■The Ventures Legacy Leads Live!
featuring the guitars of Gerry McGee and Nokie Edwards (ポニーキャニオン = CD)
featuring the guitars of Gerry McGee and Nokie Edwards (ポニーキャニオン = CD)
★Disc-1 : featuring Gerry McGee
01 Walk Don't Run '64
02 My Bonnie Lies
03 Out Of Limits
04 Penetration
05 Apache
06 Goldfinger
07 秘密諜報員 / Secret Agent Man
08 Driving Guitars
09 Classical Gas
10 太陽はひとりぼっち / Twist Degli Amanti `l`eclisse`
11 Black Sand Beach
12 二人の銀座 / Ginza Lights
13 京都の恋 ~ 黒くぬれ! / Kyoto Doll ~ Paint It Black
14 雨の御堂筋 ~ 京都慕情 / Stranger In Midosuji ~ Reflections In A Palace Lake
15 さすらいのギター / Manchurian Beat
16 朝日のあたる家 / House Of The Rising Sun
17 Wipe Out
18 10番街の殺人 / Slaughter On 10th Avenue
19 Hawaii Five-O
20 Diamond Head~Pipeline
21 Caravan
★Disc-2 : featuring Nokie Edwards
01 Walk Don't Run '64
02 My Bonnie Lies
03 Out Of Limits
04 Penetration
05 Apache
06 Goldfinger
07 秘密諜報員 / Secret Agent Man
08 Driving Guitars
09 Sleepwalk
10 El Cumbanchero
11 I Got Woman
12 Black Sand Beach
13 二人の銀座 / Ginza Lights
14 京都の恋 ~ 黒くぬれ! / Kyoto Doll ~ Paint It Black
15 雨の御堂筋 ~ 京都慕情 / Stranger In Midosuji ~ Reflections In A Palace Lake
16 さすらいのギター / Manchurian Beat
17 朝日のあたる家 / House Of The Rising Sun
18 Wipe Out
19 10番街の殺人 / Slaughter On 10th Avenue
20 Hawaii Five-O
21 Diamond Head~Pipeline
22 Caravan
昨夜はちょっぴり時間があったので、久々にCD屋を急襲して、あれやこれやネタを物色してきた中の面白盤が、本日ご紹介の2枚組CDです。
それは、なんとっ!
ベンチャーズの歴代リードギタリストとして特に有名なノーキー・エドワーズとジェリー・マギー各々が入ったライブ演奏を同じ曲目で聴けるという企画盤なんですが、当然ながら、新しい録音は入っていないと思いますし、発売元がポニーキャニオンなので、近年の音源からチョイスしたのでしょうが、付属解説書にも、そんなこんなのデータが記載されていないのは、個人的には減点……。
しかし、聴いているうちに、そんなこたぁ~~霧散させられてしまうのが、ベンチャーズサウンドの痛快さであり、極言すれば、誰がリードを弾いていようと、ドン・ウィルソン(g) とボブ・ボーグル(b) のリズムコンビがそこにある限り、それはベンチャーズに他ならないという真理が間違い無く確認出来るのですから、たまりません♪♪~♪
収録演目は上記のとおり、ひとつのコンサートライブを再現した流れになっているのも嬉しい限りであり、しかも両ギタリストの異なる魅力を堪能出来るような配慮からでしょう、プログラムの中にはダブッていない曲がちゃ~んと仕込まれており、それがジェリー・マギーの「Classical Gas」と「太陽はひとりぼっち / Twist Degli Amanti `l`eclisse`」、そしてノーキー・エドワーズの「Sleepwalk」「El Cumbanchero」「I Got Woman」の合計5トラックなんですが、何れも味わい深い名演になっていますよ。
以前にも書きましたが、両ギタリストの比較は安易には出来ないながらも、サイケおやじとしてはジェリー・マギーにはスワンプロックやカントリーロックの色合いを強く感じ、ノーキー・エドワーズには正統派カントリー&ヒルビリーというか、正統的なロケンロールのルーツを包括した懐の深いプレイから弾き出されるスリルとスピードに満ちた神業に畏敬の念を覚えていますので、前述した5曲は殊更に楽しめると思います。
もちろん、各々のCDを通して聴くベンチャーズのエバーグリーンな輝きは、絶対!
しかし、それゆえの個人的な希望を述べさせてもらえれば、現代のデジタル技術を使えば、同じリズムトラックを用い、右にノーキー・エドワーズ、左にジエリー・マギーのギターが匠の技を競うというような仕掛けも可能かと想像すれば、楽しさも倍増以上と思うばかりなんですが、いかがなものでしょう。
もしかしたら、好事家の皆様の中には、既にそ~したアメイジングなトラックが出回っているような気もしておりますが、いゃ~~、本気で聴いてみたいですよっ!
ということで、最後にはちょっぴり我儘も言ってしまいましたが、やっぱりベンチャーズのライブ盤を聴くという儀式(?)は神聖にして、これ以上の快楽はありません。
全く、それこそがエレキのバカ大将になりたかったサイケおやじの偽りの無い心根なのでした。