回の公演が成功しなかったらここから退きます。それまで団長は続けてもらいます。公演後、誰が辞めるべきか決めてください。」

 

それだけ言って、部屋を出たヨンソ。

ほっとしてふらつきました。

そこにガンウが来て、ヨンソを抱きしめました。満足そうでした。

 

ヨンジャは激怒しました。

いつから私たちこうなったの?・・・とヨンソ。

ヨンジャは、ファンタジアをここまで大きくしたのは自分だと言う自負があります。名ばかりのヨンソに勝手にさせたくないわけです。

一度でも失明したヨンソを家族として同情してくれていたら、こんなにこんがらがることは無かったとヨンソは思っていました。

そうだったら、もっと早く引き渡していた・・・と言いました。

ここまできたら、白黒きっちりつけないと、収まりませんね。

 

いつ辞めるんですか?・・・とガンウがダンに言いました。

生意気で役に立たない秘書は必要ないと言いました。

あなたも役に立ってない・・・とダンが言い返しました。ヨンソは一人で頑張ってると。

この前、言いそびれたけど・・・とダンが続けました。

「地獄はそう簡単に行ける所じゃない。詳しくは言えないけど、僕とは無縁の所です。」

 

団員と会いたいとヨンソが言いました。

ストライキ中だと聞いたからです。

でも、ガンウは無駄だと言いました。自分が解決すると。

そう言われて黙ってるヨンソじゃありません。

自分から動きました。

 

初めて、団員の中に自分から入って行きました。

戸惑ったのは団員たち。ヨンソがガンウから贔屓されてるという妬みも恨みもありますしね。これまで、お嬢様然として自分たちを下に見ていたと言う恨みもあります。

いくらヨンソが頑張っても、全く受け入れてはもらえません。

 

翌日、10時に集合しなければ、全員解雇だとガンウが言っていましたが誰も行きませんでした。

ニナも、そしてヨンソも・・・です。

奉仕活動を行っていた老人施設で事故が起りました。

盲目の女性がパニックになって暴れたことで、蝋燭がゴミ箱に落ち、燃え上がってしまったのです。

ダンの早い措置でボヤで終わりましたが。

おばあさんの責任だったのですが、ヨンソが庇って責任を負いました。

団員たちは、一斉にヨンソを責めたてました。

でも、ヨンソは諦めませんでした。

 

翌日も奉仕活動に出かけたのです。

ヨンソの責任ではないと団員たちにも分かり、責め立てた団員たちの方が気まずい思いをすることに。

 

ヨンソはガンウを呼び、提案しました。

ジゼルをオーディションで選ぼうと。公正に堂々と勝負しましょう・・・と。

自分も落ちたら、下から頑張るから・・・とね。

ガンウは、ジゼルはヨンソしかいないと考えています。納得し難いところですが、仕方がありません。

 

ところで、パク室長とヨンジャの夫がヨンソの元を訪ねて来ました。

結局、勇気が出なくて、会わずに帰ってしまったのですが・・・。

好転の兆しあり?

 

ニナはエレナを訪ねて行きました。

断られても逃げられてもしつこく追いかけ、レッスンをしてほしいと言ったのです。

ヨンソに勝ちたいからと。

 

ガンウは、ダンの正体を怪しみ始めました。

怪我があっという間に治っているし、話す言葉が、天使っぽいし。自分も天使だったから分かるんでしょうね。

ある時、買い物に出かけたダンが、一人のアジュンマと口げんかしてるのを目撃。それ、フだったんですけどね。

そして、以前、ダンが出て来た教会に行ったのです。

懺悔をする小部屋に入りました。

そこで、フに問いました。

この世に天使はいますか?・・・と。

フは、次々に出される質問を適当に誤魔化しました。でも、以前、お寺で会ったことのある人物だと、ガンウにばれてしまったのです。

 

ヨンソは、ダンと幸せな時間を過ごしていました。

ダンは秘書として自分の世話をしてくれますが、ヨンソはときめく一方。

 

ダンはまた夢を見ました。

海岸で岸壁から落ちそうになるところを、ヨンソが助けてくれるんです。

気になったダンは、フを訪ねました。

「人間は天使になれますか?」

つまり、昔人間だったけど、死んだことで魂が天使になる場合があるか?・・・ということです。死んだ少年の魂が自分と言う天使になったのではと思ったのでしょう。

夢は人間の副作用だ・・・とフは言いました。

「願いが夢として現れている。人間は願い事を繰り返し考える生きモノだ。それが未来や過去、欲望なのかと錯覚する。副作用だ。忘れろ。」

と言う事は、自分は人間に成りたいと願っているということ?・・・とダン。

天使が人間になれるのか?・・・と。

その瞬間、フが怒ってダンを殴りました。

「ついて来い。」

 

フが連れて行った先に、老人施設で会った老夫婦がいました。

フの顔を見て、逃げ出しました。

夫は天使だったのです。

でも、愛する人と出会い、任務を捨てて逃げ出してしまったのでした。

 

必死に妻が願いました。助けてくれと。

夫が願いました。妻だけは助けてくれと。

でもね、結局、夫は消滅してしまったのです。埃になって消えてしまいました。

 

ダンは愕然としました。

夫が消えた後、泣き叫ぶ妻の姿がヨンソに見えました。

自分がヨンソを愛し、人間として生きるということは、こう言う事なんだと思い知ったのです。

 

ヨンソの元に駆け戻りました。

ヨンソの為にも、自分は一刻も早く離れなくてはと思いました。

嬉しそうに朝食の準備をしていたヨンソに言いました。

「大事な話がある。僕は、秘書を辞めます。この家を出たいんです。」


人気ブログランキング

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ただひとつの愛』6話まで

2020-02-05 12:15:27 | イ・ドンゴン関連

レビュー一覧は、こちらから。

 

ガンウも天使でした。

でも、神より愛する人ができ、そちらを選ぼうとしたとき、神の制裁が加えられたのです。

ガンウの目の前で女性ソルヒは死にました。

ガンウが何かに対して跪いているのを見ていたソルヒ。彼女には見えなかったけど、ガンウの前には神の使いが二人立っていたのです。

「神が与えた物、全てを回収する。」

ガンウに向けて、弾丸のような物が放たれた時、庇うようにソルヒがガンウの前に立ちました。そして、ソルヒはガンウの腕の中で息を引き取りました。

ソルヒの遺骨はお寺に収めました。教会には行けませんよね。

だから、お寺にお参りに行ったのね、前話で。納得したわ。

ところで、ダンが持ってる天使の証のハンカチを、ガンウも持っていました。今はお寺に納めてますが。ハンカチに描かれた羽の模様、ダンの場合は白ですが、ガンウは黒くなっています。本当の天使じゃないってことかしら?

