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「根の深い木」の時も、理解するのが大変だったなぁ・・・と思いだしてます。私にとっては、とても難解な作品の一つになりそうな予感。
英祖のサド世子との確執は、「イ・サン」等で知ってはいますが、単に派閥党争の悲劇とは言えない複雑な状況になっています。
時間かかるわぁ・・・
ってんで、レビューも遅れ気味です まぁ、ハッピーエンドじゃないってことが分かってると言うのも、遅れる理由の一つかも。
シン・フンボクの死は、自殺だった・・・とゲヒは報告。
ソンは、何を冗談・・・という気持ちだったでしょう。彼には、フンボクが自殺などしないと確信出来ていたのです。
そして、ゲヒは何のしがらみも考慮せずに正しい結論を導き出してくれると信じていたのですから、まさか・・・ですよね。
実はゲヒ、昔 地方長官をしていた時、ただ一度判断を誤ったことがあったようです。それを隠すために、2度文書を偽造したとか・・・。
それをネタに、脅されて仕方なくやったことなんですね。
ゲヒとしても、その過ちがあるからこそ、それ以降はそれまでに増して真摯に仕事をしてきたようです。
今になって、その過ちを公表されることは、彼にとって死ぬほどつらい事だったのかもしれません。
彼は、一度だけ要求を飲んだつもりでした。でも、一度乗ってしまったら、後はもう・・・ねぇ・・・
おまけに、その証拠文書は、英祖からキム・テクに渡されたものらしいのですよ。王様が知っていると聞いたゲヒは、もう、どうしようもありませんでした。
ゲヒの報告が信じられないソンは、英祖に直訴。
そして、再捜査の許可を貰いました。
英祖としても、許可するしかなかったのかも。本当はこのまま終結させたかったんだけどね。
同じころ、ジダムも自ら事件を調べ始めていました。
だって、目撃者ですしね。それに、その事をゲヒの部下であるミン・ウソプに報告してあったにもかかわらず、自殺なんて結論を出されたんじゃ、納得できません。
そして、橋の下を調べると、そこに貸本の木札を発見。
フンボクが落ちた時、懐から落としたものでした。これが、フンボクがここで死んだと言う証拠にもなる・・・とジダムは思いました。
この直後にソンが橋に到着したのです。部下に何か証拠が無いか、辺りを捜索させるのですが、見つかりません。
ジダムやぁ・・・。タイミング悪かったね。
この時、師のパク・ムンスが来ました。再捜査には、反対のようです。
ゲヒの捜査結果が信じられないということは、ゲヒを疑っていることになります。ソンはそれも察していました。ゲヒですら誰かに脅されていることを。
「ゲヒを従わせたとなると、よほどの実力者。世子様が思ってるよりずっと手ごわい相手かもしれません。覚悟は出来ているのですか?」
「無実の民を殺したうえ、謀反の罪を着せたのです。それが誰であれ、どんなに手ごわい相手だろうと必ず捕らえてその罪を問うてみせます。」
ソンは、言いました。
ムンスは満足げな表情でした。
ソンは、次に特検の捜索に移りました。ゲヒの職場ですな。
それと同時に、捜査に当たった関係者全てを呼び、事情聴取するつもりのようです。
ミン・ウソプは、ゲヒを尊敬し、彼の教えを忠実に守ろうとしていました。
なのに、その肝心のゲヒが、ジダムの報告を無視して、思いもよらない結論に持って行こうとしてる・・・。
少々失望したようです。
だから、ソンに再捜査の許可が下りたと聞き、嬉しそうでした。事情をきちんと世子に話す機会が得られるからです。
ところが、ウソプが集合場所に行こうとした時、家から使いのモノが。父親が危篤だ・・・と呼びに来たのです。
絶妙のタイミングですよ。何かある・・・と思ったらやっぱり
ウソプの父はミン・べクサンといって、キム・テクの部下なんですよ。
息子の正義感が強いのをちゃんと知ってて、引き留め策に出たのです。何故かジダムの匿名の書を持っていました。もち、フンボクの事件の重要な証拠となるモノです。
事件から手を引け・・・とべクサン。
でも、ウソプは従いません。そしたら、これまた出ましたよ、韓国ドラマの定番のセリフ。自分を殺してから行け・・・です。
またも、善良な者が、ソンの味方となるべき者が一人減った?
