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まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

今日のランチ♬

2020-05-31 17:30:40 | 食べ物関連

フリーペーパーでお食事券、当選しました

相変わらず小さな運を使ってるまぎぃです

今回行ったのは、新居浜市にある『ねこのて』さん。

提供されたメニューは、“鉄板ナポリタン”。

海老とウィンナー、玉ねぎが入ってて、生卵トッピング

ちょっと甘目のソースです。

辛党の私は、タバスコをかけて食しました。

美味しい

そして、同行したアルフィーは、“日替わりパスタランチ”。今日のパスタはウニパスタでした。

それに、サラダとヨーグルト、お飲み物がついています。

手作りヨーグルトにかかっているのは、桑の実のジャム。

桑の実って・・・

これだそうです<桑の実>

ブルーベリーのような見た目のジャムで、少しすっぱめ。

美味しゅうございました。

 

懸賞によって、新しいお店を開拓できました。

ご馳走様でした。


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『100日の郎君様』14話まで

2020-05-31 17:02:26 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ユルは、最初、ジェユンの屋敷に行ったのです。

養父はホンシムの事を忘れて欲しいと跪きました。

で、行き場所を聞いたのかな?予想したのかな?

 

ホンシムの姿を見た時、ユルは立ち止まりました。イソや・・・と声をかけました。

感動で涙がこぼれそうです。

死んだと思っていた初恋の人が、ホンシムだったなんて・・・。

テンギを見たホンシムも驚きました。まだ持っていたの?・・・と。

「ずっとそなたを慕い続けていたから。」

「本当におまぬけさんね。」

ホンシムも涙をためて言いました。

本当にそうだ、傍にいたのに、気づかないなんて・・・とユル。

記憶はやはりイソのことだけしか戻っていませんでした。

 

抱きしめるのかと思いきや、ホンシムのそばを通り過ぎました。

「今日はこのまま帰るが、近いうちそなたに会いに行く。」

ユルが言いました。

付けられていることに気が付いていたのです。監視の目が光ってるのに、ホンシムに近づくことは出来ません。危険にさらすだけですから。

 

ユルがまた来たら大変なことになると、養父はジェユンの家を出ようとしました。

でも、ホンシムは嫌だと言いました。

そして、昔話した“おまぬけさん”がユルだったと養父に告げたのです。

不思議な縁に、養父は驚きました。だからと言って、ホンシムの想いを認めるわけにはいきません。

なにせ相手は世子。ホンシムの実父を殺して王座についた人の息子なんですから。ホンシムの命がまた狙われないとも限りません。

それでも、ホンシムは都にいたいと言いました。

会えるなら会いたい。自分の命より、ユルの方が心配だから・・・と。

 

宮廷に戻ったユルは、ソン内官からキム・チャオンの命令を聞きました。

ユルを見張っていたと。

仕えるものは味方ではなかったんだと。そして、何より、記憶を取り戻させたくないためだと。

ソン内官はお咎めなしとしました。

それまでと変わらない務めを果たすよう命じました。それが一番の策でしょうね、今は。

ユルが何かに気づいたと悟られないために。

ソン内官は、毎日の薬を自分がユルの代わりに飲みました。それくらいしか自分にできる恩返しは無いと思ったのでしょう。

 

ムヨンは、ソへのお腹の子の父親が自分だと知りました。

連れて逃げてくれるか?とソへが聞きましたが、ムヨンは答えませんでした。

ソへが行こうとするのを、引き留めもしませんでした。

ムヨンは昔と変わらない・・・とソへは思いました。宮中という牢獄に戻るしかないと思いました。

でも、輿に戻ろうとしたソへの手をムヨンが掴みました。

「連れて逃げなかったのは、お前のためだった。連れて行く覚悟は出来ているゆえ、決まったら知らせよ。」

その言葉、ソへが心から待っていた言葉だったでしょうね。

 

直後にムヨンが襲われました。

キム・チャオンです。

ソへの事で罰せられるのかと思いきや。なんと、記憶喪失のユルを生かしておいてくれたから、大いに助かっていると言うじゃありませんか。

おまけに、ソへのお腹の子がユルの子ではないと言いました。ムヨンに、父親を探し出して殺せと言うのです。ムヨンだと知ってて言ってるんですよね?

ムヨンはそれに気づいているのでしょうか。自分に死ねと命じていると考えたのでしょうか。

 

ユルがジェユンを呼びました。

「私が先でそなたが後だ。」

以前ジェユンに自分の方が先に好きになったと言われたことが、よっぽど悔しかったんでしょうね、ユル。

そして、ジェユンは誰の味方かと問いました。

推薦したキム・チャオンの味方なのか、チョン・サヨプの弟ゆえに王妃側なのかと。

「思い出せないのですね。私は最初から世子様につくつもりでした。」

その証拠を見せるとジェユンは言いました。

 

ジェユンは、キム・チャオンの元に行きました。

ユルの教育係に・・・と言われたので、許可がほしいと言いました。

村で出会った私が気楽なんでしょうと。

断れとキム・チャオンが言いました。

この答えは予想していたようです。

そこで、ジェユンは、ユルがキム・チャオンに疑いを抱き始めているようだと言ったのです。

それでも、キム・チャオンはジェユンに村に帰るよう言いました。自分が何とかするからと。

 

自分なら、世子側に就くが?・・・とキム・チャオン。いずれ王になるのだからと。

「でも、その王を動かすのはあなた様です。」

キム・チャオン、ジェユンを信じていないから教育係になるのを許可しなかったのです。

でも、この言葉を聞き、一度だけ信じてみようと思いました。

「世子に仕えよ。一瞬たりとも目を離すな。」

 

その頃、村ではパク・ソンドが村人たちに薪を1万本用意しろと命じていました。キム・チャオンからの命令だと言います。

梅雨時期にそれは無理だと誰もが言いましたが、聞き入れられることはありませんでした。

 

ホンシムはいくら待ってもムヨンが現れないので、意を決して貼り紙をすることに。

兄妹しか分からない暗号めいた書き方があるらしく、他の人に正体を知られることなく、ムヨンだけに分かるように書きました。

それを、ムヨンが見つけました。

 

教育係となったチョン・ジェユンは、堂々とユルの元に通い、相談が出来ていました。

まずは、『踵』の意味を探りました。

が、ユル自身が思い出せないので、あれこれ思いつきますが、正解かどうかが分かりません。

この二人の掛け合いが結構くすっと笑えます。

真面目一方のユルとジェユンの滑稽さがウケます。

 

ジェユンは、ユルをヤン内官の元に連れて行きました。

ヤン内官は、目は開けているけど、意識が混濁していて言葉も話せない状態でした。

「ヤン内官だ・・・。」

ユルの頭にその名が浮かびました。

ヤン内官は、その声に反応し、ユルを見ると、体を起こし、正座して震えだしました。

ユルがそっと震える手をとりました。

その瞬間、ヤン内官の目が正常な輝きを取り戻しました。

涙をぽろぽろこぼしながら、ユルを嬉しそうに見つめ、必死に何かを訴えようとしました。

喉を切られたため、声が出ません。

 

ヤン内官は文字に書きました。

“ご無事と分かったので、もう死んでも悔やみません。私は自害したのではありません。殺そうとしたのは、キム・チャオンです。亡骸が世子様ではないと申し上げました。日記を探してください。”

『踵』は、日記の在りかを示すものかもしれません・・・とジェユンが言いました。

 

ホンシムは、あの橋に行って、兄を待っていました。

現れたムヨンは、すぐに都から出ろと言いました。自分も後から行くからと。

ホンシムはその言葉を信じられないと言いました。

でも、結局はムヨンの言葉に従うと言いました。

 

そう言ってムヨンを安心させたホンシム。

別れた後、ムヨンの後をつけました。

ところが、途中で男から、止められたのです。ムヨンを追う理由を聞かれました。

しらばっくれようとしたホンシムですが、信じてはもらえず、いきなり首を掴まれたのです。

それを、偶然、ユルとジェユンが目撃。

ユルが行こうとするのを、ジェユンが止め、彼が近づきました。

ところが、穏便に済まそうとしたジェユンは男になめられそうになっちゃって。

ユルは、じっとしてはいられず、男に飛び掛かりました。

男は逃げ去りました。

 

大丈夫だと言うホンシム。

やり過ぎでしたね・・・とジェユン。

「私には大ごとだった。」

と、ユル。そして、先に帰るようにジェユンに命じました。

2人を見送るジェユンが切なそうでした。

忠心と恋心のどちらを選べば後悔しないんだろうか・・・と思いました。

 

久しぶりにわだかまりなく過ごす二人。

素直に想いを表現出来ました。

『愛完門』という場所に出ました。一緒にくぐれば永遠に別れることはないと言われていました。

躊躇するホンシムの手を引っ張って、ユルは門をくぐりました。

「私は初めてあった時からそなたを慕っていた。私は会えなかった間もそなたを愛していた。そしてこれからも、そなたの多くの日々を愛するだろう。」

今宵のことも、いい思い出としてください・・・とホンシムは言いました。決して結ばれることは無いとホンシムは思っていました。でも、ユルは諦める気はありません。

「目の前にいるのは世子ではない。ウォンドゥクだ。」

そう言って、ユルはkissしました。

 

ユルは王にジェユンを教育係にすると言いました。

でも、王は気に入りません。キム・チャオンが県監に推薦したと覚えていたのです。

ユルは言いました。

「私は真実が知りたいだけなのです。誰が私を殺し、何故それを隠したのか。絶対に突き止めてみせます。それには、その者の力が必要なのです。」

 

ジェユンは、ユルが真実を探るために日記を探し始めたとキム・チャオンに報告しました。

騙すためには、これくらいの情報を与えなくてはいけませんよね。

一日に起きた事を洩れなく記していたと言う日記を見れば、記憶を取り戻す可能性が高いと言いました。

阻止せねば・・・とキム・チャオンは言いました。

多くの人を動かすと、ユルに気づかれるので、自分が・・・とジェユンは言いました。

キム・チャオンはジェユンに任せました。

 

ユルとジェユンは日記の隠し場所を、あれこれと考えました。

しかし、見つかりません。

 

ムヨンからソへに手紙が届きました。

キム・チャオンに気づかれたことが記してありました。時間を稼いではいるが、長くはもたないと。

“3日後、門の横の東屋で待っています”

読んだ瞬間、ソへに笑みが浮かびました。

でも、直後に父が部屋に入って来たのを見て、強張りました。

その文を見せてもらえないか・・・とキム・チャオン。

思わず、ソへは手紙を膝の上で握りしめました。

「ムヨンは今、私の所にいる。」

どうしてムヨンなのだ!

「命が惜しければ逃げようと思うな。お前は何としても国母にならねばならん。ゆえに、世子の心をつかむのだ。長年準備してきた大事を目前にしている。これ以上私の気に障ることをするな。もし邪魔をするなら、ムヨンもその腹の子も生かしてはおかない。」

人の思いなど、ただの幻にすぎない。消えてしまう物を手にして何になる・・・とキム・チャオンは言いました。

静かな口調なのが、余計に怖いです。

 

「お父様が死ぬほど憎いです。なぜここまでするのですか

と、ソへ。

キム・チャオンは、恵まれない境遇に育ったようです。悲惨な両親の死や貧しさを耐えて来て、ここまで登りつめたのです。

今では自分でも分からないようです。

自分が何を食べて何を手にすれば乾きが癒されるのか・・・。

それを聞いても、ソへは父が嫌でたまらず、娘であることが嫌でたまりませんでした。

 

クンニョとクドル夫婦、そしてポグンが突然都にやって来ました。

 

なかなか見つからないユルの日記。

で、ユルはジェユンに命じて、ヤン内官に確認させました。日記の表書きを。

“杜口”でした。

とうとう発見しました。

 

キム・チャオンにも報告しました。

キム・チャオンが駆け付けようとしたら、隠し場所の書庫に火の手が。

ジェユンが燃やしたと告げました。これで日記は消滅すると。

内容は見ていないと答えました。

キム・チャオンはほっとしました。

 

実は、ユルが襲われた月の日記は燃えた書庫には無かったのです。

別の場所に隠してありました。

胸の痛みは出された薬を飲まないと起こらない事、女官を射たのはキム・チャオンの仕業、ソへが他の男の子を宿した事・・・等々が書かれてありました。

 

キム・チャオンは、ソへに今宵はユルの所に泊まれと命じました。その代わり、ムヨンの命は助けるということみたいです。

ソへが世子のところに行こうとしたとき、向こうからユルが。

そして、その夜はソへのところに・・・と言ったのです。

 

ホンシムは眠れぬ夜、一人散歩に出ました。

大きなお屋敷を見つけ、好奇心からつい門の中に入ったのですが、そこでスジと出会い、キム・チャオンの屋敷だと知りました。

忘れたことのない、父の仇です。

そこに、キム・チャオンが帰宅して来ました。何年振りかに顔を見ました。


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『100日の郎君様』13話まで

2020-05-31 13:58:50 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

この作品、名前が憶えづらいです。

今更ですが・・・。

ウォンドゥクはまだまし。ジェユンとか、イソとかソへとか。サヨプもそうかな。間違って記してる場合もあるかもしれませんが、前後の文脈から推察していただければ、幸いです

 

家には全く人の気配はありません。

ユルは呆然とし、部屋の戸を開けました。

荷物もありません。

その間に、こっそりとホンシムは出て行きました。

でもね、ユルが気づいて呼び止めました。

 

平静を装ってホンシムが言いました。

「世子様がここにどんな御用が?王宮に戻ったそうですね。もうご用は無い筈。」

会いたくて、そなたがいないと生きて行けそうになくて・・・とユル。

く~っ

このセリフを聞いた途端、あたしゃ涙が

あまりにもユルの表情が切なくてね。

どうしろと?とホンシム。側室にでもするのですか?・・・と。

「できない事は無い。世子なんだから。」

と、ユル。

ホンシムはたしなめました。戻って最初にすることが側室選びですか?・・・と。

ユルは、ホンシムが自分と同じように苦しんでいると考えていました。自分を恋しがっていると。

本当はホンシムも同じでっした。

でも、必死に終わらせようとしたのです。

縁は切れたと。それが、ユルのためだと。

 

さっと背を向けてユルの前から行ってしまったホンシムですが、ユルから見えない場所まで来た時、もう耐えられなくなってしまいました。

座り込んで泣きました。

声を必死に堪えて泣きました。

必死に堪えたけど、やっぱり無理だとユルの所に戻ろうとしたのを、ムヨンが抱き留めました。

このまま別れたくない・・・と泣くホンシムを、ムヨンは力いっぱい抱きしめました。

ムヨンも切なそうです。

ここでも泣けた~っ

 

呆然と立ち尽くすユル。

クォン・ヒョクが近づいて言いました。王宮にお戻りください、どうか・・・と。

引き返そうとしたユルの前にチョン・ジェユンが現れました。

例の密書に書かれていた文字を見せました。世子が出したなぞなぞです・・・と。

勿論、今のユルに分かる筈はありませんし、ホンシムの事で頭がいっぱいでしょうから、考える余裕も無かったでしょうね。

 

帰り際、ユルはジェユンに言いました。

ホンシムを守ってほしいと。

県監の仕事で忙しいとジェユンが言うと、罷免されたら時間はある・・・とユル。

脅迫ですか?とジェユン。

「脅迫ではない、命令だ。」

と、ユルが言いました。

 

この突然の夜間外出は当然王の耳に入りました。

キツク叱責されたユルを、キム・チャオンが庇いました。

その様子を見て、王は余計に苛立ちを覚えました。キム・チャオンにユルが良いように操られてしまっているように見えますよね。

ユルは自分を庇い続けてくれるキム・チャオンを信用するようになってきてます。

まぁ、完全に信頼するところまでにはなっていませんが。

ユルに対しては良い顔を見せるのですが、その裏ではユルに仕える内官たちを厳しく罰しています。いっそう監視を強化させるつもりのようですね。

ますますユルは孤独になっていきました。

 

隠れ住んでいた場所から、ホンシムと養父はヒョクと共に出発し、港に向かいました。

そこから、遠くに行く船に乗る予定になっていました。

しかし、ムヨンが同行していません。

後で追いつくと言う事なのですが、ホンシムは事情を教えてくれないと行かないと座り込みました。

仕方が無いので養父が言いました。都に行った・・・と。

 