 

一人では生きていけないと、ガンウは死を選ぼうとしたこともありました。でも、死ねませんでした。

気力を失い、怠惰な生活を送って来たガンウ。

15年経った今、彼に生きる目標が出来たのです。ヨンソと言う。

「私のジゼルになってください。」

そう言って跪きました。

 

ムードが高まったその瞬間、ダンが隠れていた小屋から転げ出て来ちゃった。雰囲気台無しです。ガンウが不機嫌になるのもしょうがないですね。

 

綺麗だった・・・とダンはヨンソに言いました。

 

ファンタジアナイトとは、投資を募るためのイベントでした。

だから、投資家の嫌な態度にも耐えて媚びを売る事も多々あったようです。

でも、ヨンソはそんな事はしないと言いました。ガンウは決してさせないと言いました。

ダンは、汚ない現実を知らされ、激怒。絶対に下手に出るなとヨンソに言いましたし、させるなとガンウに言いました。

 

ヨンソの最初の観客だった少年は、誰かに追われていました。

ダンは、その少年の夢を見ました。ヨンソが出てこなかったので、関係があるとは思わなかったようです。

天使は夢も見ないのね。お初のような口ぶりでした。

 

海岸の事をどうして知ったの?とヨンソがダンに聞きました。

ダンは、あの写真を渡しました。

「きらきらした笑顔でしょ。」

ヨンソは、ダンの言葉にまた動揺しました。嫌いだと言った癖に・・・と。

幸せそうに踊るその写真を、ヨンソは練習室に貼りました。

 

ダン、教習所に通い始めましたよ。

そしたら、教官がまた、フなんです。

どこにでも現れますな、フは。お目付役と言うより、世話役のような感じです。

ダンは、ガンウについて調べてほしいとフに頼みました。

で、ちょいと近づいてみたフなのですが、普通の人間とは違う何かを感じたようですよ。

 

ファンタジアナイトの日になりました。

チョン執事は不安でなりません。運勢では家にいた方が良いと出てる・・・とヨンソに言いますが、そんなの信じるヨンソじゃありません。

チョン執事は、ダンにヨンソを守ってくれるよう頼みました。

家族に狙われるなんて・・・とダンはイマイチ信じられませんが、チョン執事の言う事にも頷けるものがあります。

だから、シャンデリアの様に落ちてくる物が無いか、不審な行動を取ってる者がいないか、周囲に目を光らせました。

それは、ガンウも同じで。

ヨンソを一人にしないよう、気を付けました。

 

ヨンソは、周囲には平気な顔を見せていますが、内心は不安でした。

ダンへの想いが募っていたのです。ダンに頼り切って来た自分を何とか奮い立たせようとしていました。

それでも、不安が拭いきれないヨンソは、密かに鎮静剤を飲んで会場に向かいました。一人でも大丈夫になるために。

 

イベントには、有力な投資家イシカワが出席していました。

彼は芸術を理解なんてしていない俗物で、バレリーナを単なるホステスと同じ部類にしか見ていないような嫌な人物です。

それでも、投資を引き出すには我慢してつきあわなければいけないとヨンソは耐えました。

ダンも、それに気づいて、ヨンソに触れようとするのを邪魔したりしてます。

 

ヨンジャは、パク室長に命じて、ヨンソのワインに薬を仕込ませていました。

でもね、ダンが気付きましたし、ヨンジャの夫が気づいて防いだのです。

イライラするヨンジャ。

それを冷静に見ていたのは、長女のルナ。

ルナの方がもっとずるがしこい人間でした。

ワインではなく、葡萄に薬を仕込んだようです。

 

慎重になっていたヨンソは、ワインは飲みませんでしたが葡萄は食べました。周囲の人も食べていましたからね。

 

公演が終わり、ヨンジャが臨時団長の座を降りると発表しました。

かなり時間を稼いだ発表の仕方でした。

そして、ヨンソを紹介しました。

ヨンソは席を立ち、壇上に向かおうとしたのですが、突然の激しい頭痛とめまいに襲われたのです。

酔っ払ったように喋り出したヨンソ。

イシカワの本性を知っていると叫び、暴れました。誰も止められません。

 

ガンウですら、呆然と見詰めるだけです。

ふらふらとステージに向かったヨンソ。ふらついて手すりを乗り越えて海に落ちそうになりました。

それを支えたのは、ダン。

「またあなた?いつもあなたね。」

そう言って、ヨンソは意識を失いました。

 

翌朝、ヨンソは自分の失態に頭を抱えました。

変だと思いました。ワインを1杯も飲んでないのに、あんな醜態を示すなんて、考えられません。

すぐに主治医を呼び、血液検査をしてもらいました。

でもね、ダンの事を忘れるために飲んだ薬の成分が検出されてしまい、他の薬とアルコールとの兼ね合いがあって、何が原因か特定することが出来なかったのです。

 

ファンタジアでは、理事たちが激怒し、ヨンジャたガンウに噛みついていました。

ヨンジャが自分が責任を負う・・・とか言って、この隙に手腕を発揮し、ファンタジアの実の主人になろうと思ったのですが、理事たちは彼女のこともイマイチ信用していないみたいです。

投資家が手を引くのであれば、自分たちも協賛は出来ないと口々に言いました。

責任を追及されたガンウですが、反対に理事たちに言いました。

「投資する機会を逃しますよ。」

強気に出たガンウですが、理事たちは次々に席を立ちました。

 

バレエ団の中からも反発が起りました。主役にヨンソを据えるのなら、自分たちは出ない・・・とストライキを宣言したのです。

しかし、ここでもガンウは一歩も引きませんでした。

公演での不出来を指摘し、自分が心配なのは、ヨンソの方から低レベルな団員とは踊れないと断られる事だと言い切ったのです。

ヨンソは立っているだけで感情が伝わってくるのに、君たちは何だ?・・・とガンウ。

流石に、ニナはショックを受け、練習場を飛び出しました。

 

お酒を飲み、座り込んでいる時、偶然一人の女性と会いました。

何やら、荒れた生活をしているように見える女性です。でも、それが昔指導を受けていたエレナだとニナは気付いたのです。

後を追いかけたけど、逃げられてしまいました。

エレナは、ファンタジアに恨みを持っているようです。今後、重要な存在として出てくるのかしら?

 

ダンは、ルナを訪ねていました。

今回の一件を調べたいから、資料を見せてほしいと。でも、ルナは断りました。

全てヨンソの責任だろうと言わんばかりです。

それでダンは分かりました。家族とは名ばかりの関係だと。

その帰り、ファンタジアナイトの会場で見かけた不審な男の姿を目撃。後を追いましたが、見失ってしまいました。

でもこれで、いっそう今回の一件にヨンソの“家族”が関わっていると感じたかもね。

 

ヨンジャがヨンソを訪ねて来ました。

全てを譲れと言いました。

散々な言い様に、ダンがキレました。

「悪はどんな悪でも避けるべき。欲がはらむと罪を生み、罪が熟すと死を生む。誘惑に負けるのは分かりますが、ヨンソの唯一の家族でしょ。何故、愛してくれないのです?どうして他人より傷つけるんですか?」

秘書には恵まれたわね・・・とヨンジャ。

心強い秘書がいるから家族がいなくても平気でしょ・・・と。

そして、12時間以内に辞退しないと、全てを失うわと言って帰って行ったのです。

ムカつくーっ

 

ヨンスは一人でふらっと家を出て行きました。

ダンは静かに後をついて行きました。

お酒を飲むヨンス。

僕の所為だ、僕がちゃんと守らなかったから・・・とダン。

「私のせいよ。欲は罪を生むんでしょ?バレエを再開するなんて、欲張りだったのね。」

初めての観客の少年が綺麗だと泣いてくれたから、踊る事が幸せだと思えたのに、今は、辛いだけだ・・・とヨンス。

 

