今日は……、合掌。
もちろん、ジョン・レノンはロックミュージシャンであって、政治家でも預言者でもなく、ましてや人々を無意味に煽る活動家でもなかったんですが、しかし事ある毎の諸々の発言には大きな影響力が確かにありました。
それは、やはりジョン・レノンのやっていた音楽に最高の説得力や魅力が絶大だったからでしょう。
だからこそ、我々は音楽以外の言動や生き様に惹きつけられるものを見つけようとしたんじゃ~ないでしょうか。
この世界には所謂活動家と呼ばれ、様々な社会問題を解決しようと過激な発言や行動を露わにしている者が大勢存在しています。
しかし、そんな活動家の多くが反発を買うだけなのは、口先だけの言葉、そして自己満足にしか見えない行動によって、周囲の無関係な人達に迷惑を及ぼしたりする事の大義名分を社会問題に被せてしまっているからでしょう。
そりゃ~、ジョン・レノンだって、行き過ぎた言葉の用い方や笑えないほど辛辣なジョーク等々で世間から反発を受けた事件も多々あり、本人が決して聖人君子では無かった事についても、皆が認めているのですから、如何に音楽の力や想像力が凄かったかの逆説的な証明とも言えなくはありません。
ただし、大切なのは我々がそれをどのように感じたかであって、受け入れるのも拒絶するのも十人十色という自由には全く干渉していないのです。
サイケおやじは時折、ジョン・レノンが存命ならば、こんな時にどのような言葉を発するのか?
そう思う事が度々です。
ジョン・レノンが残してくれたスピリットが、例え欠片であったとしても、それが心の中に感じられるのは幸せと思うばかりです。
合掌。