明からの使節団は2年前にも来たことがあるそうで、その時、ユルからの贈り物をとても気に入っていたとか。

探るようにチョン・サヨプが覚えていますか?とユルに尋ねました。

何かにつけてユルの記憶を確かめるようにする大臣たち。

世子の資格が無いと証明するために躍起になっているようです。

相手側の一人の使節ワン殿とキム・チャオンとの間に意見の相違があったと言う事で、キム・チャオンは今回同席しないことになりました。

このチャンスに、王妃側はユルの失態を狙おうと策を練っています。

 

ユルは、努力してソへを労わろうとしています。

自分が廃され、王宮を出たら、ソへとその子は危険になると、何度もキム・チャオンから注意されていましたしね。

ソへもユルに自然に接しています。

そんな時、ムヨンの姿が宮中に。

驚いて見つめるソへ。

ソへの視線の先にムヨンの姿を見つけたユル。

後を追おうとしたのですが、ソへが仮病を装って止めました。

ユルは自分の記憶の中で見た自分を襲った男だと察したようですね。

 

ホンシムたちは都に来ました。

門番にあれこれと質問されて困っていると、チョン・ジェユンが現れ、難を逃れることが出来ました。

ホンシムたちはジェユンの屋敷に泊まることになりました。

 

ホンシムは、ヒョクにムヨンの仕事について聞きました。

でも、ヒョクは何も話しません。

人を殺したり?・・・とホンシムが聞きました。

というのは、ホンシムの荷物の中に、ムヨンが大金を残していたからです。そんな大金を貰えるような仕事というと、やはり殺人を想像してしまいますよね。

今回都に来たのは、これ以上ムヨンにそんなことをさせたくないと思ったからでした。

ヒョクに、伝言を頼みました。都で待っているからと。

 

その頃村ではホンシム親子のことをクンニョたちが心配して、あーでもない、こーでもないと話をしていました。

で、クンニョが都に行ってホンシムたちを助けてくれるよう直訴するしかないと言い出したもんだから、ヤンチュンは黙っていられなくなりましてね。

とうとう、ウォンドゥクが世子だとばらしちゃった。

それを、役人のポグンも聞いちゃって。

大騒動です。

 

明の使節団がもうすぐ到着すると言う連絡が入りました。

ユルは直前まで記録をチェックして、準備をしていました。キム・チャオンも、その教育にかかっていました。

 

ワン殿は、ユルに対して世子の資格があるかないかを試すと、最初から挑戦的な態度を取りました。

ワン殿は息子のチンリンを同行していました。

 

キム・スジがチンリンの接待を担当しました。

ところが、都を案内しているとき、チンリンが消えてしまったのです。

慌てふためくスジが、偶然、ジェユンとホンシムに会いました。丁度買い物に出ていたのです。

宴でワン殿は世子を試そうとしているのに、この始末を知ったら世子がどうなるか・・・と泣きつくスジ。

ホンシムはそれを聞いたらじっとしてはいられなくなりました。

ジェユンは、世子にすぐに報告した方が良いと言い、ホンシムと共に捜しはじめました。

 

宴の席で、ワン殿はあれこれユルを試そうとしていました。

2年前の詩を覚えているか?・・・なんてね。

ユルは堂々と対していたところに、スジが来て、チンリン行方不明の報告をしたので、宴を開いている場合じゃなくなりました。

兵を総動員して捜索を・・・と相談していると、ワン殿は、ユルに探してほしいと言い出しました。

引き受けるしかありません。

王との宴までに探し出さないと、スジの命は無い・・・とワン殿は言いました。

 

ジェユンとホンシムは、市場周辺の聞き込みから、一つの仮説を導き出していました。

チンリンは息子ではなく、娘だということ。

そして、協力した者たちを脅して、監禁場所を聞き出しました。あっという間です

 

ユルはこれが王妃の仕業だとすぐに察したようです。王妃付きの内官を問い詰め、監禁場所を突き止めました。

ただ、王妃もチンリンが女だとは知らなかったようですね。

 

ユルが監禁場所に着いた時、そこで見たのは、チンリンだけじゃなく、ホンシムとジェユンの姿。

近づけませんでした。ホンシムが怪我をしているのを見ても。

自分のためにしたことが分かったのに・・・。

 

チンリンは韓国人の恋人に会うために、護衛をまいたのです。

そこを、王妃の指示で拉致されてしまったということです。

ホンシムたちは、チンリンを恋人に会わせてあげました。

 

ユルは、何もせずに先に王宮に戻りました。

ジェユンとホンシムが必ずチンリンを連れ帰ってくれると信じて。

 

宴が終了しようとした頃、チンリンが戻ってきました。

 

ワン殿はユルに感謝しました。

世継ぎとして認めたのです。そして、一つ忠告したいと言いました。

「舅とその周りの者にご用心ください。2年前、帰りに私たちが話したのは詩ではありません。舅に関することでした。あの者は貪欲です。何を手に入れたいのか。」

次は即位式に会う事になるでしょうか・・・とワン殿。その時までに記憶を取り戻し、襲った者に復讐してくれと言いおき、帰って行きました。

 

ユルは、ジェユンを呼び、ホンシムが都にいる理由を問いました。

守れと言われたけど、報告しろとは言われていないとジェユン。

「いつから慕ってる?」

と、ユルが聞きました。

「世子様よりは先だと。」

そして、職務では世子に従うが、それ以外は自分の心に従うと言ったのです。

 

ユルは自分がジェユンに渡した密書の『踵』という文字に込めた意味を考えていました。

でも、浮かぶのは、ジェユンとホンシムの親しげな姿。

そこに、ソン内官が決済が必要な書類を持って来ました。

見ると、世子の印章が新しくなっています。以前の物は、葬儀を執り行った時に片付けたらしいとソン内官が言いました。

燃やしていないなら、探して持ってくるようユルは命じました。

ソン内官は、世子嬪の元に行ってくださいと言いました。何度か同じことを言ったことがあります。ソへとの仲を取り持とうとしているのがよくわかります。

ユルは、ワン殿の言葉が過りました。舅とその周辺の者に気を付けるようにと言った・・・。

 

ユルは、お腹の子のために、本を読み聞かせていました。尚宮から胎教に良いと言われましたのでね。

その瞬間、実母との記憶が一瞬蘇りました。

 

キム・チャオンは、ワン殿に賄賂を渡しました。

ただの石ころに見えますが、何か大きな意味を含んでいるようです。

 

ソへの前にムヨンが現れました。

自分に矢を射かけさせた理由を問いました。

それだけか?確かめたいのは・・・とソへが言いました。

 

ホンシムがユルの事を忘れられないでいるのを、養父は気づいていました。哀れでした。

だから、髪をほどいて、テンギで結び独身の姿に戻れと言いました。本当の夫婦じゃなかったんだから!と。

いや・・・とホンシム。

「好きなの。会いたいの。別れたなんて信じられない。」

皆忘れろと言うけど、簡単じゃない・・・と。

「私だって努力してるの。早く忘れろって言わないで。」

泣きながらホンシムは養父に言いました。

 

ソン内官が、以前ユルが持っていた物、使っていた印章を見つけ、埋めてしまおうとしました。

それを止めたのはユル。

ユルはこうすると予測していたのです。

勿論、キム・チャオンの命令です。ユルに記憶を取り戻させないための。

毎日飲んでいる薬も、記憶を取り戻すための薬と言っていますが、本当はその反対の作用をもたらす薬でした。

埋めようとしていた箱を開けて見ると、そこにテンギが。

 

テンギを見た瞬間、ユルの記憶が戻りました。

イソの記憶が

そして、それにかぶるようにホンシムとの思い出も。

自分がイソにプロポーズしたことも。

クォン・ヒョクに後始末を任せ、ユルは駆け出しました。あの橋に。

長じてホンシムを見た場所ですよね、桜の花びらに手を伸ばす。

 

ホンシムがいました。

ホンシムがイソその人だと、気づきました。

 

イソや・・・とユルが呼びました。

振り向いたホンシム。何故その名を?と聞きました。

「私だ。おまぬけさん。」

 

やっとだね


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『100日の郎君様』12話まで

2020-05-30 16:21:49 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

コメディのような雰囲気から、俄然切ないラブストーリーに。

 

ウォンドゥクは、ホンシムの失踪というパニック状態のさなか、自分の素性を突然突きつけられた格好になりました。

それが、普通の両班というのなら、まだ冷静さを保てたでしょうが、世子というのですから・・・。

呆然としたまま、連れ戻されたと言っても良いかと。

 

人違いだろう・・・とウォンドゥク。

「人違いではありません。私は長年世子様を見守って来ました。世子様の舅です。」

そう言われたら、反論のしようがありません。

それでもまだ躊躇するところがあったかもしれませんが、世子嬪が懐妊していると言われた瞬間、真実を、現実を無理やり受け入れさせられた感じだったでしょう。記憶は無いけれど。

一瞬ですが、ソへの姿が浮かびました。

 

一方、ムヨンが拉致したホンシムの後を、チョン・ジェユンが追っていました。

 

王宮では、ソウォン君の世子冊封式が行われようとしていました。

冊封文が読み上げられようとしたその時、門が開き、キム・チャオンが急ぎ足で入って来ました。

「冊封式をお止め下さい。ソウォン大君は世子にはなれません。世子様が生きていらっしゃいます。」

あっけにとられる王や大臣たちの前に、ウォンドゥクが現れました。変わらぬしっかりとした足取りで。

 

王は立ち上がりました。

混乱する一同。

似ただけの者かもしれないと言う大臣もいます。

王は駆け下りて来て、ユル(・・・ここからは、ウォンドゥクではなく、ユル表記とします)の前に立ちました。本当に世子か?・・・と。

「今までご心配をおかけし申し訳ありません、父上。」

真っ直ぐ目を見て答えたユルです。

冊封式は取りやめとなりました。

 

ソウォン君と王妃の落胆は計り知れないものでした。

 

ソへも、驚きのあまり、屋敷を出て直接確かめに行こうとしました。

すると、向こうから来るのは、間違いなく、世子ユル。

思わず立ち止まってしまいました。近づけません。以前のユルの冷たい態度が蘇りました。

とりなしたのは、キム・チャオン。

 

キム・チャオンはソへに事情を説明しました。

何より大切なのは、ユルが記憶喪失になっているということ。全てを自分たちの都合の良いように刷り込むことが出来るということです。例えば、ソへのお腹の子は自分の子だと思わせておくこと・・・等です。

 

キム・チャオンはユルの記憶を取り戻す切っ掛けとなりかねないお付きの女官や内官たちを一新しました。

自分の息のかかった者だけを仕えさせ、ユルの行動を全て監視、報告させるよう手を打ったのです。

ユルには、自分だけが頼れる者だと思い込ませました。

襲ったのは、王妃の手の者だとユルに説明してありました。世子として戻らなければ、世子嬪とその子は殺されてしまう・・・なんてね。選択はそれしかないとユルに思い込ませたのです。

そして、記憶喪失の事と、村での事は口外しないように・・・とも言いました。ホンシムや養父が危険になる・・・と。

「この100日の事はお忘れください。世子嬪とお子様のために。」

ますますユルはがんじがらめになって行きました。

 

意識が戻ったホンシム。最後の記憶は、ウォンドゥクがプロポーズしてくれたこと。

事態が呑み込めません。

目の前にいたのは、ムヨン。

自分に相談なく事を進め、養父もウォンドゥクも連れて来ないで自分だけが行くということが納得できません。

一度家に帰ると言うホンシムに、ムヨンは苦悩の表情で事実を話しました。

「一緒には行けない。その者を忘れろ。世子だ。父上の命を奪ったキム・チャオンの婿だ。」

・・・です、ホンシム。信じられません。

もう王宮に帰ったはずだとムヨンは言いました。会えないと。

呆然とするホンシム。涙だけがあふれました。

 

村では、突然姿を消したホンシムたちを心配していました。

パク・ソンドがわざわざ来て、注意しました。

「ウォンドゥクは兵役で大逆罪を犯した極悪人だ。ウォンドゥクとホンシムの名を二度と口にしてはならない。」

でも、皆、そんな話、信じられません。

 

その頃、ホンシムの養父は、村人ヤンチュンの家に隠れ住んでいました。

これは、ホンシムが拉致されたのを目撃したチョン・ジェユンが役人のポグンに指示したものでした。

養父は、ホンシムたちが危険な目に遭っているんじゃないかと、心配でたまりません。

すぐにでも都に行こうとしたんですが、そこにジェユンが来て、事実を説明しました。

 

当然、養父は腰が抜けるほど驚きました。

盗み聞きしていたヤンチュンも驚きました。すぐにクドルたちに話してしまうんじゃないかと思ったけど、そこんところは大丈夫でしたね。

 

王は、混乱していました。

ユルが戻って来たのは嬉しいんだけど、連れ戻したのがキム・チャオンだと言う事が不安でした。

賊に襲われて命を落とすところだったと、聞こえよがしに言っていたので、絶対に指示したのが王だと分かっていると思われるからね。

チョン・サヨプに怒りをぶつけましたが、どうしようもありません。

 

サヨプがキム・チャオンに反撃する手を助言。

遺体を世子だと断定したのは、紛れもないキム・チャオンです。これは、大きな罪に値します。国葬等にかかった費用を考えると、王室に大きな損害を与えたことにもなります。民に動揺を与えただけじゃなく、冊封式に参列するために来ている明の使節団に対しても赤っ恥ってことですよね。

キム・チャオンは潔く自分の責任を認めました。

意外です。

王は勢いに乗って言いました。官職を退き謹慎するように・・・と。

これで丸く収まるかと思った瞬間、ユルが異議を唱えたのです。

 

キム・チャオンに罪は無いとユルは言いました。

その間、サヨプたち王妃派の大臣たちは世子を探そうともしていなかったのでは?・・・と。

でも、これは無理があるよね。

公的にユルの死亡が確定していたんだから、それ以上捜索しようとは普通考えないよね。

この100日間、世子は何をしていたのかと問われたユルは、刺客に狙われて致命傷を負い、記憶を失っていたので動けなかったと答えました。

もう記憶は戻っているという言い方です。

結局ユルのとりなしで、キム・チャオンはお咎めなしとなりました。

キム・チャオンは満足げでした。

 

ホンシムは気が抜けたように過ごしていました。

自分が本当にホンシムで、ウォンドゥクが本当にウォンドゥクならどうだっただろう・・・という思いだけが頭の中を回っていました。

忘れるしかない・・・とムヨンが言いました。縁が無かった人なんだと。

 

ホンシムは、ウォンドゥクが買ってくれた靴を投げ捨てました。

でも、直後に慌てて拾いに行きました。抱きしめて泣きました。

一生そばにいると、夫だからと言ってくれたウォンドゥクに会いたいと、恋しいと思い泣きました。

私も泣けた

 

チョン・ジェユンは、ホンシムの気持ちを思いやっていました。

叶わぬ恋に苦しんでいると思いました。彼も苦しんでいました。

 

ソへの部屋を訪ねたユル。

ぎこちないユルとソへです。

罪悪感を感じているのでしょうね、ユルは。でも、それをどう表現すればよいのか分からないのでしょう。第一、彼自身が、まだ混乱のさなかでしょうから。

「気が進まないなら、お帰りになって結構です。」

と、ソへ。その言葉でいっそう戸惑ったユルは、言い訳のように、久々なので慣れない事が多いと言いました。すると、ソへが言ったのです。

「世子様は前のままです。私たちは不仲でした。政略的な縁組なので私は疎まれていました。私はそれが寂しくて、世子様を恨んだことも。でも、世子様がいない王宮はもっと孤独でした。誰もが私たちを追い出そうとしました。世子様の心をつかめなくても、私は平気です。この子さえ愛していただけたら。」

上手い言い方です。

真実と嘘を巧みに織り交ぜてユルにプレッシャーをかけ、罪悪感を感じさせるような言い方ですもんね。

すまない・・・とユルは謝りました。

努力すると、自分の子を身ごもった女人を泣かせることはできないと。

してやったりです、ソへ。

 

王は苦しんでいました。キム・チャオンが生きて戻った事も、自分の策を知っていると思われることも。

何より、ユルが人が変わったようにキム・チャオンの味方になっていることも信じられません。

キム・チャオンはこともあろうか、王を脅しにかかりました。

決して王の仕業とは言いませんでしたが、今後同じような事があったら、それ相応の措置を取ると言いました。

王はもう身動きできなくなりました。

 

