中東のニュースで、ヒズボラのメンバーが使用していた通信機器の爆発で死傷者が出たと報道されています。
爆発した機器の内、無線機については日本企業が製造したトランシーバーではないかと言われていました。
名指しされた日本企業のアイコム社は、該当するトランシーバーは10年間、製造も輸出もしておらず、本物かはどうかは確認できないと自社のWebへ投稿しました。
多分、そのトランシーバーには、上の写真に写っているロゴ(アイコム)が入っていたと思われます。
お前も関係があるのと言われそうですが、写真のロゴは私が所有しているアマチュア無線用のトランシーバーを撮影したものです、アイコムの製品です。
バブル経済が弾けて以来、日本企業の存在感がなくなったと言われて久しいですね。
だけど、ことアマチュア無線の世界では、日本メーカーの存在感が凄く大きいです。
短波帯のトランシーバーに限定すると、日本には世界のベスト3と言ってもおかしくないメーカーが3社存在します。
その内の1社がアイコム(ICOM)なんですよ。
私がアマチュア無線を始めた半世紀近く前は、アイコムは井上製作所という名前で、そんなに存在感は大きくなかったと記憶しています。
ただ、無線機とコンピューターを融合させた機器にチャレンジし、業務用無線機の世界へ進出し、業務用機器で世界第3位まで上り詰めました、かつての事を思うと隔世の感があります。
私が愛用しているトランシーバーメーカーだけに、変に名前だけを流用されてしまって、ちょっと可哀想だったなと感じました。