「心の荷物を降ろして、君が苦しむのは嫌だ。ファンタジアの舞台じゃなくてもいいんじゃない?観客が必要なら僕が見てあげる。」

ダンが言いました。

全部投げ出してあなただけに見せる・・・そうしようか?とヨンソ。

そして、ふらつく足で、ダンの前で踊り始めたのです、ジゼルを。

 

倒れそうになったヨンソを、抱きとめたダン。

「またあなた?」

 

ヨンソをおんぶして帰るダン。

何で助けてくれるの?協力してくれるのに、何故好きじゃないの?・・・とヨンソ。

世間の人は皆私が嫌い。それは何でもない。でも、あなたに嫌われるのは耐えられない。嫌だ。

私は頑張ってるし、綺麗なんでしょ?なのに、何故好きじゃないの?キム・ダン・・・。

ダンは何も答えられませんでした。

 

ヨンソをベッドに寝かせました。

「僕は、君を好きになれない。ずっといられないから。それがすごくつらいよ、イ・ヨンソ。好きだよ。」

呟くダンでした。

 

困りました・・・と夜空に向かって呟くダン。

その時、突然、ガンウが。

ダンの胸倉を掴んで橋の欄干に押し付けました。

「今すぐヨンソの元を去れ。警告したよな。邪魔するなと。」

 

争った二人、一緒に川に落ちちゃったよ


人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ただひとつの愛』5話まで

2020-02-05 09:13:58 | イ・ドンゴン関連

レビュー一覧は、こちらから。

何と!ガンウも天使だった!

そんなに天使が人間界に紛れ込んでるの?・・・と、周りを見回した私は

 

ダンとヨンソのkissシーンを見た瞬間、怒りの表情を浮かべたガンウ。その影に、羽が

一瞬でしたが。

 

一方、ダンは、雷が鳴って、我に返ったようにヨンソから離れました。

ヨンソは微笑みましたが、ダンはそれどころじゃありません。kissしてしまった自分に驚き、降り出した雨に焦り。

ごめん…と言う一言で、ヨンソの元を逃げ出してしまったのです。雨から逃れようとしたのですが、ヨンソの目には逃げたとしか写りませんわな。

ヨンソが怒るのも無理はありません。

 

そんなヨンソに傘を差しかけたのは、ガンウ。

ヨンソは必死に自分を抑え、感情を隠し、ガンウと共に家に帰りました。

ガンウは、ヨンソの宣言を受け、気を引き締めていました。今後、ヨンソの本格的な復帰へのレッスンが始まると。

「人は誰かが崩れ落ちる話を好みます。復帰を喜んでいた人たちは、あなたが失敗した瞬間後ろ指を指すでしょう。」

と、ガンウ。

ガンウはファンタジアとヨンソをヨンジャたちから守ろうとしています。

その理由は?

 

2週間で身体を作ってきてください・・・とガンウ。出来なければ、プリマはニナになると。

「1週間で充分よ。」

ヨンソが言いました。プライドの高さが分かる言葉です。

 

ニナは一人泣いていました。

実は、ガンウがヨンソのところに行こうとしていた時、突然、告白していたんです。

でも、ガンウには全く届きません。タイミングが悪いって事もあるし、今のガンウにはヨンソ以外目に入りませんから。

君が思ってるような王子じゃない・・・とガンウ。君が想像も出来ないくらいに悪い人間だ・・・と。

そんなニナを姉のルナは叱りました。泣いているだけじゃ、解決出来ないと。

 

ダンは、フに助けられていました。

罪悪感に苛まれるダンに、任務を放棄して罪を犯したら、天使は消えてしまうことをしっかり認識しておくようにとフは言いました。

「上の指示に従わない天使は破滅あるのみ。」

そして、猫や犬に抱くような気持ちをヨンソに対して持てと、フは言いました。

そう簡単にいかないと、ダンは悩みました。

家に帰る気になれません。

 

気分転換をしようと、お酒を飲みました。

そしたら、偶然隣の席にいたのは、ガンウ。

ガンウはダンに腹が立っていました。だから、そんなに嫌なら、職場を変えたら?と言いました。紹介するからと。

即座に断るダン。

ガンウはダンが“ヨンソ”と呼び捨てにするのも気に入りません。

で、雇い主に対してタメ口って言うのはどーよ・・・と、怒りだしたのです。

その姿を見たダン。完璧に怒ってると指摘し、それでも自分の仕事に口出しするなと言い置いて出て行きました。

 

ガンウは自分の感情をもてあましているようです。

彼が愛した女性、ヨンソにそっくりです。その女性との約束を果たすためにヨンソを舞台に立たせようとしているようですが・・・。

そんな使命感みたいなものだと思おうとしていますが、もう、ヨンソ自身を愛し始めてるんじゃないでしょうかね。

 

眠れない夜を過ごしたヨンソ。ダンは結局、帰宅しませんでした。

チョン執事に八つ当たりしましたが、気持ちは晴れません。

そんな時、ダンがしゃら~っとした顔で帰って来たのです。

「ふざけてすみません。今後は業務に徹します。」

と、突然の敬語です。

 

二人になった時、ダンが口を開きました。話があります・・・と。

「昨日のことですが・・・。」

その瞬間、怒りの表情だったヨンソが、不安な表情になりました。

「済みません。忘れてください。」

頭を下げました。

「どういうこと?私たち何も無かったじゃない。」

と、ヨンソ。プライドを保つにはそう言うしかありません。

なのに、天使のダンにはその細かい感情が理解できないのかな?

あったじゃないですか・・・と言っちゃった。

「忘れろと言われたからでしょ。話を合わせて。」

と、ヨンソ。そして、今は他に気を取られてる暇は無いの・・・と言いました。

 

そうは言ったものの、ヨンソもダンもまだまだ悶々としていました。

思い出すのはkissした瞬間のことばかり。

 

ヨンソはこうなったら一人でやるしかないと気持ちを引き締め、練習を始めました。

3年のブランクは大きいものでした。

思うように身体が動かない上に、事故の記憶が甦ってヨンソを苦しめました。

倒れたヨンソに慌ててダンが駆けよりましたが、ヨンソは手を出すなときっぱり拒絶しました。

 

この練習シーンが綺麗なんです。

バックに流れる曲と相まって、光りとヨンソの姿、そしてそっと見守るダンの視線と。

本当に綺麗で、涙が出そうになりました。

 

ファンタジアの理事会では、ヨンソの復帰会見が好評を博し、注目が集まっていることに皆が喜んでいました。

ヨンジャが張り切って今後の計画を発表していると、理事の一人が口を挟みました。

いつまで臨時の団長と理事長を務めるつもりなのかと。いつ辞めるのかとね。

皆が、ヨンソの復帰を望んでいました。

ヨンジャ、凍りつきました。

自分の功績を主張し、すぐには戻せないと言いました。

まだヨンソは心身ともに健康とは言えないと言い、年末の恒例行事ファンタジアナイトでそれを確認すればいいと。

従来の予定を変更し、ファンタジアナイトを行うと聞き、ガンウは彼女たちの企みを察しました。

 