ホンシムは、ムヨンにこれまでどうやって生きて来たのか、世子の顔を知っていたのは何故か・・・と。

時が来たら話すとムヨンは言いました。

ただ、名前は出しませんでしたが、位の高い人の元で時には汚い仕事をしていたと答えただけでした。

それを聞いて、ホンシムは、ここを出て行こうと言いました。

離れたら、全て忘れられられると思う・・・と。

 

ユルは宮中での生活に馴染めないでいました。

豪華な食事も、たくさんの臣下に傅かれることも。

目の前にホンシムの顔が、声がしょっちゅう蘇りました。

誰を見ても、覚えていませんし。

ソウォン君が言いました。以前と全然違う・・・と。服装以外は全く違う・・・と。

「そうかもな。王宮の外の100日はあまりに長かった。」

ユルはそう言いました。

 

パク・ソンドとチョン・ジェユンがキム・チャオンを訪ねて来ました。

知らなかった事とは言え、世子を酷い扱いをしてしまったと平謝りです。

キム・チャオンはジェユンに聞きました。密書を預かるほどの仲だったのに、何故世子だと気付かなかったのかと。そりゃそーですよね、誰しもそう思います。

仕方なく、ジェユンは自分が相貌失認だと白状しました。

 

ジェユンはユルを訪ねました。

内官に止められましたが、ジェユンは室内に向かって呼びかけました。

その声を聞いたユルは、ジェユンを中に入れました。初めて味方を得た気分だったでしょう。

何より、ジェユンに聞きたかったのです、ホンシムのことを。

 

「兄上と村を離れることになりました。全て忘れてお気に留めぬよう。世子様が心に留めるのは、世子嬪様です。」

きっちりと釘をさされ、線を引かれた感じです。

ユルとのことが知れたら、ホンシムと養父が危険になると言いました。

これを伝えに来たと、ジェユンは言いました。

友になろうと言ったではないか・・・とユル。縋るような眼差しです。

「もう友達にはなれません。」

ジェユンが言いました。彼も辛そうです。

見送るユルが小さく見えました。この世に一人置き去りにされた子供のようです。

 

ジェユンはホンシムのところに行きました。

食べ物を持って来ていました。

一番下の重箱の中に、ホンシムの新しい戸籍が入っていました。逃げたらもうホンシムの名では生きられないわけです。だから、新しい名前と戸籍を作ってきてくれたのです。

気が利くけど、こんないい加減でよいわけ?・・・と思った私です。

ジェユンはホンシムに頼まれて、養父を後日連れて来てくれました。

養父に会って、ホンシムは初めてウォンドゥクを失った辛さを吐き出すことが出来ました。

 

冊封式に参列するための明の使節団が既に都近くまで来ていました。

この事態を上手く説明することが必要でした。

チョン・サヨプが、ユルに使節団の饗応を任せるのはどうかと提案しました。嫌がらせが見え見えです。

王が、おずおずとユルに意向を聞きました。気を使っているのがよくわかります。

すると、珍しくキム・チャオンがこれに賛成しました。

 

キム・チャオンは、ユルにその理由を説明しました。

いつまでも引きこもってはいられない。世継ぎとしての務めを果たし、健在だということを、使節団だけじゃなく国内にも示さなくてはということです。

もっともな意見です。

 

ユルもホンシムへの想いが募る一方でした。

会いに行けない、結ばれることはないと自分に言い聞かせました。

でも、その緊張の糸が切れました。涙がこぼれ落ちました。

内官に引き留められようと、門を開けてくれなくても、押しとおろうとしました。

クォン・ヒョクが門番に命じてくれました。開けよ・・・と。

 

ユルは一目散に馬を走らせました。

ホンシムのもとに。

 

家に着いた時、ちょうどホンシムも来ていました。身の周りの物を取りに来ていたのです。

ユルの姿を見つけたホンシムは、咄嗟に隠れました。

泣けたわ・・・


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『100日の郎君様』11話まで

2020-05-29 16:45:20 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

賊に襲われたキム・チャオン。

そのまま消息を絶ってしまいました。

王は、不安に駆られました。

 

直後、キム・チャオンと同行していたムヨンの仲間ヒョクが、意識の無いムヨンを連れてどこかに行きました。

 

自分の生存が知れたら、多くの人が死ぬ・・・そう聞いたら、のこのこ出てはいけないと思ったのかもしれません、ウォンドゥク。

 

2人が仲良く手をつないで歩いていると、道端に座り込んでいた老婆が声をかけました。

「西北はだめだ、南の方へお行き。近いうちに遠くに行くんだろ?」

巫女だと思ったホンシムは、二人のことを見てもらうことに。

「郎君に尽くしなさい。この世に二人といない男だ。幼い頃から一人の女人だけを想ってる。こんな一途な男はいないよ。」

「風が強く吹いている夜だった。舞っているのは雪か花か。」

間違ってるみたいと思ったホンシム。行こうとすると、老婆は大声で言いました。

「早く逃げないと死ぬよ。この男は手に剣を握ってる。真っ赤な血がしたたる恐ろしい剣だ。その刃先があんたに向けられてる。」

気分を害したウォンドゥクでした。

ムヨンの言葉と共に、心に刺さりました。

 

キム・チャオンが姿を消したことで、大臣たちは皆何かあったと落ち着かない雰囲気になりました。

そんな時、王が突然ソウォン君の世子冊封を宣言したのです。

どよめく大臣たち。

キム・チャオンもいないのに・・・と言うと、王は強気に出ました。誰の臣下なのかと。

 

チョン・ジェユンはウォンドゥクの声、筆跡が世子と似ている事が気になっていました。

生きていると言う噂があるし・・・。

で、いろいろ調べてみようとしました。ウォンドゥクという人物がどういう人物か。

ジェユンが人の顔を見極められたら、簡単な事なのにね。

調べれば調べるほど、本人のような気がしました。考える時のポーズも一緒だし。

物の価値も見分けられるし。

で、エウォルにウォンドゥクの似顔絵を描いてもらいました。

 

王妃はやっと念願叶ってソウォン大君が世子となる・・・と喜びを隠せません。

ソウォン大君は、躊躇する気持ちがありました。

ソへの出産を待たずに、自分を世子と決めるのは、どういうつもりなのかと。

でも、王の思いを聞き、受け入れる決心をしたのです。

 

ソへは、私兵を動員して父の行方を追うよう、兄のスジに指示しました。

不安に苛まれているのに、何の手も打たない兄をじれったく思っています。

でも、ヒョクがムヨンと共に姿を消し、ポミも死んだと聞かされ、ショックを受けました。

 

ホンシムたちは引っ越し準備を始めました。

いつムヨンが迎えに来ても良いように。

ただ、ウォンドゥクはせっかく自分が借金してまで買いそろえた豪華な家具たちをなかなか手放せなくてね。

強引にホンシムが売っちゃってますけどね。

 

ホンシムは親しい人たちに食事を振舞おうと考えました。

別れの挨拶の代わりでしょう。

ホンシムは幸せでした。幸せ過ぎて却って不安でもありました。

「記憶を取り戻さないで。よそ見もしないで。」

じゃぁ、誓いの印を・・・とウォンドゥク。

ちゅっとぽっぽ

これが印だ・・・って。

 

ホンシムは高価な米をつかってお餅を作り、親しい人たちに配りました。

役人のポグン、クドルとクンニョ。

クンニョには綺麗な靴も。

変だ・・・とクンニョ。敏感に察しました、ホンシムがどこかに行こうとしていると。

 

王は、常軌を逸するほどにキム・チャオンの出現を怖がっていました。

宮廷の警備をこれ以上ないくらいに厳重にさせています。

 

そして、とうとうキム・チャオンが仲間の前に現れました。

その場では、冊封式に最善の協力をしましょうと言いました。

が、腹心のチャン・ムンソクだけに本心を明かしました。

何としても、孫を王座に据えたいと。

刺客を連れて、村に向かうと言いました。

ポミから、世子はウォンドゥクという名前で民として暮らしていると聞きました。記憶を失くしていると。

それを聞いて、策を思いついたようです。

 

ムヨンの意識が戻りました。

ヒョクから経緯を聞き、彼も村に向かいました。ホンシムが危険だと思ったのです。

ソへには手紙を届けました。

ソへから貰ったお守りも封筒に入っていました。

別れの手紙でした。

「何故誰も私の傍に残ってくれないのだ・・・。」

ソへは泣きました。

 

ジェユンは、クォン・ヒョクにウォンドゥクの似顔絵を見せました。

「世子様だ。」

その似た男というのは誰だ?とクォン・ヒョクに聞かれました。

「世子様に似た男は世子様だ。」

 

冊封式まであと4日でした。

 

約束の日が来ても、ムヨンが現れないのを、ホンシムは不安に思っていました。

 

その日は、端午の節句。お祭りのように町は賑わっていました。

ムヨンの事を考えると、行く気にはならないとホンシム。でも、これからはこういう賑やかな事も無い生活になるかも・・・と、ウォンドゥクが残念そうに言うので、行くことに。

 

夜になって村に着いたジェユン。

ホンシムとウォンドゥクの姿を見つけました。

声をかけようと思ったけど、止めました。

ウォンドゥクが花束を隠してホンシムの所に歩いて行くのを見たからです。

 

「私はそなたを娶りたい。」

花束を差し出しながら、ウォンドゥクが言いました。

「あなたはとても高貴で身分の高い人かもしれない。家族が必死に探してるかもしれない。それなのに、私と行ったら後悔しない?」

ホンシムが聞きました。

「そなたの傍を離れたら後悔する気がする。」

何故答えない?とウォンドゥクが言ったら、ホンシムがそっと頬にkissしました。

嬉しそうにウォンドゥクが少し微笑みました。

丁度打ち上げられた花火がまるで自分たちを祝福してくれているようだとウォンドゥクは言いました。

ところが、直後に振り返るとホンシムがいないんです

 

昼間に見た奇術の続きは止めろとウォンドゥクは言いました。

でも、返事はありません。姿も見せません。

焦って探すと、渡したばかりの花束が落ちているじゃありませんか

呆然として花束を拾おうとしたとき、兵が取り囲んだのです。

キム・チャオンです。

兵に言いました。

「何をしている。礼を尽くさぬか。王宮にお戻りください。世子様。」

 

ホンシムを拉致したのはムヨンでした。


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『100日の郎君様』10話まで

2020-05-29 14:54:23 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

この作品、BGMのせいか、結構じんわり来ます 年のせいでもあるかも

 

ウォンドゥクがkissした直後、雨が降りだしました。

皆が待ちに待った雨です。

大喜びするホンシムを、ウォンドゥクは呆れたように見ました。このタイミングで雨に喜ぶかって感じ。

まぁ、やっと村最後の独身男女の気持ちが確かめられたせいかしら

 

ウォンドゥクは、ムヨンを倒し、自分の正体を聞き出そうとしました。

ムヨンが自分を狙ったのは、今日が初めてじゃないと気付いていました。記憶の中にムヨンの顔があったのです。

「お前は死んだ人間だ。既に死んだと思われ、忘れ去られている。お前の存在は大勢を死に追いやる。」

と、ムヨン。

ウォンドゥクは、怪我をしているムヨンを殺すことなく、そのまま帰って来ました。

 

ムヨンを射たのは、仲間のポミでした。

今度の仕事が終わったらキム・チャオンの元を去ると言う約束だったが、自分は去りたくなかったからだと言いました。軽傷で終わらせるつもりだったのだが・・・と。

でもね、本当は違いました。

命じたのはソへだったのです。自分の元に置いておきたかったのでしょう。

 

ソへのお腹の子が世子の子ではないと言う噂が王妃側から出たのは、以前、チョン・サヨプがソへの置手紙をくすねたせいでしょう。

サヨプはそれを恋文だと考えました。

で、もしかしたら、相手はソウォン大君?・・・と思ったようです。

ソウォン大君はソへを密かに想ってるようですからね。

でも、ソウォン大君はそれを恋文ではないと断言。自分のソへへの思いは、父や母への思いと同じだと言いました。

波風を立てるなとサヨプをたしなめました。

どう見ても恋心を持っているようですけどね。

それにしても、ソウォン大君は出来た人間です。

 

ウォンドゥクが戻ってきたのを、養父は泣いて喜びました。

ウォンドゥクには、見も知らぬ自分をここまで大切に思ってくれるというのが、理解できませんでした。

ただ心からありがたいと感じたようです。

 

ウォンドゥクの態度が変わりました。

縄のない方や薪の割り方を教わり、一生懸命に働きました。

ホンシムには、それが却って不安でした。

 

チョン・ジェユンがホンシムに頼みごとをしに来ました。

何でも屋をしていると聞いたからです。

ひそひそと話をしているのを目撃したウォンドゥクは嫉妬。

その直前に、ジェユンがホンシムを口説こうとしていたなんて話を聞いちゃったので、余計に勘繰っちゃって。

ジェユンはジェユンで、ウォンドゥクを誤解してるんで、あんな男に嫁いじゃって・・・とホンシムを哀れに思う始末。

この二人、ホンシムを挟んでライバルなんだけど、良い相棒にもなりそうです。面白いコンビだし

まぁ、ホンシムとウォンドゥクの関係は、付き合い始めたカップルみたいになんで、ジェユンの入り込む隙は無さそうですけどね。

 

ジェユンがホンシムに頼んだのは、パク・ソンドの愛犬を盗むこと。

それを自分が発見することで、点数を稼ごうと考えたのです。

まんまと犬を盗んだホンシム。

ところが、逃げる途中でウォンドゥクにぶつかっっちゃって、犬に逃げられてしまうんです。

いくら探しても見つかりません。

計画変更かぁっと焦りました。

すると、ジェユンとホンシムの行動を嫉妬したウォンドゥクが代わりに引き受けることに。

あっという間に犬を捕まえたウォンドゥク。ジェユンは気に食わない相手だけど、感心しました。

「民をおいて権力者に取り入ろうとしているのか。これでは、パク様の犬になるのと変わりないぞ。」

と、ウォンドゥク。

民のくせに・・・とジェユンが言うと、

「庶子のくせに。」

と、ウォンドゥク。そして、そう言われた気分はどうだ?・・・と続けました。

「子供にも学ぶことはある。3人が共に歩めば必ず師匠がいると言う。権力者ばかりで弱者の言葉を無視すれば偉大にはなれない。」

ジェユンは、あまりにももっともな言葉に、ウォンドゥクを凝視しました。普通の民じゃないと感じたでしょう。

そして、既視感を覚えました。

「どこかで会ったことはないか?」

と、尋ねましたが、ウォンドゥクにその記憶はありません。

「友になろう。気に入った。」

ジェユンは言いました。

 

王は、玉璽を押した白紙でキム・チャオンが王妃を脅したことを聞きました。

もう、我慢できないと思いました。

で、キム・チャオンを殺そうと決意したのです。

声をかけたのは、チョン・サヨプ。彼の父・・・つまり、ジェユンの父は、王が即位したことで命を救われたとか。彼が今あるのは、王のお陰だと言う事ですから、異論はありません。

 

宮中で、世子が生きているという噂が立ち始めました。

なんと、その発信源はキム・スジ。

ま、彼しかいませんよね、目撃したのは彼なんだから。

これが、キム・チャオンの耳に入っちゃった。

スジは、最悪のパターンで父親に報告をする羽目になってしまったのです。

スジから話を聞いたキム・チャオン。すぐにポミの元に行き、確認しました。

本当に世子を殺したのか?・・・と。

ポミ、白状しちゃったようです。ただちに村に行くとキム・チャオンが言いました。

 

ある日、ジェユンはパク・ソンドと弓で賭けをしたいと誘いました。

犬を見つけてくれたお礼をしたかったんだが・・・と言いながらも、上機嫌でやってきたパク・ソンド。

おまけに、以前、ウォンドゥクがパク・ソンドに弓を射たことがあったと聞いたので・・・とウォンドゥクに的を持たせて立たせ、その的を狙う賭けを始めたのです。

ポグンたちがはらはらしながら見つめる前で、まずジェユンが射ました。

外れました。

次に、パク・ソンド。

ソンドが射た瞬間、またウォンドゥクは記憶の断片がよぎりました。

自分をかすめた弓が後ろに立ってた女官の首を射抜いたシーンです。

ウォンドゥクはその場に座り込んでしまいました。

これは演技?それとも、ショックで?