この時点で、英祖の周囲は老論派のみで、ソンの傍には少論派のムンスがいる・・・という状況。老論派の圧倒的な勢力の前に、少論派はなんとか巻き返しを図ろうとしているという理解で良いのかな?
で、ソンの事を、良い事は報告せずに、悪い事・・・と言うか、することなす事悪く解釈して英祖に報告している・・・だよね?
パク・ムンスは少論派で、その彼がソンを焚きつけていると報告を受けた英祖は、ムンスの家を訪ねて行きました。
そして、突然言いましたよ。
「私に張り合うのか?遺体を井戸に投げ込んで警告しただけで充分だ。」
え~っ
ムンスが井戸にフンボクの遺体を投げ入れたの?まさか、彼が殺したわけじゃないよね?理由が無いもの。・・・ないよね?
でも、フンボクが借りた本、ムンスが持ってるよ・・・
英祖は、10年前、ムンスに連判状を消せと命じました。その時、おそらく英祖は老論派からの影響を無くしたかったんじゃないでしょうかね。
そうやって政治を正して行こうとしていたと思うんですよ。
だけど、ムンスでさえ、表面だけを見て、自分を理解してくれていない・・・と思ったようです。
ムンスが、真実をソンに告げる事も出来る、キム・テクくらいは道連れに出来る・・・と言った時、英祖は怒りで震えました。
「他のモノが道連れになるぞ。」
まさか・・・ソンのこと?
「これ以上世子を刺激するな。骨肉の争いが起きる。王座をかけた争いに世子を送り出したいのか?勝敗は見えておるぞ。」
ムンス、流石にショックを受けました。そこまで英祖が考えているとは・・・ですよ。
なかなかこれと言った手掛かりを得られないソンは、ふと、貸本屋の事を思い出しました。
フンボクは、本を借りてから自分のところに来ると手紙に書いていたわけです。もしかしたら、貸本屋の使いのモノが何か見てるかも・・・と。
で、ジダムの似顔絵を描いて、探し始めたのです。
その時、老論派も、ジダムを探していました。もち、あの密告の手紙の所為でしょうね。
街中の本屋が捜索されました。本屋の娘・・・という触れ込みだったからです。
ジダム父の秘密工場も捜索されましたが、危ないところでジダムは作業人と隠れる事が出来ました。妓房のウンシムが機転をきかせて妓房の下働きの少女を娘だと寄越したものだから、なんとかその場はしのぐ事が出来ました。
フンボクの同僚図画署員たちの証言を得ようとソンは、皆を集めました。
ところが、ホ・ジョンウンの姿が見えません。
ジョンウンは、フンボクが連判状を持っていたのを知っていました。で、殺されてしまった・・・。次は自分かもしれないと恐怖におののいていまして。
事情をソンに報告したい気持ちはあるのですが、出て行けないのです。
ジョンウンの居場所を知っているのは、妓生のチュンウォルだけでした。
ムンスは、チュンウォルを問い詰め、居場所を吐かせたようです。
ジョンウンは、ムンスがフンボクを殺したと思っていました。そして、井戸に投げ込んだ・・・と。
ムンスは敢えてその誤解を訂正せず、それをソンに話して来いと言いました。
で、ジョンウンは宮殿に行ったのですが、キム・テクの配下の者が彼を探しててね。危なく見つかるところを、ソンの側近カン・ピルジェが助けてくれたのです。
尋問場に縄で縛られたジョンウンが。
ソンは、その証言が、事件の謎を解明してくれると期待してる表情です。
英祖は、歯ぎしりしてますよ。
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