ヨンソは、ダンを呼び、練習を手伝わせました。と言っても、バーの役割を求めただけで。

ダンの肩につかまったり、支えにしたり、ま、とにかくダンの周りで、それも至近距離で練習するわけです。

抱き締めたくなるのを、ぐっと我慢するダン。

拷問ですわ

そこに、ガンウが来ました。練習の様子を見に来たのです。

知らん顔をしていましたが、実は、ダンの傍で練習する様子を見ちゃってましたよ。

ファンタジアナイトのことを報告しました。

 

帰り際、ダンに話があると呼びました。

突然、抑えつけ、正体は?と言いました。

何か企みがあってヨンソに近づいたんじゃ?と。財産を狙っているのか?とも。

ダンは即座に否定。

「じゃぁ、本気でヨンソを好きなのか?」

その問いには、一瞬怯んだダンです。

復帰の邪魔をしたら、ただじゃおかない・・・と捨て台詞を残して、ガンウは去って行きました。

 

ダンはフの所に駆け込みました。

「人間とkissしたことはある?」

信者たちの前で突然質問したダン。うろたえるフと戸惑う信者たちの表情が笑えます。

 

ミッションは人間と人間の愛・・・だよね?と、ダン。

ダンも、天使でありながらヨンソへの想いが芽生えてしまったことに戸惑っていたのです。

呆れたフがダンに話を聞かせてくれました。15年前の天使と人間の恋愛の話でした。

それが、ガンウなんです。ま、ガンウの事だなんて、ダンもフも想像もしていませんが。

 

芸術担当の天使がいて、ダンと同じように、人間になって芸術家に魂を与える任務を授かったんだそうです。

任務遂行に疲れた時、一人の女性と出会い、恋に落ちました。霊感と愛を勘違いしてしまったんだとフは言いました。

神以外の存在を愛する道を選んだ天使は、ハンカチを置いて二人で行こうとしました。

女性と出会ったことも、愛したことも神のお陰だと感謝しながら。

「その天使はどうなりました?」

と、ダン。

神を捨てた天使の末路は消滅だとフは言いました。

 

でも、ガンウは生きています。

ダンが教会から出てくるのを目撃しました。

 

ヨンソはファンタジアナイトでの復帰を目指し、寝るのも惜しんで練習を続けていました。

食事もろくにとらないので、チョン執事もダンも心配でたまりません。

足が血みどろになっても、バレリーナには当たり前だと、ダンが止めるのも聞きません。

優しく手当てしてくれるダンに、ヨンソが泣きながら言いました。

「心配したり、思いやったりしないで。温かいのは嫌いなの。弱くなるから。弱くなってもいいと思っちゃうの。」

そして、涙を拭いて、ダンを見つめて問いました。

「私を好きだと思ってた。私のために存在すると言ってたでしょ。嘘でもスパイでもないと分かった。私を好き?」

“神以外を愛せると勘違いすることは傲慢であり罪悪だ”

と言う、フの言葉がダンの頭を過ぎりました。

いいえ・・・と、絞り出すようにダンは言いました。目も見れませんでした。

「出て行って。」

静かにヨンソが言いました。

 

一人で必死に練習するヨンソを、ダンは離れて見守り続けました。

任務遂行中ですが、バレエに必死に取り組んでるから、愛する暇が無い・・・と報告書に書くダンでした。

バレエと愛を両立することは出来ないんだろうかと思いました。

 

ヨンソのアルバムの中で、一枚の写真を見つけたダン。

“初舞台 初めての観客”と記された写真です。どこか浜辺で撮られてて、勿論、普段着のままの幼いヨンソが写っていました。

 

ヨンジャがヨンソを呼び出しました。

ヨンソの調子を確かめるためだったのかな?一切、引き継ぎの書類を準備していませんでしたよ。

ファンタジアナイトには、日本から有名な投資家が来るからと報告。

そして豪華なピアスをプレゼントしました。

これにも何かありそう。カメラとか忍ばせてない?

 

ガンウがヨンソを待っていました。

ドライブしました。行き先は島。

そこでは、先発したダンが何やらセッティング中。

 

ヨンソたちが来たのを見て、ダンは近くの小屋に隠れました。

 

簡単な舞台がしつらえてありました。

昔、来た事があるでしょう?とガンウが言うと、ヨンソはすぐにダンの仕業だと察しました。

隠れてるんでしょ?出て来なさい!と叫ぶのを聞いて、ダンはヨンソの推察力はすごいと思いました。が、出て行く訳はありません。

 

でもね、ガンウの方が、その時の事情をよく知っていました。

やりたくないと逃げたでしょ?・・・とガンウ。

思い出しました、ヨンソ。男の子が一人ここにいたということ。その子が自分にとって初めての観客だったということを。

その踊りを僕の前でも踊ってください・・・とガンウ。

曲も準備していました。

「ターンができないの。他の動作はどうにかなるんだけど。」

と、珍しくヨンソが弱音を吐きました。

「当たり前でしょ。3年も休んでいたのに、すぐ取り戻せると?自信過剰だな。覚悟してるか確かめたかった。」

緊張しないで、子供の頃のようにリラックスして・・・とガンウ。

 

その言葉に勇気をもらったヨンソ。靴を脱いで一歩踏み出しました。

感じたままを踊りました。

風を感じ、空気を感じ、その一部となって舞いました。

 

ガンウはもとより、ダンも釘付けになりました。目が離せません。

動きを止めたヨンソを、ガンウは優しく抱きしめました。

少女とそれを見る観客の男の子の姿。あれは、ダンの姿?ガンウの姿?

“氷のように心が凍りきっていた彼女の何かがやっと動き始めました。始まりは穏やかでも愛することになるでしょう”

と、ダンは報告しました。

“任務遂行は目の前です。でも、なぜこんなに胸が痛むのでしょうか”

 

少女のヨンソの踊りを見て、男の子は涙があふれていました。

きれいだ、今までに見た中で一番・・・と男の子。

少女は男の子を抱きしめました。

 

く~っ切ない


人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ただひとつの愛』4話まで

2020-02-04 19:01:45 | イ・ドンゴン関連

レビュー一覧は、こちらから。

 

ダンが目覚めたら、庭のブランコの上。一応、ブランケットはかけてくれてましたけど。

そこに現れたのは、コ刑事。

ヨンソが住居侵入として通報したんです。

 

心配で戻って来たって分かってもらえると思ってた・・・と、ダンはヨンソに訴えました。

ヨンソは言いました、騙したわね・・・と。

「面接の前に会ったことあるわよね?私の目が見えない時に。」

ダン、思わず口ごもってしまいました。

 

ダン・・・酔っ払って口走っちゃってたんですよ、昨晩。

“必ずやってのけます”だの、“イ・ヨンソ。ミッションコンプリート”だの、“悲劇に見舞われたからってひねくれちゃダメだ”だのって

あの時の怪しい男と同じ台詞ですよね。おまけに、ハンカチも同じようだし・・・。

 

ヨンソに問い詰められ、ダンは言い訳のしようがなくなりました。

焦ってしどろもどろになりました。

「あれは偶然だ、上は計画的だったけど。」

“上”なんて言ったら、ヨンソが誤解しても不思議はありません。誰かが、スパイとして送り込んだって。

結局、そのままダンは警察に連行されてしまいました。

 

