今日は、朝から雨模様で、午後には結構強めの雨が降りました。
何となく、もう梅雨入りではないかと感じます。
しかも、今日は肌寒さを少し通り越した寒さを感じました、体調が狂っちゃいます。
被写体は、ご存知タケノコです、先日の散策の際に撮影しました。
散策路となっている川沿いの道脇に、猫の額(と言ってはオーナーに失礼ですが)程度の竹林があります。
先日、そこを通りかかったら、写真のタケノコを見つけました、まあ竹林を作っているのは、こちらが目的でしょうが。
私が育った豪雪地帯では、タケノコと言えば孟宗竹ではありません。
いわゆるネマガリダケを単純にタケノコと呼んでいます。
私の故郷では余り竹林は見かけません、私の想像なのですが、雪国は竹林を作っても、雪の重みで竹が折れ曲がったりするので、維持するのが難しいのではと思います。
だから、小さい頃から(今もですが)タケノコと言えば、ネマガリダケです。
ちょうど、春の山菜シーズンにネマガリダケの林に入り込んで、親指ほどの太さになるやつを収穫してきます。
と簡単に書きましたが、ネマガリダケの群生地は身を低くして収穫が必要なので、方向感覚が狂って迷子に注意です。
ネマガリダケはアク抜きをする必要はありません、湯がいたり、天ぷらにしたり、味噌汁の実にしたり、タケノコご飯にしたりと、色々楽しめます。
ただし、山に行って収穫するのが大変なのと、収穫した後も大変です。
収穫してきたタケノコは、まずは皮をむきますが、これで収穫量の1/3がゴミになります。
次に、硬い節を避けるために、適当にカットする必要があります、これでさらに1/3がゴミになります。
結局、食べられるのは収穫量の1/3です、その中でも角っ子と呼んでいますが、先端部の美味しいところは、更に少ないです。
以前、仕事で山菜加工所を訪れた時のことですが、中国から輸入したネマガリダケの塩抜きをしていました。
桶に入っているネマガリダケは、角っ子ばかりでビックリしました。
だけど、加工所の人に聞いたら、とてもじゃないが味は地元産には絶対かなわないと言っていました。
タケノコを見つけて、そんな思い出が蘇りました、もう何十年も収穫に行っていませんが、食べてみたくなりました。
ちなみに、ネマガリダケは通称で、正式にはチシマザサだそうです、したがって竹ではなくて笹の仲間です。
ネマガリダケの群生地をみると、笹の仲間だというのは頷けます。
クローバーの写真は、おまけです。