マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

標準木

2009年04月10日 | 散歩写真

白山公園の桜並木。





強烈な逆光に逆らって撮影しました。





空模様は快晴、雲は飛行機雲しか見えない状態です。
気温も20度を上回ったようで、完璧に初夏ですね、ただし空気が乾燥しているので汗ばむほどではありません、喉が渇いて仕方ありません。

桜は満開の準備万端と言ったところで、明日と明後日で多分満開になると思います、開花から5-6日なので予定通りです。

桜と言えばソメイヨシノですが、何故ソメイヨシノが桜開花の標準木になったか面白い話を読んだことがあります。
でも、うろ覚えなので間違いがあるかもしれませんのでご承知おきを。
ソメイヨシノと言う桜は種で増やすことができません、だから100%接ぎ木で日本各地に植えられていったそうです。
種ができないということは、元々は一本の原木が有って、その原木から接ぎ木で広がった訳ですから日本各地に植えられたソメイヨシノは全てクーロンと言えます。
クーロンは遺伝子的に同じわけですから、開花するには一定の気象的な条件をクリアする必要があります、条件が一定だと言うところに目をつけて標準木になったと読んだことがあります。

何でこんなことを思い出したかというと、今日桜並木を見ていたらソメイヨシノとは違う桜が開花していました。
どうも、オオシマザクラのようです、オオシマザクラはソメイヨシノの親と言われていますが、その花の大きさをソメイヨシノへ伝えたようです。
でも、花と葉っぱが一緒というのはソメイヨシノへは伝わらなかったようで、ソメイヨシノは花が咲いて散らないと葉っぱが出てきません。
大き目の華麗な花を枝一杯につけて、花が終わると潔く散って行くと言うのが、日本人の心の琴線に触れたので人気があるのでしょうね。
オオシマザクラは葉っぱと一緒に開花しますが、山育ちの私はヤマザクラを見て育ったので、どちらかと言うと花と葉っぱが一緒の方が違和感がありません。
オオシマザクラの白い大きな花と若葉の組み合わせは、とても好きな景色です。
記憶では、ソメイヨシノの後にオオシマザクラが開花するように思っていたのですが、意外と同じ時期なのですね。








左から風が吹いていて、花びらの形が崩れてしまいました。






オオシマザクラ(多分)です。









コメント
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