ヨンソは、ダンの荷物を箱に詰め始めました。

チョン執事は、必死に止めようとしました。

スパイだなんて、考えられないって。

で、チョン執事が言いだしました。もしかしたら、一目ぼれしちゃったんじゃ?って。

この話が良く出来ててね。ヨンソも嘘だ・・・と思いながらも、ちょっと信じるところもあるんですよ。

この時の、シン・へソンさんの表情が上手い

 

ダンはどーやったのか、釈放されてます。教会に行ったものの、フに門前払いを食わされてしまいました。

無一文のダン。お腹が空いてたまりません。

そんな時、バレエ団の者たちがヨンソの噂話をするのを耳にしました。

ニナが、先日の快気祝いでヨンソの元を訪れた時、無理やり動画を撮ってSNSに挙げたのが、拡散していましてね。元々評判の悪いヨンソは、いっそう悪口を言われる結果となってしまっていたのです。

ニナ、自分の所為だとガンウに言いましたが、本当にそう思ってる?って感じ。

誰にでも優しくて人の事ばかり考えているニナ・・・と言うイメージは、上っ面だけかもとガンウじゃないけど、思ってしまうわぁ。

 

ヨンソを説得できないガンウは、理事会で理事たちから総攻撃を受けました。

まぁ、彼らは投資したお金が大事ですからね。

でも、ガンウは一切動じません。

記者会見を開くと言いました。ヨンソの復帰会見です。

 

ニナはガンウに言われました。

動画の事を詫びたいなら、ヨンソとの親しげなツーショット写真を撮れと。

でも、そんな事、出来る筈ありません。

家の前でうろうろしていると、同じように気まずくて入れないでいるダンと会いました。

ダンは、ニナにガンウについて聞きました。どんな人か・・・と。

ニナ・・・ガンウに好意を抱き始めているようです。説明出来ないけど、カッコイイ人だと言う事だけは分かると言いました。

 

またまた、ヨンソの家の職員全員が辞表を提出しました。

先日辞めた職員を復帰させてくれたら、撤回すると言いました。

でもね、そんな脅し、ヨンソには通用しません。あっさりとその全員の辞表を受理しましたよ。

チョン執事はヨンソに厳しく注意しています。彼女くらいですね、そんな風にビシビシ言える人は。

報酬が良いから、ヨンソを好きじゃなくても、自分はここにいるんだと言いました。

「でも、そうやって人をお金で買い続けていたら、誰も残りませんよ。」

 

必要無いわ・・・とヨンソは言い、一人で用事を済ませに出かけました。杖を突いて。

入院していた愛犬のクルムを迎えに行ったのです。

病院の職員から、復帰のお祝いの言葉を告げられ、初めて、ガンウの勝手を知りました。

 

大劇場に来て下さい・・・と言うガンウのメールが届きました。

練習中の団員を見ました。刺激を受けて発奮するかと思ったのでしょうね、ガンウは。

でも、ヨンソは記者会見には杖を突いて出ると言いました。勝手にセッティングされただけだと言うと。

ガンウが何を言っても無駄でした。

ヨンソは、自分を助けた対価を支払うと、小切手を投げつけて背を向けました。

「あなたが思ってるイ・ヨンソはもう死んだの。」

 

ダンは、そんな二人を見ました。

ガンウに協力を申し出ました。その代わり、ヨンソを無事に復帰させてほしいと。

 

ヨンソにヨンジャから書類が届きました。

委任延長の同意書です。

ヨンジャと夫は、あくまでも臨時の団長と理事長なんです。

心神耗弱と言うのが理由になっていました。判を押して出せとヨンジャは言いました。

その言葉がヨンソを奮い立たせたようです。翌週の記者会見に出て見せると言い切りました。

 

そして、チョ秘書の資料ですが。

燃やされてしまいましたよ。

ヨンジャの夫は、結局、何事も無かったかのように、今の生活を守る道を選択したようです。

善人だと思ったのに結局、事を荒立てる根性も、妻を説得する気概も無い、弱くてずるい人間だったようです。

ヨンジャもムカつくけど、夫にもムカつきました

 

ヨンソはヨンジャに言い切ったものの、悩みました。

心身ともに健康な姿なんて、今のヨンソには無理だからです。ちゃんと一人で歩く事も出来ないんですから。

家事だって全く出来ません。卵を割る事すら出来ないんですよ。

 

チョン執事が一人の女性を連れて来ました。

以前、解雇した職員です。

チョン執事は、ファンタジア財団に再就職させていたのですが。先日、そこで彼女は見たのです。

辞めた警護担当の男性職員がヨンジャの部屋から出て来たところを。スパイなのは確かでした。

ダンはスパイなんかじゃ無かった・・・。

だったら、何故ダンは?・・・と言うと、チョン執事が言いました。一目ぼれに決まってると

 

ヨンソ、口では呼びもどす必要は無いと言いましたが、住所とされてる教会や初めて会った公園に行ってみましたよ。

ダン、公園にいました。

報酬をアップするから、復帰しなさい・・・なんて、素直じゃない言い方ですよね、ヨンソ。

「来週の会見までに杖無しで歩けるようになりたいの。」

と、ヨンソ。

報酬アップなんて必要ない・・・とダン。その代わり、条件があると言いました。

「僕が望む事を文句を言わずに3つだけやること。」

 

何度メールを送ってもナシのつぶてのヨンソ。ガンウはいらいらしてるように見えます。

ところで、ガンウが見てるビデオの女性は誰?

その女性が言っていました。辛い時に必要なのは、責める事より甘いチョコじゃないかしら?・・・と。

それを聞いて、ガンウは方法を変えたようです。

 

ダンは、歩きだした赤ちゃんに教えるように、ヨンソに歩く練習をさせました。

少しずつ上達したので、公園に行ったのですが。ヨンソは一歩も足が出ません。

「僕だけを見て。この世に二人しかいないと思うんだ。」

ダンが両手でヨンソの顔を優しく包み、言いました。どぎまぎしますわな、ヨンソ。

 

歩きだしたものの、転んでしまったヨンソ。

抱き抱えたダンもろとも、倒れてしまったところを、小さな女の子に言われてしまうんです。

「キスしてる。」

“ぽっぽって言ってたな”・・・と呟くダン。

「思ったことをすぐ口にするのね。」

と、ヨンソ。天使の癖が抜けないんですよ。

 

その時、お願いがあるとダンが言いました。一つ目のお願いです。

「祈りに行く。」

お寺の流灯祭りです。仏教徒じゃないでしょ?とヨンソは言いましたが、そこんところは誤魔化したダンです。

実は、ガンウから頼まれたのです。

偶然を装ってヨンソと会いたいと。

この時、ダンは一つだけ約束してほしいとガンウに言いました。ヨンソの幸せの為に動いてほしいといいうことです。

 

ダンはガンウとヨンソの時間を作りました。

そして自分は、遠くから二人を見つめていました。心からヨンソの幸せを願っていました。

運命の人と出会って幸せになってほしいと。

 

