被告人 DVD-BOX2 | |
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ジョンウは遺体の解剖を要求しました。
彼は、死んだのがミノではなく、ソノだと確信したのです。
被害者の最期の言葉が“ミノ・・・”だったからです。自分の事を、そう呼ぶなんてありえないと、思ったのです。
何より、自殺する様な人間じゃないとミノのことを考えていたからです。
ソノとミノの父親チャ会長が病院に到着したとの連絡が入りました。
ミノは緊張しきって父の前に出ました。
「チャ・ミノ。」
と口を開いたチャ会長。その瞬間、ミノは、ばれたと思いました。
そして、謝ろうとしたのですが、チャ会長は、言葉を続けました。
「あいつは本当に死んだんだろうな。」
父は自分をソノだと思ってる・・・とミノはほっとしました。
チャ会長は、言いました、これで良かったんだ・・・と。
会社の為にも、お前の為にも良かったんだ。全てを抱えて去ったと考えろ。あいつとお前は兄弟だが、似て非なる。最初からいなかったと思え。
ミノ、ほっとした反面、ショックでもあったでしょう。最初からいなかったと思えなんて・・・。
ミノの母親は、認知症のようですね。
でも、息子の見分けはつくようです。見た瞬間、ミノだと呼びましたから。
周囲の目があるので、ボケた母親の言う事に合わせようと、ミノだと言ってみせるフリをしましたが・・・。
この様子をジョンウはちゃんと見ていたのかしら?ミノは見られたと感じたようです。
ところで、チャ会長は、本当に判別できなかったのでしょうか。
もう起った事を変える事が出来ないと分かったから、とにかく会社を守ることを最優先にしようと考えたのでしょうか。
ソノを失った上に、ミノまで殺人者にすることはできないと思ったのでしょうか・・・。
ジョンウは検死で、まず身元の確認を要求しました。
で、指紋を・・・とすると、両手の指先が傷んでしまっていて、指紋が取れない状況でした。
ソノが落ちる瞬間、ベランダに必死にしがみついた時の傷ですね。
ジョンウはミノの指紋を調べることで、身元の確認ができると指摘。
ミノは、拒否するのは首を絞めることになるので、素直に応じました。
翌日、駆け付けたジョンウに、医師は指紋の検査結果を告げました。
「チャ・ソノ代表の指紋です。」
そんなバカな・・・とジョンウは思いました。
ミノが、誰かに指示して検査データを変えたのでしょう。
ミノ自身も、要求されるがまま指紋を押しましたが、もう居ても立ってもいられないほど焦っていましたからね。
もしかしたら、検死をした医者が?・・・と思いましたが、違いましたね。
その医者も、ちょっと不審な思いを抱いていたのです。
被害者にメガネをかけていた痕があったからです。写真ではミノはメガネをかけていませんでしたから。
「サングラスを好んでかけていました。」
と、咄嗟にミノは答えました。
でも、医者はその答えを納得した様子ではありませんでした。ミノもそれを感じたようです。
で、すぐに動きました。
医者を事故死に見せかけて殺してしまったのです。
このドラマの最初にあった暴力団のボスの事故死の一件。
あの事故には、もう一人死んだ人物がいました。巻き添えを食ったのかと思っていたのですが、それが、この医者だったのです。
え?ってことは、ミノが指示した人物は、医者を殺そうとしてたってこと?ボスの方が巻き添え
ミノは、チャミョングループ代表チャ・ソノとしてこの一連の事件に関してマスコミに謝罪会見を行いました。
ミノの財産はすべて社会に還元すると発表。捜査にも協力し、被害者への充分な補償も約束しました。
チャ会長は、これで一件落着したと、一応の満足はしたようです。
事件は収束しようとしていました。
でも、ジョンウだけは納得していませんでした。
捜査報告書を書きあげたものの、まだ提出出来ないでいました。そんな時、捜査官から、ある情報を聞いたのです。
ミノは先端恐怖症だった・・・と。ソノにその病気はありませんでした。
確認しないといけない・・・とジョンウ。
葬儀場に行き、わざとミノに封筒の尖った先を向けたのです。
ミノ・・・恐怖に震えてパニックになりそうなのを、必死で堪えました。
ジョンウは、その表情の変化を見逃しませんでした。ほんの少しの表情の揺れとか、目の動きを、じっと観察していました。
ミノは、ジョンウが目ざわりでなりませんでした。
4カ月後のジョンウ。
相変わらず、全く何も思い出せませんでした。
彼の最後の記憶は、ハヨンの誕生日のこと。その夜、幸せな気分で眠りについたことまでです。
会いに来た国選弁護人は、もう事件は終わったんだからと、書類にサインさせようとしました。
でも、ジョンウには何の事か・・・。
妻子を殺して遺棄したと聞き、思わず弁護士を殴ってしまいましたよ。
ジョンウの事件の担当検事は、カン・ジュニョク。ジョンウの友人です。
カン検事は、ジョンウがこんな事件を起こした事が今でも信じられないでいました。
そして、記憶障害があるのも謎でした。
刑務所の精神科医キム医師に相談に行きました。
ジョンウはハヨンの誕生日の記憶を最後に、事件から4日目にはその4日間の記憶を失ってしまっていたのです。そして今は4カ月分の記憶をうしなっているわけで・・・。
キム医師は、一番幸せな時に戻りたいと言う欲求、その後の衝撃的な事件から目を背けたいという欲求から、引き起こされている記憶障害だと言いました。珍しいが、皆無な症状ではないと。
カン検事が、初めてジョンウに事情聴取をした時、ジョンウは泣きながらハヨンを早く見つけないと・・・と叫んでいました。
いつものジョンウの姿では無かったのです。
キム医師は、何度も記憶障害を起こすことで、ジョンウの傷はますます深くなることが心配だと言いました。現状を認識することが先決だと。
ジョンウの国選弁護を引き受ける予定だった弁護士は、ジョンウに殴られたことで、辞退しました。
役所としても、困りました。
その様子を見て、名乗りを挙げたのが、ソ・ウネ弁護士=ユリ(少女時代)さん。
ソ弁護士は、小さな裁判であっても、丁寧過ぎる弁論を展開するため、裁判に時間がかかり過ぎると、裁判長や検事から大ブーイングを受けていました。
不必要なほど多くの証人を呼んで証言させたりするもんでね。
で、殆どの判事が彼女を国選弁護人にするのを拒否しちゃうんです。
なかなか弁護の依頼が来ません。
文句を言ったら、ほどほどにすれば?・・・と役所から言われる始末。
でも、ソ弁護士にはほどほどと言うのが許せないんですね。
実は、彼女の父親は無実を訴えながら、刑務所に入れられていたようです。
だから、そんな免罪事件を失くす・・・という強い使命感を持って弁護に当たっているのです。
でも、依頼人を回してくれないんじゃ、仕事も出来ません。
で、皆が嫌がってる被告人ならば・・・と手を挙げたわけです。
引き受けた後で、事件の内容を知って愕然としました。
ソ弁護士は、以前、ジョンウと裁判で相対したことがありました。
その時は、ジョンウにあっけなく敗北してしまったソ弁護士。
まだ、ジョンウと対等に戦える腕が無かったのです。
自分を弁護士として選任してくれるかどうか・・・。ちょっと不安なソ弁護士でした。
ジョンウにカン検事が会いに来ました。
自分が起こしたと言う事件の内容を、初めてジョンウは知りました。初めて・・・というか、この時は初めて知ったということですね。
妻ジスが不倫をしていて、それを知って激怒して・・・という動機が挙げられていました。
が、ジョンウにはジスが不倫する事自体が信じられません。
それを証明するのは、1枚の写真だけだということも信じられない原因でした。
そして、自分の記憶が何故ハヨンの誕生日が最後となってしまってるのかも、ジョンウ自身が混乱する大きな原因でした。
二人を殺したのなら、何故自分が今生きてる・・・と泣き叫ぶジョンウ。
ジスは発見されたのかしら?ハヨンはまだ見つかっていないようです。
ハヨンの叔父デスも、ハヨンがどこかに埋められているのではないかと、探し回っています。
ジョンウは、カン検事から事件の記録を受け取りました。
目を通すことで、記憶が戻るかもしれないから・・・というカン検事の好意でした。
カン検事は、ジョンウの犯罪を信じられず、一審の内容を再度チェックしています。何か引っかかる事が
ジョンウは、一人、その記録を読みました。泣きながら・・・。
そして、落ち着きを取り戻していったのです。
同房の囚人たちも、ほっとしました。
一番年下のソンギュは、ジョンウの面倒を嫌がらずにみてくれました。それまでも、ずっとそうだったようです。
他のメンバーも、口は悪いけど、罪は犯してるけど、人は良い感じです。
ソンギュが教えてくれました。
同じ刑務所には、ジョンウが逮捕した囚人もたくさんいました。
彼らがジョンウに仕返しをしないのは、ジョンウが無罪となったら後が怖いからなんだと。
ジョンウは一審で死刑を言い渡され、次は二審を迎えようとしていたのです。
所長は、ミノと繋がっています。
定期的にジョンウの情報を報告しています。
そして、厄介な囚人がまた一人やって来ました。
ジョンウが逮捕したシン・チョルシクです。