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ドンスは、腹部を刺されて、意識不明の重体となってしまいました。
刺した犯人は、スチャンが直後に殺してしまいましたよ。これでボクテが指示した証拠は無くなってしまいました。
ヨンダルの脳裏には、ドンスと知り合った時からの事が浮かびました。
何かしら縁があるとしか思えない関係でした。それが真実だったと思うと、ドンスを殺そうとした犯人が許せない思いがこみ上げて来たのです。
そして、まだ自分が弟だと知らないまま眠り続けているわけで。
ドンウを守る事が出来なかったことを、兄のドンスに謝りたい、そう思うヨンダルでした。
ジョンヒは、ヨンダルが家に帰ってこないのを心配していました。
連絡しようとしても、電話の電源も切ったままですし・・・。
ジョンヒは、辞表を提出しました。受け取ったファランは、ヤンハに報告。
ヤンハは驚き、ジョンヒに話しを聞こうと、ディーラーの控室に入って行きました。
他のディーラーの目など全く気にしないヤンハ。
でも、ジョンヒには、迷惑なことだったのです。ヤンハと共に外に出ました。
ヤンハは、他のカジノに移ると言うジョンヒを引き留めました。ここの方がチャンスがある・・・と。
「それは本部長の考えです。」
ジョンヒはきっぱりと言いました。
ヤンハは、ジョンヒがヨンダルという自分よりも数段劣ってる男を選んだと言う事が我慢できないのです。
「彼はぬかるみなんかじゃない。私にとっては誰よりも優しくて純粋な人よ。私を必要としてる孤独な人よ。」
ジョンヒは、ヤンハのことを“何不自由なく育った完璧な人”と言いました。そんな人にけなしてほしくない・・・とね。
でも、ヤンハは決してそんな人間じゃなかったのです。
表向きは、確かに完璧な条件の人間かもしれません。でも・・・とヤンハは、本当の事を話しました。
養子で、息子では無く、後継者として育てられた。誰にも愛されなかった。いつ捨てられるか不安で仕方が無くて、うつ病とパニック障害を患い、薬を手放せない。
「君を愛したのは、君なら本当の事を話せると思ったからだ。僕の事も優しく見つめて救ってくれる、そう感じた。」
ジョンヒ、この告白には流石に驚き、ヤンハを見る目が変わりました。
「僕の事を避けないで。」
ヤンハは、そう言って去って行きました。
ジョンヒ、ヤンハも孤独な人だと言う事が分かり、混乱しています。
そして、ヨンダルに会いたくなったのです。
やっとヨンダルが電話に出ました。
会いたい・・・と素直に気持ちを告げました。
ヨンダルは、ジョンヒの言葉が癒しになりました。
厳しい表情が、ほっと柔らかになりました。なのに・・・。
直後に、ドンスを刺した犯人の素性、ボクテとの関係を知り、刑務所でドンスから聞いた話を思い出しました。
ユン会長とボクテが父親を殺した・・・という話です。
ドンスと兄弟なら、自分にとっても、二人は親の敵です。そして、ヤンハもまた、敵と言う事になります。
自分がこれからどうするべきか、気持ちが固まったようです。
ヤンハが、ジョンヒに自分の事を全て告白したのを知ったピルサンは、すぐさまユン会長に報告。
ここで明らかになったのは、ジョンヒの父親のこと。
なんと、ジョンヒの父親も炭鉱で働いていて、ドンスやヨンダル兄弟の父親チャン・ジョングクの部下だったんです。
ユン会長、そんな男の娘をヤンハの相手として認めるわけには行きません。
ヤンハを呼び、直接反対の意思を示しました。いくらヤンハが訴えても聞き入れては貰えません。
「後を継ぐのに邪魔なモノは、排除する。それが不服なら、お前を排除する。」
なんて言われてしまいましたよ。
ヨンダルはミン社長に、ボクテを呼び出してもらいました。
そして、自分がドンスの血のつながった弟だということを明かしたのです。つまり、父を殺したボクテは敵だ・・・ということです。
宣戦布告ですわな。
先に手を出したのはボクテだけど、その後は、ヨンダルがぼっこぼこに。
あわや・・・と言う時、シネたちが踏み込んできて、ボクテを殺人教唆の疑いで逮捕したのです。
取調室でボクテは余裕しゃくしゃくです。慣れてますもんね、この場。
だけど、今回のシネはいつもとは違いました。
録画用カメラを切り、ドンスの直属の部下だったタク刑事にボクテを痛め付けさせたのです。あいやぁ~
死んじゃいそう・・・
結局、容疑者は部下だけど、証言を得たいなら、その男を探し出せ・・・と言われただけでした。
ジョンヒは、偶然着替えを取りに来たジャンスとジェリに会いました。ヨンダルがソウルをしばらく離れられないらしいと聞き、自分も同行しました。
ヨンダルは、ジョンヒに、約束を守れないかもしれないと言いました。
「恥ずかしい生き方はしない。ギャンブルに生きないということ・・・。自分が誰で、父親がどうやって死んで、兄がなぜ襲われたかを知った以上、ジョンヒとの約束を守る自信がない。」
何をするつもりなの?・・・とジョンヒは不安に駆られて聞きました。
自分がこれまでチンピラな生き方をしてきたことの根底には、不安があったからだ・・・とヨンダルは言いました。
今、不安にさせてたやつらを突き止めた。奴らを思うと、怒りに震える・・・と。
「自分を壊してまで過去に執着しないで。」
とジョンヒは言いました。不安だった過去より、自分との未来だけを考えて・・・とね。
でも、今のヨンダルには、その願いは聞き入れることなんてできませんでした。
ごめん・・・と背を向けて去っていくヨンダルでした。
二人は、別れるしかないんでしょうかねぇ。
いよいよアン・チャンボンがテジョンにやってきました。
倒れたドンスの代わりにテジョンに入るのは、ヨンダル。
現れたヨンダルを見て、皆驚きました。一番驚いたのは、ヤンハかもしれません。
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