■ちょっぴりしみたの c/w 白いハンカチ / 椿まみ (ローヤルレコード)
掲載したのは以前「この人だぁ~れ part-76」で取り上げた「椿麻美」が、昭和44(1969)年10月に「椿まみ」名義で出したシングル盤で、これが件の項でも述べたとおり、なかなか面白い仕上がりになっているので、本日ご紹介させていただきます。
それは、まず作詞:安田英二&作編曲:柳ヶ瀬太郎から提供のA面曲「ちょっぴりしみたの」が、アップテンポのGS系ジャズロック歌謡に仕上がっているからでして、せわしないギターのリフがイントロに配され、しかもドラムスが後年の「ハウス」っぽい鳴り響き方に加えて、椿まみのボーカルが純情なセクシーフェロモンを放出するという、なんとも混濁した歌謡フィーリングこそは、昭和元禄期の証明と云えば、贔屓の引き倒しなんでしょうが、時としてヒステリックな節回しさえ披露してしまう彼女のバックには、白々しい雰囲気の男性コーラスがっ!?
いゃ~~、イノセントな歌詞の世界には決して相応しいとは思えないサウンドの妙、そしてキャッチーなメロディラインがあればこそ、このキワモノ寸前の確信犯的なプロデュースは、現代なればこそ、尚更に面白く楽しめるんじゃ~ないでしょうか (^^♪
間奏で飛び出すモロジャズなフルートもイイ感じ♪♪~♪
ところが、同じソングライターコンビが手掛けたB面曲「白いハンカチ」は、ミディアムテンポのラテン風味が入った正統派歌謡曲なんですが、当時の感覚からしても、聊か古めかしいフィーリングが滲み出た泣きメロに乙女の純情を描いた歌詞の世界のジャストミートな仕上がりが、芝居っ気の強い椿まみの節回しと声質には、これしか無いっ!
全く、可愛さ余って憎さ百倍!
―― って、やつでしょうかねぇ~~~ (^^♪
あぁ~~、だからこそ、彼女は愛好者の間では絶大な人気があるのも当然が必然でしょうし、中古市場でも近年は残されたレコードが高値安定状態と云われていますので、ぜひとも、纏まった音源をCD復刻していただきたいものです。
ということで、最後になりましたが、ここに収録のA面曲はジャケットスリーブには「ちょっぴりしみたの」、レコード盤レーベルには「チョッピリしみたの」と記載されておりまして、それは些末な事かもしれませんが、殊更コレクターには気になるところかもしれません。
また、ジャケ写からも一目瞭然、ルックスもスタイルも素晴らしい彼女は、女優やモデルとしての活動もあったという情報が入っておりまして、さらに気になる存在になっております。
あぁ……、動く椿まみが見たいっ!