だって、この賭けはウォンドゥクから提案したことなんですもん。

 

演技じゃなかったようです。

弓矢に繋がる記憶が次々に蘇って来ましたから。

 

この話を聞いたホンシムは、家を飛び出しました。

ジェユンに猛抗議しました。

そこに、エウォルがやってきたので、ジェユンの評価はがた落ちです。

 

エウォルはキム・チャオンやその他の都の情報を伝えるためにやってきたのです。

ジェユンが頼んでいたのです。

エウォルは、世子嬪の子は世子の子ではないと言う噂を報告しました。そして、世子が生きていると言う噂も。

一瞬、そんな馬鹿な話・・・とジェユンは言いましたが、ふと気になっていたことを思い出しました。

ウォンドゥクの声や話し方に覚えがあったからです。

目の前にあるウォンドゥクの文字も、世子の文字に似ている気がしました。

 

村に向かったキム・チャオン。

急ぎだったので、ついて来たのは、ムヨンの仲間一人だけでした。

そこを、襲われたのです。

 

ホンシムが家に戻ると、ウォンドゥクがいました。

草鞋を編んでいました。

都から帰って来てから、以前とは違っていると感じていたホンシム。

何かあったのかと問いました。

「ウォンドゥクならこうすると思う。」

要するに、ウォンドゥクとして生きると言う事です。

「記憶を取り戻したくない。そなたの傍にいたいから。」

涙があふれそうに溜まってるホンシム。

「お兄様が来たら、ここを離れようと思ってた。あなたを置いて、父さんと二人で出て行こうとしてたの。お兄様といたら一生隠れて暮らさなきゃ。こんな私でいいなら一緒に来てくれる?」

ウォンドゥクは、きつくホンシムを抱きしめました。

このシーンも、絶妙なタイミングで流れるBGMに、またまたじんわり来てしまいました


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『100日の郎君様』9話まで

2020-05-29 13:03:26 | 韓国ドラマのエトセトラ

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ホンシムは真実を告げようと決心したのです。

兄と一緒に行こうとしてる自分を愛してくれるウォンドゥク。その前に真実を告げて自分の人生を選択させようと考えたのかもしれません。いくら一緒にいたくても・・・。

 

ウォンドゥクは大きく動揺していました。

ホンシムへの想いすら、本当かどうか、混乱したのかも。

でも、これまでウォンドゥクという名前に違和感を感じていた理由がはっきりしたのも事実です。

どうすればよいのか、全く分かりませんでした。

 

ムヨンはキム・チャオンの屋敷に担ぎ込まれ、手当てを受けました。命に別状はないようで。

が、意識が戻りません。

誰の仕業かも分かりません。

一緒にいた理由をキム・チャオンに聞かれたソへは、大きな働きをしてくれた褒美を与えたと言いました。

 

ホンシムの養父は、事実を話したと聞くと、おろおろとウォンドゥクに説明しました。

ホンシムに責任は無いと。自分が怪我をして倒れていたのを見つけて連れて来たと。

身元が分かる物は無かったのかとウォンドゥク。

「探さなくていい。記憶も戻らなくていい。お前は誰かに命を狙われていたに違いない。ホンシムも同じだ。濡れ衣を着せられた家族は殺され、あの子も狙われていた。」

もし私が罪を犯して逃げている者ならどうする?・・・とウォンドゥク。

「この年になれば人を見る目を養える。それに、もしお前が謀反人や罪人だとしても、今は何も関係ない平凡な夫だろ。俺は、お前がウォンドゥクでうちの婿ならそれでいい。」

だけど、思い通りににはいかないか・・・と項垂れた養父でした。

 

ウォンドゥクは、自分が発見された場所を聞き、行ってみました。

付近の様子を見ていると、ふいに襲われたシーンが一瞬だけ蘇ったのです。

兵の姿がありました。

でも、一瞬なので、その意味は分かりませんでした。

 

ホンシムは一人で悲しみをこらえていました。

薬草を取ってお金を稼ぎ、少しでも借金を返して行かなきゃと思ったのです。

クンニョが様子のおかしいことに気が付き、問い詰めました。

ホンシムは、泣き出してしまいました。

自分の生い立ちを打ち明けたようです。ウォンドゥクのことも。

少しは気持ちが軽くなったかな?

 

ウォンドゥクはホンシムに聞きました。ホンシムの話した何が真実で何が嘘なのか。

初めて会ったのは、役所だった・・・。桜の下でのプロポーズの話も嘘だった・・・。

ごめんなさい・・・と謝るホンシムに、謝罪の言葉はいらないと言うウォンドゥク。

本当のウォンドゥクとも一度も会ったことが無いと聞くと、ほっとしたようです。ま、嫉妬です。

冷静になって、ウォンドゥクじゃないと分かっても、やっぱりホンシムを好きだと言う気持ちに変わりは無いと確信したようです。

 

たまに記憶の断片が戻るようになっているウォンドゥク。

ただそれがどうつながるのか、どんな意味を持っているのか、分かりません。

命を狙われたことも分かっているので、それが分からないと、このままホンシムの傍にいて良いかどうかの判断も付かないと考えました。

 

そしてなんと

ヤン内官が生きてた

チョン・ジェユンが瀕死の状態だったヤン内官に密かに治療を受けさせていたのです。

何かを隠すために殺そうとしたのでしょうから、ヤン内官を助けることは事態解決の糸口が掴める筈と、チョン・ジェユンは考えたのでしょう。

ちゃら男に見えるけど、実際ちゃら男なんでしょうけど、頭が切れるしフットワークも軽い、出来る人間です、彼は。

 

ホンシムの家に一人の両班が怒鳴り込んで来ました。

先だって、ホンシムが賊に拉致されたのを助けに行くときに、ウォンドゥクが馬を奪った相手です。

そのまま馬がいなくなってしまったので、探せと言うのです。

で、あっという間に探し出したホンシム。流石です

その馬に乗って帰ろうとしていた時、馬が暴走しちゃって。

それを止めてくれたのが、チョン・ジェユン。

丁度、県監として赴任して来たところでした。

 

彼がまずしたのは、ウォンドゥクに王からの褒章を与える事。

前県監の悪事を暴く働きを認めてのことでした。

これで、ウォンドゥクの借金を返すことが出来ました。

 

ウォンドゥクはクドルと一緒に都に行くことになりました。

国に納める献上品を運ぶ役目です。

記憶を取り戻せるかも・・・と言うウォンドゥク。

ホンシムは笑顔で送り出しました。もしかしたら、もう戻ってこないかもしれないと思いながらも。

寂しい気持ち、恋しい気持ちを必死に抑えていました。

 

そして、これが、事態を動かす切っ掛けとなりました。

 

宮中に献上品を運び込んだウォンドゥクたち。

そこで、クォン・ヒョクを見かけました。

後をついて行こうとしたのを、警備の兵に見つかって止められてしまいました。

騒動になりかけたのを、クドルが庇ってくれたので、無事収まりました。

その様子を目撃したのは、キム・スジ。

世子にそっくりだと気付きました。

キム・チャオンともニアミスがありましたが、幸い気づかれずに済みました。危ない危ない。

 

キム・スジは昼間会った世子そっくりの男のことを、父に報告すべきか迷いました。

彼は父にとって不肖の息子だと自覚しています。怖いだけの父親には、迂闊にどーでも良いことを報告出来ないと考えているのです。

で、つい、起き上がれるようになったムヨンにこぼしてしまいました。誰かに言いたかったのでしょうね。

ムヨンはすぐに気づきました。

それが本当の世子で、妹の夫だと。

 

ウォンドゥクは、クォン・ヒョクの退勤を待ち、後をつけました。

都の街並みには、記憶の中のシーンに繋がるものが多々ありました。

それに気を取られて、結局、クォン・ヒョクは見失ってしまいました。

山道に入った時、突然襲われました。

ムヨンです。

でもね、ウォンドゥクは気配を察していました。

怪我を負ってるムヨンは、ウォンドゥクの相手ではありませんでした。

 

チョン・ジェユンはキム・チャオンから、パク・ソンドの信頼を得るよう命じられていました。

それが、キム・チャオン自身の信頼を得る道だと考えたジェユンは、村人から反感を買おうと、目的を達成しようと考えました。

 

それとは別に、ホンシムと再会できたことが彼には嬉しかったのです。

でもね、既に結婚したと聞き、ショックを受けました。

都で会った時は、まだ未婚だったのに・・・と。

 

ジェユンは、パク・ソンドに取り入るため、彼の屋敷の井戸に水を貯めろなどと言う無茶を村人に要求。

ホンシムたちは、ムカつきながらも命令に従っていました。

パク・ソンドは、すっかり上機嫌です。

 

ホンシムはジェユンを騙して穴に落としました。

都では灯篭の事もあって、良い人だと思っていたのに・・・とね。

 

王妃の元を突然キム・チャオンが訪ねました。

白紙に玉璽だけが押されたものを見せたキム・チャオン。

これに何を書くか、彼にかかっていると示したのです。王妃とソウォン大君を殺すよう書く事だってできると言う事です。

その時、王妃は、世子嬪のお腹の子の父親は世子ではないという噂を広めようと企んでいるところだったのです。その情報を、キム・チャオンは王妃側から寝返った一人の大臣から報告を受けていました。

「なにもしないでください。そうすれば生きられます。」

怒りに震える王妃でした。

 

ホンシムは、都から帰って来たクドルと会いました。

ウォンドゥクは確かめたい事があるからと、残っていると聞きました。

不安でした。もう帰ってこないかもしれないと諦めの気持ちがあるのも事実ですが、不安でした。心が痛みました。

でもね、ウォンドゥクは帰って来ました。

家の近くでホンシムを待っていました。

 

記憶は取り戻せた?思い出したら帰ってこないと思ってた・・・とホンシム。

ウォンドゥクは何も言わず、kissをしました。

なんか・・・涙が出そうでした


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『100日の郎君様』8話まで

2020-05-28 13:52:52 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ウォンドゥクはホンシムのために美しい靴を買っていました。

本当は桜の刺繍が良かったのですが、梅の物しかなくて。仕方ないのでそれにしたのですが、本当に美しい靴です。

その時、ムヨンが見つけたのです。

 

ホンシムがやってきて、微笑んだウォンドゥク。

その瞬間、ホンシムが矢に気づき、ホンシムの目の動きでウォンドゥクも気づきました。

で、寸でのところで矢を避けることが出来たのです。

 

しばらく麦の中に潜んでいたウォンドゥクとホンシム。

誰もいない事を確認して、立ち上がりました。

ウォンドゥクは、靴を差し出しました。

思いもよらないプレゼントに、ホンシムは一瞬呆然としました。

嬉しさと共に、罪悪感も感じているように見えます。

打ち明ける事がある・・・とホンシム。

ウォンドゥクが、分かってると言いました。本当は両班の娘だろ?・・・と。

次々にそう考えた理由を言うのですが、ホンシムはそれをことごとく否定しました。

「言いたくないなら無理強いはしない。少しずつ知って行くのも悪くはない。」

ウォンドゥクが言いました。

「そなたの事は覚えていないが、今この瞬間のことは忘れないだろう。」

本当は、ウォンドゥクの正体について、養父から聞いた事を話そうと思っていたんでしょうね、ホンシムは。

結局、言いそびれてしまいました。

 

そして、この様子をムヨンは遠くから見ていたのです。

 

ソへの懐妊は、王はもとより、大臣たち全てに衝撃を与えました。

世継ぎが出来るのだから、王妃たちを廃しても構わないという意見。慶事にこんな争いごとで世子嬪を煩わせるのは体に良くないから収めようと言う意見・・・等々。

キム・チャオンは王妃たちを廃することが民心を得る事だと主張。民心を失っては王たる所以が無いと。

王は、何とか結論を先送りする事しかできませんでした。

 

その頃、チョン・ジェユンは何者かに囚われていました。

指示したのは、なんとチョン・サヨプ。

特に殺すとかいう考えはなく、今回、出過ぎた真似をしたことを思い知らせようとしただけみたいですね。

 

ジェユンは宮中の書庫で王や世子の生活を詳細に記した書物を調べました。

ユルが王の代わりに祈雨祭に行くことになった経緯、ユルがその時手に負えないほどの事態に面していたということ、参加は気が進まなかったこと、それを進言したのはキム・チャオンだったことが分かりました。

キム・チャオンがユルを殺したのでは?・・・とジェユンは思いました。

 

で、何を考えたのか、ジェユンはキム・チャオンに接近する策を取り始めたのです。

ユルの密書を渡しました。『踵』と書かれたものです。

「ほしいのは、左議政のお心です。世子様の代わりと思い、何でもお申しつけを。」

世子の代わり?ユルがキム・チャオンの言う事に従って来たって見てるの

 

クドルとクンニョ夫婦はホンシムたちがまだ本当の夫婦になっていない事に気が付いていました。

記憶を失ったままだからと、ホンシムは言いますが、本当はそれでもお互い好きになっていると見ていました。

で、それぞれに夜の生活についてご指導するんですよね。

これが笑えます

 

ムヨンは、クドル夫婦にホンシムたちの関係を聞きました。

ウォンドゥクが知り合いに似てるので・・・とかなんとか理由をつけて。

クドルは、二人の経緯を詳細に話してあげました。ウォンドゥクが記憶喪失だということも。

ムヨンは事情を把握しました。

仲間も、ウォンドゥクが世子ユルだと承知していました。

なので、どうして殺さないのかとムヨンに問いました。

「妹だ。一緒にいるのは。」

正直に話すしかありませんでした。

 

突然、王がキム・チャオンの屋敷を訪ねて来ました。お忍びで。

王は、二度も妻と息子を見捨てることは出来ないと言いました。キム・チャオンに気持ちを分かってもらいたいと思ったのかもしれません。

キム・チャオンは冷たく言いました。

「非情は王の宿命です。私情に流されれば国全体が窮地に陥ります。」

王はキム・チャオンがこの騒動を仕掛けた張本人だろうと指摘。もう止めろと。

でもね、キム・チャオンにとって王は単なる駒の一つでしかないのです。意向に従うつもりはありませんでした。

訪ねて来た意味はありませんでしたね、王様。

 

後日、キム・チャオンは王妃たちの廃位の件は、撤回すると王に報告しました。

望みは何かと聞かれたキム・チャオン。

「玉璽です。」

と答えました。

王になるというのではなく、玉璽の押された白紙が欲しいということなんです。

いつでも自分が望むことを。王命として出せるってことですね。

愕然とした王でした。

 

ウォンドゥクとホンシムは、パク・ソンドをこのまま大人しくさせておく方法を考えました。

必ず何か仕返しをしてくると踏んでいたからです。

で、暗行御史の名を騙り、矢文を射たのです。

いつも目を光らせてみているぞと。パク・ソンド、大人しくしておくしかありません。

 

ある日、突然マチルが家にやってきて、ホンシムを売り飛ばすと連れて行こうとしました。

約束が違うとウォンドゥクが怒り、もみ合いになりました。

乱暴にホンシムを連れて行こうとしたので、ウォンドゥクが一突きしたら、マチルは倒れて死んじゃった。

丁度その時、ホンシムの家には役人のボウンやクドルたちが来て賊に荒らされた家の片づけを手伝ってくれていました。

ボウンは、その場でウォンドゥクを引っ立てて行きました。

でもね、これは皆のサプライズ。

その日は、ウォンドゥクの誕生日だったんです。役所の片づけをしていたボウンが気づいて、ホンシムたちにも知らせず、セッティングしたってわけ。

勿論、マチルも死んだフリだったんです。

 

驚いて声も出ないウォンドゥク。

こんな経験、お初だったでしょう。

ホンシムはほっとすると怒りがこみ上げて来ました。涙もこぼれました。

私に何かあれば一人になると思ったのか?・・・とウォンドゥク。

「一生傍にいる、心配するな。そなたの夫だからな。」

差し出したウォンドゥクの手を、初めてホンシムも握りました。

 

その夜は本当に楽しい宴となりました。

 

お開きになった時、ムヨンが来ました。

ホンシムが楽しそうな姿をほっとしながら見ていたようです。

「今晩、ここを立とう。」

と、ムヨンが言いました。

ホンシム、戸惑いました。まだここを離れたくないと思ったのでしょう。

ムヨンと一緒に生きたいとずっと思って来たけれど、あまりにも突然なので、やはり・・・ねぇ。

「皆にお別れをして行きたい。」

ムヨンは10日以内に・・・と言いました。

ウォンドゥクがユルだとは、言えませんでした。

 