記者会見にヨンソが現れました。ちゃんと自分の足で歩いています。杖も持っていません。

ヨンジャはアテが外れ、険しい顔です。

ヨンソはマスコミに向かって言いました。

「バレリーナのイ・ヨンソです。バレリーナは身体で表現します。お分かりだと思いますが、私は目が見えますし、心身ともに問題はありません。詳しい事は、復帰舞台でお見せします。」

 

会見後、ヨンジャはヨンソに噛みつきました。

ヨンソは冷静に言いました。

「法定代理人を撤回するわ。運営状況を整理して。」

ファンタジアを取り戻す気と、ヨンジャが言いました。

「返すのは当然よ。元々私のものだもの。」

ヨンジャは凍りつきました。

 

ヨンソはこの時、ダンのハンカチを手頸に巻いていました。

「あなただと思うわ。」

 

ヨンソとダンはジュースで祝杯を挙げました。

「ありがとう、キム・ダン。」

初めてヨンソが誰かに感謝の言葉を伝えました。

「あなたのおかげよ。有難う、本心よ。」

思いがけない言葉に、ダンは上出来だと頭を撫でました。

 

もう、僕は必要無いな・・・とダンが言いました。

「君が良くなって幸せになれば、僕は必要なくなる。」

あと二つの願いが何か分かった、目をつむって・・・とヨンソ。

そして、ほっぺにkissしようとした瞬間、ダンが振り向いちゃった。kissしちゃった

 

ダンがkissしました。

それを、ガンウが見ちゃった。

ダンが最後の仕上げに、ガンウをその場所に呼んでいたのです。

あいやぁ~っ

 

しかし

ガンウにも羽が

どーいう事


人気ブログランキング

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ただひとつの愛』3話まで

2020-02-04 13:19:13 | イ・ドンゴン関連

レビュー一覧は、こちらから。

 

笑っちゃいました。ここで、もうダンがばれてしまうのかと思いきや。

コスプレが趣味だとヨンソは思っちゃった。

まぁ、確かに、天使の存在を信じるより、コスプレ趣味だと思う方が現実的かもね。

ここで脱いで!と、羽をつかむヨンソも笑っちゃったけど、焦るダンがもうホントに面白い

雇用主と従業員と言う立場を忘れて、大喧嘩となってしまいました。

でも、言い過ぎたとダンは思ったのでしょう。

その場を離れました。

そうだよな・・・と思いました。人間の目には天使も怪物も変態も同じかもしれないと。

羽が消えました。

その時、ガンウが突然家に入って来たのです。

 

ガンウは門の外で窓ガラスが割れる音を聞きました。何かあったと、呼び鈴を鳴らしましたが、反応が無いので、勝手に入って来たのです。

ダンは、窓ガラスを割った犯人だと思い、ガンウに飛びかかり、抑えつけようとし、格闘となりました。

ま、ヨンソがガンウの名前を知っていたので、誤解はすぐに解けましたけどね。

 

通報しようと言うガンウを、ヨンソは抑えました。ファンタジア財団にも秘密にしておいてくれと。

怖いのではなく、虎視眈々と機会をうかがってる連中が面倒なだけだと言いました。強がりですよね。

 

ヨンソは、失明した事故の瞬間を思い出しました。あの時と同じようにシャンデリアが降ってきた恐怖が甦りました。

その時、ダンが足を怪我してるのを思い出しました。

抱き抱えて破片の落ちたところを歩いたのを思い出したのです。

薬を持って行こうとしたら、ドアの前にダンが。

カモミールのお茶を持って来ていました。眠れない時に飲むとマニュアルに書いてあったようです。

強がったヨンソは、誰が?と言う感じ。

「人間はどうして嘘をつくんだろう。怖くて眠れないから一緒に居てと言えば良いのに。」

と、ダン。

朝までここにいるよ・・・とダン。ヨンソの部屋の前に座りました。

 

ヨンソは、ダンに傷薬を渡しました。

でもね、天使のダンは、既に傷は治っちゃってたんですよ。

だけど、ダンは薬を塗りました。

 

ヨンソが一歩だけダンに近づいた感じです。

 

ニナがガンウに会いに来ました。偶然だと言いましたが、嘘のようで、ガンウはそれに気づいています。

ガンウは、ニナは自分に反感を抱いていると思っています。

ヨンソを主役に抜擢すると言ったことで。

だから、ヨンソのサポートをすると言った時、それを偽善としか受け取れませんでした。

でも、ニナはヨンソの才能を知っていました。憧れてもいました。これは本心でしょう。

ガンウは、ニナの手に吐きタコがあるのに気が付きました。

否定しましたが、食事をしては吐くのを繰り返していると見え見えでした。

ニナは、両親や特に姉には言わないでほしいと言いました。

「良いバレリーナになりたいんだろ?だったら自分勝手になれ。自分がこの世の中で一番大事だと思え。」

ガンウは言いました。

 

ヨンソは翌朝、警備、照明、庭担当の職員に詰め寄りました。

窓ガラスを割った者は言えと。

でもね、いつもの事とは言え、その言い方に我慢が出来なくなった職員が激怒し、辞めると言い放ち、出て行ってしまったのです。

チョン執事は、頭を抱えました。

いくら高い報酬を提示しても、ヨンソの所為で職員がなかなか集まらないのでね。

 

ヨンソは防犯カメラの映像をチェックすると言いだしました。

マズイです、ダン。

羽が生えるところが写っているに違いないからね。

で、警備会社の人を呼んでチェックしたのですが、ラッキーにも、その瞬間だけ映像が無いんです。回線に問題が起ったようだと警備会社の人。

その人、なんと、フでしたよ。

ダン、命拾いしました。

 

ガンウが刑事を連れてやって来ました。

コ刑事と言う人物で、ガンウが個人的に調査を頼んだのです。調査結果を聞いて、その上で警察に通報し正式に捜査してもらうかどうか決めれば良いと。

ところが、証拠や手掛かりは一切見つかりません。

だって、ダンが綺麗に掃除しましたもんね。羽がたくさん落ちてましたから。

「現場を綺麗にしたのは、隠したい事があるからだ。」

と、コ刑事。

皆の目がダンを見ました。怪しい・・・と。

映像や証拠がないので、捜査は難しいでしょう・・・とコ刑事は言って帰って行きました。

 

ガンウは、ヨンソに話があると言いました。

でも、出かける用事があるとヨンソは断りました。

で、ダンに車のキーを渡したのですが、何と、ダン、運転免許を持ってなかったのです。

仕方なく、ガンウの車で行く羽目に。

 

行き先は、納骨堂でした。

 

ヨンソは静かに話し始めました。

「お父さん、お母さん、アジョッシに会えた?私は・・・分からない。目は見えるのに、歩けないの。」

「いつも誰かに狙われてるみたい。妄想ならいいけど。」

「アジョッシ。どうして最後って時が経たないと気付けないの?夕焼けの度に思い出す。綺麗だと言ってたの、どんな感じか聞きたかった。本当は私も見たかった。アジョッシの言うとおりに生きてると言いたかった。」

「皆、酷いわ。私だけ置いて行ってしまって。」

ダンは、初めてヨンソの本心を知りました。天使と言っても、人間の心の中まで知っているわけじゃないのね。

 

