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いや~っ悪い予感はしてたんですよ。既に『ボイス3』の存在を知っていましたから。
でもね~、もうちょっとある程度の決着はつけてシーズン3に行くかなぁと思ってたんです。
ここでと言う終わり方は、「検法男女2」と同じです。立て続けに次作を悶々としながら待つ羽目になってしまいました。
ト刑事たちがパン・ジェスのアジトで見つけたクーラーボックスには、ぜんまい仕掛けのおもちゃが入っていました。
これがどんな意味を持つのかが分かるのは、本当にラストになってからです。
でも、アジトでナ係長を発見できました。
死んだのかと思っていたけど、生きていました。ナ係長の全身を覆ってるビニールが曇ってるなぁとは思ってたんですよ。
チン・ソユルの指は、自首してきたパン・ジェスが持っていたクーラーボックスに入っていました。
グォンジュの指示で、すぐさま病院に運ばれ、緊急手術が行われることになりました。
ジェスはもう一つプレゼントがあると言いました。まだ見つかってないのか?・・・と。
直後にト刑事から連絡が入り、ナ係長が見つかり、息を吹き返したとの報告を聞き、これだとグォンジュは思いました。
パン・ジェスが自首した理由、それは二つありました。
警察の無能さを世間に暴露すること、そして、“コウスケ”であるト刑事は窮地に立つと本性を現すと踏み、本性を引き出すこと。
調査で、ジェスのこれまでの人生が分かりました。
母親は既に5年ほど前に死んでいて、それを防腐剤等で保存し続けてきたようです。
ジェスは母が暴行を受けて生まれた子でした。父親は分かりません。
世間からは白い目で見られ、偏見、差別を受け続けて来ました。それは息子であるジェスも同じでした。
だから、何としても立派になって世間を見返してやろうと母子は決心したんです。
その一方で、母はある宗教団体に帰依していて、その協力の元、出産したようです。ところが、暴行犯たちが執行猶予付きの軽い刑で釈放されてしまい、その憎しみを警察官に向けるようになったのです。
精神にも異常をきたした中、警官に対する憎しみを持って子育てをしたため、ジェス自身も同じように警官を憎むようになってしまったのです。
そして、母親への依存度も高くなってしまいました。
3年前の事件で、母親を虐待容疑で逮捕した警官・・・ナ刑事が被害者となった理由がそこにありました。
ただ、ト刑事をターゲットとした理由は、まだ分かりませんでした。接点が見つからないのです。
取り調べに応じたジェスは余裕を見せていました。
自首したのは、罪を償うためだ・・・なんて、もっともらしい事を言いましたが、ト刑事とグォンジュがそれを真に受ける筈はありません。
警官の仕事が無駄なことで、自分がした殺人は必要な事だと言いました。それを知らせたかったと。
全く心が乱れていないと感じたグォンジュは、仲間や支援者の有無を問いました。でも、それには答えず、はぐらかしました。
ただ、母親の事に触れた瞬間、ジェスの表情が硬くなりました。弱点ですね、母親のことは。
その一方で、ジェスはト刑事を挑発するような言葉を繰り返しました。これも、ト刑事を徐々に怒らせ、感情を高ぶらせる作戦だったのでしょう。
グォンジュは、自首した理由の一つが、ト刑事に会う事だと感じました。
「クイズを出そうか?2人が生きたら、何人が死ぬと?」
と、ジェス。
全く意味が分からない二人でした。
こうやってジェスが時間を稼いでいる間に、仲間が警察署に出前を装って侵入していました。
ジェスのこの後の犯行のお膳立てをしたのです。
ここで、ジェスにとっては救いの神が現れました。
ハ検事です。
ト刑事に対する強烈な憎しみを持っているハ検事は、取り調べを検察ですると一方的に宣言し、無理やりジェスを移送する命令を出したのです。
いくらト刑事たちが抗議しても、全く聞き入れませんでした。
チン・ソユルからウンスに連絡が入りました。自首したと言って油断してはいけないと。
ジェスは格闘技に優れた腕前を持つだけじゃ無く、警察署の図面を閲覧した形跡があるからと。
この不安が的中しました。
移送される途中、警察署の中で仲間が隠しておいた凶器で刑事たちを次々に襲ったのです。
なんと、刑事たちの中にも、彼の協力者がいましたよ。でもね、その人も襲ったのです。もしかしたら、カモフラージュのためかもしれませんので、死んではいないかと思いますが。
逃走するジェスを、ト刑事が銃撃。
肩に一発当たったようですが、そのまま逃走。行方不明となりました。
ハ検事に処罰が下れば良いのに
警察はマスコミにたたかれました。
これが目的だったんだとト刑事は言いました。無能さを世間に公表するつもりだったんだと。
次々に新事実が判明しました。
自殺したホ・スジが通っていた学校の資料に、ウンスが襲われた現場で会った男イ・ジェイ=イ・ジョンシンssiが載っていました。
イ・ジェイもジェスが運営する『ファーブル』と言う闇サイトの運営者の一人だった可能性が高いと思われました。何度も暴行事件を起こしているという記録も見つかりました。
そしてその流れで、なんと、ト刑事が常に協力してもらっていた情報屋のドッキが運営者ではないかという疑惑が浮上して来たのです。
ト刑事はショックを受けました。
長い間ドッキだけは信頼してきて、自分の病気の事も彼だけが知っていたからです。
常に自分の傍にいたわけですから、情報量は豊富で確実なものです。ジェスに筒抜けだった理由も判明しました。
実は、少し前に、ト刑事はドッキに対して初めて疑いを持つようになっていました。
でも、まさか・・・と打ち消して来たのです。
それが事実だったわけです。
ドッキの携帯の位置を追跡した結果、ある海水浴場近くにいる事が分かりました。
それを知らないフリをして、ト刑事は電話し、居場所を聞きました。
いつもの調子で話をするドッキ。
ト刑事は、芝居が上手くできませんでした。
ただ、今までご苦労だった・・・と多分言ったことの無い台詞を告げたト刑事でした。
ドッキも、何か不安を感じたようです。
その時、ドッキは、ジェスを隠れ家に送っているところだったんです。罪悪感にさいなまれますよね。
グォンジュとト刑事はドッキの居る場所に向かいました。
勿論、他の捜査陣も。
隠れ家の別荘に到着した時、まだドッキはそこにいました。
逃げ出しましたが、結局捕まりました。
一方、ジェスは別荘の中に潜んでいました。
ト刑事とグォンジュが侵入し、そこで母親の遺体を発見。
また、たくさんの手造りの爆弾も発見。PCには、児童殺人鬼事件についての研究資料もありました。
巧みに別荘の外に逃げ出したジェスは、ドッキが捕まったのも確認しました。
そして、ト刑事が、母親の遺体に火をつけるのも。勿論、フリでしたけど。
流石に動揺したジェス。怒りがこみ上げて来ました。
で、もう一つの作戦を開始したのです。
仲間に立てこもり事件を起こさせ、警察の目をそこに集中させました。爆弾やガソリンを持っていると思わせました。
ト刑事たちも出動。グォンジュも聴力を活かすため、出動しました。
で、あっけなく立て籠り犯は逮捕されたのですが、ジェスではありませんでした。
設置されていた爆弾も別荘に準備されていた量を考えると、こんなもんじゃないとト刑事は思いました。何かおかしいと。
現場を調べてみると、あちこちに爆弾が仕掛けられていると判明。またそれをカメラで確認しようとしていることも。
爆発力も相当強いものでしたが、それらは解体することが出来ました。
ト刑事にジェスから電話が入りました。
流石だな・・・と。
「でも、生憎、もう一つ残ってるんだ。」
そして、自分が持っているリモコンで制御できると言い、ヒントを出しました。
「お前の井戸の中だ。」
どーいう意味
ト刑事は、外に出て辺りを見回しました。ジェスの姿が近くのビルにあるのを確認しました。
捜査陣に援護を要請し、そこに駆け出しました。
グォンジュにも、まだ爆弾が残っていると報告しました。
援護が遅い
ト刑事がジェスと格闘してる間、誰も来ないんですもん。
もう殺されちゃうかと思うくらいに劣勢だったんですよ。
やっとの事で、ジェスの足を撃ち、倒した頃、やっと援護の警官たちが到着するんですもんね。
「コウスケ思い出せ思い出して怒り狂え」
ジェスは叫びました。
ト刑事は、ジェスを殴りつけ、お前は病気だと言いました。
「俺を殺せ。生かしておけば、カン・グォンジュが死ぬ。」
そう言うジェス。
流石に愕然としたト刑事。
そうやってト刑事の感情を荒立てれば、本性が現れ自分を殺し、その結果怪物となるとジェスは思ったのでしょうが、寸でのところでト刑事は踏ん張ったようです。
ジェスを逮捕したト刑事。
ジェスは笑いだしました。リモコンが効くとでも?と。
最後の爆弾は、リモコンで制御される物では無かったのです。嘘でした。
立て籠り騒動の被害者たちを、現場から救出したのですが、まだ一人見つかっていないとク刑事がグォンジュに言いました。
爆弾の事もありますから、一刻も早く避難させなくてはいけない状況です。
その時、グォンジュの耳に、助けを求める女の子の声が聞こえました。
声を頼りに、建物の中に入って行くグォンジュ。
でもね、罠でした。
聴力に優れている事を知ってるジェスが、その小さな声でグォンジュをおびき出したのです。爆弾の元へ。
「何も触らず今すぐ逃げろ」
と、ト刑事がグォンジュに無線で叫びました。
でもね、遅かった。
グォンジュは、声が録音機から流れていることを確認し、いたずらだと思って、その録音機を手に取ってしまったのです。
それがブレーキとなっていたおもちゃが動きました。
ジェスのアジトで見つけたクーラーボックスに入ってたおもちゃです。ここにつながるのですね。
そして、タイマーが動き出し、あっという間に爆発したのです
皆がその轟音を聞きました。
「誰かを覚醒させるには大切な人を殺さないと。」
ジェスが呟きました。
現場近くに一台の車が停まってその様子を見ていました。
「コウスケは私たちの元に帰って来るでしょうか。」
と、日本語の声が聞こえました。
ここで、つづく・・・です。
え~っ
ですよね。
「ボイス3」何とかして見なきゃ
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