ウォンドゥクはその夜、ホンシムと過ごそうと考えていました。

ちょっとこっ恥ずかしいセリフなんぞ言って、良い雰囲気になりかけたのに・・・。

ホンシム、kissを避けちゃった・・・

「あなたが言ったじゃない。祝言を挙げた夜、私が衣を脱がそうとしたら“記憶は戻らない。私の体に触れるでない”って。」

とホンシムが言うと、覚えていない・・・とぶつぶつと小さな声で呟いたウォンドゥク。

一緒に寝るのは記憶が戻ってからに・・・とホンシムは言って、とっとと部屋から出て行きました。

 

本当のウォンドゥクと本当のホンシムだったら、どうだったかな・・・ホンシムは思いました。

 

チョ県監の後任が決まりました。

なんと、チョン・ジェユンです。

庶子だからとチョン・サヨプが反対しましたが、別の候補者を押しのけた形でキム・チャオンはごり押ししました。

王は、以前に増してキム・チャオンに逆らうことはできません。

 

知らせを聞いたジェユンは、喜ぶどころか、左遷された気分になったようです。

キム・チャオンの傍で事件を探ろうと考えていたのでしょう。

直訴しましたが、キム・チャオンにはスルーされました。

やってもらいたいことがあるとキム・チャオンは言いますが・・・。

 

ムヨンはキム・チャオンに手首を持ってきました

ユルの物だと言いますが、あれは誰の?まさか、事情を知ってる仲間

キム・チャオンは、それを信用して受け取った体ですが・・・。本当に信じてるんでしょうか。

約束通り、出て行こうとしたムヨン。

丁度ソへが実家に戻って来たところに出くわしました。

 

尚宮は二人の関係を知っているようですね。

輿を止め、ソへをムヨンと会わせました。

だからと言って、何がどうなるわけでもありません。

別れの挨拶をして、ムヨンは背を向けました。

ところが、その直後、ムヨンが矢で射られたソへの目の前で。

 

ウォンドゥクは、クドルに村のデートコースを教えてもらいました。

ホンシムとも、絶対にこうしただろうとね。

もう記憶は戻った・・・とホンシムに言いましたが。魂胆見え見え

家に帰ろうと言うウォンドゥクに、ホンシムは急な仕事が入ったと、言いました。

今日中に帰れるからと言われ、ウォンドゥクは急いで依頼人のところに。

 

それは、ウォンドゥクに真実を分からせるためのホンシムの策だったようです。

もしかしたら、本物のウォンドゥクの実家だったのかな?

 

「何故あそこに行かせた。」

と、帰宅したウォンドゥクがホンシムに問いました。

私はウォンドゥクではないのか?・・・と。

「うん。」

と、ホンシムは答えました。

 

ナム・ジヒョンさんって、目の動きが良いですよね。

細かな感情が伝わって来ます。


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『100日の郎君様』7話まで

2020-05-28 12:04:35 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

拉致されて縛られていたホンシム。

ウォンドゥクは人が変わったように賊に立ち向かいました。武器も持たず、木の枝で刀で斬りかかる男たちを一網打尽にしたのです。

ホンシムは、その様子をあっけにとられて見つめていました。

決して一介の平凡な民の姿ではありませんでした。

ウォンドゥクは、刀を突きつけられた時、一瞬昔の記憶が蘇りました。祈雨祭に行く途中、襲われた時の。

その油断した瞬間、腕を切られてしまってました。

ウォンドゥクは愛おしそうに手当てをしようとしたホンシムの頬に触れました。

そして、賊の後を追って行ったのです。

家は危険だから、町の宿屋に泊まった方が良いと言いおいて。こういうところも、普通の人にない危険予知ですよね。

 

クドルの知らせを受けた養父も、村人大勢と共にホンシムを助けに来ていました。

そのあとを、ムヨンも付けていました。

ムヨンはユルの行方を探っていた時、矢傷を負った者がいるとの情報を得て、ホンシムの家に行っていたのです。その時、娘のホンシムが拉致されたと騒いでいるのに遭遇。

ホンシムが言ってた“桜の木のある家”だと気付き、もしやと後を追ってきたってわけ。

無事な妹の姿を見てほっとしました。ホンシムと名乗っていることも、知りました。

 

一方捕まったチョン・ジェユンと女官は、世子たちに呪いをかけるためのお札を剥がしに来たと言う疑いで取り調べを受けていました。

疑いというより、もう断定ですわな。

拷問も加えられちゃって・・・。

ジェユンにしてみれば、とんだ災難。

勿論、濡れ衣だと訴えましたし、女官も決して白状はしません。

そこに、ジェユンの異母兄チョン・サヨプたちがやって来まして、猛抗議。捜索した尚宮は、お札は無かったと言いました。

でも反対に、白状されて自分たちの名前が出るのを恐れてやって来たのかと、キム・チャオンに言われてしまいましたよ。

 

チョン・ジェユンは、自分の潔白を証明するためにも、無いと言う札を見つけて見せると言いました。

で、あっという間に見つけてしまうのですが、これが余計に疑惑に火をつけてしまう結果となったのです。

あんなに簡単に見つけたら、自分が隠したものを自分で見つけたと疑われてしまうのも当然ですけどね。

再度尋問場に連行されそうになったので、ジェユンは必死に言いました。

「世子様から命を受けた。」

・・・と。

流石にこの言葉は無視できないと思ったキム・チャオンでした。

 

ジェユンは、キム・チャオンにユルから密書を受け取った話をしました。

その意味を調べるために世子嬪の屋敷に入ったと。

でも、内容は教えませんでした。見せる事も拒否しました。

これでは、密書の存在も信じることは出来ません。証明しろとジェユンに言いました。

 

ジェユンは一通の封書をエウォルに預けました。狙うものがいるから、気をつけろと言って。

エウォルは喜びました。役に立てるのが嬉しいと。

で、予想通り、エウォルが賊に襲われ、封書奪われたようです。

でもね、それは偽の封書でした。キム・チャオンが必ず奪いに来るとみて、ジェユンが仕掛けたのです。

 

ホンシムを拉致した賊は、チョ県監とパク・ソンドの手下でした。

賊の一人が役所に入るのを、ウォンドゥクはちゃんと見ていました。

賊は、ウォンドゥクが手練れだと報告しました。自分たちでは敵わないと。

パク・ソンドはますますウォンドゥクがどういう人間なのか、気になって来ました。

 

ホンシムもウォンドゥクが気になり始めました。本当にウォンドゥクなのか・・・。

 

ウォンドゥクはホンシムの腕の赤い痣を見て、必ず仕返ししてやると言いました。

でも、ホンシムは断りました。

「仕返しは力のあるものがやること。私たちみたいな者は命があるだけで十分よ。」

“私たちみたいな者”とは?と、ウォンドゥク。

「人だけど人扱いされない人。両班以外は人とみなされない。」

ウォンドゥクの知らなかった現実がここにありました。

そしてもう一つ、自分の忘れていたことに気が付きました。武術が得意だと言う事です。

 

ところで、ホンシムの養父が、埋めておいたウォンドゥクの服を掘り出していますが・・・。

どうするつもり?

 

ムヨンがキム・チャオンの手下になった理由。それは、ホンシムを助けるためだったようです。

ホンシムを枯葉の中に隠し、自分が囮となって逃げたムヨン。

追い詰められ、キム・チャオンの屋敷に逃げ込み、そこで娘のソへを人質に取ったのです。

でも、ソへを殺すことは出来ず、そのまま捕まってしまいました。

自分の命を取り、妹だけは見逃してくれと言うムヨンの願いを聞き入れてくれたってことですよね?

そして、今度の仕事、世子ユルを殺すことが出来た時、やっと彼は自由になれるのです。そう約束していましたが・・・。キム・チャオンが本当に許してくれるのかしら。裏の顔を知りすぎてるムヨンとその仲間を放免してくれるでしょうか。

疑問だわ。

 

ある朝、役所でチョ県監とパク・ソンドとが話をしているところに、矢文が射かけられました。

書かれていたのは、以前、パク・ソンドの還暦祝いの席上、ウォンドゥクが詠んだ詩。

ウォンドゥクだ・・・となりますわな。

ソンドはウォンドゥクの存在が目障りでならなくて、何とかしてやりたいと思い続けているところでしたからね。良い口実が出来たってもんですよ。

あっという間に、ウォンドゥクは捕まりました。

 

余談ですが。

D.O.ssiの走り方、結構素敵です。ちょっと言いたくて

 

都では、今回のお札の一件が世間に洩れ、儒生たちが例のごとく抗議の上疏文を発し、門前に座り込む事態とていました。

彼らが要求するのは、王妃とソウォン大君の廃位。

他にも、上疏文がたくさん王の元に届いていまして、王は苦悩していました。

 

その時、ソウォン大君が王の元にやって来ました。

「伺いたい事があります。今、この国の君主は誰ですか?」

ソウォン君は、この状況を変だと思わないのかと言いたいのです。秘密裡に行われているはずのお札に関する捜査状況が外に洩れ、既にたくさんの上疏文が寄せられるだけじゃなく、儒生の抗議や怪文書等々。

何者かが仕組んだとしか思えないと言いました。

その何者かは、キム・チャオンだと思うと。

「キム・チャオンは父上を王座に据え、国を動かそうとしています。父上は世子様のお母上も守れなかった。あの者に惑わされ、私たちも失う気ですか?」

真っ直ぐで誠実な意見です。

流石にこの言葉は、王の心に刺さったようです。

外で聞いていたチョン・サヨプも、安心したような表情を浮かべていました。

情けない王様だけど、息子には恵まれたね。

 

ウォンドゥクは役所に引っ立てられ、チョ県監から厳しく追及されました。

でも、そのどれもに堂々と反論するんですよね、ウォンドゥクが。

そうなると、余計に腹が立ってしまうチョ県監。殴りつけましたよ、思いっきり。

口ぶりが両班のようなのも、気に入りません。

縛り上げようとしたとき、ホンシムと村人たちが抗議にやって来ました。

ホンシムは必死にとりなそうとしますが、効果はありません。

パク・ソンドは、ホンシムに刀を突きつけました。

そして、ウォンドゥクに矢を射てみよと命じました。

矢文を射かけた者は、弓矢にかなりの心得があると見たからです。村人の中に、そんな者はいないと分かってした。だとすると、新入りのウォンドゥクしかいない・・・ってね。

 

矢を射なければ、ホンシムの首が飛ぶ。もし的に命中させたら、ウォンドゥクが犯人とみなして首をはねる。命中しなかったら実力を隠した罪でホンシムの首が飛ぶ・・・。

つまり、どうなってもウォンドゥクかホンシムのどちらかが死ぬということです。

なんて卑怯な

 

ウォンドゥクは弓を番えました。

でもね、狙ったのは的じゃなく、パク・ソンドの剣。

でも、外れました。腕の傷が癒えてませんでしたからね。

捕まえろ・・・と、チョ県監が声を上げた時、門の外に大きな声が。

「暗行御史参上

 

後はもう、ご承知の通り。

悪代官チョ県監たちは捉えられたのです。様々な悪事の証拠が揃えられていて、申し開きできる状況じゃありませんでした。

 

ウォンドゥクは、ホンシムを力いっぱい抱きしめました。

剣を狙ったと聞いたホンシムは、弓矢を握った事も無いのに、どうしてそんな無謀な事を?と聞きました。

「弓を持ったらできるような気がした。」

と、ウォンドゥク。

的が外れたのは、腕の傷のせいじゃなく、一瞬記憶が蘇ったようにあるシーンが浮かんだからだと言いました。

 

このタイミングで暗行御史が現れたのには、理由がありました。

ホンシムが宿屋で見かけたホ・マンシクの素性に気が付いていたのです。証拠を渡したのはホンシムでした。

で、ウォンドゥクも、彼の素性に気が付いて証拠を渡そうとしたのですが、ホンシムの方が一足早かったってわけ。

ホンシムがウォンドゥクの正体について疑問を抱き始めたのと同様、ウォンドゥクもホンシムの素性が気になり始めました。そう考えると、これまでの様々な疑問点が浮かんだのです。

 

ある大臣の息子が死んだという知らせが入りました。

キム・チャオンは、それがソへの相手だと考えたようです。

これで邪魔者は居なくなったと思いました。作戦を進める好機が来たと。

 

朝廷ではこの騒動についての会議が開かれました。

王妃とソウォン大君の廃位に関して賛成派反対派が互いに譲りません。

王は反対の意見でした。世継ぎはもうソウォン大君しかいないと言う事が大きな理由でした。

そこで、キム・チャオンが誰も予想していなかった事を発表したのです。

世子嬪の懐妊です。

衝撃が皆を包みました。

 

ウォンドゥクは、クドルにホンシムについて聞きました。

でも、兄の存在すら知らない事が分かったのです。クンニョは、養女だということは知ってましたが。

麦畑に来るようホンシムに伝えてくれとウォンドゥクは言いました。

 

ホンシムは養父を追及していました。

本当にウォンドゥクはウォンドゥクなのかと。

しつこく追及され、養父はとうとう白状しました。

 

先に麦畑に来ているウォンドゥク。

それをムヨンが狙っていました。

ムヨンは町でウォンドゥクを見かけ、一目で世子ユルだと気付いたのです。

矢を放った瞬間、ムヨンはウォンドゥクの前に立っているのがホンシムだと気付きました。

もう遅い


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『100日の郎君様』6話まで

2020-05-28 08:54:25 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

写本でお金を稼ぐことが出来たウォンドゥクとホンシム。

これでクッパも食べられると、ウォンドゥクは喜びます。

その時、遠くにマチルの姿を見つけたホンシムは、ウォンドゥクの手を引っ張って物陰に隠れました。

顔を合わせて良いことは無いと思ったのでしょう。

狭い空間に隠れた二人。

不愉快だ・・・とウォンドゥクが言いました。記憶が戻ったようだ・・・と。

ホンシムは不安になりました。記憶が戻ったら、自分が付いていた数々の嘘がばれてしまいます。

でもね、ウォンドゥクが言いたかった事は、心と体に沁みついていたホンシムへの想いを思い出したということでしょう。

ウォンドゥクは、ホンシムに惹かれていくのを意識し始めたのかもしれません。そしてそれは、忘れてしまっていた感情が蘇ったと考えたのでしょうね。

落ちてくる豆がホンシムに当たらないように咄嗟に庇ったのは、体が覚えていたからだと。

 

ここで待ってろ・・・と急にウォンドゥクはどこかに行ってしまいました。

マチルと取引しようと考えたようです。

マチルの不正を役所に訴えない代わりに、ホンシムに危害を加えないということです。

マチルが気持ちを変えるとは思えませんが・・・。どういう戦略だったのでしょうね。

 

その頃、ホンシムの兄ムヨンが、その町に来ていました。

世子ユルが襲われた山近くの村から、ユルの生死を調べようと考えたのです。

街中を探っているとき、ムヨンはホンシムと偶然すれ違いました。

ホンシムがすぐに気が付きました。

追いかけて声をかけたのですが、ムヨンは必死に人違いだと言い逃れしようとしました。

でもね、諦めるホンシムじゃありません。

木刀で斬りかかりました。それを防いだムヨン。とうとう、認めました。

 

死んだとばかり思っていた兄が、生きて、こんなところでバッタリ再会するなんて・・・。

ホンシムは、泣きながら会いに来なかった理由を問いました。

ムヨンは思わず抱きしめてしまいました。通りの真ん中なんだけど・・・。注目されないかしら。

 

ムヨンは、仲間の目からホンシムを庇いました。

やらなくてはいけない用が終わったら、必ず迎えに来る・・・と言って、背を向けました。

 

ウォンドゥクは、その様子を目撃していましたが、ホンシムには何も聞きませんでした。

でも、気になっていました。あの男は誰だってね。

ウォンドゥクは、浮気相手かもしれないと思いました。自分が兵役についている間に、別の男と付き合っていたんじゃ?って。

で、クドルに確かめに行きました。

クドルは、絶対にいなかった、揺らぐことは無かったと断言。

それを聞いて、満足気な表情になるウォンドゥクが可愛い

 