「ありがとう。君に希望を持てたよ。君も誰かを愛せる人なんだな。」

と、ダンが言いました。

ヨンソは、ダンが媚びていると思いました。首になりたくないから。

だから、媚びるのは止めてと言いました。

「僕がなってやるよ。君の為だけに存在する人に。正直に言うよ。僕の人生の目標は、君だ。」

ダンの真っ直ぐな視線を受け、ヨンソはちょっとうろたえたようです。

 

雨が降り出しました。

ダン、慌てて軒下に。羽が生えたのは雨に濡れた所為だと思っていますからね。

傘を借りに行きました。

 

ダンより先に来たのは、ガンウでした。傘を差しかけ、車に向かおうとしましたが、ヨンソはダンを待つと言いました。

待っている間に、ガンウは映像を見せました。

随分前のヨンソの踊る姿です。

それも、何年にも渡って記録されていました。

「好きです。どうにかなってしまいそうなくらいに。」

僕と一緒にバレエをしましょう・・・とガンウ。

これは、女性としてのヨンソへの告白なのか、或いは、バレリーナとしてのヨンソへの想いなのか・・・。

 

帰り道、路上に落下物があって、ガンウが急にハンドルを切りました。

事故の瞬間が脳裏に甦ったヨンソ。

手を取って励ましてくれ、救急車を呼んでくれたのが、ガンウだと思い出しました。

あなただったの?と、ヨンソ。

すると、やっと渡せると言って、ガンウが差し出したのは、あの日ヨンソがつけていたアクセサリーでした。

どうして言わなかったの?と問われると、恩着せがましいのは嫌なので・・・とガンウは答えました。

 

二人の話を聞いていたダンは、フの言っていた“運命の人”が、ガンウなのでは?と思いました。

運命がヨンソに愛を教えるキーとなると言っていたのです。

 

別れ際、ガンウはダンにケーキを渡しました。

秘書と仲良くなるための賄賂だと。

 

ヨンジャの夫は、ショックな事を知ってしまいました。

チョ秘書の葬儀の時から、パク室長の様子が変だと感じていましてね。事情を聞いたのです。

ヨンソの角膜移植が毎回ダメになっていたのは、ヨンジャが手を回していたからだと言うことです。パク室長が命令に従って行っていたようです。

そして、それをチョ秘書に知られてしまったわけで。

その直後、チョ秘書が死んだ事故も、ヨンジャの仕業だとパク室長は言いました。彼も、まさかここまでするとは思って無かったようです。

事故直後、至急廃車処分にするようヨンジャから命令され、行ったのですが。

業者から、報告を受けたのです。ブレーキワイヤーが故意に切られていたと。

知らなかった事とは言え、自分もこの一連の事件に関わってしまっていたのが分かった時、パク室長は罪悪感に苛まれました。

元々、チョ秘書には世話になっていました。慕ってもいました。

そんな恩のある人を・・・とね。だから、辞表を提出していたのです。

 

ヨンジャ夫は、ショックのあまり、ふらふらと会社に行きました。ヨンジャに事実を確かめようとでも思ったのかしら?

でもね、丁度そこでは、ヨンジャが部下を叱責していたのです。

部下と言うのは、何と、せんだってヨンソの家を辞めた職員でした。成果を得られないまま辞職したことを叱っていたのです。

窓ガラスを割ったのも、その男でした。

チョ秘書が何か自分たちの不正の証拠を残しているに違いないと、探らせる目的もあったようです。

 

あまりにも酷いやり方を知った夫でしたが、妻には何も言えませんでした。自分の胸に収めたのです。

 

ある日突然、ヨンジャたちがやって来て、ヨンソの快気祝いをすると言いました。

サプライズのつもりだったのでしょうが、ヨンソが気に入る筈もなく。

おまけに、ヨンジャが勝手にプライベートな二階に上がっていると知ると、激怒しました。

 

実は、ヨンジャ、チョ秘書の遺品を漁るのが目的でした。

見つかったのかどうかは分かりませんが、かなりの量の書類をカバンにこっそり入れていましたね。

 

結局、喧嘩になってしまい、ヨンジャたちは帰って行きました。

満足げなのは、ヨンジャだけです。

 

ダンはヨンソを叱りました。叔母さんに言う言葉じゃないと。

まだダンはヨンソとヨンジャの本当の関係を知らないんですね。

また、二人は喧嘩になってしまいました。今度は派手です。ケーキを投げつけ、二人ともクリームまみれになってしまいました。

「クビよ!」

ヨンソが叫び、ダンは出て行きました。

 

ヨンソは自分が怪我をしてる事に気が付きました。

涙がこぼれました。

 

天使のダンは自分の振る舞いを神に許しを請いました。

でも、自分は悪くないと、間違ってないと思っちゃって・・・。

 

チョン執事から呼び出されたダン。

腹が立った時は、これよ・・・と誘われたのは、お酒。

天使のダンはお初だったみたいです。

チョン執事は、ヨンソがダンといると安らいでいるように見えていました。言い争いをするのも、大人になっては初めてだったそうで。

だから、辞めさせたくないのです。

ダンは、しこたまお酒を飲んで、酔っ払ってヨンソの家に帰って来ました。

 

ヨンソも、ダンを呼びもどしたかったのですが、プライドが許しません。

そんな時、ダンがぐでんぐでんになって帰って来たのです。

酔っ払っても、ダンはヨンソが転んじゃいけないから・・・とか言いながら、脚立を片付け、落ち葉を掃いていました。

最後だから・・・と言うダン。

鍵を出しなさいと手を差しだしたヨンソ。

その手の傷を見つけたダンは、ハンカチで巻いてあげました。

「このハンカチは僕だ。一緒だと落ち着くだろ。僕がいなくても一緒だと思えるように。これがあればどこへでも行ける。呪文をかけてあげる。これを巻いて踊ってほしいな。誰かに狙われてるように感じないで。誰もが君の踊りに感動してると思ってほしい。」

生意気な!と、ヨンソが手を引こうとしたら、ダンは離しませんでした。

そして続けました。

「“僕は違うから信じろ”“僕は本気だ”その言葉を信じて。優しい人には感謝してほしい。」

これは、ヨンソがガンウに言った言葉の返事みたいでした。

ガンウから一緒にやろうと言われた時、ヨンソは答えたのです。

「両親を亡くして経験したの。“自分を信じろ、本気だ”なんて言うのは信じない。優しい人には何か目的がある。」

と。

 

今、僕と踊ろう。

ダンはそう言って、ヨンソの手を取りました。

たどたどしいステップで、ヨンソを踊らせました。

ヨンソも、楽しくなりました。

ほら、君は踊っている時が一番綺麗だ・・・とダン。

そのまま、kissするのかと思ったわ。ヨンソもそう思ったみたい。

でもね、ダンはヨンソの肩に倒れかかって眠ってしまいました。


人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ただひとつの愛』2話まで

2020-02-03 16:52:12 | イ・ドンゴン関連

レビュー一覧は、こちらから。

2話の最初の部分も視聴不能でしたゆえ、途中からのあらすじです。

 

ダンはちゃんと自分の罪を分かっていました。

人の生死に関わってはならないと。だから、罰は甘んじて受けようとしました。

先輩天使のフがダンに神の言葉を伝えました。その罪によって、消滅すると。

でもね、ダン消滅を逃れました。

人間キム・ダンとして特別任務に就くよう申し渡されたのです。

ダンが助けた動物と人間たちが感謝してるんだとか。

猶予は100日。任務は“愛を見つけてあげること”。

対象者は病院の502号室にいると。

 

