■サヨナラの鐘 / 香坂みゆき (ポリドール)
往年のアイドルの中では歌唱力が秀でていた香坂みゆきは一時期、歌謡ロックをやっていた頃も好きですが、個人的には熱唱バラード!
特に昭和59(1984)年春に発売された本日掲載のシングル盤A面曲「サヨナラの鐘」が好きでたまりません。
それはコアなファンが多い山﨑ハコ自作自演の名曲カバーであり、それだけに相当なプレッシャーが圧し掛かっていたはずと思うんですが、それにしても香坂みゆきの凛としたエモーションが滲み出た歌いっぷり良さは、なかなか侮れない世界でしょう。
アレンジを担当した佐藤準の手際も光るところですし、残念ながら大きなヒットには至りませんでしたが、とにかく皆様には一度は聴いていただきたいと願うばかりでございます。
また、このシングル盤のジャケ写が、全くどっから見てもイイ女 ♪♪~♪
そして、これはもちろん昨日の続きと申しましょうか、宴席のカラオケでは秘密兵器になりうる隠し玉!?!
もちろん、それなりにじっくりと歌い込んでいく下準備は必須ではありますが、ツボにハマれば歌っている本人が一番にイイ気持ちになれること、請け合いですよっ!
そう、巷では密かなブームの「独りカラオケ」っていう快楽の所業にもジャストミートなのは言うまでもありません ♪♪~♪
殊更淑女の皆々様には、ぜひともっ!
ということで、宴席だからと遮二無二はしゃぐのは主演者だけがゲラゲラ笑っている最近のテレビバラエティと同じで、そこには虚ろな疎外感を覚える同席者も必ずや存在するわけで、しかしそこで塞ぎ込んでいても、尚更に浮いてしまうのを自覚するほどせつないものはないかもしれません。
実際、サイケおやじは体質的に酒に酔わないというか、飲むほどに客観的になってしまうという悪い性分があるもんですから、それなら自ら芸でもやって、その場に馴染もうとした苦節もありました。
そ~でもしないと同席者から冷たい目で見られるし、信用もされないという悪循環ですから!?
そして今は……、どうにか自然体でその場に居並んでいられるのは、それだけ自分が老いた証でありましょう。
うむ、今年は一発、何か宴席で無礼講といきたいものです (^^;)