世子ユル付きだったヤン内官が宮中に戻って来ました。

本来ならば、ユルと共に祈雨祭に行ってる筈だったのですが、体調不良ということで同行しなかったのです。

そのおかげで生きているのですが。

ユルの死を聞いて、血相変えて泣きながら確かめに行こうとしました。

散々ユルには困らされましたが、本当は優しい人だということをちゃんとヤン内官は知っていたのです。ユルの苦しみや寂しさも見て来ましたし。

キム・スジに本当の話だと聞かされ、天を仰いで号泣しました。

 

ヤン内官の生存は、キム・チャオンすら予想していなかったことでした。ユルの一番近くでいたヤン内官が、遺体がユルじゃない事に気づくかもしれないと、焦りました。

遺体の見分を命じられたヤン内官は、変わり果てた遺体を前にしたら冷静にはなれず、それが別人だとは思いもよりませんでした。

でも、少し時間が経った時、違和感を感じたことを思い出したのです。

祈雨祭に行く前日、自分がユルの手の爪を深爪してしまったのです。

遺体の爪は、そうじゃなかった・・・。

 

別人の可能性がある・・・と、ヤン内官は思いました。

ところが、突然ヤン内官は投獄されてしまうんです。

王様に話がある!・・・と、牢で叫ぶヤン内官。

でもね、結局、殺されてしまうんです。キム・チャオンに・・・。

遺体が別人だと気付いたせいで。

 

キム・チャオンはその足でソへの元に行きました。怒りを抑えられなかったのです。

もう自分の手を汚すようなことはしないつもりでした。ホンシムの父を殺した時にそう決意していたのです。

なのに、ソへのせいで、また手を血で染めてしまったわけですから。

ソへの顔を掴み、聞きました。子の父親は誰だ?と。

「生きていません。」

と、ソへは涙をためて言いました。

しかし、キム・チャオンは娘の性格をよく知っていました。ソへに人を殺すことは出来ないと。だから、相手の男はまだ生きているに違いないと。

自分で蒔いた種なので自ら刈り取ります・・・とソへ。猶予をくださいと。

「3日以内だ。王族や名家の男が死ななければ私が直接手を下す。」

こんな状況でも、ソへは父に対して服従姿勢を見せることはありません。

父には王妃と大君の始末をする役目があるだろうと言いましたよ。お互いの務めを果たしましょうと。

強いです、ソへ。

でもね、相手の男が両班だとしか思えなかったのは、キム・チャオンの見込み違いでしたね。

このシーン、本当に頬を掴んだ証拠に、掴まれた跡が赤くなっていましたよ

 

チャン・ジェユンはユルの死を聞いて以来、すっかりやる気が起こらなくなっていました。

自分に託された密書の意味も考える気になりません。仮に答えを導きだしたとしても、それが正解かどうかを答えてくれるユルがいないのですから。

でも、忘れたわけではなく、常に頭の中に密書の事がありました。

ふと気づきました。ヤン内官にユルについて聞いたら、何かヒントになるかもしれないと。

しかし・・・遅かった。もうヤン内官は殺された後だったのです。

ジェユンは、この一件によって、ユルの死には何か裏があると察しました。

 

ホンシムは兄の言う“やらなくてはいけない事”がどのくらい時間がかかるものなのか、分かりません。

だから、再会して以来、兄が来るのを今か今かと待つようになりました。

 

ところで、ウォンドゥクは、商売を始めました。

彼が読み書きができるのを知った村人が、手紙や契約書等を持ってきて、読んでもらうようになったのです。

それと同時に、相談事に助言をしてあげたりしました。

村人たちは大喜びで、ウォンドゥクの前に列を作りました。

村人から感謝されたウォンドゥクは、自分に自信がついてきました。

 

この村では、税としてテンの毛皮を納めなくてはいけない決まりがありました。

山からテンの姿が消えて随分経つと言うのに、その決まりはまだ続いていて、村人たちを苦しめていました。

別の物を納めれば良いのでは?とウォンドゥクが言うと、ホンシムは諦めたように言いました。

「海の近くじゃないのに塩を納めることになってる村もある。王は民の事なんて考えていない。無能な王よ。」

あの方はそんな方じゃない

思わず感情的に声を荒げてしまったウォンドゥク。

まるで知人のように王のことを口にしたので、周囲の者も、ウォンドゥク自身も驚きました。

 

ホンシムが山にテンを取りに出かけることになりました。

ウォンドゥクは力にならないから家に居てと言うホンシム。頼みがあるの・・・と言いました。

「私を訪ねてくる人がいたら、必ず引き留めておいて。すぐ戻るから待っててと伝えて。どこにも行かないで必ず家にいてね。」

 

ウォンドゥクは、訪ねてくる男がどんな奴なのかと、気になって仕方がありませんでした。

で、やってきたのは、モックという男の子。男に違いは無いけど・・・。

モックは、ハスの葉ご飯を届ける使いを頼まれただけでした。

そして、直後にもう一人・・・。誰?

 

予想通りテンは一匹も捕まえることは出来ませんでした。

でもね、ホンシムは良い手を思いついたのです。

薬草を手に入れ、チョ県監を訪ねました。それでテンの毛皮30匹分になると。都でテンの毛皮と交換すれば良いと。

同席していたパク・ソンドにも頼みました。村で調達できるものに変えてほしいと朝廷に掛け合ってほしいと。

 

ホンシムは急いで家に帰りました。兄が来たかどうか確かめたかったのです。

それらしき人が来たけど、引き留める間もなくいなくなったとウォンドゥク。

ホンシムは家を飛び出しました。確かに、それらしき人が来たと宿屋の女将は言いました。

途中でマチルと会いました。

その時、マチルの態度が以前とは全く違うのが気になったホンシム。自分に対して優しくなったんですもん。

ウォンドゥクとの取引の結果でした。

如何にホンシムを大切に思っているかをマチルから聞きました。

 

ウォンドゥクは、ホンシムの気持ちを確かめたかったのです。

待っている人がホンシムにとってどういう人なのか。自分との結婚はその男の代わりでしかなかったのか。

「お兄様よ。」

ホンシムは、初めて口にしました。

養父以外、知らない事情でした。

分からないでしょ、毎日、待ち続ける気持ちが・・・とホンシム。

でも、ウォンドゥクにも分かる気がしました。自分も誰かを長い間待っていた気がするのです。

実際、彼は宮中に桜を植えさせ、毎年花の季節にはそれを切なげに見つめていたようです。

 

ウォンドゥクは、手を差し出しました。辛そうだから、手を取るのを許す・・・なんてね

ホンシムは呆れたように手を取らずに行こうとしました。

ウォンドゥクは、追いかけて手をつなぎました。初めてのことですね。

これ以来、二人の関係はさらに近づいて行きました。意識することが多くなってきましたね。

 

ソへが世子嬪の屋敷を出て実家に行きました。

その間に、王妃は女官に命じてお札を回収して来させようとしました。要するに、世子と世子嬪を呪うための札ですね。回収しておかないと、マズイですもんね。

 

チョン・ジェユンは世子嬪がユルが大切にしていた桜を切ったと聞き、気になりました。

で、ソへが実家に帰っていると聞き、屋敷を調べてみようと思ったのです。門は鍵がかかっていたので、塀を乗り越えて侵入。

そこで、王妃の命を受けた女官と鉢合わせしちゃいました。

直後、尚宮たちがやってきて、怪しい物がないか、捜索を開始したから大変。あっという間にジェユンと女官は見つかってしまいました。

 

ある日、ホンシムの家を、両班の娘が訪ねて来ました。ウォンドゥクに用事を頼みたいと。

浮気をした婚約者に仕返しをするため、自分の恋人役をしてほしいと言うのです。

両班姿になったウォンドゥクに、ホンシムは一目で魅せられてしまいました。両班の娘なんぞ、うっとり見つめてした。

で、役目を果たし、そろそろ終了というとき、クドルが息せき切って駆け付けて来ました。

ホンシムが拉致されたと言うのです。

 

ウォンドゥクは依頼人の婚約者が乗ってきた馬を奪うと、そのまま駆け出しました。


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『100日の郎君様』5話まで

2020-05-27 15:10:21 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

なんとまぁ、ウォンドゥクが倒れたのは、空腹と疲れのためでした。

医者から高い薬を処方されそうになったので、ホンシムはそれを断りました。

これ以上の借金はいけないと思ったのです。

その代わり、山で薬草や滋養の付くものを取ってきて、飲ませたのです。

そのおかげか、ウォンドゥクは、間もなく意識が戻りました。

 

ホンシムが寝ずの看病をしてくれたと知ったウォンドゥク。

口には出しませんが、感謝の思いは抱いたようです。

ホンシムを見つめる目がほんの少し優しくなっています。

 

一瞬頭に浮かんだ映像の意味が分からないウォンドゥクは、ホンシムに自分がどういう男だったのか教えてほしいと言いました。

いい人だった、気さくで頼もしくて、仕事ができる男だった・・・と答えたホンシム。

だって、ホンシムも知らない事ですからね。養父から聞いたことをそのまま話すしかありませんでした。

しかし・・・。

巻き割りもろくにできないし、藁を編むこともできません。鎌を使わせても、壊しただけ。

全く何の役にも立ちません。がっくりですよ、ホンシム。

 

家に帰ると、役人のポグンとマチルが彼らを待っていました。

マチルはウォンドゥクに貸したお金の請求のため。

ポグンは、ウォンドゥクが壊した甕の弁償のためでした。

どっちが先に返してもらうかで大揉め。

そして、全く責任を感じていないウォンドゥク。

ホンシムはこうなったら、チョ県監に裁いてもらうしかないと、全員揃って役所に行きました。

ウォンドゥクは、頭が弱いと主張し、そういう者が罪を犯しても、善悪の区別がつかないためお咎めなしという前例に沿って処分してほしいと訴えました。

上手く行くかと思ったのに、そこで、ウォンドゥクが自分はまともだ!と強く主張したので、結局支払う責任ありとみなされてしまったのです。

人の心をあまりにも知らなさすぎるウォンドゥク。ホンシムは怒りのあまり、言葉も出ません。

 

帰り道で怒りをぶつけたホンシム。

でも、ウォンドゥクはウォンドゥクで、記憶を無くして苦しんでいる夫を妻が貶めるようなことを言うなんて!と、怒りました。で、

「囲い者になれ。」

って言っちゃった。

思わず、ウォンドゥクの頬を叩いたホンシム。そしてそのまま背を向けて行ってしまいました。

実は、ウォンドゥクは見た目以上に傷ついていたのです。自分が本当に何も出来ないことを思い知らされて。

 

とうとう遺体が見つかりました。

自分がチェックすると近づいたキム・チャオン。

世子の服を身にまとったその遺体は、トンジュ。でも、世子だと言いました。

 

早馬で王にユルの死が伝えられました。

王は蒼白になりました。

王妃はほくそ笑み、ソへはほっとしたようです。

実は、結婚する前から、世子ユルが自分を嫌っていると知っていたのです、ソへは。でも、ソへがユルを憎んでいたのかは分かりません。ただ、夫婦じゃなかったら、こんな運命にはならなかったと感じていました。

 

チョン・ジェユンは、矢を作った職人が崖から転落して死んだことを知りました。

何者かが、口封じのために殺したと察しました。

上司に報告すると、犯人が自首してきたというじゃありませんか。

替え玉です。

ジェユンは、気づいていました。

でも、敢えてそれを受け入れるフリをしました。

 

ジェユンは、15夜の夜、ホンシムが兄を待つと言っていた橋に行きました。

ホンシムはもう来ていました。

海まで流れたら願いが叶うと言われている灯篭を流してあげました。

ジェユンは不思議でした。

相貌失認の自分が、ホンシムの顔だけははっきりと見えることが。

何故私に優しくするのですか?・・・とホンシム。

ジェユンは、相貌失認の事を打ち明けました。そして、ホンシムだけは、ホンシムの顔だけは、はっきりと見える・・・と。

「これは運命ではないかな。」

 

ちょっとしたトラブルに巻き込まれ、離れ離れになった二人。

ジェユンが橋に戻ってみると、そこにホンシムからの置手紙がありました。

願いを書いた灯篭のことを感謝すると書いてありました。願いが叶わなくてもそれで充分だと。

この場所に来て兄を待ち始めてもう10年以上になる。最近はそれが辛くなっていた。兄がこの世にいないことを実感するから。

“私に会うために訪れるのはもうお止めください。二度と行きません”

 

ウォンドゥクは、ホンシムが帰ってこない事が心配でした。

事情を聞いていなかったのです。喧嘩別れしたままでした。

 

そんな時、クドルが宴会の手伝いをしたら肉チヂミがもらえると知らせてきました。

ウォンドゥクは、肉チヂミが好きなのです。いえ、正確にいうと、ユルが。

で、つい、のこのこと行っちゃったんだけど、そこは、パク・ソンドの屋敷。

ソンドの還暦祝いの宴会だったのです。

 

ホンシムも手伝いに来ていました。

見つけた時のウォンドゥクのほっとしたような、嬉しいような表情が上手いです

 

宴会の席で、手伝いに来ていた女性が高価なツバメの巣の料理を落としてしまいました。

激怒したチョ県監やパク・ソンド。

女性を袋叩きにしろというのを、ホンシムが割って入って止めました。

そしたら今度は、ホンシムが矢面に。

パク・ソンドは、ホンシムにお酌をするなら許してやると言いました。言いなりになるなら、わがままも許してやると。

ムッとしたホンシムですが、自分が犠牲になる方がマシと思い、傍に行こうとしました。

その時、ウォンドゥクがホンシムの腕を取ったのです。

「そこから一歩も動くな。私の許しもなく。」

きゃぁ~っカッコ良いわ

 

そして、そのまま宴を抜けようとしたら、当然、パク・ソンドたちは口々にウォンドゥクを詰り始めました。

ウォンドゥクは、ちょっと前にパク・ソンドが詠んだ詩をバカにしました。あれでも詩か?と。

ここで、世子としての教養が初めて示されました。

面目丸つぶれのパク・ソンドは激怒して罰を与えようとしたのですが、その時、もたらされたのが、世子の遺体発見の報告。

宴なんぞ開いていたと知られたら、マズイですもんね。すぐに撤収開始です。

 

何て無茶な事を!と、ホンシムが言いました。両班に楯突くことは、命を失う恐れもあるのにと。

そしたら、ウォンドゥクは言いました。

囲い者にしたいという者の家に行くのに、紅を差して行くのか。酌をするつもりだったのかと。

「嫉妬してるの?」

と、ホンシム。

「この不愉快な気分が嫉妬なのかもしれない。」

そんな答えが返ってくるとは、ホンシムも思っていなかったようで、言葉に詰まりました。

ウォンドゥクは、ホンシムの首に手を当てて言いました。

「二度とあの屋敷に行くな。他の男のために紅を差すな。」

そして、指でホンシムの紅を拭いました。どぎまぎするよね、ホンシム。

2人の距離が縮まり始めました。

 

自分はまぬけじゃない・・・とウォンドゥクは言いました。

詩を知っているから・・・。

 

ホンシムは、ふと思いつきました。ウォンドゥクは字が読めるのか?と。

確認してみると、本当に読めることが判明。嬉しさのあまり、抱きついてしまいましたよ。

で、始めたのが、写本の仕事。

主に怪しいそっち方面の本なのが、笑えます。

 

遺体が宮中に運び込まれました。

王は、自分の目で確かめないうちは信じられないと言いました。

そんな簡単にユルが死ぬはずないと。

でもね、長い時間水に浸かっていた遺体は酷いものでしてね。王は腰を抜かしてしまったのです。

 

宮中では勢力圏が変わると予想され、皆が動き始めました。

王妃は、息子のソウォン大君が世継ぎになれると喜びを露わにしました。

 

キム・チャオンはムヨンに言いました。世子の死体ではなかったと。生きている可能性があるから、ただちに探し出し、見つけ次第殺せと。

 

チョン・ジェユンは友人のクォン・ヒョクから一通の手紙を渡されました。

世子ユルから預かったとクォン・ヒョクは言いました。

危険を察知していたに違いないとヒョクは言いました。

中に入っていたのは、『踵』という文字が書かれた紙だけ。

ジェユンは、意味が分かりません。


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『100日の郎君様』4話まで

2020-05-27 12:01:12 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ウォンドゥク・・・あの密着度合いが良いのと思っちゃいましたよ、あたしゃ。

転がりたくなかったんです、ウォンドゥク。

だって、ホンシムの後ろにネズミがいたから。転がったら押しつぶしてしまうかもしれないから

でもね、結局、ホンシムの力が勝りました。ネズミは哀れな状況になったようです。ウォンドゥクはショックで落ち込みました。

 

ところで、このような状況になったのは、養父が男たちに頼んだせいでした。

正体がばれるようなことを防ぎたかったのです。

 

ウォンドゥクは自分が一文無しの天涯孤独の身だと知って、気落ちしました。

働いた経験がないため、ホンシムから仕事をしろと言われても、どうすればよいのか分かりませんし、そんな気にもなりません。

ホンシムも呆れてしまうほど。

 

ウォンドゥクは、見れば見るほど家が気に入りません。名前すら耳慣れず、呼ばれても振り向けません。

ふと、町に出た時、一人の男と知り合いました。

ところがそれはあくどい高利貸しのマチル。

大金を借りてしまうんです。

ウォンドゥクは借りたという意識ではなく、元々、借金をすると言う事も知らなかったでしょう。

ただ、家を綺麗に整える手助けをしてくれたという意識なんです。

そのおかげで、汚い家が少しは気に入るようになるって。

 

衣服も高価なものに着替え、町でクッパを食べたウォンドゥク。

お金を持っていなかったのですが、別の男が女将にウィンクして、払わずに行こうとしたのを見て、自分もウィンクして済ませようとしたんだけど・・・。そうはいきませんよね。

捕まって揉めてるところに、ホンシムとクンニョが通りかかりました。

ホンシムの夫だと聞いた女将は、呆れてしまいました。

 

ホンシムは、記憶喪失というだけじゃなく、頭も足りないの?・・・とウォンドゥクに聞きました。

それに、来てる服が高価なのも、不安を感じる理由の一つでした。

帰宅して、不安と怒りが爆発

家が飾りたてられているんですもん。

家財道具はきらびやかになり、庭に桜の大きな木が植えられ、花壇まで・・・。

 

事情を察したホンシムは、マチルの元に駆けて行き、猛抗議。

マチルは、払えなければ、ホンシムは売り飛ばすだけだと、全く堪えません。

 

クドルとホンシムの養父は、ホンシムにひたすら謝れと言いました。

でも、ウォンドゥクには謝る理由が分からないのです。

離婚しようかとも思ったホンシムですが、考えを変えました。離婚したら罰せられるのは分かっていますからね。

翌日から、ウォンドゥクをびしばしと働かせ始めたのです。借りた者に返させる・・・と決めて。

 

萬承ります・・・と看板を掲げ、やりたくない事、大変な事等、何でもウォンドゥクにさせ、対価を得る作戦に出たのです。

が、まぁ、持ち込まれるのは本当に大変な仕事ばかり。

ウォンドゥクは、出向いたものの、結局仕事をしなかったり、途中で逃げ出したりして、全く稼げません。

ウォンドゥク自身は、こうやって過ごしているうちに、自分はこの階級の人間ではないのではないかと感じるようになりました。だから、ホンシムたちと同じような事が出来ないんだと。

つまり、常識が違うと感じたのです。

 

「どう考えても、私はウォンドゥクではない。」

と、ホンシムに言いました。

ホンシムの養父は、自分が目覚めた時、名前を聞いた。それは知らなかったせいだ。第一、自分はウォンドゥクと呼ばれても、振り向かないほどに馴染みが無い。ホンシムにも胸が高鳴る事が無い。求婚したはずがない・・・等々。

働きたくないからそんなことを?・・・とホンシム。

「記憶はなくても、花の事は覚えてた。」

と、ホンシムは桜を指さしました。私が一番好きな花だから植えたんでしょ?・・・と。

 

ホンシムは、ウォンドゥクと指を絡めました。

「こうして幸せにすると約束したの。桜吹雪が舞う夜、こういったでしょ?好きだって、娶りたいって。だから、罰を受けようがあなたを待っていたの。なのに、今更こんなことを言われたら、私はどうすれば?」

ユルとの思い出を引用しましたね、ホンシム。

「男は約束を守るべきよ。私が慕っていたのは約束を守る男だった。」

ウォンドゥク、何も言わず、ホンシムを見つめました。

この話は、彼の心に沁みたようです。

 

チョン・ジェユンは、ユルが女官殺人事件の捜査を中止するように言ったことが気にかかっていました。

第一、世子がこの事件を調べていた事も不思議でした。

上司から、この事件は調べるなと言われることも、不審なことでした。

 

キム・スジがジェユンをお酒に誘いました。

初めて高級な妓楼に行ったジェユン。そこで、ジェユンを知ってる妓生と会いました。

エウォルという女性で、ジェユンに恩があると言っています。

が、ジェユンに見覚えは無く・・・。

というか、ジェユンは相貌失認を患っていて、相手の顔を見極めることが出来ないのです。

 

スジは、口留めされていた事実を打ち明けました。ユルが襲われて行方不明になっているということです。

スジがこのところ気が晴れないのは、そのせいでした。

ウザイ世子ユルだったけど、いないのは寂しいと感じているだけじゃなく、何より、世子嬪ソへも一族の未来も終わりだと思えましたから。

 

酔いつぶれたスジを背負って帰ろうとしたとき、異母兄のチョン・サヨプに会いました。

サヨプは散々ジェユンをバカにしました。これは、今始まった事じゃ無さそうです。

が、ジェユンも負けてはいません。

サヨプは王妃側の人間です。

 

チョン・ジェユンは、行方不明になった理由が、女官殺人事件に関係があるのではないかと考えました。

で、手掛かりの一つ、矢について調べ始めたのです。

それはすぐにムヨンの知るところとなりました。

ジェユンがやっとのことで、その矢を作った職人を訪ねて行った時、既に職人はムヨンによって殺されてしまっていたのです。

 

ユルの捜索は遅々として進みません。

王は日増しにイラついて来ていました。

そんな時、キム・チャオンが自ら捜索に加わると申し出て来ました。

王は、キム・チャオンに反感を持ってはいるけど、一方で頼っているのも事実でした。

だから、自ら出向いてくれると聞き、ほっとしたのです。犯人も必ず捕まえると言ってくれましたしね。

全てをキム・チャオンに任せると言いました。

 

キム・チャオンは現場に急行。

そろそろ遺体を見つけて決着をつけようと考えていました。

 

ウォンドゥクは、クドルと共に現場の兵に水を運ぶ仕事をすることに。

ところが、水の入った甕を担ぐなんてこと、お初。

よたよたと運ぶ姿を見て、クドルはまたまた呆れ顔。

 

ウォンドゥクは、山に入った時、記憶の一部が突然浮かびました。

目の前で女官が矢で殺されたこと、賊が襲い掛かってきて、必死に矢を防ごうとしたこと・・・。

激しい頭痛に襲われたウォンドゥクは、その場で倒れてしまいました。

そのおかげで、傍を通っていたキム・チャオンにばれずに済みましたが。

大事には至りませんでした。

ただ、割った水甕の代金がまた借金となってしまいました。

 

ホンシムは、ウォンドゥクが何の使い物にもならないことを、責めました。

私も辛いんだ・・・自分が誰か思い出させてくれ・・・とウォンドゥク。

そう言ったかと思うと、意識を失ってホンシムに倒れ掛かってしまいました。


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『100日の郎君様』3話まで

2020-05-27 10:17:12 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

D.Ossi、申し訳ございません とんだ誤解をしていました。誤解というより、勝手な思い込みによる評価ミスというところでしょうか。

元々、演技の評価が高かった彼。半信半疑でちらっと見て、表情に乏しい人だなぁと言う第一印象を持ちましてね。

で、ド素人の私が、過大評価だと思い込んでしまったのです

でもね、この作品をじっくりと見ていくうちに、自分の勝手な誤解だったことに気づきました。

感情を表に出さないで生きて来た世子ユルが、少しずつ、本当に少しずつですが、表情が豊かになっていく変化を絶妙の演技で表現しているのに気づいたんです。

やっぱりじっくりと見た上での判断が必要だと、改めて思った次第です。上辺だけじゃいかんね

 

記憶を全て失ったユルを、ホンシムの許嫁ウォンドゥクだと言って連れて来た養父。

偉そうな物言いは記憶を失っても変わりません。

チョ県監は気分を害しましたが、ホンシムの刑を中止しました。

で、その日のうちに、二人の祝言を挙げないと・・・ってんで、役所や村人総出で準備に取り掛かったのです。

おまけに、監察官が村最後の祝言だということで、確認のためにやってくると言うじゃありませんか。

 

ユル・・・いえ、ここからはウォンドゥクとしましょう。

ウォンドゥクは、貧しい小さなホンシムの家を見て、違和感を感じました。

ホンシムの顔を見ても、許嫁だなんて感情も湧きません。

家もその女人も不愉快だ・・・と来たよ。

習慣はやはりそう簡単に変えることは出来ません。物言いは勿論、世子として何不自由ない生活をして来た彼には、見るもの聞くものの全てがお初。

何も一人じゃ出来ない状態なんですね。

そんなウォンドゥクを見て、ホンシムも養父は勿論、村人たちも呆れます。

記憶を無くしただけじゃなく、元々頭がおかしいんじゃないかと噂するようになるんです。

 

ユルの失踪は、王宮内の一部の人しか知らないことです。

王妃は嬉しさを隠すのが大変なくらいに、喜んでいますが、王の前ではひたすら心配している言動をとっています。

ソへは、戻ってくるのを信じていると言い、普段と変わらない様子を見せています。

でも、ソへはこれが父キム・チャオンの仕業だと知っています。父からは、王宮で待てと言われていました。

ソへとキム・チャオン父娘の関係は、さほど良くありません。ソへはお腹の子の父親の名を明かしません。それが、チャオンには腹立たしいのです。自分の計画を潰すことに繋がるかもしれない事態を引き起こしておいて、平静にしてるソへが気に入らないようです。

 

王だけです、本当に心配していたのは。

前日、ユルが何か相談しようとしていたのに、自分の事で精一杯だったので、何も話を聞かずに、喧嘩別れのような状況になってしまった。

あれが親子として最期だったなんて、思いたくないのです。

で、自ら捜しに行くと、馬を駆って行こうとしたのですが、途中でキム・チャオンに止められてしまいました。王まで危険な目に遭うかもしれないからと。

そうなったら、国の行く末はどうなると。

そう言われたら引き返すしかありませんでした。

 

ウォンドゥクは、一人、村の中を歩き回りました。

何も思い出せないけど、違和感を持つことと、馴染んだ感じを抱くこととがあることに気づきました。

で、勝手に両班の屋敷に入り込み、お風呂に入って着替え、食事まで食べちゃうんです。

そこが、なんと、パク・ソンドの屋敷だったから、大騒動。

ソンドは、妾にしようと思って貢いできたホンシムが結婚すると聞いて、気分を害していたところに、見知らぬ男が勝手に屋敷を荒らしていたんですから、あっけにとられてしまいました。

 

ホンシムたちはいなくなったウォンドゥクを必死に探し回っていました。

すると、パク・ソンドに捕まって話を聞かれてるじゃありませんか。

ホンシムは必死に説明しました。ウォンドゥクの言動がオカシイ理由を。

兵役についているとき、頭に大怪我を負って、記憶を失ってしまった。だから、自分との事も全く覚えていない。水車小屋での事も・・・ってね。

皆、二人の仲を誤解しました。

 

ホンシムは美しい花嫁姿になりました。

皆見惚れました。パク・ソンドは、悔しがっていました。

養父は、ホンシムを哀れに思っていました。両班の娘なのに、こんな形で結婚させることになってしまって・・・と。

 

チョン・ジェユンは、ユルが行方不明になっていることを、まだ知りません。

早く帰ってきてほしいと、キム・スジと話していました。キム・スジはキム・チャオンの息子でソへの兄です。でも、二人のような裏のある人間ではなさそうです。素直な人柄のようで、それゆえ、ジェユンと親しいのでしょう。

チョン・ジェユンは、ユルが祈雨祭に行く前に、話をしました。

ユルがスジたちに出していた謎の答えを、ジェユンが出していたのを知ったのです。正解ではあるけど、ユルが求めていた答えではありませんでした。

「そなたはなかなかの逸材だ。そなたのことは覚えておく。」

と、ユル。

「私は庶子です。それでもかまいませんか。」

と、ジェユンが言うと、ユルは言いました。

「良かった。欠点がなければ妬むところだ。」

ジェユンは涙が出そうなくらいに嬉しかったのでしょう。庶子と言う事で、様々な差別を受け、苦労をして来たでしょうから。

 

結婚式の準備が整ったというのに、肝心のホンシムとウォンドゥクが現れません。

ウォンドゥクとホンシムは、水車小屋にいました。何か思い出すかと行ってみましたが、全く何の感慨も浮かびません。当たり前ですが・・・。

自分の家に行けば、何か思い出すかもしれないと、ウォンドゥクはホンシムに家に連れて行ってくれと言いました。

「助けて。」

と、ホンシムが言いました。

この結婚が無くなれば、自分はパク・ソンドの妾にされてしまう・・・と事情を話しました。

ウォンドゥクは、決心しました。

今はとりあえず結婚するしか方法は無いと思ったのでしょう。

 

無事、結婚式が執り行われました。

ま、形だけの夫婦ですが。

2人の掛け合いは、結構くすっと笑えます。

 

ホンシムの養父は、ユルを示す証拠を埋めていました。

ウォンドゥクとして、ホンシムと末永く暮らしてほしいのです。

一度も会いに来ないので、もう、ホンシムの兄は死んでいると思っています。だから、ホンシムを一人にしたくないし、自分の傍から離したくもないのです。

 

ところで、ホンシムの兄は今、キム・チャオンの手下となっていましてね。

ユルを襲った刺客だったんです。

ムヨンと呼ばれています。

妹イソの事を忘れたわけではありません。多分、今の仕事を終えたら、キム・チャオンの元から離れ、会いに行こうと思っているのでしょう。

 

結婚式の翌日から、ホンシムたちと家族として本格的な生活が始まりました。

何とか、記憶の断片でもと、ウォンドゥクはホンシムに自分の家に連れていってほしいと頼みました。

焦ったのは、養父。

だって、養父はホンシムにすら、ウォンドゥクの正体を全く話していないのですから。

って言うか、存在そのものが嘘だった可能性もあるみたいに感じますけど。ホンシムは全く会った事が無くて、父の話で知ってるだけみたいだから・・・。

養父は咄嗟に言いました。

ウォンドゥクは幼い頃両親を亡くし、一人暮らしだったんだけど、火事で家が焼けてしまったため、兵役についたんだ・・・とかなんとか。如何にも作り話って感じ。

 

それでも、2人で山を越えて行こうとしたとき、目の前に男が二人現れました。

で、通行料を取ろうとしたのです。

無理やり押しとおろうとしたんだけど・・・。

気が付いたら二人は筵にぐるぐる巻きにされちゃってた

転がってほどこうとホンシムが言うと、ウォンドゥクが言いました。

「私は転がらない。このままが良い。」


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『100日の郎君様』2話まで

2020-05-26 16:48:04 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ホンシムも、ユルに気づきました。

ホンシムの父・・・養父は、彼女が兄と会うためとは言え、都に行くのが心配でなりませんでした。

死んだことになってはいますが、万が一、彼女がイソだと気づかれたら一大事ですからね。

ホンシムも勿論それは十分わかっていました。

だから、両班が自分を見つめていると知ったら、逃げ出すのが当たり前。

 

一目散に逃げだし、橋の下に隠れました。

ユルも必死に追いかけましたが、一人の両班の青年とぶつかってしまったことで、見失ってしまったのです。

この青年、チョン・ジェユン=キム・ソノssiも、実はホンシムに見とれていたのです。

いきなり逃げ出したホンシムを追いかける人物がいると知り、さりげなく邪魔をしたってわけです。

 

ジェユンは、ホンシムに一目ぼれしたようではありますが、一方で職務上の興味も持ちました。

両班の娘のような恰好をしてはいますが、リュックを背負っているし、武術の心得もあるようだし。

漢城府の役人でもあるので、やはり怪しいと感じたのでしょうかね。

身元チェック、都に来た理由等々を聞きました。

ホンシムはきちんと答えました。

 

結局、兄には会えませんでした。

 