ヨンソは亡くなったチョ秘書の角膜をもらって視力を取り戻しました。

自分を不安げに見つめるチョン執事、ヨンジャたちを見ました。

皆、喪服を着ていることに気づきました。

そして、チョ秘書の死、角膜提供者がチョ秘書だということも。

 

ふらふらと病室を抜け出したヨンソ。

ふらつく体で葬儀場に向かいました。

参列者が噂しているのを聞きました。ヨンソの父にこき使われた挙げ句、最後は角膜まで・・・と。事故は仕組まれたもので、もしかしたらヨンソが・・・と言うものです。

 

信じない、信じたくないと思っていたヨンソ。

遺影を見た瞬間、それが現実だと思い知らされました。

一輪の白い菊を持って、ヨンソは遺影の前に進みました。

生前、チョ秘書はヨンソに言っていました。

「一度でいいから見たいな、あの時みたいなキラキラした笑顔を。」

ヨンソは必死に笑顔を作りました。

決して心からの笑顔ではありません。チョ秘書に見せられなかった笑顔を必死に作ったのです。

 

でも、周囲の人たちには、それが分かる筈ありません。

悲痛な笑顔を、目が見えるようになった喜びの笑顔だと受け取りました。

 

ダンも・・・。

 

ダンは、ヨンソの姿を見かけ、後をついてきたのです。

 

その後になって、彼の任務の対象者がヨンソだと言うことを知りました。

 

ヨンソはタクシーで家に帰りました。

幼い頃のビデオを見ました。亡き両親、そして若い頃のチョ秘書が笑っていました。

“世界で一番大好きなおじさん”

幼いヨンソはそう言ってチョ秘書に抱きついていました。

チョ秘書は一生懸命自分を支え、元の場所に戻れるよう頑張ってくれていました。ヨンソはそれが分かっていたのに、逆らってばかりでした。

憎まれ口を叩くだけでした。

今度父親ぶったら首にする・・・それが最後の言葉になるなんて。

勝手に一人でいなくなるなんて!と、ヨンソは叫び、泣きました。

 

翌朝、チョン執事がヨンソを探してやって来ました。

チョン執事はいつもヨンソに愛情を持って厳しく接しています。

手術後間がないヨンソに、目薬を差そうとしたら、ヨンソが抵抗。それを見て、怒って言いました。

「これはチョ秘書の目ですよ!飢えたり寝込んだりしても構わない。チョ秘書にもらった目はダメ。」

「もう、甘やかしてくれる人はいません。チョ秘書は皆にとって特別な人でした。職員の家族まで気遣ってくれた。そんな人の目を無駄にしないでください!」

 

ヨンソは足が動かなくなりました。

身近な人を失ったせいで、その人と一緒にしていた行動ができなくなるという心因性の症状だと医師は言いました。

一日中一緒だったチョ秘書とは、食事も歩くのも全て一緒だったわけで・・・。ならば、自分ができることは何もなくなるのかとヨンソは思いました。目が見えるのに。

 

ダンは、対象者がヨンソだと知り、無理だと思いました。

角膜提供者の葬儀で笑顔を見せるような人間に愛を教えるなんて無理だと。

フに泣きつきました。

でもね、フは一切聞き流しました。そして、ダンの服装をスーツに変えて、消えて行きました。

 

スーツ姿には理由がありました。

ヨンソが秘書を探していたのです。

 

チ・ガンウが突然ファンタジアバレエ団にやって来ました。

ガンウはこれまでのやり方をことごとく否定。

今後は全く新しい解釈で新しいジゼルをすると。

そのバレリーナは、イ・ヨンソだと。

 

ガンウの発言は周囲の皆を戸惑わせました。

ヨンジャは、猛反発。

副団長のルナも、3年ものブランクがあるヨンソには無理だと言いました。

見えていなくても、主役にするつもりだった・・・と、ガンウ。

そして、二人に説得してくれと言いました。

勿論、二人にその気はありません。

それを知ると、ガンウは自分が説得すると言いました。

一歩も引かない態度です。

 

その頃、ダンはヨンソの秘書募集の面接に行っていました。

有望な人たちが、ことごとく却下されていました。

もう、応募者がいないと思った時、ダンが現れたのです。

 

最後に言いたいことは?と聞かれたダン。

「是非雇ってください。誠心誠意お嬢様をキラキラと輝かせます。」

ヨンソの目がダンを見ました。

“キラキラ”と言うのは、フが切り札的な言葉としてダンに教えてくれていました。

それは、チョ秘書がヨンソに言った言葉だったのです。

 

でもね、ヨンソは言いました。面接は終わったから、出ていってと。

いくらダンが頼んでもダメでした。

仕方なく出ていこうとしたダン。つい、呟いてしまいました。

「気落ちしてるなんて嘘だ。あの性格は簡単には変わらないな。」

天使だった時の癖が直っていません。人間ダンの呟きは人に聞こえてしまうことを、すっかり忘れていたのです。

もう、こうなったら自棄糞!って感じに、ダンは叫びました。

「まともに生きろ。キラキラした人生を!」

 

ダン、採用されました。

ダンの言葉に怒ったヨンソが思わず追いかけようとして歩き出したのです。

歩けなかったのに。

 

過酷な秘書生活が始まりました。

ダンは、ヨンソの一日は使用人のあら探しをしていじめるためにあるように思えたでしょうね。

誰も彼女を愛していません。

でも、任務を果たさなきゃいけません。埃になって消えてしまいますから。

 

ガンウはただの芸術監督じゃなさそうです。

ファンタジア文化財団についてあれこれ調べています。

そして、ヨンソの周辺情報を細かくつかんでいるようです。

 

ある日、ダンはヨンソの命令で庭の落ち葉の掃き掃除をしていました。

雨が降って来ちゃって、まったく捗りません。

愚痴ってると、突然、天使の羽が!

マズイじゃないですか!

ダンの意思に関係無く出てきちゃうの?!

その時、ヨンソから呼び出しが!

きゃぁーっ!ですよ、ダン。

 

こっそり自分の部屋に入ったのですが。

どーすりゃいいんだと混乱の極み。

その時、ヨンスの近づいてくる足音が。

 

ドアを開けられそうになったので、必死に堪えていたその時、ガラスの割れる音がしたのです。

寸前に、何者かの影がありましたよ。

何者?

 

ヨンスが行ってみると、窓が割れて、そこから雨風が吹き込んでいました。

そして、吊るされていたシャンデリアが揺れていたのです。

思わず、失明した事故のことが頭を過ったヨンス。

恐怖に襲われ座り込んでしまいました。

シャンデリアが落ちて来た!

見上げていたヨンス、同じ状況になるのか?と思ったその時、ダンが。

広げた羽でヨンスを覆って破片が降り注ぐのを庇いました。

ダンを見上げたヨンス。

羽、見られちゃった?

 

同じとき、ガンウがケーキを持ってヨンスの家にやって来ました。

 

幼い男の子が、海に落ちそうになるのを、女の子が助けているシーンがでました。

あれは、ダンとヨンス?

 

面白い!


人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする