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列車に乗車している時間というのは、時間の使い方が難しいと感じます。
ぼんやりしているのも良いけど、なんだかモッタイナイと思ってしまうのは、日本人のせっかちさでしょうか。
だからと言って、混みあった車内ですから、椅子に座れない限りは、時間の過ごしかたは、あまり選択肢がありません。
私の場合は、長年列車通勤を続けているので、完璧にパターン化されています。
朝は立見席なので、ラジオで番組を聴く(最近はスマホを利用になりましたが)。
帰りは、座れた場合は、WALKMANで音楽を聴きながら本を読む。
こんなパターンです。
列車内を眺めていると、一番多いのは携帯電話(最近はスマポの方が多いようですが)を触っている人ですね。
あと、混みあった車内にも関わらず、ゲーム機に向かっている人も多いと感じます。
高校生は、通っている高校によっては、車内で必死に勉強をしていたりします。
ポピュラーなのは「本を読む」かなと思います。
日本人の特性なのか、本にカバーをかけている人が多くて、本のタイトルはまずわからないですね。
まあ、自分自身が文庫本にカバーをしているので、気持ちはわかります。
時として、本のタイトルを堂々と見せている場合があります。
そんな時には、ついついタイトルを盗み見してしまいます。
今日、帰りの列車で、そんな人がいまして、タイトルを見てビックリしました。
そのタイトルが、恐ろしく物騒に感じたんです。
「入門人体解剖学」と大きな字でタイトルが書かれていて、一瞬「えっ」と心の中で叫んでいました。
本の持ち主は、学生らしい女性、多分勉強に追いかけられているのでしょう。
列車の仲間で勉強とは関心なのですが、本のタイトルは私にとってはいささかショッキングなタイトルでした。
あっ、一番面白い時間の過ごしかたは、自分以外の人物観察でした。
こんな事を書けるのは、結構人の品定めをしているからですね。
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