ユルは、女官を殺した矢を手掛かりに、犯人を見つけようとしました。特徴があったのです。

で、自分の誕生日祝いの宴を開き、大臣たちに祝いの品は弓矢にするよう命じたのです。

皆、珍しい弓矢を一生懸命用意してユルに差し出しました。

中から、ユルは見つけたのです。同じ矢を。

キム・チャオンがプレゼントした物でした。

 

何故キム・チャオンが自分を殺そうとするのか?・・・とユルは理解できませんでした。

勿論、キム・チャオンを舅だからと信用しているわけではありません。あの惨劇の夜を忘れることは出来ませんから。

 

深夜、何の連絡もなく、突然、ソへがユルの所にやって来ました。

子供がいないと、立派な世継ぎとは言えない・・・とソへ。

要するに、今夜、同衾しましょうと迫って来たってわけ。

この時代の女性・・・それも、世子嬪の言動にしちゃ、珍しいことです。

ところが、ユルの断り方が辛辣極まりないんです。

「勇気がいったことだろう。しかし、残念だが、私の心と私の体は反応しない。」

・・・と来たよ。

怒りに震えて下がるしかなかったソへでした。

 

その足で父キム・チャオンを訪ねたソへ。

時間がない・・・と言いました。

それだけで、キム・チャオンはソへの言いたいことが分かりました。

実は、ソへ、妊娠しているのです。ユルと全く同衾したことが無いというのに。

つまり、不倫・・・ですな。

ばれたら立場どころか、命さえ無いかもしれません。

こうなったら、ユルの子として産むしか無いわけで。

そうなると、邪魔なのは、ユル。自分の子じゃないのは明らかですからね。

だから、殺そうとしたのでしょう。

一度も同衾したことが無いと知ってる者は、極わずかなんでしょうね。

 

でも、ユルはこの秘密を探り当てたのです。

女官の口封じや医官の日誌、ソへがここ数か月一度も脈診を受けていないこと等から。

 

女官が殺された事件は、チョン・ジェユンも捜査していました。

ユルは、ジェユンに捜査の中止を命じました。

真実を知られてはマズイと思ったのでしょうか。

人知れず、処理しようと考えたのでしょうか。

 

ユルはすぐにソへの元に行きました。

例の無いことに、ソへ付きの尚宮は浮足立ってしまいました。

でもね、ユルはソへを追及するために来たのです。

回りくどいやり方で、ソへを追い詰めて行くユル。

顔色が悪いことを心配して来た・・・と女官に脈診をさせようとしました。

でも、ソへは慌てて手を隠しました。

そして、口実を設けて、脈が乱れている・・・と脈診を拒否したのです。

やっぱりな・・・と言うユルの表情。そして、しらじらしく友人の話だが・・・と切り出しました。

「手も握った事が無いのに、身ごもった。不貞を働いた妻をどうすべきか聞かれた。そなたはどう思う?」

何故私にそのような道ならぬ話を?・・・とソへ。

「道ならぬ・・・か。歴史に刻まれるような出来事だ。一族の名を汚したふしだらな女として。“そなたと一族はこれで終わりだ”と言う前に猶予を与える。よしみに免じて自ら選択させる。」

さすが世子様は賢明です・・・とソへ。

「実に不幸でもある。」

そう言って、ユルはソへに背を向けました。

 

祈雨祭りが開かれることになりました。

今度の祈雨祭りには、王は参加しない方が良いのでは?・・・とキム・チャオン。

これまでも何度も行ってきたのに、全く効果が無く、今度も効果が見られなかった場合、王の権威が地に落ちる・・・と言うのです。

王は、それもそーかも・・・と代わりにユルを遣わすことにしました。

 

ユルは、ソへの一件を報告するチャンスとやってきたのに、全く自分の話には耳を貸さず、日照りで自分が如何に困っているかと言う事を並べ立てる王。

キム・チャオンに逆らえない憤りを、息子にぶつけているように見えます。

はっきり意見を言えるのは、王には、ユルしかいないのかもしれません。

ユルは諦めの表情になりました。

分かってはもらえない・・・と。

それがまた、王には気に障るのです。

一旦すれ違った思いは、修復することは難しく、ますます溝を深めるばかりです。

「今日を限りとして息子として父上に会うことは終わりにします。これから祈雨祭りに行ってまいります。ですが、戻りましたら世子の務めにだけ励みます。どうか、お含みおきください。」

呆然と聞く王を残し、ユルは出て行きました。

 

ユルは日記をつけています。

その時々の出来事、思いを正直につづっています。

彼の机の引き出しには、イソのテンギが大切に仕舞われています。

イソは生き返らない、だから自分の心も重いままだ・・・とユル。それでも、仕返しをする・・・と心に決めていました。

イソを殺した罪、自分を侮辱した罪の代償を必ず払ってもらう・・・と。

 

世子嬪ソへは、父キム・チャオンに妊娠を告げた時、毒を準備してもらっていました。

父が興した一族を手を尽くして守る決心でした。それでもどうしようもなくなったら、ユルか自分のどちらかを消す・・・と言いました。

子の父親については、父にも打ち明けませんでした。

父親が誰であれ、必ずユルの子にさせると。世継ぎにしてみせるということですね。

でも、それも怪しくなってきました。ユルが気づいたのですから。

毒を捨てるよう尚宮に命じましたが、あれは、本当に捨てるのではなく、ユルに盛れということでしょうか?

 

ホンシムに突然縁談が持ち込まれました。

いえ・・・縁談と言うのとはちょっと違うかな?

村の権力者パク・ソンドがホンシムを5人目の妾にしたいとすり寄って来たのです。

 

祈雨祭りに向かうユルの一行を賊が襲いました。

キム・チャオンの命令です。

ユルとトンジュは兵たちと共に戦いました。

でも、相手の方が上手。

兵たちの殆どが殺され、ユルとトンジュは必死に逃走。

矢傷を負ったトンジュは、自分が囮になろうと決意。

服を交換して、ユルを逃がしたのです。

拒否したユルを剣で脅して、服を交換したトンジュ。

最期まで顔を賊に見せず、崖から転落していったのです。

川を流れているのが見えたから、あれは亡くなってしまったよね、絶対に。

 

知らせを受けた王は、パニックになり、叫びました。

兵を総動員してでも、賊を何としても捕まえろと。

でも、それをキム・チャオンが押さえました。民を動揺させないためにも密かに捜査すべきだと。

そなたに一任する・・・と王。

あ~ぁ・・・ですよ。

 

必ず屍になってお戻りください・・・とソへは願いました。

そして、王妃は絶対に戻ってくるなと、祈っていました。

 

ユルも、傷を負いながら、崖から転げ落ちました。こちらは川じゃなかった分、助かりました。

見つけてくれたのが、ホンシムの養父。

怪我の手当てをしてあげました。あそこは、養父が山で仕事するための家なのかな?自宅ではありません。

意識が戻ったユル。

なんと、記憶喪失ですよ。それでも“不愉快だ”という口癖は出ています。

 

そこに、クドルが息せき切って駆け付けてきました。

今日が結婚する期限なのに、出来なかったし妾も嫌だと拒否したので、百叩きの刑に処されると言うのです。

養父は、慌てて飛び出そうとしました。

その時、良い手を思いついたのです。

記憶の無いユルをホンシムの許嫁ウォンドゥクとしようって。

 

何度も止める方法もあるぞとチョ県監に言われても、ホンシムは受け入れず、お尻を叩かれていました。

そこに、養父がユルを連れて現れたのです。


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『100日の郎君様』視聴開始

2020-05-26 12:19:10 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

レンタルDVDが動き出した瞬間、久々に「冬ソナ」のことを思い出しました。

と言うのは、本編前にある様々なお知らせ等の中に、NHKのロゴが流れたから。NHKで放送された作品のDVDには、必ずあります。その最初が「冬ソナ」だったことと、セリフを覚えるほどにリピート視聴したから。

と言う事で、視聴開始です。

 

イ・ユル=D.Ossiは、幼い頃、一人の少女と出会いました。

少女なのに、武術にそこそこ優れ、正しいことを正しいと臆することなく言える子です。

ユルは、生意気で自分をやりこめた少女が気になりました。

きっと一目ぼれだったのでしょう。

それに気づいたのは、少女に仕返しをしたときでした。

 

少女の名前はユン・イソ。

内禁衛将の娘で、兄がいます。

父や兄から武術の基本を教えられていました。実直な父の教育のおかげで、真っ直ぐに成長していました。

 

ユルは、イソに仕返しをしようと、嘘をついて呼び出しました。

イソがであろうと平等に扱い、優しく接していたのを見たので、そのが危険な目に遭うかもしれなと言ったら、絶対にやってくると思ったのです。

イソを連れて行ったのは、正体不明の見るからに怖そうな男のところ。

その男を見るなり、ユルの方が先に逃げ出してしまったほどです。

流石に、男の風貌を見てイソもびびりました。でも、話してみると、男が悪い人間じゃないことをすぐに察したのです。それで、これからは身なりをこざっぱりすれば、人から避けられることもなくなると男を教育してあげました。

気になってやってきたユルは、そんなイソに心を鷲掴みされました。

怪我をしたユルのために、自分の髪を結んでいたリボン・・・テンギで巻いてあげました。

 

大人ぶって振舞うユルを、イソはちゃんと見抜いていました。

本もろくに読まず、知ったかぶりをするだけの生意気なお坊ちゃんだって。

桜の花が散るのを見て、梅か・・・なんていうくらいですからね。ユル・・・

でもね、そんなキツイ言葉も、耳には入らないユルでした。イソが美しいんですもん、子供なのに。

「雪と花吹雪、どっちが好き?」

と、イソ。

「私は・・・そなた。大きくなったら、そなたを娶りたい。」

そんな言葉が返ってくるとは、流石のイソも思いませんでした。でも、悪い気はしなかったようです。

この時、ユルは自分が初めてイソを好きだと実感したようです。

 

その日から、ユルはイソに見直してもらいたいがため、一生懸命に勉強し始めました。

 

その頃、ユルの父に謀反を持ちかけていた男がいました。

キム・チャオン=チョ・ソンハssiです。

あくまでも、謀反ではなく、正義だと言いました。

時の王はユル父の実の兄でした。

 

ユルは1週間ほどで、かなりの成果を上げることができたので、イソに報告に行こうと思い立ちました。

しかし、その夜は、絶対に部屋から出るなと父から言い渡されていたのです。

迷ったユルですが、結局、こっそりと屋敷を抜け出したのです。

 

突然やってきたユルを、イソは塀の陰に連れて行きました。

イソも、その夜は誰も屋敷に入れるなとキツク言われていたので、見つかっては大変だと思ったのです。

ユルは、得意げに成果を報告しました。

褒められて心から嬉しそうな笑顔を見せたユル。

怪我の手当てをしてくれた時のテンギを返そうとしたとき、門の方が騒がしくなりました。

イソは、ユルに、ここにいて・・・と言い残して、走って行きました。

 

そこからが、修羅場となりました。

 

血しぶきを浴びた一行がなだれ込んできて、使用人たちを次々に殺し始めたのです。

そして、イソに刀を向けた時、イソの父が駆け付けて来ました。

 

チャン・ムンソクが、イソ父を逆賊と呼びました。王命討ち取ると。

イソ父は、これが陰謀だと察していました。

一歩も引かないイソ父と、ムンソクたちとの闘いとなり、多勢に無勢。イソ父は無残に殺されてしまったのです。

イソの兄に、妹を必ず守れと言い残して、父は死にました。

トドメを刺したのは、キム・チャオン。

 

一族の皆殺しを命じたキム・チャオンの前に、ユルが飛び出してきました。

この一部始終を見ていたのです。

驚きと恐怖のあまり、声も出なかったユルでしたが、イソを殺すと聞いたら、もうじっと隠れてはいられませんでした。元々正義感の強い性格でもありますし。

 

「非道な行いを止めよ!」

でもね、幼いユルは、キム・チャオンにあっさりと横抱きにされ、屋敷に連れもどされたのです。

 

泣きながら、父に一件を話したユル。

でもね、その時、キム・チャオンが父の前に跪いたのです。

「仰せの通り・・・。」

父がこの一件の首謀者だとユルは知ったのです。

そして、時を置かず、母の死を知りました。事故死のような報告でしたが、殺されたのは容易に想像ができました。

 

ショックで宮殿から逃げ出そうと駆け出したユル。

唯一の自分の味方である母さえも居なくなってしまった事実を受け入れるには、幼すぎました。

すぐに追いつかれました。

キム・チャオンが言いました。

「王子様はこの国の王座に就く方です。些細な事で泣いてはいけません。」

世継ぎなどになりたくないと叫んだユル。

ユルの腕を掴んだキム・チャオンが言いました。

「お泣きください。存分に泣けるのは今日だけでございます。」

ユルは号泣しました。

このシーンの演技が凄い

子役のチョン・ジフンくん、「トッケビ」のときも、上手いなぁと思いましたが、今回はさらに上手い

 

キム・チャオンは、ユル父を王座に据えましたが、実権は彼が握ることになりそうです。

飾り物の王を作り上げたのです。

そして、ユルの嬪に自分の娘を据えようと考えています。ということは、ユルの次の王までも自分の血筋にしようと企んでいると言う事ですね。

 

16年が経ちました。

 

ユルは笑顔を見せない世子となっていました。

嬪には、キム・チャオンの娘ソへ。

ユルは事あるごとに臣下に難題をぶつけたり、嫌味を言ったり。

「不愉快だ。」

というのが、口癖でした。

 

このところ、日照り続きで民が困っているとの理由で、家臣たちはユルに一刻も早く世継ぎを・・・とせっついていました。

世子嬪ソへと同衾しろと言うわけです。

父王からもその話をされたユル。

バカバカしい・・・と一蹴しました。

王は、息子から蔑まれていると感じていました。王に祀り上げられた経緯を知られていますからね。

あの日から、父と息子の間には埋められない溝が出来ていました。

 

ユルは時々心臓が痛むことがありました。これを理由に同衾を拒否しているようでもあります。

 

ユルは大臣たちに、自分だけじゃなく、国中の未婚男女が結婚すれば、雨も降るかもしれない・・・と言いました。

で、お触れを出したのです。

“次の月までに一人残らず縁組するように”

直後に、ユルは胸を押さえて倒れてしまいました。本当に体調が悪いようです。

 

イソはホンシムと名前を変えて、小さな村に住んでいました。

ある日、役人のポグンが彼女と親友のクンニョを呼びに来ました。

役所に連れて行かれたホンシムたちは、そこで、世子の命令を聞かされたのです。

誰でもいいからサッサと結婚しろと言われ、ホンシムは激怒。

命令に従うつもりはありません。

でもね、クンニョは言いつけ通り、クドルと結婚したのです。

 

ホンシムは、ポグンに言いました。自分にはウォンドゥクという許嫁がいると。遠くの村に住んでて、今は兵役についていると。

だから、結婚できないとね。

 

一方、倒れたユルは眠り続けていました。

ソへは、ユルに薬を飲ませて回復させないと・・・と臣下にキツク命じました。

こうなると、ユルの代わりを考えておかなくてはいかないんじゃ?・・・と大臣たちが不安を口にするのも当然。

キム・チャオンは必ず回復すると大臣たちをたしなめました。

 

ここでもう一人、ユルの敵が登場します。

継母である王妃パク氏です。

パク氏には、ソウォン君という息子がいます。ユルの代わりに、自分の息子を世子としたいのです。

 

ユルの意識はすでに戻っていました。

仮病を装っていたのです。

自分の体調が悪くなるのは、決まって薬を飲んだ時だと気付いて、その事情を探っていたのです。

唯一信じている護衛武士のトンジュと共に。

 

薬を用意した女官が消えたと知り、家を訪ねました。

すると、傷だらけになった女官が、ユルの前に現れました。

女官も事情が分からないまま、拉致され、やっとのことで逃げ出してきたと言いました。

指示された人を口にしようとした瞬間、矢が彼女の首を射抜いたのです

 

賊を追い詰めたユル。

でも、結局、逃げられてしまいました。

 

ホンシムは月に一度、都に出かける習慣がありました。

16年前、兄と別れるとき、会う約束をしたからです。

都に行ったホンシムは、昔住んでいた屋敷跡を訪ねました。もう空き家となって荒れ果てていました。

馴染みの本屋で着替えたホンシムは、兄との約束の場所に行きました。

桜が満開でした。

花吹雪を手で受け止めようとしたホンシムを見かけたのは、ユル。

死んだ筈のイソに見えました。


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