「えっ、こんなところに絶滅危惧種」
写真は、昨日テレワーク開始前の朝、近所の散策で撮影したものです。
一番上に写っている植物はミズオオバコです、新潟市はこの植物を絶滅危惧Ⅱ類(新潟市RD)として指定しています。
朝だったので、花が蕾でハッキリしませんが、白い花を咲かせます。
この花は福島潟オニバス沼(新潟市北区)の一角で見ることができるのですが、今年を含めてここ2年ばかり姿を消してしまいました。
そうしたら、水田のあぜ道脇に通っている狭い用水路に咲いているのを見つけたわけです。
以前も、同じエリアの違う用水路で咲いているのを見たことがあります。
通常、田んぼ脇の用水路はコンクリートで囲われていて、この手の水草が群生する環境にはありません。
逆に言うと、田んぼや用水路の環境が変化したために、この手の水草が激減して絶滅危惧種に指定される羽目になったというわけです。
用水路の様子は下の1枚めの写真です、実はこちらの用水路の水面下はコンクリートで囲われていなくて、昔ながらの地面を流れています、だから水草が育つ余地があります。
よくよく考えてみると、こんな所に絶滅危惧種と思ったのですが、こんな所(環境)だから群生しているのは当たり前です。
下の2枚めと3枚めはオモダカです、こちらもミズオオバコと同じような環境を好みますので、同じ用水路の違う場所で群生していました。
ただし、オモダカは福島潟を含めた大きな群生地が新潟市内にあるし、撮影地の用水路にも群生しているので、新潟市では絶滅危惧種ではありません。
しかし、こんな昔ながらの用水路はいつまで存続するんでしょうか。
コンクリートで囲われたら、これらの水草は一発で絶滅するのは間違いありません。
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