■The Sound Of Silence / Paul Simon (Columbia / CBSソニー)
バンドなんてものをやっていると楽器への拘りもそれなりに強くなるのはひとつの宿命なんですが、特に憧れのミュージシャンが使っているとなればっ!
サイケおやじにしても、エレキギターならばレスポールが大好きで、なにしろブルースブレイカーズ時代のエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ゼップのジミー・ペイジ、フリートウッド・マックのピーター・グリーン、デュアン・オールマン、ミック・テイラー、マイク・ブルームフィールド等々、尊敬するブルースロック系のギタリストが常用していますからねぇ~~♪
少年時代から洋楽雑誌やレコードジャケットに載っている彼等の写真を眺めては、そこから弾き出されている「音」にシビレていた前科があるわけです。
で、実は最近入れてもらったおやじバンドの先輩ギタリスト氏はアコースティックギターに強い思い入れがありまして、特にポール・サイモンを徹底的にコピーした成果はとてもとても上手いわけですよ。
もう、サイケおやじなどはその場に居たたまれないほどの腕前で、しかも愛用しているのがマーチンの「D-35S」という大名器なんですねぇ~~♪
それは掲載したシングル盤のジャケ写でポール・サイモンが抱えているギターと同じです。
う~ん、上手い人には素晴らしい楽器も相応ですし、先日の土曜にバンド練習に参加させていただいた時も件のA面曲「The Sound Of Silence」をやりながら、あらためて上手いなぁ~~、と驚嘆させられたわけですが、当然ながらバンド形態である以上、それはサイモンとガーファンクル=S&Gのヒットバージョンであるエレクトリック仕様ということで、なんとかサイケおやじも出番を作ってもらった次第も、全く額に汗が滲むばかりです。
ちなみに掲載盤収録の両面2曲は共にポール・サイモンの初めてのライブアルバム「イン・コンサート」からカットされたもので、その「The Sound Of Silence」にしても耳に馴染んだS&Gのバージョンとは異なり、ゴスペル風味のアレンジで披露されているんですが、あえて今回はポール・サイモンのギターについて書きたかったので、これを使わせていただきました。
あっ、買ったのは当然ながら「S&G結成10周年記念」というキャッチコピーに惹かれたわけです。
閑話休題。
ということで、好きなミュージシャンのライブに接する時の楽しみは、ステージに居並ぶ面々の楽器を見るという事も含まれます。
おそらくは今もそうなんでしょうが、サイケおやじが若かった頃は外タレにしても、ようやく大物がリアルタイムで来日してくれるようになったもんですから、双眼鏡持参でそれを観察するという事も度々でした。
また、既に拙ブログでは何度も書いていますが、サイケおやじはレスポールといっても、我が国で作られていトーカイのコピーモデルを愛用しておりまして、それでもバブル期には本物を入手出来たという幸運もありながら、むしろトーカイが自分好みに鳴ってくれるという現実をあらためてご報告させていただきます。