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パク・グァンシンとソン・ヨンジンを手の内に収めたノ・サンチョンは、キム・ソンデとも手を組むことが出来ました。
一応、国会議員ですからね、キム・ソンデは。大きな後ろ盾と言えましょう。勿論、大金を貢いだゆえでもありますが。
キム・ソンデの後ろ盾を得たノ・サンチョンは、事業を大きく広げて行くことにしたようです。
それが、例の詐欺でしょうね。
この時点で、キム・ソンデの秘書をしていたのが、チョン・ソラムでした。
2023年。
カン次長は、拘置所のイ・ビョンジュンから1人目の被害者の身元を教えられました。
それが、チョン・ソラムだと言うのです。
チョン・ソラムは整形をしていました。それが、カン次長やパク・サンドが遺体の顔を見ても分からなかった理由でした。
釈放されたナヨンは、被害者の会のメンバーに言いました。
捜査が我々にも及ぶかもしれないと。実際に殺人が起こっているからと。
今からでも警察に全て話す方が良いんじゃ?と言うメンバーもいますが、ナヨンはそれを止めました。
まだその時期じゃないと言って。
ナヨンはまず世間にノ・サンチョンのことを知らしめるべきだと思い、記事を書きました。
今起こっている事件とノ・サンチョンとを繋げる内容でした。
死んだとされているノ・サンチョンの生存の可能性について書いてあるだけに、載せたら編集長にも責任がかかってくる恐れがありました。
編集長は掲載を決断。
ところが、掲載直後に記事は完全に削除されただけじゃなく、会社に突然税務調査の通告が国税庁から届いたのです。
連絡を受けたナヨンは、警察の仕業だと思いました。
で、すぐにク・ドハンに抗議の電話を入れました。
勿論、ク・ドハンは寝耳に水です。
ク・ドハンに、被害者の会のメンバーの一人が会いに来ました。
自分たちの思惑通りに事が進んでいないと不安になったようです。イ・ビョンジュンだけが苦労をしている気がしていました。
被害者たちは、ノ・サンチョンの生存を望んでいます。死んだと断定されてしまったから、被害者の救済はおろか、事件そのものが忘れ去られていると思っています。
だから、世間にノ・サンチョンの生存を知らせたいと考えているのです。
最近、被害者たちのグループトークに“追跡者”と言うハンドルネームの人物が突然入って来たと言いました。
“ノ・サンチョンは生きている。自分が必ず引きずり出す。ノ・サンチョンの同調者、傍観者は全員殺す”
・・・と。
そして、捜査を混乱させるために、現場に現れろ・・・とも。
しかし、メンバーは誰一人“追跡者”を信用しませんでした。
グループトークルームから強制退去させたのです。
ところが、その後、メンバーそれぞれの携帯に直接メールが入るようになりました。
住所が送られて来ました。
そして、その住所で人が死んだのです。1人目の事件でした。
ただ、そのメンバーは被害者の素性を知りませんでした。知ってるメンバーはいるみたいだと言いました。
ク・ドハンは、被害者の会に強制捜査に入ると決めました。
人が殺されるのを知っていて傍観していた事になるから、共犯の疑いありと言うことです。
そうすることで、1人目の被害者の身元を白状させようと考えたのです。
被害者の会のメンバーから、警察が来たと連絡を受けたナヨンは、すぐにク・ドハンに連絡を入れました。
自分が知っている事を明かすから、止めろと。
ナヨンは、警察に行き、被害者の名前を明かしました。
チョン・ソラムだと。
そして、カン次長はチョン・ソラムを知っていると。
その直後に、カン次長がやってきて、被害者はチョン・ソラムだとク・ドハンたちに言ったのです。
ク・ドハンや部下の刑事たちは、そのタイミングにちょっと違和感を抱いたようです。
以前は、被害者に全く見覚えが無いと言っていましたからね。
ク・ドハンはカン次長と二人で話をすることに。
カン次長は、これまでの自説を曲げ、3つの事件がノ・サンチョンと関連していると思うと認めました。
ク・ドハンは、チョン・ソラムの事件後現場に行った時の映像を見せ、また、その他の行動の理由を聞きました。
まさか、チョン・ソラムを殺したのはカン次長なんですかと。
だから、イ・ビョンジュンを犯人に仕立て上げようとしたんですか・・・と。
「私が殺す筈がない」
と、カン次長は激怒。
ク・ドハンは言いました。
「停職中の私を呼び戻してこの事件に関わらせたのは、次長に何かあれば、もみ消す人物として必要だからですね。私を信頼してくださるなら、次長が犯人でない以上、もみ消します。」
そして続けて質問しました。
「行動を偽った理由を教えてください。過去に、ノ・サンチョンと何があったのですか?」
一瞬、カン次長は話そうかどうか迷ったように見えました。
しかし、何も言わずに部屋を出て行ってしまいました。
2011年、被害者の会にチョン・ソラムが現れた時、メンバーは大混乱に陥りました。
掴みかかるメンバーもいました。
チョン・ソラムは動じず、話を始めました。
自分も被害者だと。裏切られたんだと。
そして、ソン・ヨンジンが殺された・・・と。
「ノ・サンチョンの捜索に協力します。私は取り分をもらったら姿を消すつもりです。」
メンバーは話し合いました。チョン・ソラムの話を信じて良いかどうか。
そしてチョン・ソラムを利用することで意見がまとまったのです。警察もマスコミも頼りにならない状況ですし。藁にもすがりたい思いだったのでしょう。
ナヨンは、チョン・ソラムに一抹の不審感を抱いたようです。
チョン・ソラムはナヨンの父親が焼身自殺したことを知ってました。記事になってもいない事だったにも関わらず。
どうして知っているのかと聞くと、チョン・ソラムの顔に狼狽した表情が浮かんだのを、ナヨンは見逃しませんでした。
その直後、ノ・サンチョンの居場所が分かったと、チョン・ソラムが言い出しました。仲間から連絡が入ったと。
メンバーは皆、一斉に立ち上がり、車に乗り込みました。ナヨンを残して。
興奮状態で何も見えない感じです。
ところが、その場所は既にもぬけの殻。
チョン・ソラムは、メンバーの中に内通者がいるんじゃ?と言いました。
メンバー同士に疑いを持たせ、仲間割れをさせようって魂胆
その時、突然警察が。
カン次長たちです。
俄然、チョン・ソラムは慌てだしました。
自分が捕まったら、お金は取り戻せない・・・とおろおろ。
メンバーたちは、チョン・ソラムを逃がしました。
通報したのは、ナヨンでした。
裏山に逃げ込んだチョン・ソラム。
人影を見つけた警察が後を追っていたので、必死に逃げました。
見つかるかと思った時、助けてくれたのはジェファンと言う被害者の会のメンバー。大学生です。
2023年。
カン次長は、1人目の被害者がチョン・ソラムだったとパク・サンド検事長に報告しました。
カン次長は、パク・サンドに聞きました。
どうやって入国を?と。
知らないとパク・サンドは答えました。
カン次長は言いました。今後はノ・サンチョンの名前を伏せなくても良いです。きちんと捜査するから・・・と。
「我々も危ない。」
数か月前に出所した・・・とカン次長。リスト通りに殺されている・・・と。
誰の事
「もう一度お聞きします。ノ・サンチョンは死にましたよね?」
パク・サンド・・・なんて答えたの
ノ・サンチョンに奪われたのはお金だけでなく、人生そのものなの・・・と、ナヨンはク・ドハンに言いました。
そして、ドハンに聞きました。
中国にいた国際手配犯がどうやって入国したのかと。誰かが手助けしなければ、別人の身分証を準備することは困難なのでは?と。
「あなたたちは、犯人が誰か知ってる。」
と、ク・ドハンはナヨンに言いました。
実の兄の様に頼りになる人でした・・・と、ナヨンは話し始めました。
その人はリストを作っていたと言いました。
リストの上位に書かれていた3人が被害者だと言いました。
誰だとク・ドハンが聞きました。
「12年前、ノ・サンチョンの警護員を殺した人です。服役して、最近出所しました。」
私には分からない・・・とナヨン。
その人を逃がすべきか、捕まえさせるべきなのか・・・。
ただ気の毒すぎる・・・と。
グァンシンの次にリストに書かれているのは、カン次長の名前です。
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