■すべての人の心に花を / 喜納昌吉&チャンプルーズ (タイム)
いよいよ東京オリンピックも聖火ランナーが発表されたりして、本来ならば盛り上がらなけばならないんでしょうが、サイケおやじとしては、その聖火ランナーの「有名人枠」ってのが、ど~にも納得していません。
極言すれば、何でこんな奴にっ!?
という気持ちがあって、それも選出基準が明確に公表もされず、また、何処の誰が人選したのかも曖昧なのでは、単純に業界の人間だけが喜んでいるんじゃ~ねぇ~のかっ!?
もしかしたら最初っから「ジャニーズ枠」とか「吉本枠」、さらには「バラエティ枠」「歌謡界枠」「プロスポーツ枠」等々が決められていて、その人間関係によって割り振られたんじゃ~なかろうか……?
とまで思ってしまうんですよ。
そりゃ~~、祝祭気分を盛り上げるためには、そ~ゆ~人選も必要でしょう。
しかし、聖火ランナーを一般公募しているんですから、一人でも多くの一般人に走らせるのが本来の姿じゃ~ないんでしょうかねぇ~~~。選ばれた有名人は、その応募とか、してたんでしょうか?
なぁ~んて、天邪鬼なサイケおやじは思っているわけですが、そこで本日は昭和39(1964)年の前回東京オリンピックにインスパイアされて作られたと云われる、喜納昌吉&チャンプルーズの「すべての人の心に花を」を朝イチに聴いてしまいました。
皆様ご存知のとおり、この歌は後に「花」という曲タイトルで有象無象のカバーバージョンが世界中で制作され、大きなヒットになったわけですが、オリジナルバージョンは昭和55(1980)年に発売された掲載のシングル盤、あるいは同年に世に出たLP「ボーダーライン」に収録の曲タイトル「すべての人の心に花を」というわけです。
そして作詞作曲はもちろん喜納昌吉なんですが、歌っているのは確か当時の妻だった喜納友子で、しかもバックを務めているのがライ・クーダー(g,Mandolin)、久保田真琴(key)、チト河内(ds,per) 等々という夢の様な顔ぶれですからねぇ~~♪
とにかく一度でも聴けば、あの哀愁たっぷりの美メロが喜納友子の綺麗なボーカルで歌われ、特有のアコースティックギターと魔法のスライドギターで演奏パートを組み立てているライ・クーダーのナチュラルな感性に感動させられることは必至 ♪♪~♪
サイケおやじとしては、間奏でふわぁ~~んと弾かれてしまうスライドギターに殊更の夢見心地にさせられるんですよ♪~♪
で、既に述べたとおり、この「すべての人の心に花を」という曲タイトルや歌詞の一節が、前回東京オリンピックの実況放送でのアナウンサーの言葉から引用されたというのは有名な逸話であり、喜納昌吉は閉会式で国も民族も越えて一緒になって交流する参加選手の姿に感銘して曲を作った云々と語った事がありますから、オリンピックには、やはりそ~ゆ~パワーがあるのでしょう。
そして来年の東京オリンピックでは、果たしてどのようなエネルギーが発散されるのか、楽しみでもあり、疑念も同時に感じるのは、サイケおやじがそれだけ齢を重ねた証拠でありましょう。
なにしろロゴマークや国立競技場の設計を巡ってのゴタゴタやイザコザ、マラソンの開催地変更のドタバタ、そして国策ドラマ「いだてん」の完全なる肩透かし……等々に加えて、今度は聖火ランナーに関しての不平不満は、決してサイケおやじだけのものじゃ~ないと思うんですが、いかがなものでしょう。
もちろん、昭和39(1964)年の時だって、夥しい問題はあったはずが、幸いにも(?)小学生だったサイケおやじは知らずに済んでいたというわけですねぇ。
という事で、今となっては何を言っても後祭りではありますが、せめてすっきりとした運営方針だけは示して欲しいと思うばかりです。
とにかくオリンピックは一部の業界や団体のものじゃ~なく、あくまでも世界人類の祭典ですから!
お金や名誉なんてものは、その後についてくれば、それでOKじゃ~ないでしょうかねぇ~~。
最後になりましたが、掲載のシングル盤は「タイムレコード」からの発売なんですが、アルバム「ボーダーライン」は「ポリドール」から発売されているという二重構造って、ど~なってんのぉ~?
余談ではありますが、そんなこんなも気になっているのでした。